のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

心理士の倫理。

2013-01-31 00:07:54 | 母の作戦、考え
もう寝ようと思ったんだけど、今日あった事で、心に引っかかっていることがあるので
なんだかねつけません。書いちゃお。


先日の教育相談の時、
「テストを借りられる日にちが決まったら連絡します。」
と仰った相談員の心理士さんから今日電話がありました。
日にちが決まったのかと思ったらそうではなく、
実はテストが借りられなくなったとのこと。
それで、
「同種のテストを受けるなら、
住居地の教育相談で聞いてみるか、大学の心理学関係の機関が
やっているテストを利用するか。紹介できるところがあるので
電話でお伝えしましょうか、それともいらっしゃいますか。」
ときました。

正直「なんだそれは!」
って思ったものの、そこは鬼母『大人』ですから、
どういうことでそんな方向に行くのか、
何故、この間の話とそこまで違うのか、「ていねいに」
聞きだしました。

すると、そもそも16歳以上用のテストはその区の教育相談センターでは扱っていない。
借りられると言ったのは、知り合いの民間組織からであったが、
公的機関として、そのような調達法はまずいだろうという話しになって借りられなくなった。

ということだそうです。

これも、「なんだそれは!!」
という展開なのですが、
こちらが希望しているのは、診断基準等に使うような「正確な採点」ではなく、
本人の「傾向分析」なのですから、〝16歳以上”にこだわる必要はないのではないかと
話しを持って行きました。

そもそも、遅れていると親が思っているからテストを希望したわけですので、
我が家としては16歳までに適用する(子供向けの)WISKで調べていただいて何の痛痒も感じないのです。
というよりむしろ、16歳以上対象の検査よりも的確な物が出せるのではないかとさえ思うと
そのように話しましたが、それに対してのお答が・・・・。

「いえ、現在18歳に近いところにいるお子さんを16歳までしか測れないもので検査するというのは、
私たちの職業倫理に反しますので。」

「・・・・・。」

思わず、
「えっと、教育相談というのは困っている子どものサポートのためにあるんですよね。」
と確認しちゃいました。

これがね、論文をかくためのデータに使うとかであるなら、「職業倫理」として「標準以外」の使い方をするのはそりゃぁまずいと思いますよ。
でもねぇ、その子の苦手や得意の傾向を分析し、客観的な視点で親なり本人なりにアドバイスをしていくという目的に照らせば、その1歳数カ月の差がなんで「職業倫理」に反するんでしょうか。

その教育センターで小4から中2ぐらいまでの経過を見ているわけですし、
4年の時に取ったWISKの結果も、継続的に通った
経過も記録として残っているわけですから、
「テスト」の「正確な点数」や標準的な使い方に拘って、
別のところにふることの方が「職業倫理に反する」んじゃないの。
プロならさぁ、その記録に自分の目、そして手元にある使えるものを利用して
現状を分析していこうとするのが本来じゃぁないのかしらん。
「ないから出来ません。他のあるところでやってください。」って、情けないだろ。

更にいっちゃうとさ、
前回の面談の時に「診断」に関して、かなりいい加減な知識なのに
「たぶん・・」と話しだされた事とか、
テストレンタルの件でも、確約できないことをこちらに話してしまっていることの方が、
「信頼」がなければ成立しない教育相談の心理士として、よほど「職業倫理に反する」のだよと
教えてさしあげたかったのだけれど、これも抑えました。
大人だからね。なんせ50代だもん(いばるな!)。


結局、赤ちゃんから成人まで使える田中ビネーで検査することになったのだけど、
田中ビネーは、全般に言葉や概念の中身が多くて「傾向分析」という点から
考えると弱い。そこを「行動や反応の観察」で補って、
「客観的な視点に立ったアドバイス」を出して欲しいところなんだけれど、
この方が担当であるなら、あまり的確な物は期待できないかも・・と、
ちょっとがっかりなのでした。





現況、さらっと。

2013-01-30 23:31:04 | 娘の事・謎
12月半ばに、携帯をなくしてしまったのんびり娘。
しばらく出てくるのを待ったのですが、年をまたいでも見つからないので、
2週間少し前に「スマホ」を購入しました。

これまでは、「ネット駄目!メールと限られた人との通話のみ!!」
という、鬼母制限をかけてきましたが、専門学校入学も近いので、
そろそろネット利用にも慣れてもらおうかと思ってのことです。
1000円程度だった通信費が5000円近くになるのは痛いですが、
高校卒業後はバイト代で賄ってもらいます。

さて、念願のスマホを手に入れたのんびり娘。何やら色々やっております。
慎重な性格ですし、脅してもいるので、
「有料」になりそうなものには手出しはしていないようです。


携帯に入れていたアドレスがなくなってしまったので
友達と連絡を取ることもできず、遊びに行く計画も
なかなか立てられなかったようですが、
明日は、待ち合わせてカラオケに行くようです。

メールの文面に悩むと、私に「どう書いたらいいかなぁ」と聞いてくるので
行動は筒抜けです(笑)。



妹ちゃんは中学生活を満喫中です。
毎日「今日も楽しかったぁ…。なんだか分からないけど楽しいんだよね。」
と言って帰ってきます。
相変わらず勉強は嫌いで、散らかし屋で、
担任の先生によると、
「ロッカーから授業道具を取り出そうとする時、ロッカーの扉を片手で押えておかないと
物が落ちてくる」
ような状況だそうですが…(汗)。


私の生活には、この二人の娘達の監督と2つの仕事のほかに、
両方の両親の老齢化に伴うあれやこれやのサポートの要素が
入ってきました。




もうひとつ・・教育相談から帰って。

2013-01-29 00:13:37 | 娘の事・謎
教育相談に久々に電話した鬼母の気持ちの中には、
「のんびり娘のおしゃべりスキルをあげる場が欲しい」
というのがありました。

12月の終わりごろから、授業がなくなってしまって、
週に2日、それも1~2時間学校に行くだけであとは家。
専門学校に入るまでの後2か月がこんな調子では、
それでなくても遅れているコミュニケーション力は育たないだろうと、
鬼母には焦る気持ちが湧いていました。

だから、「検査」をきっかけに、のんびり娘を外に出したかったし、
何かしら継続的な場になっていけば・・との想いも隠れてました。

そういう場になっていくのかどうかは、今日の段階では
まだよくわかりませんでしたが、小学校時代と違って、
そんな利用法は難しいかもしれないなと思って帰ってきました。

そして、家庭科の補習で、縫物をしに学校に行ってきた
のんびり娘と合流。
するとね、

「今日で全部終わったけど、I先生が、
『のんびりチャンがいると楽しいから、話ししに来てよ。』
って言ってた。」
ですって。

これ、きっと先生達が鬼母の気持ちを知って動いてくれているんだと思う。
最後の個人面談で担任の先生に、
「人と話すスキルを、これからも伸ばしたいんです。」
とお話しした時、
「そうですね。私達も心掛けて話ししていきますね。」
と言ってくださった。
それが伝わっているのだと思いました。

そしてのんびりチャンの口からはもうひと方の話題も。
「I先生のところに行こうとしたらN先生(国語の先生です)に掴まっちゃって、
『のんびりチャン、最近急激に伸びたよね』って言われた。嬉しかった。」
って。

鬼母の心配は主にのんびり娘の「言語」分野に集中しているから、
今日の教育相談でも、その辺りを事細かく話してきたし、
話しているうちに、「やっぱりそこがネックだなぁ」と改めて
強く感じていたのが、この一言でなんかすごく楽になったの。

そうなのね。
のんびりチャン、まだ伸びてるのよね。
多少のお世辞や誇張はあるにせよ、先生が「このところ急激に」と
表現してくれるくらい、滅茶苦茶な日本語が少しは整理されつつあるのは
確かなのだ。

「N先生に、『本読みな。子供達に読んで聞かせられるように。ピアノも弾きながら歌えるように練習しておくといいよ。』って言われたよ。」
と話してくれるのんびり娘。

明後日までに提出することになっている課題作文に、
それから黙々と取り組んでました。

ありがたいなぁ・・。



さらに続き・・教育相談。障害者年金

2013-01-28 23:45:08 | 娘の事・謎
のんびり娘の成長過程で、なんどか
「障害者年金を申請できる状態にしておいた方がいいだろうか」
と考えた事があります。
今でも、色々なシュミレーションの中で想像してみもします。

将来、年金を申請する時には
子供の頃にそうだったという証拠が必要になるのではないか?
20歳前に診断を受けておかないと申し込めなくなるのではないか?

など、ネットをさまよっていると色々な情報が入ってきて、
「診断を受けておかないと不利?」
「今のうちに手帳をもらっておいた方がいい?」
という気持ちになったこともあります。

でも、知的は生まれ持ってのものだから、
大人になって検査して数値が低かったら、
こどもの時にも低かったろうというのは自明の理だし、
「子供の時に・・」が必要な理由が今一つ分からなかったんですよね。

で、今日の相談をきっかけにサクッとネットで調べてみたら、
「困った時から年金をもらう申請をする」
場合には、別に子供のころの診断は必要ないようです。

ただ、遡って年金をもらおうとする場合には、20歳前に診断が下りて
いるのといないのとで違いが出る場合があるということのようです。


じゃぁ、我が家の場合は「困った時」からの申請でいいや。
って鬼母は単純に割り切りました。



「知的障害」っていうのは、医療保険等の「告知事項」に入ってるんですよね。
確認はしてませんけど、ということは「診断」が出ちゃうと
入れない保険があるっていうことだと思うんです。
今、診断を取ることで、かえって手駒を減らしてしまうかもとおもったので、
我が家の場合は、このまま行きます。

例え、将来障害者年金のお世話になるとしても、
「軽度」ではそれ程大きな支援はいただけないという現実もあります。
どうにも駄目なら生活保護。プラスその時点で診断受けて通ったら申請。
それで行けばいいかなと・・。


結局、今日の相談で、手駒を一つ潰したようでもありますが、
折に触れ、浮かんでは消え、消えては浮かんでいた、
「今、診断をしてもらわないと後で後悔するのでは・・」
という部分が整理できたので、なんかすっきりしました。










続けて・・教育相談の中身です。

2013-01-28 23:00:33 | 娘の事・謎
「相談」ですから、こちらが不安に思っている部分を
あれやこれやお話ししないといけないわけですが、
今の段階では、特に困っていることはないわけです。

親として、先走って心配しているだけで、
現状何か困りごとが発生しているわけではないですし、
非常に面倒見のよい専門学校に入学も決まっています。
入ったはいいものの、肝心の保育士免許がとれないとか、
その手の心配もほぼしなくていい状況です。

では、何のために今また教育相談につながってみたかったかと
言えば・・

万が一の事があった時の保険です。

この「万が一」は結構幅が広くて、
例えば、100%の就職率を誇るその専門学校を卒業して
無事に仕事につけたとしても、周囲の人間との折り合いなどから
辞める羽目になる。
等もそうですし、
鬼母に何かがあって、家庭のサポート力が激減する
等というのも「万が一」です。

最悪の事態を考えておかずにはいられない鬼母としては、
自立不能になった時の福祉利用などというのも
「万が一」に置いています。


でも、そうした「万が一」がどの段階でくるのかで、
打つ手は違ってくるんですよね。
制度や機関は、今のものがそのままというわけにはいかないだろうし、
その時の本人の年齢などで、使える制度も違うだろうし・・

それはわかっているのだけれど、何かが起った時に、
うてる手を知っておきたい。
相談員さんは、これを
「手駒を揃えておきたいという感じですか?」
と仰ったけれど、その通りなんでしょうね。

で、その「手駒話」の中で、
障害者年金の話も少しでました。

「自信はないけれど・・」
と仰った上で、
「たぶん20歳前に診断があるといいんじゃなかったかな。
診断は精神科、今は小児科でも出たかしら・・・」
的なお話しがでました。

本当は、そういう具体的な情報をまとめて、ここでもらえたらと思ってはいたのだけど、
話し方や、内容聞いてそれは期待しちゃいけなそうだなって思えたので
すぐに方向転換しました。
「それは私が調べられる範疇の事だから大丈夫ですよ」って。


他にも、何かサポートのアイディアなどが出てくればと思ったんですけど、
今日のところは、逆にこちらがイメージするサポートについて聞かれただけで終わりました。
「手駒」という意味では現段階では収穫なし。
何せ、本人にまだあったことのない相談員さんですから
それも当り前ですね。

全ては、テストをして面談して、それからということで今日は終わりました。

今、のんびり娘は、学校に殆ど行かない生活になっているので、
こういう場所でも、彼女が出かけて行くのも良い刺激になるかなと思いました。
きっと懐かしがるでしょう。



久々の教育相談

2013-01-28 22:32:38 | 娘の事・謎
随分長い事休んでしまいました。
お休み中のあれやこれやはおいおい書いていくつもりですが、
まずは今日の事を・・。

今日、久しぶりに教育相談に行きました。
「相談」することは実はたいしてないのですが、
高校卒業を前に、一度テストを受けて、
得意不得意、客観的な数値を出してもらおうかと思って
申し込みました。

久々だったので、
「まずはお母さん一人でいらしてください」
ということで、今日行ってきたんです。

5,6年ぶりでしたので、その頃の担当の方は
もういらっしゃらなくて、新しい方との1時間でした。

まずは、こちらの目的をお話しします。

1、新しい環境に移るにあたって、改めて現時点での
彼女の能力を客観的に把握して、サポートの方法を見直したい。

2、就職に至るまで、或いはその後に、彼女の特性ゆえに
うまくいかない事態が発生した時、サポートしてもらえる機関や
人等につながる道筋を知っておきたい(つなげておきたい)。

ということをお話しした後、諸々の会話になりましたが、
途中、少しのずれが・・・。


私自身は、「専門学校卒業後の保険」
として考えていた「サポートの道筋」を、
相談員の方は「専門学校在学中の・・」と
捉えられたようです。

これまでの経緯から、進路選択に当たっての
作戦等、色々お話しして、こちらの意図は組んでもらえたようですが、
肝心のテストキットがそこにはないのだそうです。
16歳を超えると、大人用のテストになるのですが、
教育相談に来るのは殆どが子供なのでこども用しか常備していないんですって。
レンタルはできるので、借りられる日にちが決まったら連絡してくださるそうです。


「大人用」って、のんびり娘大丈夫かしらん?
と、不謹慎にも思ってしまった鬼母なのでした。