土曜日は授業参観でした。
仕事とぶつかってしまったので、パパに任せようかと思ったのですが、
予告しておいたにも関わらず、「歯医者の予告いれちゃった。」ってねぇ・・・。
1時間目の英語だけ、見ることにしました。
英語の授業、このところ、4,5問の小さな単語テストが良く行なわれているよう。
おそらく予告があると思うのですが、のんびり娘例によって聞き取れていない事が多いらしく、何度か「手付かず」のミニテストを持ち帰っています。
「何とかせねば・・」と思っていたところだったので、参観できるのが英語だったのはラッキーでした。
授業の前に、保護者にはその日の流れと子ども達が取り組むワークシート(プリント)が配られました。
アチャー!!
前日勉強して、なんとか書けるようにしていったのは1月~4月。
なのに今日のテストは5月から8月じゃないですか。
出来るようになって本当に嬉しそうな表情を見せていた娘だけに、これはショックでしょう。
娘を見ると、何だかふてくされた表情。
5分ほどのテストの間、静かにペンを走らせる他のお子さんの中で、
「やってる振りして」何にもかけない娘。
表情はどんどん険しくなります。
答え合わせ。
先生が黒板に解答を書いて、
「出来なかったところは写してください。」
たった4問ですし、予告もあったようなので殆どの生徒さんは
間違ってもせいぜい1,2問。途中のスペルを直すだけ。
一方娘は全滅ですから、全てを写し取らなければなりません。
他の生徒さん達のする事がなくなった頃、先生は次の日の予告をします。
そうして、テストする単語を黒板に書いて、
それもノートに書いておくように指示します。
この単語を1行ずつ書いてくるのが宿題だという事も説明されます。
しかし、その間娘はまだ先ほどのテストの答えを写しているんですね。
これが、「聞き漏らし」の原因でした。
板書に限らず、何かを書いているとき、
彼女の脳は「書く」という作業に集中してしまいます。
「ながら」というのがほぼ丸っきり出来ない子なんです。
ですから、先生の指示と予告は彼女の脳みそに引っかかることなく素通り。
きっとね、単語テストが始まった頃から(それまではワークシートばかりで進んでいたので進度がわかりやすかったんです。)こういう状況だったんでしょうね。
そうして、スタートで人より余分に時間がかかってしまった娘。
このロスは、授業全体に影響してしまいます。
先生が次の指導に移っても、書き終わりたい気持の強い娘は、
まだ板書を続けます。
と言っても、頑なに「最後まで」ということは無くなったようで、
少し遅れて皆に追いつくように準備を始めました。
でも、この「少し遅れて」がまた曲者。
先生の指示というのは、その前にされている事が多いので、
そのときに集中できていない娘は、指示の内容全てを聞き取れていない事が多いんですね。
しかも、本人は聞こえた情報だけで判断し、「自分はわかってる」という気になっていますから、先生や友達に確認することもしない。
先生がさり気無くフォローをして下さろうとした時には、
しかめっ面して、それをはねつけるような態度までとっていました。
気持ちはわかるんですよ。
最初の躓きからずっと、イライラを引きずってしまった。
何で自分だけ出来ないのか、本人は良くわかってないのだからイライラする。
何かを指摘される事が、ものすごく嫌になる。
でもねぇ、それはあなたにとって大損だから、なんとかしましょ。
態度については、後日厳しく指導入れましたが、
その原因も取り除いてあげなきゃ、のんびり娘一人の力ではなかなか抜け出せそうに無いわねぇ。
という事で、昨夜英語の先生宛にメールさせていただきました。
彼女のとった態度のお詫びと、お願い。
彼女の「集中しすぎて聞こえない。」という特質をお話した上で、
大変申し訳ないとは思うのだけれど、テスト予告と宿題をメモで渡していただけないだろうかということ。
もしも、それが「無理」と断られたとしても、彼女の失礼な態度の理由の一端が伝わり、
テストの準備を何もしていなかったのは、「サボった」からではないという事をわかっていただければそれでいい。
今、彼女が陥っている悪循環を、一度断ち切るのが目的。
そうして、なんとかして小さな「出来る」を積み上げる。
でないと、彼女がまた自分の中の「出来ない」にばかり目をやってしまうからね。
上目遣いに人を睨みつけるような表情を、私の娘達にはさせたくないのよ。
仕事とぶつかってしまったので、パパに任せようかと思ったのですが、
予告しておいたにも関わらず、「歯医者の予告いれちゃった。」ってねぇ・・・。
1時間目の英語だけ、見ることにしました。
英語の授業、このところ、4,5問の小さな単語テストが良く行なわれているよう。
おそらく予告があると思うのですが、のんびり娘例によって聞き取れていない事が多いらしく、何度か「手付かず」のミニテストを持ち帰っています。
「何とかせねば・・」と思っていたところだったので、参観できるのが英語だったのはラッキーでした。
授業の前に、保護者にはその日の流れと子ども達が取り組むワークシート(プリント)が配られました。
アチャー!!
前日勉強して、なんとか書けるようにしていったのは1月~4月。
なのに今日のテストは5月から8月じゃないですか。
出来るようになって本当に嬉しそうな表情を見せていた娘だけに、これはショックでしょう。
娘を見ると、何だかふてくされた表情。
5分ほどのテストの間、静かにペンを走らせる他のお子さんの中で、
「やってる振りして」何にもかけない娘。
表情はどんどん険しくなります。
答え合わせ。
先生が黒板に解答を書いて、
「出来なかったところは写してください。」
たった4問ですし、予告もあったようなので殆どの生徒さんは
間違ってもせいぜい1,2問。途中のスペルを直すだけ。
一方娘は全滅ですから、全てを写し取らなければなりません。
他の生徒さん達のする事がなくなった頃、先生は次の日の予告をします。
そうして、テストする単語を黒板に書いて、
それもノートに書いておくように指示します。
この単語を1行ずつ書いてくるのが宿題だという事も説明されます。
しかし、その間娘はまだ先ほどのテストの答えを写しているんですね。
これが、「聞き漏らし」の原因でした。
板書に限らず、何かを書いているとき、
彼女の脳は「書く」という作業に集中してしまいます。
「ながら」というのがほぼ丸っきり出来ない子なんです。
ですから、先生の指示と予告は彼女の脳みそに引っかかることなく素通り。
きっとね、単語テストが始まった頃から(それまではワークシートばかりで進んでいたので進度がわかりやすかったんです。)こういう状況だったんでしょうね。
そうして、スタートで人より余分に時間がかかってしまった娘。
このロスは、授業全体に影響してしまいます。
先生が次の指導に移っても、書き終わりたい気持の強い娘は、
まだ板書を続けます。
と言っても、頑なに「最後まで」ということは無くなったようで、
少し遅れて皆に追いつくように準備を始めました。
でも、この「少し遅れて」がまた曲者。
先生の指示というのは、その前にされている事が多いので、
そのときに集中できていない娘は、指示の内容全てを聞き取れていない事が多いんですね。
しかも、本人は聞こえた情報だけで判断し、「自分はわかってる」という気になっていますから、先生や友達に確認することもしない。
先生がさり気無くフォローをして下さろうとした時には、
しかめっ面して、それをはねつけるような態度までとっていました。
気持ちはわかるんですよ。
最初の躓きからずっと、イライラを引きずってしまった。
何で自分だけ出来ないのか、本人は良くわかってないのだからイライラする。
何かを指摘される事が、ものすごく嫌になる。
でもねぇ、それはあなたにとって大損だから、なんとかしましょ。
態度については、後日厳しく指導入れましたが、
その原因も取り除いてあげなきゃ、のんびり娘一人の力ではなかなか抜け出せそうに無いわねぇ。
という事で、昨夜英語の先生宛にメールさせていただきました。
彼女のとった態度のお詫びと、お願い。
彼女の「集中しすぎて聞こえない。」という特質をお話した上で、
大変申し訳ないとは思うのだけれど、テスト予告と宿題をメモで渡していただけないだろうかということ。
もしも、それが「無理」と断られたとしても、彼女の失礼な態度の理由の一端が伝わり、
テストの準備を何もしていなかったのは、「サボった」からではないという事をわかっていただければそれでいい。
今、彼女が陥っている悪循環を、一度断ち切るのが目的。
そうして、なんとかして小さな「出来る」を積み上げる。
でないと、彼女がまた自分の中の「出来ない」にばかり目をやってしまうからね。
上目遣いに人を睨みつけるような表情を、私の娘達にはさせたくないのよ。
先生宛のメールは、素敵な学校ですもの、了解していただけるでしょうね。要望だけでなくお詫びの言葉を言える親はいないように聞いたことがあります、昨今のとんでもない親は論外ですが。
私にも態度を誤解されて注意ばかり受けている(私にはそう思えるのです)生徒がいます。
お母さんに代わって先生に知らせたい気持ちでいっぱいなんです。その前にお母さんにどう伝えようか、学校の懇談前に話そうと考えているのですが…
わが子は手先が不器用なので写すだけでも時間がかかります。しかも理解しながら書くわけではなく丸写しで(誤字多しです)後で自分でも読めない場合も多々あります。
書く作業で精一杯で疲れています。
私は先生に遠慮というか、いちいち悪いかなとあまり要望等を言わない所があるので反省しました。(クラスが少々荒れていて複雑なのでうちばっかり無理かな..と)
もっとマメに学校側と連絡を取らないといけませんね。
正直学校の様子等怖くてあまり触れたくないという心情もあります。
注意しないと連絡帖も毎日書いてこないような娘..
低学年の時は周りのお母さんにメール等で聞いていましたが、さすがに年中聞くのもなんだか..学校にも..と最近は自己責任の範囲で書いてなくてもほおっておく時もありました。
持ち物の忘れ物は意外と気にするタチなのでいい薬になるかも..という考えもあるのですが懲りないですねホントに
seiさんの様に学校といい関係でもっと積極的に連絡を取れていけたらと思います。
さすが、sei様! すっごいですね! そこまで見極め、フォローいれるとは・・
感動しました。
我が家も同じですから・・。
サボっているわけではないのに・・
一生懸命やってはいるんだけど・・。
努力が空回り、結果にでない・・。
まあ、小学校最後の年に新しい支援システムを文科省がかがげてくれましたので、
今はこれを利用して
「詳しい連絡帳」が実現。
弟の先生は万全の内容で
「おお、ここまでできるのすごいじゃない」というくらい弟は伸びています。
(兄は・・空まわってます、いまだ)
クレーマーとならないよう細心の注意をはらっていますが、「がんがん」「おねがい」を「連絡帳」に書いていますし、面談もお願いしています。
「当然の権利」として今年度からみとめてくれているし。校長も「してほしいことを伝えてもらえば最善の努力はする」とのお話でした。
評判悪い公立でもこれだけのことが可能。
seiさんのフォローの姿勢。
お嬢さんの困り感。
あの学校ならしっかり受け止めてくれると思います。
どんどん、相談されてお願いしていく。
きっと好転すると思います。がんばってくださいね。
依頼した件は、快く引き受けてくださいました。
お詫びした件についても、
「お母さんがいらしていて緊張されていたのではないでしょうか。普段は私のアドバイスにとても素直に耳を傾け、『ありがとう』といってくれます。こんな些細な事に『ありがとう』といえる生徒さんはそう多くはありませんので、指導する私も励みになっています。」
といったコメントをつけてくれました。
家に帰ってきた娘に、そのことを伝えると、当然ですがニコニコ顔。苦手な単語の勉強も頑張ってやっていました。
テストで正解するといった「成果」はなかなかでませんけれど、やっている事、続けている事は、少しづつ着実に娘の中に入っていきます。
0よりも、0.1,0.2。
これまでと同じように、ちょっとづつちょっとづつ積み上げていきます。
書くのに精一杯で、写し間違えていても、
1行飛ばしても気がつかない。
「理解はしていないだろうな・・」
と思いながら、
「まぁ、視写の練習にはなるか。」
と、割り切ってやらせてました。
ですので、授業内容は家庭で教えなおしです。
連絡帳に関しては、我が家でもずっと悩みの種でした。
まるきり書いていないときはまだしも、途中まで書いてある。或いは書き漏らしがあるといったときには、家庭でのフォローもしようがありません。
保護者会の日に黒板を見て、
「書いて無いじゃん!!」って思ったことも何度かありました。
中学校では、時間割の変更は殆どありません。
記入してくるのは宿題と特別な持ち物だけ。
でも、小学校では時間割も書かなきゃいけないでしょ。
お知らせなどがあるときは文章で長々書かせる先生もいて、のんびりちゃんにはかなり難しい作業なんですよね。
皆と一緒に「書く」作業をする事は、色んな練習になります。ですから「やらせない」というのは勿体ないような気もします。
でも、練習が出来ても、肝心の「持ち物、宿題などの記録」の役に立っていないようなら、それは先生にご相談するなど何らかの対策をしたほうがいいと思います。
本人に失敗させて、頑張らせようという作戦ですが(これは私も良く思いますけど)、サボっていて出来ないわけではないですから、あんまりうまくいくことはないですよ。
毎日毎日、自分が「忘れんボ」で、「出来ないこ」だと突きつけられることの弊害の方が多いかと思います。
本人に力がつくまでは、裏に回ってなるべく叱られる機会を減らしてあげる方が自己肯定感につながっていいと思います。
考えてみれば、毎日毎日持っていくものが変る仕事なんてないでしょ。大概は「財布と携帯、定期や社員証」があれば事足りるし、それは毎日入れ替えたりしませんよね。
だから、時間割の仕度が小学生で出来ないからって、将来すっごく困るとも思えないんですよ。
割り切りすぎですかね。
空回りが、少しでも早く解消されるといいなぁ。
のんびり娘の学校は、システムとして(ここ大事だと思ってます)弱い子供をどう伸ばすかを持っているので、先生個人に資質に頼らなくて済むのがありがたいです。
どの先生も、それぞれの子どもの情報を共有しているのがわかりますから、担任以外の先生にも気楽にお願いメールが出せます。
(メールというのも、破滅的に字が下手な私にはありがたいです。)
こういうシステムが、色んな学校に広がってくれるとたくさんの親子が助かるのになぁ・・。
実は、授業参観中は、
「あぁーどんくさ!!」
「後から石投げつけてやろうか!!」
と思ってしまうような、決して冷静ではない母です。
でもね、さすがに彼女と付き合って6年以上ですから、
どこまでが「彼女自身の力で超えられる」ことか、
結構わかる自信はあります。
彼女自身が「出来る事は自分でやりたい」気持の強い子なのでわかりやすいという事もありますね。
やっていないとき、ブーたれているときには何かしら彼女が「出来ない」と感じる理由があるので、それをさぐるのが習慣になっているんですよ。
妹ちゃんのように、「出来ることだけど、今はやりたくないなぁ・・」を通す子だと、この辺の見極めがかえって難しいです。