こんなバイクに乗ったことない

2008年05月09日 | DUCATI

 この日はサーキットなので、デスモセディチRRを13800回転で188馬力を発する欧州仕様のECUで持ち込んだ。ちなみに、日本使用には3種類のECUが同梱されてくる。16rrb

 排気音は他のバイクと比べればおとなしいレベルに収まっているが、アイドリング時のエンジンから発せられる乾いたメカノイズが、他のツインエンジンとは明確に違っている。

 最初の1周のスリップダウン寸前のアクシデントが、タイヤのワックスりだと確認出来たので、気を取り直し再度コースに戻ることにした。拍子抜けする程軽いクラッチを繋ぎ、軽いアクセルを空ければ、何の気難しさも無くピットロードを走り出した。

出力データーを見ても、9500万回転付近から出力が跳ね上がるようなのだが、この日は慣らしの回転域までなので100馬力も使えてない。低速でも充分フレキシブルなエンジンは、スロットル開度に忠実について来る。

 スリッパークラッチの存在も後で思い出したほどで、シフトダウン時にスムーズに介入する。GPで勝てるマシンは、乗りやすく無ければライダーのミスを誘う確立も上るのだろう。

 ポジションと操作に少し慣れてくると、コーナーから快音を響かせてマシンが弾け出すのが快感だった。D16rrtukuba2

 ジャーナリストの海外試乗では、攻め込めば乗り難いハンドリングだななんて評価されていたが、今日のペースなら倒しこみもニュートラルだし、1098系より簡単に乗れる。

 ツインなら2速の領域を3速でもこなせる程だった。筑波2000ならこのエグゾーストで充分だが、富士やもてぎならレーシングエグゾーストで200馬力を体感してみたいものだ。

 いずれにしても、もう少しこのバイクを五感に馴染ませ、各部の慣らしを終えてから再度サーキットに持ち込んで走ることにしよう。

 何枚か撮影してもらった写真を見ると、ライダーのテクニックが良いから?ではなく純正のレザースーツとヘルメットだったので、いい写真になったようだ。でもね、メタボなお腹がタンクの上にのらないように、この日のために体重を4kg落とした努力もあったんだよぉ~!


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