先日、久々に6年生の放課後補習を覗きに行けました。
仕事時間とか、仕事分担とかの関係で、
1年生以外の子供達の勉強を見るチャンスは殆どなくなっているのですが、
なにせ、低学年から知っている生徒達ですから、
ちゃんと見てもらえているかどうか非常に気になるのです。
先日、ちょうどいいチャンスがあったので、
大ベテランの先生の補習授業を
「勉強させてください!」
と、見せていただくことにしました。
補習の内容は「分数の通分」
算数がご専門だったというベテラン先生は、
5年生の内容にさかのぼって、プリントを作り
用語の解説から始められました。
でもね・・・
真分数、仮分数、帯分数、約数、倍数、公約数、公倍数、奇数、偶数・・・
顔ぶれの半分は、こうした「言葉」で既に????になっちゃうメンバーなのよね。
5分の1が2こあると・・・?
という質問を投げかけても、半分位のメンバーは自信がないんだ。
そもそも「分数」の仕組み自体が見えてないから、
説明されてもチンプンカンプン。
しばしの?時間の後、いよいよ問題を解くことになり、
さりげなくサポートに入りました。
私の場合は、問題のすぐ下に絵を書きます。
4分の1+3分の1
ならば、
○を4等分した一つを黒く塗る、
その横に○を3等分した一つを黒く塗る。
「さ、これ足せる?」
と問いかけ、
「無理だよねぇ・・」で落とす。
「でもさ、これをもっと細かく分けたらどうかな?」
と、4等分にした部分を更に3つずつ分けていく。
3等分した方を更に4つずつ分けていく。
そうして、一つ一つのパートが、同じ大きさになるのを見せて、
「これでたせるんじゃない?」と投げかけてみる。
そう、それぞれの○が、同じ12人で分けた時の大きさに切り分けられる。
その事を目で見せておくの。
そうしたら分数の概念の基本。
分母(下の方という言い方をしちゃう時もあります)は、
分け前の大きさを表す。下が12だったら、12人で分けた時の大きさってこと。
だから、どちらも同じ12でしょ。
(ここで分母を揃える意味を見せるの)
・・この時、両方の分母だけ12と書かせちゃう。
(分母を揃えるという感覚をより強く入れたいから、あえて分母だけ先に書くの。
じゃぁ、それが何個分かな?
こっち(4分の1)は、この小さなピースが3個分あるね。
だから、12分の3だ。(ここで分子を入れるの)
今度はこっち(3分の1)は、このピースが4個になったね。
だから、12分の4だ。(こちらも分子を入れるの)
そうしたら、あわせていくつになるかな。
下は、ピースの大きさだから、数字は同じだね。
そう12を書くよ。
上は、その小さなピースがいくつ分になった?
そう全部で7、4個と3個を合わせた数だね。
と、まず絵で見せることにしてるの。
だって、そうでないと、なんで通分するのかまるきりわからないんだもん。
できれば、これを数回やりたいの。
絵で見せる=イメージを作らせる
ことで、分数理解はだいぶ進むから。
本人に書かせなくてもいいんだ。
目の前で私が雑に書いている絵を何度か見ることで、
自分なりのイメージを作らせてあげたいのね。
そのうえでね、
でもさ、まいかい絵を描くのも大変でしょ。
だからね、数字だけでやるんだよ。
と、ここで初めて「倍数」を使いたいの。
分母を縦に並べて書いて、「大きい方の数字からやるとお得だよ」
と教えちゃって、その手順でやってもらう。
4:4×2は8、4×3は12・・・(と、やりながら、3の倍数ないかなぁって考えてもらうの。この辺は一人一人持っている力が違うから、それぞれの力を見ながらね)
3:ぱっと3×4は12が浮かぶのならそれもいい。
出なければ、3×2は6、3×3は9、3×4は12と丁寧に進めて、
上と同じ数字が出たら○で囲んで、
「同じのが出た、これで分ければいいんだね。」
と、即座に分母にして書かせちゃうのだ。
そうしておいて、
お母さんが4に3をかけて12になったんだから、子供も同じようにしないといけないね
と、これは、さっき書いた図も使ってちょこっと説明。
混乱しないように、あんまり丁寧には説明せず、簡単に押さえておくことにするの。
そうして、徹底的に刷り込むのは、
上と下に同じ数字をかけるということ。
もとの4分の1に、それぞれ×3を書きこんじゃう。
3分の1にも、それぞれ×4を書きこんじゃう。
そうして計算させるのね。
で、これが正しい事を、やはりサクッと絵を描いて見せて
自信をつけさせてもう一問。
これを繰り返すと、大概頭が整理されるんだけどね。
仕事時間とか、仕事分担とかの関係で、
1年生以外の子供達の勉強を見るチャンスは殆どなくなっているのですが、
なにせ、低学年から知っている生徒達ですから、
ちゃんと見てもらえているかどうか非常に気になるのです。
先日、ちょうどいいチャンスがあったので、
大ベテランの先生の補習授業を
「勉強させてください!」
と、見せていただくことにしました。
補習の内容は「分数の通分」
算数がご専門だったというベテラン先生は、
5年生の内容にさかのぼって、プリントを作り
用語の解説から始められました。
でもね・・・
真分数、仮分数、帯分数、約数、倍数、公約数、公倍数、奇数、偶数・・・
顔ぶれの半分は、こうした「言葉」で既に????になっちゃうメンバーなのよね。
5分の1が2こあると・・・?
という質問を投げかけても、半分位のメンバーは自信がないんだ。
そもそも「分数」の仕組み自体が見えてないから、
説明されてもチンプンカンプン。
しばしの?時間の後、いよいよ問題を解くことになり、
さりげなくサポートに入りました。
私の場合は、問題のすぐ下に絵を書きます。
4分の1+3分の1
ならば、
○を4等分した一つを黒く塗る、
その横に○を3等分した一つを黒く塗る。
「さ、これ足せる?」
と問いかけ、
「無理だよねぇ・・」で落とす。
「でもさ、これをもっと細かく分けたらどうかな?」
と、4等分にした部分を更に3つずつ分けていく。
3等分した方を更に4つずつ分けていく。
そうして、一つ一つのパートが、同じ大きさになるのを見せて、
「これでたせるんじゃない?」と投げかけてみる。
そう、それぞれの○が、同じ12人で分けた時の大きさに切り分けられる。
その事を目で見せておくの。
そうしたら分数の概念の基本。
分母(下の方という言い方をしちゃう時もあります)は、
分け前の大きさを表す。下が12だったら、12人で分けた時の大きさってこと。
だから、どちらも同じ12でしょ。
(ここで分母を揃える意味を見せるの)
・・この時、両方の分母だけ12と書かせちゃう。
(分母を揃えるという感覚をより強く入れたいから、あえて分母だけ先に書くの。
じゃぁ、それが何個分かな?
こっち(4分の1)は、この小さなピースが3個分あるね。
だから、12分の3だ。(ここで分子を入れるの)
今度はこっち(3分の1)は、このピースが4個になったね。
だから、12分の4だ。(こちらも分子を入れるの)
そうしたら、あわせていくつになるかな。
下は、ピースの大きさだから、数字は同じだね。
そう12を書くよ。
上は、その小さなピースがいくつ分になった?
そう全部で7、4個と3個を合わせた数だね。
と、まず絵で見せることにしてるの。
だって、そうでないと、なんで通分するのかまるきりわからないんだもん。
できれば、これを数回やりたいの。
絵で見せる=イメージを作らせる
ことで、分数理解はだいぶ進むから。
本人に書かせなくてもいいんだ。
目の前で私が雑に書いている絵を何度か見ることで、
自分なりのイメージを作らせてあげたいのね。
そのうえでね、
でもさ、まいかい絵を描くのも大変でしょ。
だからね、数字だけでやるんだよ。
と、ここで初めて「倍数」を使いたいの。
分母を縦に並べて書いて、「大きい方の数字からやるとお得だよ」
と教えちゃって、その手順でやってもらう。
4:4×2は8、4×3は12・・・(と、やりながら、3の倍数ないかなぁって考えてもらうの。この辺は一人一人持っている力が違うから、それぞれの力を見ながらね)
3:ぱっと3×4は12が浮かぶのならそれもいい。
出なければ、3×2は6、3×3は9、3×4は12と丁寧に進めて、
上と同じ数字が出たら○で囲んで、
「同じのが出た、これで分ければいいんだね。」
と、即座に分母にして書かせちゃうのだ。
そうしておいて、
お母さんが4に3をかけて12になったんだから、子供も同じようにしないといけないね
と、これは、さっき書いた図も使ってちょこっと説明。
混乱しないように、あんまり丁寧には説明せず、簡単に押さえておくことにするの。
そうして、徹底的に刷り込むのは、
上と下に同じ数字をかけるということ。
もとの4分の1に、それぞれ×3を書きこんじゃう。
3分の1にも、それぞれ×4を書きこんじゃう。
そうして計算させるのね。
で、これが正しい事を、やはりサクッと絵を描いて見せて
自信をつけさせてもう一問。
これを繰り返すと、大概頭が整理されるんだけどね。