のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

ドレミ

2012-09-28 22:40:22 | 高校生のお勉強
何度かここにも書いていますが、
のんびり娘は3歳からピアノのグループレッスンを始め、
途中個人レッスンに切り替えて、いまだにピアノを習い続けています。
でも、これも何度か書いたように、読譜はスムーズにできず、
先生の出す音を耳から聞いて覚え弾くという「美空ひばり」さんタイプの覚え方です。

のんびり娘の特性を良くご存じのピアノ教室ではそれが通ったのですが、
高校3年になってから取ったピアノの講座(正規の授業ではないけれど単位は認められる)の
先生にはそれは通用せず、バイエルを読譜しながら弾くことになっていました。

これが、のんびり娘には負担だったのでしょう。
講座を担当する先生に関しては不満たらたら。
「生徒の事をわかってない。」
とか
「ちゃんとみてくれない。」
とか、
結構ブツブツ言ってました。

さて今夜のことです。
久々のピアノ講座を明日に控え、のんびり娘がまたもや
「いやだなぁ・・・あの先生、『楽譜見てない』っていうんだもん。見てるのに。
それに他の子が笑うのもやだ。」
とブツブツ。

でも、いつもと違うのはそのあとがあったこと。
「やだから、楽譜にドレミ書いておこうかな。」

と、苦手な読譜を自分から始めました。

長年の習慣で、自信のない事をやる時には鬼母のそばでしますから、
今回も、私の横に来て楽譜を広げ、一音一音カタカナを振り始めます。
バイエルの最初の方ですから、基礎も基礎。簡単なんですけど、
以前は、どんなに教えても出来なかったんですよね。
それが今日は、途中ちょっと考えたり、ほんの少し間違えたりはしましたけれど、
かなり順調に書き込みを進めていました。


精気の音楽のテスト対策のために、何度も何度も取り組んで、
何度も何度も挫折した読譜。
高校では美術を専攻したから、2,3年は取り組むこともなかった読譜。
ピアノは弾けるのだから、ドレミファソラシドの順番は刷り込まれているはずなのに、
ドから順番に読ませようとしても、必ずどこかで混乱して読めなかった読譜。

今夜は、普通に読めてるんです。

3歳からピアノをやっている子のスピードではなく、
初めて教わって読み始めた小学生並みのスピードではあるんだけど、
鬼母が口出しするほどの事はなく、自分でどんどん書き込んでいける。
そして、カタカナを書きながら出している音は、ちゃんとその音階になってる。

時間ってすごいなぁって思う。

天才鬼母があれほど苦労して工夫して、それでもどうしようもなくて
「読めなくても弾ければいいか」
と方針を変えた読譜が、特に何の工夫もなく「ふつー」に習得されていく。

それにはたぶん、何年も続けたピアノのおかげで、
ドレミファソラシドの言葉(音とセット)が体に染みついたことも役に立っているのでしょう。
そして、カタカナをすらすら書けるのが当たり前になったということも関係しているのでしょう。

ドレミファソラシドという言葉(音)と、カタカナ(文字)と、
そして、譜面を読むということの3つを同時に処理することは、
のんびり娘の脳には難しかったのでしょうね。
だから、小学校中学校と、読譜を何とかしようと頑張っていた時には
すぐに混乱してわけがわからなくなってしまっていたのでしょう。
そのうちの二つが体にしみこみ、意識せずに動くようになって初めて。
「読譜」という作業だけに集中できるようになったような気がするのです。

さて、ひとしきりドレミを書きこんだのんびり娘に
「弾いて練習しなくていいの?」
と聞くと、
「いい。たぶん弾けるから。今日は寝る」
とのたもうた。

それも本当なんでしょうね。
ドレミがわかれば、それを音にする部分(指の動き)は
もうつながっているから、こちらはできちゃうのでしょう。

面白いなぁ・・・。





LD君、その後。

2012-09-25 22:35:32 | 小学校国語
1年生の男の子。
ひらがなが読めなくて書けなくて、
その入りにくさから、おそらくLDだろうと思われていた子。

連絡帳に毎日書く「こくご」の3文字でさえ
なかなか入らなくて、
「こ」という字が、上の棒と下の棒、別々に見えているようだった。
自分の名前にある文字でさえ、別の場面で出てくると書けない、読めない。

毎年、苦手な子、遅れている子は見るけれど、
この子の入りにくさは、これまで見たどの子より強くって、
どうしてあげるのがよいのか考えてしまう部分もあったけど、
担任の先生と連携して、毎日の連絡帳書きの時には
なるべくそばにいるようにした。

最初のうちは、国語の教科書の「あいうえお表」を手元に用意して
うまく書けない字があれば、指さして見せた。
この子の場合、一文字がどういう形なのかがはっきりわかる方がいいと思ったので、
同じ「あいうえお表」でも、それぞれの字を○や□で囲ってあるページを利用した。

それでも、なかなか覚えはしなかったけれど、
皆にさほど遅れずに、そしてまた「自分で書けた!」
という達成感が感じられるように、
本人の様子を見ながら、手を出す部分を調整してきた。

夏休みが明けてしばらくすると、
「こくご」や「さんすう」は自分で声を出しながら
書くようになってきたから、調子のいい時は、
斜め後方から見守るだけにして、
手が止まりかけたら、黒板の「今書いているところ」を指さして
見えやすくしてきた。
書く時間が長くなりすぎて意欲を減退させてしまわないように。
他の子よりひどく遅れることで劣等感を持ってしまわないように。
それだけ気をつけてあげれば、「継続は力」に持っていけると思っていたから。


そしたらね、
最近、本人が一音一音、声を出しながら書くようになってきたのだ。
そう、いつの間にか少しずつ「読める」ようになってきて、
自分で「音」と「文字」をつなげる作業ができるようになったのね。
そうして、「こくご」とか「さんすう」とかは、ひと固まりの言葉として
一文字ずつ見ないでも書けるようになってきた。

どちらがどちらか、わからなかった「う」と「ん」も、
ちゃんと、音の聞きわけができるようになってきた。
苦戦していた「あ」と「お」も、使い分けがかなり出来てきた。

最近は、例えば、
「まるいち こくご」
と、耳元で読んであげると、黒板の文字を見ないでも

①こくご

と、かけるようになってきたの。

着実に進化してるよ。



またひとつ

2012-09-25 18:56:09 | 娘の事・謎
嬉しい事です。

テストが終わって、自宅学習日(要するにお休みってこと)が続くのんびり娘。
夕方には、
「退屈だなぁ・・・。ビデオ借りてもパソコンじゃないと見られないし・・」
と、暗に「テレビ請求」「パソコン貸して請求」の独り言をつぶやいていましたが、
「自分で動かなきゃ、なんもしてやらん・・」
と持っている鬼母、知らん顔をしてました。

そしたらね、珍しく、ソファーで本を読み始めたの。
そしてそれが今まで続いてる。
2時間以上、一冊の本を読んでいるなんて、のんびり娘には
これまでなかったことなのだ。
本のタイトルは「心霊探偵八雲」。

妹ちゃんのお気に入りの本だけど、アニメにもなっているから馴染みがあったんだろうね。
かなり厚いし、言葉も多い。
これまでなら、面白くても、途中で疲れて投げ出してたのが、
こんなに長く読んでいる。

嬉しいなぁ・・・。


読書を通して、いつの間にか増えていく言葉。理解。
なにより、一人でも、どんな場所でも、機械がなくても
気軽に楽しめる読書のすべを身につけられたら・・・
そう思ってきたから、今日は本当に嬉しい。

今夜はとびきり美味しいもの作っちゃおうかな。


テスト終了!!

2012-09-23 21:10:03 | 高校生のお勉強
ではありますが、今夜も机に長時間向かっているのんびり娘です。

「赤点」かどうかが気になって、英語の先生に確認に行ったら、
「赤点ではないけれど、良い点でもないので、なんとかして
通知表の成績(調査票の評価点として専門学校にも送られます)を
あげてあげたいから、これまでのノートとか、勉強したプリントを
月曜(明日です)までに持ってきて」
と、言われたのだそう。

英語のリーディングは進みが早いから、
授業についていけなかったり、ノートに全部写して日本語訳をつけるところまで
やることになっているのが間に合っていなかったりと
色々あるので、今穴埋め中なのね。

自分で聞きに行ったから、そういう配慮をしてもらえることになった。
というのは嬉しいのだけれど、
反面、
聞きに行かなきゃ、ノートの穴埋めに苦労することはなかった・・・
という、のんびり娘の複雑な気持ちもなんか面白いわ。


鬼母としては、実は結構嬉しいのです。
点数をあげようとしてくれる先生の気持ちももちろんありがたいのだけれど、
何より、「自分で聞きに行く」という行動をするようになったのんびり娘の成長がね。


今回、鬼母は、プリント用意はしたけれど、横についてはいない。
「頑張る」が致命的に苦手な妹ちゃんの首根っこを押さえる必要があったということもあるけど、
のんびり娘が自分でやるべきことを把握できていたから。
科目数が少なくて、一日に一教科を受ければいいというのも幸いして、
のんびり娘はコツコツコツコツ、繰り返し対策プリントに取り組んでた。


進路が決まって、向かう道がはっきりして、
だからこそ、赤点で留年とか卒業できないになったら困るという気持ちが強く
自覚されるようになったんだろうな。


そして、「自信」も大きいんだと思う。

いち早く進路を決めて、「入学許可」を取り付けたのんびり娘。
すでにプレカレッジも始まっていて、「卒業後」に向けて具体的に
動き出している。
教室の中では、未だ方針が定まらない子の会話も聞くことがあるらしく、
そういう折に、「自分にはもう行く道があるんだ」と強く自覚するらしいのね。

それが、これまでなら「受け身」でやり過ごしてきたのんびり娘を
なんだか積極的にしているような気がする。

「先生、私、今回テスト大丈夫でしたか?」
なぁんて、直接先生に聞くのもまた「変」なのかもしれないけれど、
「コミュニケーション能力」というのは、所詮、人とのやり取りの中でしか
育ちようがないのだから、少々「変」でも、失敗しても
それでもこうしてのんびり娘が動きはじめたのが鬼母的には非常に嬉しい。


と、こうして書いている間もずっとカリカリノートを埋めているのんびり娘
ちょっと前なら、こういう時も鬼母が、
「そろそろ終わりにしないと・・・」と仕切っちゃったけど、
もう放っておくよ。
どこまでやるか、自分で決めればいい。

鬼母は溜まった家事を片付けるよ。




言い間違い

2012-09-11 07:31:20 | 1年算数
昨夜の傑作を忘れないうちに…携帯からです。


我が家では、カレーやシチューの残りを使って、グラタンもどきを作るのがブーム。

面倒臭がりの鬼母は、何でも大量に作るので、飽きさせずに食べきらせるための工夫です。
チーズがあれば、簡単に出来るので、子ども達も、私が不在の時などに、残り物カレーなどで作ってます。


さて、昨夜の夕食もカレーでした。
食べながら子ども達は、
「グラタン作れるね。」
「お餅入れて作る?」などと話しています。
そして…

「ミトコンドリアも作れるしね。」

………。

場が一瞬固まり、
「いや、それは生物だろう…」
と、妹ちゃん。
爆笑でした。

のんびり娘さん、
難しい言葉を簡単にして間違えるならわかるけどさ、
「ドリア」→「ミトコンドリア」っていう間違えは、高度すぎないかい?

まもなく復帰します。

2012-09-11 00:41:50 | 母の作戦、考え
実家の母は、「胆管結石」であることが判明し、
無事入院。治療を終えて退院しました。
高速の往復は、しばらくしなくて済むと思いますが、
来週は娘二人の期末テスト。
のんびりチャンの成績は、調書となって
進学先の専門学校(AO入試で、合格いただきました)
にも行きますので、気を抜けません。

今日、いち早く行われた英語のW(文法系)は、
夏休み前から出題がはっきりと示されていたので、
本人コツコツと取り組んで、結果も(本人感触では)良かったようです。

しかし、同じ英語でもR(文章読み取り)になると、
授業内では全然追いつけず、先生が「救い」で出してくれる直前プリントが頼みです。
そのプリントを、全部打ち直して訳文つけて、注つけて、解答編を作るのが私の仕事。
ということで、この時間です。

科目数は減ったけれど、国語3教科と英語2教科、それに社会。
のんびり娘にとって、ハードルの高い教科ばかりですけれど、
こうして頑張るのも後2回(高3は3回しか定期テストがありません)。
頑張っていく中で、今後の彼女に必要な「日本語力」をつけたいので、
鬼母も踏ん張ることにします。

対策プリントが全部打ち上がったら、
ブログの書き込みも少しずつしていこうと思います。