のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

スイへーリーベ

2010-04-29 08:57:46 | 高校生のお勉強
高校生の化学。
元素周期表をどうやって暗記させようかと、
自分の昔のやり方を思い出してみたり、ネットで検索してみたり、
(ネットで見ると、ずいぶんHな覚え方がいっぱいあるんですね)
昼じゅう頭を絞って、「こんなもんかな・・」と作り上げたんです。
夜、のんびり娘と試そうとしたら、
のんびり娘も妹ちゃんも、なんだか歌を口ずさんできて・・・

聞いたね、NHKのアニメ(教育テレビらしい)のエンディングテーマで、
元素記号の周期表が出ているんですって。

自作の周期表歌が、あんまりいい出来ではなかったので、
「歌で覚えられるなら・・」
と、そのアニメのタイトルで検索してみました。

 これが、すっごくいいのよ。

軽快なメロディー、繰り返すフレーズ。
歌は「暗記」にもってこいだし、
映像には、その元素の特徴を書いたカードがフラッシュカードのごとく出てくるし。
もちろん、元素記号もね。

動画があったので、パソコンの前に3人そろって(妹ちゃんも乗りました)
お歌の練習。

こういうお勉強は、たのしくっていいわねぇ。

で、ひとしきり歌った後、化学の問題集でおさらい。
こちらでは、順番ではなく、元素記号と元素名を結びつける学習をしておきます。
頭の中に、今まで見ていた歌の映像があるので、これもずいぶんと楽しそうに
やってました。

ほんと、たすかりましたわ。

http://videosearch.seesaa.jp/video/watch/785eb59b66f9042c

つまrないことですが・・・・。

2010-04-28 17:42:53 | 娘の事・謎
昨日のことです。
のんびり娘の耳の後ろのリンパがグリグリと腫れているので、
帰宅後一緒に耳鼻科に行きました。
のんびり娘が1歳になったころに出来た駅の近くの耳鼻科さん。
出来たてぴかぴかのその医院で、おそらく最初にゲボを吐いたのが
のんびり娘。
鼻水を吸われたのが、嫌だったのか、怖かったのか、痛かったのか、、
とにかく大泣きに泣いて、横隔膜が痙攣するみたいに泣いて、
そうしてゲボって・・。
2回目もおんなじ。

そんな、思い出深い(笑)耳鼻科です。

さて、今回、診察室には一緒に入りましたが、
私は、彼女と先生からかなり離れた場所に立ちました。
そして、先生と彼女とのやり取りを見守りました。

耳の後ろが腫れていること。
ここ何日か鼻水がすごかったこと。
今日も、鼻が詰まっていること。

そういうことを、きちんとした言葉遣いで、
自然な会話の中で伝えられました。

「自然」っていうのは、説明が難しいのですが・・・

少し前までの彼女なら、「単語」で答えていたような質問にも
普通の文章で答えていたこと。
聞かれていないことでも、自分が気になることを、自分から
言っていること。
声のトーンや表情が自然なこと。
そして、会話の途中で私の方に助け船を求めるような目線を一度も送ってこなかったこと。

そしてね、
鼻を見ていただく時も、耳を見ていただく時も、リンパを触られた時も、
やたらオーバーなリアクション(痛いかもしれないと怖がる気持ちが強いのでどうしてもそうなってしまうのエス)が影をひそめていました。

そうして、「鼻吸い」してもらっている間も動かず(もちろん、今では泣きませんし吐きませんよ)、実に「普通」でした。



些細なことですけど、
「あぁ、これで病院にも自分でかかれるようになったなぁ」
と、なんだ感慨深い鬼母なのでありました。


それからもう一つは、もっと「些細」かもしれません。

中3の去年まで、毎年手伝ってきた「検尿」。
今年は、初めて
「自分でやってみる。」
と、チャレンジする気持ちを見せました。

神経質で、「汚れる」ことが嫌いなのんびり娘ですから、
「こぼしても気にしないでいいよ。終わったらお風呂に入ればいいから、手にかかっても大丈夫。」
という声はかけ、汚れたカップなどを一時置くための新聞等を用意させました。

そして・・。
最後の、「スポイト様の容器に入れる」という段階でヘルプが入り
(途中まで入ったものの、注ぎ足しの仕方がわからなくてのヘルプです)、
一人ですべてとはいきませんでしたが、
こちらも、鬼母の手を離れる日は着実に近づいています。


ちなみに、妹ちゃんの「検尿」は、すでに卒業しています。
そうやって比較してしまえば、のんびり娘の遅さは際立ちますけれど、
でもね、こんなのは独り立ちした時に「できる」か「できないか」が
大事なわけで・・・「いつ卒業となったのか?」なんてこと聞かれるわけじゃあ
ないですもんね。




先生へのお手紙。

2010-04-26 17:22:59 | 母の作戦、考え
高校生活のとっかかりに、些細ではあるけれど気になることがあって、
土曜の夜に主任先生にメールしました。
今日早速お返事が来て、今、こちらからのお礼のメールを送り終わったところです。

送り終わって、ふと思うのです。
のんびり娘の母として、どれだけこうして先生にお手紙やメールを書いてきたことだろうって。

あまりに普通にしていることなのだけど、
のんびり娘の置かれている状況に目を光らせ、
彼女が不利益を被らないように、先手を打って周囲を動かしていくという私の(もはや)習性。

別に、生きている間ずっとやってあげたって、誰が困るわけじゃないから
いいんだけれど、
私がこうした行動をしている間っていうのは、本当の意味では
彼女を自立させてないんだろうな。

というか、私がこういう行動をとっている間というのは
私の中のセンサーが、「まだ彼女に自立は難しいぞ」
と告げているんだろうな。

さてさて、
私が彼女のために「手紙」や「メール」や「お話し」をしなくなる日はいつの日か。
彼女の周囲の状況に目を光らせなくなる日は、いつか来るのでありましょうか。



通級についての知識

2010-04-20 05:35:45 | 先生方に②参考になれば
先日、「通級」について書きましたけれど、
私が、「学校」というところでお仕事をするようになって
感じているのは、
現場の先生方に、「通級」の実態に関する知識が少ないということです。

例に挙げたT君の担任の先生のケースですけど、
彼を追いこまず、クラスの運営を安定させるということに
この先生は成功しています。
ですが、そのままではT君自身の「学ぶ」力を十分に育てきれないのではないか、
(皆と一緒は嫌な子なので、算数や国語の授業中でも図工をしてます。)
また、彼が今後社会で生活していく上で必要になるであろう
「集団の中で、少しずつ我を曲げていく力」を伸ばすことが出来ないのではないか
と心配し、その部分を、「通級」が補ってくれるのではないか。
と考えたわけです。
スクールカウンセラーの意見もそうですしたから。

ですが、この担任の先生が、実際「通級」でどんな指導をしているのか知っているのかといったら
そうではありません。見学に行かれたこともないです。
これは、この先生に限りません。
ご自分のクラスから実際に「通級」に行く子が出たとき、
その子がどうしているのかということを見に行く方はいます。
(皆ではありませんが・・)
通級先の先生とコンタクトをとることも(滅多にはないようですが)あるかもしれません。
でも、まだ通わせていないうちに、「見学」をしたり、
そちらの先生と話し合ったりということは、
私がこれまで見る限り、ないようです。






性感染症のパンフレット

2010-04-18 06:16:01 | 母の作戦、考え
ミクシィに以前書いたものです。こちらにも残しておこうと思いましたので
コピーしました。


娘は間もなく高校生になります。
いい機会なので、昨日「性感染症」について話しました。
というのも、私が検診で行ってきた「保健所」に、たくさんパンフレットが置いてあったから(いただいてきちゃいました)。

「思春期の君たちへ」
といったテーマで作られているものが多くて、
すごく使いやすかったです。

性感染症もずいぶんバリェーションが増えました(私が知らなかっただけかな・・)。どんな症状が出るのか、放っておくとどうなるのか、どういう治療法があるのか、予防法は?
と、よくまとまっていて、教えるのが楽でした。

性感染症の中には、「梅毒」とか「HIV]とか、命にかかわるものもありますし、
「子宮頸がん」につながるものもありますが、そういう事例を挙げて話すと、
やはり「怖い」となって、
「お医者さんに行く。」
「付き合ってもべたべたしない。」
「まだ彼いらない。」
と、こんな風な反応でした。

が、そこは鬼母、「彼作らなきゃ安心ね。」
なんて思いません。
今はそう思っていても、その時になったらどう行動するかはわからない。
親に内緒で行動する日が来たって少しもおかしくないですもんね。

で、避妊法も具体的にレクチャーしました。
これもパンフレットに図入りで紹介されていたので教えやすかったですわ。

妊娠を防ぐにはピルでもいい。
でも、性感染症を防ぐにはコンドームが必需。
そもそもコンドームが何なのかを知らない娘に、
「ま、ゴムの手袋みたいなものよ。手と手をくっつけたら黴菌うつるかもしれないけど、消毒した手袋してたらうつらないでしょ。」
といいながら、イラスト見せてどんなものか教えました。
パンフには装着法もちゃんとイラスト付きで紹介されてましたので
見せながら読むだけで済んで助かりました。

ちなみに、そのパンフには女性用のコンドームというのも出ていましたよ。
自分で挿入するタイプのもののようですが、あいにく私は見たことがないので、あまり市販されていないのではないかと思い、こちらは軽く触れるにとどめました。

そうそう、コンドームはコンビニや薬屋さんで売っていることも教えました。
どこで買えばいいかわからなければ、使えないですもんね。
また、性感染症にかかっているかどうかを匿名で調べられることも教えました。
(付き合う相手と二人で受ければ安心なことも・・)
が、この二つは必要性を感じていないためか脳みそをスルーした様子でしたわ。


「寝た子を起こす」
と言われればそれまでですけど、不確かでいい加減であおるような知識を吹き込まれる前に、簡単ではあってもちゃんとした知識を入れておきたかったし、
それには、彼女がまだ「彼氏」を作っていない今の時期がいいと思ったんですよね。
なまじ、できてからだと「疑われている」とか「牽制されている」とか思って、素直に話きけなくなると思うのですわ。それに、こちらが話す前に動かれてしまうのも困るから。
今ならね、「高校生になる前に」ということで大義名分は立つし、
感染のメカニズムなど詳しく話したことで、
「他の子より私の方がちゃんと知っているんだ」
という自信が持て、他の子の言葉に振り回されなくなるであろうということを期待してます。

話し終わった後
「ママありがとう。」
といって、持ち帰ったパンフレットを
「ママ取っておいて。」と言ったのんびり娘。
「あなたが持っていれば」
と言ったら、素直に
「そうする。」
と、机にしまっていました。


我が家では現在こんな感じで進行中です。


我が家風の工夫を少し追加します。
「感染症」が何をしてもうつると思い込むのも困るし、
本人も「キスでもうつるの?」といった質問をしてきたので、
基本的に「ぬるぬるしてるところ」「水っぽいところ」から体の中に
入っていくよ。
と教えています。
鼻の穴、口の他、普通の皮膚でも傷があったらそこが血で濡れているから
うつるかもしれない。
それ以外のところは大丈夫だから、ほっぺたくっつけても、
握手しても大丈夫よとは言っておきました。

前にも書きましたが、オスとメスとの違いや生殖の仕組みなどについては
植物動物と同じレベルで人間についても話してありますので、
結構話しやすかったです。

あと、そうだ、男の子については、
「生き物は子孫を残すために生きているんだから、そういうことをしたいと思うのは当たり前のことだからね。そうでないと人間滅びちゃうから、したくなるのが当たり前なのよ。」
というトーンで話しています。
(この人はそんなことしない)なんて安易に思いこまれても困るし、
逆に(そんな人、最低!!)というような偏った見方も困るので・・。

すると、
「人間って、動物なんだねぇ。」
とのご感想。その通りだと思いますわ。



通級

2010-04-16 16:35:21 | 母の作戦、考え
昨年度1年生だったTくん。
一度ここにも書いたけど、感情コントロールが難しい。
頭はかなりいいので、「わがまま」としか見えなかったりするお子さん。

このお子さんのお母さんは、親戚に,
成人になってからわかったというアスペさんがいるそうで、
「早くから・・・」という意識をしっかり持っている方。
何度も学校に様子を見に来て、教育相談の先生ともつながって、
そうして、「どうするのがよいか」を探ってきた。

私の勤務する学校には「特別支援級」はない。
すぐお隣(徒歩で5分弱)の小学校には「言葉の教室」があり、
「聞こえ」とか「言葉」に弱みをもつお子さんが、何人か通級している。
T君は「言葉」もべらべらで、発音も問題ないのでここの対象ではない。
子供の足だと20分くらい歩いたところにある別の小学校の
「情緒」のクラスが、対象になるのだと思う。

そこに通級するかどうか、1年の後半は、そうした話し合いも何回か
ご両親と、担任やスクールカウンセラーとの間で行われたらしい。

同じ学校の中なら「試しに」入れてみようとも思う。
放課後の通級なら、行かせてみようかとも思う。
でも、授業を抜け出して通うほどのものなのか。
自分の子供はそこまで大変な子なのか。

親御さんの気持ちは、そういったものだったようです。

だから、何度もお子さんの様子を観察に来て、
先生にも「遠慮なく、本当のことを教えてください。」
と伝えて、教育相談のテストも受けて・・
その結果、
「やはり、このままで。通級はしません。」
と、結論を出された。

学校を抜け出すことのデメリットと、通級して得るものと、
メリットの方が明らかにデメリットを上回っていなければ
そうそう選べるものではないという親の気持ち。私にはよくわかりました。

この結論に対して、カウンセラーの先生は、
「集団の中で『我慢』を学ぶのは彼には難しいから、もっと小さな集団で
ていねいに身につけた方がいいと思うんですよね。
試しに行ってみて、だめなら止めても損はないと思うんだけど・・。」
と、こんなことを言いました。

確かに。専門的な指導を小集団で受けられるのならメリットはあるかもしれません。
また、理解のない担任にあたってしまった時には
、「専門家の助言」というやつが救いになるかもしれませんから、
そういう意味で「通級をする」という選択も悪くなかったのではないかと
考え直し、機会があったら、お母さんにそんな話もしてみてもいいかなって思いました。


ところが・・・。

今日、がっかりするような情報を得ちゃったんです。

通級先となる「情緒級」の先生のひとりは、これまで
持ってきたクラスの多くで問題を起こし、
担任を外されて、算数の少人数の担当という立場になったのに
そこでも親とトラブルを起こし、そうして情緒級に移ってきたのだとか。

普段私はなるべく「伝聞」情報を書かないようにしているのですが、
この先生は、今年入学してきた「広汎性発達障害」の診断のあるお子さんの
プロフィールに、
「コミュニケーション能力なし」
と、記入してきた人物だと聞いて、「さもありなん」と思っちゃったんです。

この新入生、ちゃんとお話しできる子です。
怒られるとすねちゃうし、いろいろありはしますけれど、
担任とも私とも、お友達の何人かともちゃんとコミュニケーションはとれてるんですよね。
それが「能力なし」って・・・・。
保護者からのご希望で、すでに面談を済ませた担任によれば
保護者の方も、この一言で、非常に傷つき落ち込んでしまったのだそうです。

そういう言葉を平気で使える神経。
実体を的確につかんでいるとは思えない記述に、
「あれ???」と思っていたときに聞いた情報なので、
そういう人なんだって納得してしまったのです。

そして、なんだか無性に腹が立ちました。

「情緒級」
コミュニケーション能力を教えるはずの場で、
教える側の先生が
「コミュニケーション能力に問題アリ」
と周囲から思われている人物って・・・
そういう人から、子供も親も何を学べるというのでしょう。


知能が高く、人を見る目に長けていて、かなり扱いの難しいT君が
そんな先生のいるところに通わなく良かったなと、ホッとする気持ちとともに、
この子たちにちょうどいい場所、必要な指導が受けられる場所が
なんでないんだろうって思います。


合宿を終えて。

2010-04-16 16:14:12 | 娘の事・謎
オリエンテーション合宿から帰ると、いつものことで、
反省文というか、感想文を書かなきゃいけません。

これも、ずうっと一緒に・・・
私が聞きとって文章を作り、それをのんびり娘が写す・・・
というパターンで乗り越えてきました。

それが、合宿中に書く日記がそこそこ書けるようになってきて、
まとめの文章も少しずつ手が離せるようになってきて、
今回、これも初めて完全に手を離しました。
これもね、
細かい、誤字や、送り仮名の間違いなどスルーしてくれる温かい先生方のおかげです。


合宿は、かなり「お勉強」がきつかったようで、
文句がいっぱい出てました。
帰りの日のお楽しみ、「マザー牧場」では、
一応「班活動」となっていたのが、みんな適当に友達同士で動きだしたようで・・
やっぱり取り残されてしまったようです。

でも、ここからがこれまでと違います。

やっぱり、一人たたずんでいた、例の無口な●ちゃんに声をかけ、
一緒に行動したんですって。
で、ゴーカートに乗って楽しんだのはいいけれど、
「牧場に来て、動物を見る前に乗り物に乗るのは・・」
と、主任先生に怒られたとか。

それも含めていい経験ね。





オリエンテーション合宿

2010-04-13 16:03:11 | 娘の事・謎
小学校4年夏の臨海学校から始まって、
いったい何度、のんびり娘の荷物を詰めてきたことだろう。

最初は、夜のお風呂と朝の着替え毎にワンセット。
ビニール袋に分けて詰め、ナンバーまでふって送り出しました。
タオルの使い回しは出来ないだろうと、使う回数だけのタオルとバスタオルも
詰め込んで、普通のお子さんの倍くらいの荷物を持たせて送り出してました。

それが今回初めて、全てを自分で用意しました。
順序良く…ということがうまくできませんので、
時間はやたらにかかりましたけど、それでも、
自分でしおりを読んで、チェックを入れて、
家のあちこちから、一つずつ必要なものを集めてきて、
自分でキャリーバックに詰め込んで・・。

パパと二人で、コタツに座りながら
彼女のそんな動きをほのぼの眺めてしまいました。

アイロンをかけなければならないブラウス。
家になかった油性ペン。
それから、お弁当とペットボトルのお茶。

こうしたものは、
「ママおねがい。」
と、頼んできました。

「ようやく、一人でできるようになったな。」
「うん。それに、ちゃんとお風呂用のバックもいれてたよ。」

と、子供たちがお風呂に入っている間の夫婦の会話。

毎年欠かさず出かけるキャンプや帰省、スキー合宿。
学校行事の臨海、林間学校に修学旅行。
中学に入ってからは、
毎年の語学合宿に部活の合宿なども加わって、
「体験」「経験」が積み上がってきた。
その結果としての「今」なんだよね。


「ああいう子だからさ、やっぱり経験が少ないと『出来ない』で終っちゃうんだよな。」
と、パパ。

そういう子を連れて、キャンプだスキーだ釣りだ、と、遊び倒す父親と、
宿泊研修や合宿の多かった中学のお陰かな。




辞書をひく力

2010-04-06 21:18:40 | 娘の事・謎
中学入学と同時に、のんびり娘には電子辞書を買い与えました。
普通の辞書だと、まず「あいうえお」や「アルファベット」の順番に
悩んで、時間がかかりすぎると思ったからです。
綴りをそのままうちこめば表示される単純さ。
3段階に拡大でき、漢字などが読み取りやすいところなども
のんびり娘向きでしたので・・。

ですが、家での勉強に使う時に使っているのは殆ど私で・・・
だって、彼女のスピードだと宿題も終わらないんだもん。
打つのに四苦八苦。更に、説明文の意味が読み取れないなど
彼女の辞書ひきにはハードルがいくつもありました。


それが・・・
成長したもんです。
春休みのお勉強の中で、スルスルッと辞書がひけるようになっていました。

同音異義語の使い分け
「コウショウ」をローマ字ですんなり打てるようになっています。
(これはきっと、2年の家庭科の中で取り組んでいたパソコン授業のおかげ。
特別ゆっくりなのんびり娘を、何回も残して補習してくれたI先生、ありがとう。)

ずらっと出てきた候補の言葉の一つ一つの説明文を読み、
どれが当てはまるかを考える。
 
これも、以前は説明文に出てくる漢字が読めなくて・・、意味がわからなくて・・、
結局、鬼母が教えなきゃ仕方なかったのです。
でも、今は自分で読める。そしてその説明文から、当てはまる言葉の
あたりをつけることが出来るようになりました。

つまり、
3年という長い月日は必要でしたけど、ようやく
「辞書を辞書として使えるところまで到達したのだなぁ」と思います。



お金の数え方。

2010-04-05 22:46:47 | 娘の事・謎
最近の記事を読むと、「ふつ~」の感じがするでしょ。
でも、やっぱりのんびりチャンなのですよ。

先日行われた同窓会に出席するのに、
「お金いくら持っているの?足りそう?」
と聞くと、
財布の中身(小銭)を床にザラッとあけまして、
「100,200、・・・900円でしょ。それから十円が10枚で100円?(ちょこっと時間あって)1000円になるんだよね。」
と、ここまでは、知らん顔して時いていた鬼母が「にまっ」とする展開でしたが、
ここから、
「えーと、あと50円があるの。これってどうしたらいいかなぁ・・・」
で、しばし思考中。でも止まっちゃったので、
「ほら、これが?」
「ごじゅうえん。」
「うん。50円だね。そしたらつぎは・・(と10円玉を50円玉に寄せながら)、
60円、70円・・」
と、こちらで数え方を少し見せると、
「あぁ、そうか。」
で、あとはご自分で数え切りました。
同じ要領で5円玉と1円玉の組み合わせも数えて、さっきの1000円とたして合計を出しました。

高校1年生になろうという子が、50円玉と10円玉が混じったときの数え方に止まるのですよ。

でもね、以前とは違うところ。
「あぁ、そうか。」
と理解する力が付いているんですよね。

以前、繰り返し体験させていたときは、「そこだけ」できるようになっても
硬貨の種類や組み合わせがかわれば、またできなくなってしまったし、
硬貨ごとにまとめて合計を出すことができなかったりでしたのよ。

つまり、「手順」として刷りこんでも「概念」はできていなかったんでしょうね。
それが今回は、「あぁ、そうか」とはいっていくから、
硬貨の種類がかわっても同じ要領で数えられるし、ちゃんと合計をはじき出せる。
後は、こうした機会が何度かあればスムーズに出来るようになるでしょう。