のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

作文とメール

2011-04-28 22:46:55 | 娘の事・謎
久々にのんびり娘ネタです。

高校になってから、「お勉強」が思うように進まなくなっている
のんびり娘と鬼母ですが、メールを自分で打つようになって
少しずつ「作文力」は上がってきているようです。

以前はね、思うように文章が打てないので
(指先の問題だけではなく、文章を作る力という面もです)、
「ママやって」
と、私に渡すことが多かったのですが、高校1年の中ごろからは、
何人かのお友達と、画像や絵文字をやり取りするようになり、
「ママやって」
とは、あまり言わなくなりました。

英語のリーディングは、「本文写し」と「日本語訳」を家庭での予習項目にして、
これは鬼母付きで取り組んでいるのですが、
「日本語の文章にする」という面で、ちょこっと進歩が見られます。
「英語学習」という面では、まだまだ基礎の定着までにも至ってはいませんけど・・。

そんな中、高2では「文章表現」という科目で、毎週原稿用紙2枚ほどの
作文を、授業内で書くことになったそうです。
1週目は「自分について」というテーマだったそうですが、家に持ち帰ることなく
時間内で結構かけたそうです。
2週目の「私の夢」というテーマの作文は、
熱を出してお休みしたので宿題になったのですが、
以前に比べれば格段に早く文章が作れるようになっていました。
時々、どうまとめようかと悩んで相談してくるところはありますけれど、
「書きたいこと」(=いいたいこと)は、どんどん出てくるようです。

漢字で書くべき文字は、私に聞いたり、電子辞書で調べたり。
授業で教わった、「書き言葉と話し言葉の違い」も良く記憶していて、
自分の書いた「話し言葉」を書き言葉に変える努力もしていました。


自分でね、
「私、前よりずっと作文書けるようになったよね。早いでしょ。」
と言ってましたけど、本当です。
原稿用紙2枚の作文と言えば、親子して2日がかりでしたもの。

授業の中で作文1本書いてくる。
そんなことができるようになったのかと思うと感慨深いです。

そして欲深な鬼母は、
(毎週続けてくれたら、上位学校にチャレンジするときに課されるであろう「作文」も
書きやすくなってくれるかも)
と、期待したりするのであります。


受験生だけど・・・。

2011-04-28 16:08:45 | 家族のこと(主に妹ちゃん)
妹ちゃんは、一応受験生だ。
越境先から追い返されるかもしれない状況で、
進学塾に入ったのだから、受験生であることは間違いない。

でも、生活はそう変わってない。
夜10時に寝ていないと、鬼母に怒鳴られるし、
第一、夜遅くまで勉強しようなんていう気はさらさらない。
親の目を盗んでベッドで夜更かしするのは、好きな本や漫画を隠れて読みたいから。

塾通いの子たちは、塾の授業が終わった後に、残って宿題をしてくると
良く聞くけれど、1時間半もの「お勉強」は、妹ちゃんには十分すぎるほどの量なので、居残りどころか、家に帰ってからだってそれ以上勉強する気はない。
学校の宿題をやっつけられればそれで上出来。

習い事のバレエも今まで通り続けてる。
塾の時間の都合で、少し遅い時間から始まる上のクラスと合同のレッスンを受けることになり、夜8時まで練習してる。レベルアップして厳しくなったレッスンがかえって楽しいらしい。そんなもんだ。

レッスン前に夕食を食べてはいても、食べざかりだから
帰宅後に、軽く食べたしたら9時近くなっちゃうから、この日もお勉強はほとんど無理ね。

塾と習い事がない日は、平日に2日あるけれど、
妹ちゃんとしては、せっかくの「休養日」だから遊びたい。

ということで、宿題をやっつけるのは鬼母がいる土日。
それもね、妹ちゃんの見たいテレビを餌にして、脅しすかして
やっつけてる感じ。

そんなんでいいのか受験生!!

という感じなのはわかってる。
でも、それ以上に縛り付ける気にはなんだかならない。

塾の先生に褒められた「国語力」「語彙力」を育ててるのは、
そういう自由な時間だから。

いや、いくらなんでもさぼり過ぎだろ!
って思う部分はあるので、そこはね、何とかせんといかんなぁとは思ってるけど、
なんていったらいいんだろう、
鬼母は、妹ちゃんにあった場所に入れたいだけで、
その場所に入るために妹ちゃんの形を変えたいわけじゃない。

そんなこと言ってたら受からないよって言われちゃいそうだけど、
お勉強だって、妹ちゃんに合ったやり方があると思うのね。

長いこと、やる気を持続させるのは難しけど、
短時間集中させて、要領よく勉強させることは可能だから、
我が家なりの受験スタイルで行ければいいとそんな風に思う。

それで駄目なら、それは鬼母の作戦が失敗したというだけだわね。
塾に投資したお金以外には失うものはないから、それはそれでいいんじゃないかな。




妹ちゃんの受験について。記録

2011-04-27 23:23:37 | 家族のこと(主に妹ちゃん)
妹ちゃんは強い子だから、どこに行こうと何とかなるんじゃないかという気持ちがベースにあります。

でも、おバカのように見えて実は知的好奇心がとても強い妹ちゃんの好奇心を満たせる場所においてあげたいという気持ちもあります。

小学校に行けば、お世話になった先生方から、それぞれ
「あの子は面白いよ。伸ばす場所に入れてあげてね。」
といったことを言われるのだけど、
(どこにあるのよ???)って思っちゃう

そういう場所が、妹ちゃんに無条件でおいでおいでをしてくれればよいのだけど、
妹ちゃんが「面白い!」って思えるような授業をしてくれそうな学校は、受験してかなり高い得点をたたき出さなきゃ入れそうにないところばかり。
妹ちゃんが世の受験生並みにお勉強を頑張れるなら良いのだけど、お勉強に関しては「努力」や「根性」を見せたことのないお子ですものね。

親としてはどうすべきか困っちゃうわけです。

私立公立、いろいろ回って探したら、見つかるのかもしれないけれど、
そもそも『受験向き』ではない妹ちゃん。
「受かる」ところを探したら、「行きたいところ」ではなくなってしまいそうだし、
「行きたいところ」に行くためには、妹ちゃんの面白さの元である「自分の時間」を潰さなきゃ無理だし。


私立ほど頑張らなくてもよさそうだから、公立の中高一貫校をとりあえずの目標に据えたのだけど、余りに勉強しないからね。しかも志望校は今年度倍率がさらに上がりそう・・。
「無理じゃん」って思いかけてたところで、前述の電話。

受験のプロである先生が見て、無茶ではないと思うのなら、この線で頑張ってみるかなって
思えた。

塾の宿題に拒否反応を起こしていた妹ちゃんも、少し慣れてきて、要領よくやっつけることも
できるようになってきてるから、お尻叩き続けてこのまま頑張ってみるか。












妹ちゃんよどこへ行く。

2011-04-27 22:46:19 | 家族のこと(主に妹ちゃん)
今夜、妹ちゃんの塾の先生から電話がありました。
お小言。

国語の授業では、事前に予告した類義語対義語のテストを毎回しているのだけれど、
先週、みんな勉強してなくて、かなり厳しく指導されたのだそうです。
で、今週はみんなしっかり取り組んでそれなりの成績を出したのに、
妹ちゃんだけがただ一人・・・・。
そうよ、勉強どころか、課題プリントに目さえ通してなかったもんね。

で、こんな風に言われました。(  )は私の心の声です。

「●さん、初見の問題や読解はかなり良くできます。が、努力をしない。
(はい、良くわかっております・・)
難易度の高い問題もかなりのスピードで解けます。
正直、合格を狙えるところにいると思います。
(第一志望で出している学校、けっこう難易度高いんですけど・・・)
でも、
(ほらきた!)
事前に勉強してくれば出来るようなものがダメです。今回のテストもダントツで最下位です。
(すみません・・)
ここを何とかしないと・・。
(どうしたら、何とか出来るんでしょうか…勉強嫌いだって泣くんですけど・・・)

私、本気で、一人でも多く合格させたいんです。
だから今年の子供たちには、今ボキャブラリーをどんどん入れて、記述もどんどん取り組ませて、
2学期からは、試験想定した問題をどんどんやっていくつもりなんです。
(さすが、進学塾、すごいストレートに言ってくるのね・・)
●さん、ボキャブラリーはかなりあります。私が授業でやっているプリントごらんになってますか?
(また怒られるのかな・・・)
言葉と意味を線と線でつなぐものなんですが、●さんはすごいスピードでつないでいくんです。
しかもほとんど間違いがない。
(良かった。怒られなかった。いや、ほめられたぞ。)
志望校にH校をあげられているのは、いい選択だと思います。あそこは言葉の力を大事に考えていますから。
(えっ、いいの。無茶じゃないの?)」

ということで、鬼母は俄然やる気になり、
「やることが家庭に伝わってきさえすれば、必ずやらせますから。」
と約束しちゃいました。

国語に関することは、妹ちゃんの負担にはあまりならないのもわかってるから。
ただ、「遊び」優先の妹ちゃんの1日のどこに「お勉強」を潜り込ませるか。
それが問題なのよね。








ふるえる線は、ゴール意識で克服。

2011-04-15 17:43:43 | 小学校国語
1年生のお勉強、最初のうちは、線引きを良くします。
まっすぐの線、ぐるぐるの線、ぎざぎざの線、
なぞっていくことで、ひらがなを書くための準備をするのです。

私は、ここではおもに、筆圧と、
なぞりがないかを見るようにしています。

筆圧の弱いお子さんは、持ち方をチェックしたり、
時には手を添えて、強く書く感覚を覚えてもらったり、
おせっかいな先生の存在にも慣れてもらおうと
ちょこちょこ手を出します。

2度三度となぞりがきするお子さんには、
「お絵描きはこれでいいんだよ。字はね、一度だけしか通っちゃいけないの。」
と言いながら、止まったり戻ったりしないで最後まで書かせるように見ていきます。

こういうお子さんは「完璧でないといけない」という気持ちが強いので、
途中の線も「ちょっとしか外れてない。すごいね。1年生で、こんなに近くに書けるんだ。」
という風に、褒めたおします。
でないと、ほんのちょっとのずれに立ち止まってしまって、
けしたり、なぞりなおしたり、
肝心の「ひと筆でしっかりと書く」ことがなかなか入らないから。

「ていねいに書いてね。」
「はみ出したらブッブーだよ」
という教え方も、丁寧になぞらせるという点では良いのですけど、
どうかすると、「完璧」を求めすぎるお子さんを立ち止まらせてしまうので、
その辺、気をつけて声掛けしています。

昨日あたりからは、ひらがなも書き始めました。
どういうわけか、スキルの最初は
「と」と「れ」

げっ!難しいじゃん。
って、心の中で思いながらサポートに入りました。

「れ」は本当に難しい字です。
でも、この字を使うと、「スタート、ゴール」を意識させる
とてもいい練習ができます。

この字がうまく書けない子のサポートをする場合は、
途中途中に狙いをつけさせる指導をします。

最初の縦線は、大概のお子さんが上手に書きますが、
短い時はお手本を見せて少し伸ばしてもらいます。

ここから後は、それぞれのお子さんの苦戦ポイントを見ながらですが、
とにかく「ゴール」を意識させます。

「れ」の二画目の最初は、ちょっと斜めの短め横棒ですね。
スタート地点にえんぴつを置かせたら、
「先生の爪のところを狙っておいで!」
と、曲がり角に人差し指の爪を置きます。
爪ではうまく狙いが付けられない子は、
えんぴつ等、先の細いもので指し示します。

そうしてやらせてみて、
まっすぐゴールまで来られず、途中フラフラしたり、
どうもゴールまで来られないという子は、
とにかく、「目」をゴールポイントに持ってくるように声がけします。



私が免許をとって間もない頃、
高速に乗っていた時のことです。

隣のレーンを、でっかいトレーラーが走っていました。
初心者の私には、その大きなトレーラーがいまにも寄ってくるようで
怖くて怖くて、ついつい目が行ってしまうんですね。
すると、車も寄っていっちゃって、余計に怖い思いをしました。

そう、人間って、目を向けた方向に進むんです。

鉛筆もそうなんですね。
目を向けた方向に進むのだから、
目を向けさせることだけに注力すれば、
自然とそっちに向かうんです。

ふるえる線で、ゆらゆらとした字を書くお子さんは
自分のえんぴつの先を見て居て、ゴールが見えていないことが多いです。

ゴールに注目することができるようになれば、あとは、
「ゴールまで一気!!」って、勢いよく線を引かせると
直線はきれいになります。
逆に曲線はゆっくり。うまくかけずに折れ曲がってしまうようなら、
手を添えて、「ゆっくり」という感じを掴んでもらいます。


「れ」の場合ですが、
2画目の最初の角を1画目の縦線の近くに置き、
そこでストップさせておいて、今度は左下の曲がり角に
爪を置いて、「今度はここまで来て!」と呼びかけます。
下向きの線は、上手に書けることが多いので、
ここで一度思いっきり褒めておきます。
そして、
「次が難しいよ。」
って声をかけて、お手本の字から、どの辺を目標にしたらいいかを見せつつ
次のポイントに私の爪を動かします。

そこまで、真っすぐ線が伸ばせたら、
「後は、真っすぐ下に行くよ。最後はゆっくり丸めてね。」
で、かなり形が整います。

このやりかただと、
私はえんぴつを持たないし、手も添えないし
(ちょっとだけ添えることもありますが・・)、
最後は自分で書いてますから、
達成感も感じてもらえます。

隣のお手本と見比べて、
「そっくりだねぇ。上手にかけたねぇ。」
って言ってあげたとき(お世辞じゃなく、ちゃんと形整いますから)の
子供たちの最高の表情は、疲れを吹き飛ばしてくれますわ。

こうして、満足感と達成感を感じてもらうことで、
おせっかいおばさんの介入に慣れていただく。

今の私と1年生の状況はそんな感じです。





保護者会

2011-04-15 16:56:09 | 母の作戦、考え
今日は勤務先の保護者会。
年度初めのこの会に参加するのも、これで3回目です。

初回からずっと、親の手元を離れ、走り回るちびすけさん達の面倒を見る羽目になってますが、
今回も・・・。

全体会の会場は体育館。
保護者が座る席の後ろには、ちょうどいい感じの空間があり、
1,2年から幼児までがやりたい放題!!

走り回る。叫ぶ。よじ登る。

全体会では、全職員の紹介が冒頭にあるので、
その時間は、どの先生も子供たちを見ることはできないのに、
まるで、託児所にでもいるかのように、
小さい子供(よちよち歩きの1,2歳児までよ!)を目の届かないところで
遊ばせてしまう保護者が結構いるんです。

会のはじめには、副校長先生の方から
「お子さんはお近くで目を離さないようにお願いします。」
と、案内しているのに、全然お構いなしの方が多いんですよね。

もちろん、膝の上に座らせたり、
ご自身が、後ろで子供の横に座っていたり、
折り紙やお絵描きセットを用意して、足元に座らせたり、
そうした保護者の方もたくさんいらっしゃるのですけど、
放置された子供たちの動きが激しくて、
そちらのほうがずっと目立ってしまいます。

親の目のとどかないところで、体育館の外に出てしまったり、
勝手に校舎の方に行ってしまったり、
いつの間にか校庭に出ていたり、
そういったこともあるので、こちらはてんてこ舞いです。

というのも、先生方は全員、やることがあるのが「保護者会」なわけで、
子供たちの面倒をみる余剰の人員はないんですよね。

でも、親にしてみれば、
「学校だから、先生が見てる」
と錯覚するらしく・・・。

親元に戻しても、戻しても、しばらくするとまた、
ヨチヨチと独り歩きを始めてるバブバブちゃんや、
走り回る1年生、パイプ椅子の上によじ登る幼児など、
モグラたたきに疲れてしまいます。


私の娘が通う学校では、こういう光景にはお目にかかりませんでした。
今は、隣接する児童館での託児希望を事前に取り、
幼児は一人500円程度で、責任を持って預かってくれます。
小学生のお子さんたちもそこで遊びながら親を待ちますので、
保護者会にくるのは、親から離れられない乳幼児だけです。

まだ、こうしたシステムがなかった頃も、
空いている机に座らせて、お絵描き道具を渡しておくなど、
じっとしている工夫をするのは親であって、先生ではありませんでした。
子供たちがにぎやかになると、お母さんの一人がそっとそちらに行って、
子供たちの子守りを担当しました。

先生にしていただくことと、親がすることの線引き。
こういう「お母さん文化」は、ぜひ継承していきたいものですが、
勤務先の学校ではすでに、こうした継承が途切れているようで、
後ろでお子さんを見ている親御さんも、ご自分のお子さんとお友達だけしか
見てはくれなくて、残りの30名ほどは野放しでした。


実は、こうした時間に事故って起りやすいんですよね。

海外旅行に、団体で出かけるでしょ。
空港で、飛行機を待つ間、お友達が荷物を見てくれていると思って
「ちょっと・・」とトイレに立つ。
相手が見てくれていると思って、荷物から意識を離しお喋りに夢中になる。
大事なバッグを持っていかれるのは大概こういう時です。
責任の所在があいまいになる。
そういう隙に、危険は顔を突っ込んでくるのです。


子供を野放しにしていたお母さんたちだって、道端とか、
見知らぬ街の公園とかでは、決してお子さんから目や手を離さないと思うんです。
場所が、「学校」という、なんだか安心できるところだから、
「先生」がいてくれるという妙な安心感があるから、
自分の手から離れていても、見えないところに行ってしまっても、
なんだか、何も起こらない気がして安心してしまう。

それが怖いんですよね。

放課後の子供たちのことを、先生は見ない(見られない)。
放課後の子供の安全は親の責任。
これをしっかり心に刻んで欲しいです。

何かあった時、後悔するのは親だから。

ヒヤッとが、何度もあった妹ちゃんを育ててきた
私から、保護者の方に伝えたいことです。

指さし点検。

2011-04-14 07:41:45 | 先生方に②参考になれば
1年生も、いよいよ教科書の学習に入ってきました。
国語の教科書は、まずは絵。
自然の植物や生き物で、「春」を描いた見開きの絵を見ながら、
色々な言葉を見つけたり、表現したりする授業です。

これまでは、「やること」を覚える時間だったので、
何か教わると、自分で「やる」という時間がありましたが、
授業が始まると、「きく」だけの時間が長くなります。

もちろん、先生としては、
「尋ねる」「考えさせる」「発表させる」
をしているのですけど、
やっていることが良くわからない子、
集中が持たない子、
などは、結局
「なにもやらない」時間が増え、
じっとはしていられないので、
手いたずらや、その他の不適切行為が出てくるようになります。

この時期は、前に紹介したマニュアル先生のやり方が参考になると
私は思っています。

誰かが何かを見つけたら、全員、その物を「指さし」する。
「指さし」しながら、そのもの(動物)の名前を全員で声をそろえて「言う」。

これを一つずつやるのと、やらないのとでは
子供たちの集中のもちが違います。

そして、「させない子」を見つけることも出来ます。

言われたものをさせない子の多くは、「語彙」の入りの少ない子です。
こうした子たちは、ただ「聞いている」だけでは、言葉がひっかかってきません。
「指さし」して、復唱することで、引っかかりが良くなりますし、
教師の側も、」「この子はちょっと言葉が弱いな」
ということがわかって、次の指導に生かしていけると思います。


また、この時期は、授業の基本を教えるのに最適な時期でもあります。
「楽しく、のびやかに」
という雰囲気は保ったままで、
手のあげ方や、答え方(はい・・・です)、
話しを聞く時の姿勢や気持ち等、
繰り返し、見本を見せて、褒めて、刷り込んであげると、
素直な1年生はとてもよく覚えてくれます。

まだ入ったばっかりだから・・・
あとで少しずつ・・・

と考えて、最初の丁寧さを欠いてしまうと、
「そういうもの」という刷り込みがされて、
もうずっとそのままになってしまいます。

1年生は今がチャンス。

勉強の内容はともかく、
生活の仕方、しつけの類に入ってくることは、
いまのうちに、
「学校ではそういうもの」
と教え、できたら
「さすが1年生!!!!!」
と、いっぱい褒めてあげると、うまくいくように思います。

うまく出来ない子は、手伝ってあげて、
とにかく「出来上がりの形」をしっかり伝えること。
手伝ったとしても、最終的に「形」になったら、やっぱり
思いっきり褒めてあげると、自分でやろうという気持ちは育っていくように思います。


さて、今日からは給食が始まります。
やはり、最初が肝心ですので、
みんなが気持よく過ごせるような、
そういうルールを身につけられるように
頑張ってサポートしてきます。




レベル7

2011-04-13 07:23:42 | 母の作戦、考え
地震直後の数日間は、その心配をずっとし続けていましたが、
その後に関しては、
(そこまではいかないだろう)と思ってました。

チェルノブイリの記憶は、私には鮮明だから、
技術大国、防災意識の強いこの日本で、
あの(!)チェルノブイリレベルの事故が起きるとは思いたくなかった。

レベル7という現実。

原発がなければ、事故がなければ、
大気中や海に放出されることのなかった放射能が
大量に放出されてしまった。
それはもう、かなりの部分回収することができなくて
世界中に、薄まりながら広がっていく。

それを、広島、長崎を体験した、この日本がやってしまった。
日本人として、寂しいし、悲しい。


一方で、
名前がついたから、状況がかわるものでもないとも思う。
名前が大事なのではなくて、それがあらわす中身が大事、
それはのんびりチャンたちの診断名と、どこか似ているなと思う。

同じレベル7でも、チェルノブイリと違うところ、
それは、初期の「爆発的散乱」が、比較的少なかったことではないかと思う。

最初に建屋が吹き飛んだ爆発の時は、すでに周辺には避難指示が出ていたから、
何も知らされずに何日間も普通に暮らしてしまったチェルノブイリ周辺の住民とは
そこは、ずいぶん違うとは思う。

ただ、チェルノブイリよりも厳しい現実。
1機ではなく、数機が同時に危機に瀕しており、漏れ出る可能性のある放射線の量が
非常に多いということ。
そして、次々に起きるトラブル。未だに続く余震。
放出、流出をとめる作業まで、なかなかたどりつかない現状。
じわじわと漏れ出していくものを止められない。


おさまりさえすれば、土壌の処理、水の処理、いろいろと方法はあるらしい。
半減期もある。
でも、おさまらない限り、作業には着手できず、
周辺地区は、復旧、復興ができない。


作業をされている方に犠牲を強いているようで、
それもまた辛いことではあるけれど、
「何とか止めてください」
と願うよりほか、私にはできることがないんですね。







保護者批判

2011-04-12 16:30:25 | 母の作戦、考え
というのは、書かないように気をつけてきたつもりです。

元々、私自身が、のんびり娘の担任の対応に不安を感じ、
いくら伝えてもわかってもらえないことに業を煮やして、
パート先生を始めちゃった位ですから、
基本的に「親目線」なのです。

それでもねぇ・・・
「親」というより、「人」としてどうよ・・・
っていうようなクレームの付け方をする保護者には
やっぱりがっかりします。

今日も、そんなお一人が学校に見えました。
ご自分の一方的な都合で訪問日時を指定したのに、
30分以上遅れてやってきて、2時間以上校長室で
校長と副校長を一人占め。
時々、大きい声職員室まで漏れてくるので
「なに?」って耳をそばだてると、
校長に、先生の指導の仕方とか、
子供たちの指導の仕方とかを力説しているらしい。
つまり、子供たちも先生も大声で怒鳴りつけなければいけないらしく、
その見本を見せているようです。

昼には一度食事をとりに戻ったらしいのですが、
午後にまたやってきて、子供のクラスに乗り込み、
クラス全員を集めて、説教をしたらしいです。

その後も、副校長を捕まえてひとくさり、
これも、「くびにしてやる」
とか、そういった脅し文句あり。

その後、大きな揺れが来ましたが、
校庭で状況を見ている校長のもとにまた寄っていって
自分の言いたいことばかりを1時間ほど。


「教育とは・・」
「先生の指導は・・・」
「こういう風にしないから子供が荒れる・・・」
とか、自分の思う正論をガンガン主張されているようだけれど、
小学校の管理職は、子供たちの命を預かっているということには
気付きもせず、気のすむまで相手をさせる。
その事のおかしさ、理不尽さには気がつかない。

実は、この親御さん、春休みにも学校に来て、やはり何時間も
前校長と副校長、そして担任を怒鳴りつけ、
挙句に、「娘にも謝ってもらう」
と、自宅に担任を連れていって何時間もお説教をした方。
その時にも、でっかい声で脅しつけるような文言を使い、
年若い女性の先生を、かなり怖がらせていました。



傍から見ていると、そもそも発端となった出来事も。
学校や担任の先生に責任のあるように思えることではなかった
(校外での子供同士のトラブル)のですが、
それは置いておいたとしても、
この方の言動からは、
立場上逆らえない相手に対し、嵩にかかる感じが見てとれて、とても嫌な気分になります。



大事な子供を預けているんですもの、
遠慮せず、不安や心配を伝えるのは大事だと思います。
納得いかないことは、納得いくまで話し合うのもいいし、
それでも変わらなくて、大事な子供が潰れそうなときは
休ませたり、もっと上の機関に相談して動かしたっていいじゃないか
、と思っている私ですけど、こういうのは嫌です。

このお父さんの他にもいますけれど、この手の方は、
「学校を自分の思い通りに動かした」
ということに満足感や達成感を感じているように見えます。


それは、すでに「子供のため」ではなく、
「他のお子さんたち」や「先生方」のためでもなく、
もちろん「日本の教育」のためでもなく、
ただ、
自分の言うことを通したい。自分が有用で有能な人物だと錯覚したい
という要求にしか見えないのです。






統一地方選

2011-04-11 07:43:04 | 母の作戦、考え
正直、それどころではなかった。
どんな候補が出ているか、紹介する記事もニュースも極端に少なかったし、
争点も殆ど紹介される暇がなかった。
そんな中での選挙。

民主党が負けた。
とか、
自民党が勝った。
とか、昨夜の速報ではやっていたけど、
なんだか今は、そういう問題ではないような気がする。

現政権に「満足はしてないよ」
という結果の表れであることには違いはないとは思う。
でも、それが、「自民党を選択する」
というものだと言えるのかどうか・・。


今、何をすべきなのか。
これからどうしていくべきなのか。

大筋ではたぶん、
どこも同じ方向を向くだろう。

必要なこと。
大事なこと。

平時では、それぞれの考える方向は
かなり違ってくるけれど、
緊急時には優先順位がはっきりする。

後は行動力。
誰にそれを求めるかなのだろうな。


私自身は、
自民党が「勝った」「選択された」
という表現を聞くのが今は嫌だな。

だって、震災後の復興の足かせとなり、
人々の暮らしを、先々長くまで苦しめる原子力発電所を
これだけたくさん作り上げ、しかも、
「安全」だとして、対策もろくにしてこなかったのは
むしろ「自民党」だから。

なんで、津波の想定が5,7メートルだったのか。
なんで、「全電源がやられることは想定しなくていい」
だったのか。


そのことが、現政権の免罪符にはならないけれど、
まるで、自分はカヤの外のような顔をして、
現政権の対応を非難する自民党の政治家を見かけると、
「それはないんじゃないの?」
って思ってしまう。

非を認めるなんて、後で構わないけれど、
今はとにかく、それぞれが
持てる知識、人脈、知恵、力、
総動員して、危機を脱することだけを考えて欲しい。


誰かを責めるのは、事が落ち着いてから出来ることだから。
そんなのは、後回しでも構わない。
でも、落ち着いたら必ず、自分たちのしてきたことを振り返って欲しい。

関係ない人なんて一人もいない。
私もまた、自分のしてきたことを振り返らなければならないだろう。