のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

福岡スクーリング

2013-08-27 06:41:19 | 専門学校
のんびり娘、昨日から3泊の予定で福岡に行きました。ばんざーい!!

目的は「スクーリング」。
通信教育を受ける場合、どこかで本体の学校に行かなきゃいけないというのがあるそうで、
のんびり娘の場合は、専門学校に通いながら短大の通信で、保育士と幼稚園教諭の免許を取るという
「併修制」を受けているので、この段階で行くことになってるのです。

昼間部と夜間部とあわせて100人位は行くのかしらん。
皆で一緒に行動しているので、出してしまえば鬼母が気に病むことは無くなるため、
ばんざーい!なのです。
出るまでは・・・でしたけどね。


なにが・・・かというと、やはり「逆算」できてないこと。

このスクーリング(旅行)については、専門学校で既に1カ月近く前に説明を受けてきてる。
福岡=九州までいくという「特別感」もあるのだから、だいぶ前に支度をしておかなきゃいけない
というか、したくなると思うのだけど、やはり彼女は動かない。

空港も、現地集合なのだから、行き方とか色々心配していいと思うけど
やはりそれもぜーんぜん考える様子がない。
そもそも、福岡が遠いっていう感覚もないのかも・・。

声はかけてるのよ。なんとなく。
でも、動かないねぇ・・。

そして前日。
キャリーバッグは引っ張り出してたけど、たぶん、鬼母が仕事に出ちゃったら
のんびり過ごしてしまうと思ったので、
「支度しておかないと、足りないものがあった時買いに行くこともできないよ。
午前中にしっかりやっておきな。」
と声をかけ、仕事先からも電話入れ。

で、帰宅後見てみると、
下着とパジャマ、2日分の服、しかも「それかい!!」と、
突っ込みたくなる部屋着のような普段着!

「九州まで行くんだぞ、おい!!」
っていう気持ちになりましたわ。

本人、説明会で受けた
「勉強しに行くんだから、派手な服はダメ」
というのに反応したらしいんですけどね、
いくらなんでもでしたので、却下して4日分のコーディネートを
組み直しました。

「本人に任せる」ということももちろん大事だとは思ってるんですけど
TPOに合わせたキチンとして格好をするための引き出しが
彼女には足りな過ぎるので、まだこうして具体的な例を出していかなきゃいけないのかなって
思います。
鏡で自分をチェックする習慣がないから
ブラの肩ひもが出ちゃってても気づかなかったりするので、
ブラまで一緒にコーディネートしたんですよ。
服によって、肩ひもの出方変わるでしょ。
全ての組み合わせは、全部着せてみて、
鏡の前で、どうなるのか見せて、本人が意識してくれるように。

と、これだけのことをしている間、本人、不満たらたらの顔でね。
自分のしたことを否定されたのが嫌なのはわかるんですけど、
用意した服自体は気にいっていて、それを用意するために
試着してみなきゃいけないこともわかったのに、
それでも、最初に否定されたことを引きずって
ブーたれた顔をし続ける。
この辺りが、最近の鬼母のいらいらポイントになってますの。

自分が出来なかった事、するべきだった事、
注意されたら、反省してくれって思うんだな。
イライラカリカリをいつまでもまき散らしても何も変わらん。


そして、先日課題と書いた「時間」
空港までの行き方って、気になるでしょ普通。
自信がなければお友達に「一緒に行って?」と聞いたりするでしょ。
なぁンもせんのよ。
お金だって、前日聞いたら
「1000円位しかない」っていうしね。
「空港におろすとこあるでしょ、そこで下す」って
一見、よくわかってらっしゃるものいいですけど、
空港までの交通費、調べてないからね。
バス代だけで1100円かかるのよ。どうすんだ!


鬼母、準備に関して声はかけてんのよ。夏休み中、普通の話に中に織り交ぜて。
「わかってる」と本人は言う。でも、なぁンもしてない。
で、結局鬼母主導になるのだわ。

これもね、出発の朝、もたもたするのんびり娘を
鬼母が注意したことにカリカリして、
車に乗っている間ずっとブーたれてるので、きれましたの。

「出発時刻も、バスの時間も、全部書いて渡してあるけど
君は、何時にバスが出るのか今言えるのか?
言えないだろ!ちゃんと書いて、説明して渡したのに
時間をしっかり見ることもしない。
だから、自分が急がなきゃいけないことがわからない。
時間がわかってるママは、間に合わなくなるから焦る。イライラする。
注意する。
君がやるべきことをやらないから、相手が怒るのに、
あなたは、それに腹を立ててブーたれる。不機嫌を撒き散らす。
違うだろ。それ、自分がやらなかったったことで、相手が動いてるんだから
ごめんなさいだろ。ありがとうだろ。」

と、こういうことを、当事者である鬼母本人から
言わないといけないということが、やなんだよね。

本来、鬼母「かっこよく生きる」のが好きで、
人に何かしてあげたとか、おしつけがましい言動は
「かっこいい」から外れてると考えるので、したくないのよ。
だって、やりたくなけりゃやらなきゃいいんだもん。
やるっていうことは「自分がしたい」からすることなんだから
「してあげた」ってわけじゃない。そういう風に考えて生きているのに。


でも、言わないとわからない。行ってもわからんかもしれないけど
とにかく、言わないとぜーんぜんきがつかない娘を育てていると
こうやって、「相手にしてもらっていることに気が付け!」
ということを教えなきゃいけないから、
押しつけがましいこと言わなきゃいけなくなる。

それが、鬼母自身の「かっこよい生き方」と相反するから
余計イライラするんだろうな。

すったもんだで送り出し、こちらからの何度ものラインやメールでの問いかけで
(これも腹が立つ。自分からして来いっていうの)、友達や先生と合流したことがわかり
鬼母、ほっと一息つく。

後は集団行動だからね、最終日自由時間があって、町中から空港まで
自分で移動というのはあるけど、一人では動かないだろうから
これも鬼母が気にすることじゃない。
となると、一気に解放感。
離れたところで、どんなことをしているのか気にする親御さんもいらっしゃるんだろうけど
鬼母の場合は、自分の責任範疇を離れると気にならなくなるんだな。変?

だから、「心配」というのとは違うけど、
福岡到着の報告を一切入れてこないのんびり娘には
「やっぱりなぁ。わかってないなぁ。」
とがっかりさせられるのよ。

本当に、「自分の側から」の見方しかまだないんだよね。



時間

2013-08-25 21:05:35 | 娘の事・謎
のんびり娘、社会人への道程の中で、
一番苦労しているのが、「時間」です。

先日もね・・

高校時代のお友達と約束して、ラウンドワンでカラオケの予定があったのです。
こういうとき、普通どういう経過をたどるかというと、

やることや場所を決めたら、待ち合わせ時間を決める。
待ち合わせの時間が決まったら、それに間に合わせるためには何時に家を出たらいいか考える。
家を出る時間が決まったら、それにあわせて起きる時間を決めたり、間に合うように
準備をしておく。

そういうもんでしょ。

のんびり娘の場合、これが滅茶苦茶弱いのよ。

前夜、特に時間や行き方を調べることもなく、始まったハリーポッターに夢中。
途中のCMで、何度か声をかけると、スマホのルート検索機能を使って、
行き方や家を出る時間は調べたけど、何時に起きたらいいかは考えてない。
大体、乗り換え方もしっかり目は通していない。はぁ・・。
ハリーポッターが終わった後に、
「じゃぁ、いつ起きるの?」
と聞くと、しばらく悩んだ後で、ようやく1時間ひくことに気がついた。

まぁ、1時間前に起きたら何とかなるかと、寝かせたんだけど、
朝起きてみりゃ、本人目覚ましもかけず、鬼母が声かけるまでのんびり寝てるし、
起してからも、支度もしてないのに、チーっとも急がないし・・。

洋服決めてなくて時間がかかる。寝ぐせ直すために髪をぬらしたのにそのまま何もしなきゃ、また変にかたまるでしょう。
結局、鬼母ちょくちょくお手伝い。

本人に気がついて欲しいから、なるべく世話焼かないように離れてみてるのだけど、
8時36分に出ると言っているのに、8時30分過ぎても食卓でのんびり食べてるのんびり娘。
声かけるんだけどさ、文句ありげな顔をして、結局34分まで食べてるの。
で、その後すぐ出るかといえば、カメにえさなんかあげてんじゃないわよ!!

本人的には最後に見た時計は36分だから、間に合ってるつもりなんだろうな。
時計に背を向けてから、部屋に荷物を取りに行き、玄関まで行って、サンダルを履いたら
既にもう37分になってるんだけどね。

出がけに心配だから「電車乗る方向間違えないでね」
と声をかければ、「調べてあるから大丈夫!」と言いながら、携帯探してんじゃん!!

ということで、本人は間に合ってるつもりで、2分から3分オーバーで自宅発。
で、やっぱり途中で、乗り換えについてLINEで問い合わせが来ましたとさ。


そんなこんなで、まだまだ大変なのんびり娘なのであります。


おしゃれ

2013-08-24 22:07:04 | 娘の事・謎
のんびり娘は花も恥じらう18なのです。
なのに、せっかく買ってやった化粧道具も、むだ毛処理用のかみそりも
自分から使おうとは、なかなかしない。

化粧道具はまだいいわ。20歳前の若者は、なくても何とかなるからね。
でも、標準よりかなり毛深いのんびり娘が、むだ毛の処理を全然しないのには
いつもため息が出る。そんなもん、親が働きかけるもんじゃないぞって思う。
おませな妹ちゃんは、もう何年も前から勝手に剃刀使って、腕やら足やらそりそりしてる。
たまに、父親のひげそりを使うこともあるらしく、父親が嘆いているけどね。

のんびり娘も、わき毛とかすね毛とかに関して、「見えたら恥ずかしい」という意識はあるの。だから、ノースリーブは着ない。半袖でも毛深いのが見えちゃうから、
この暑いのに7分袖とか長袖とかを着ようとする。細くてまっすぐな脚。小顔。
チャームポイントを、もろに隠しちゃう。

そういうのに、イライラするんだなぁ。

先日、久々に会う高校時代の友人とのお出かけの時には、
鬼母がけしかけたので、前夜、お風呂でソリソリ。
でも翌日、服を着ている時に見ると、大胆な剃り残しありで、
妹ちゃんとサポートする羽目に陥ったわ。ふーっ。

最初は、誰でもこういう失敗はあると思うけど、
自分で何度もやっていれば失敗も無くなるでしょ。
その「自分で何度も」の時期がなかなか来ないことに、
たぶん鬼母はいら立っているんだよね。

化粧もそう。のんびり娘は未だに、肌の凹凸をカリカリする癖が抜けないから、
顔や首、背中などの肌に痕がのこってるの。
それは、ファンデーション(BBクリームだけどね)を均等に塗れば、ほとんど気にならなくなるし、リップをつければ結構いい雰囲気に見えるのだけど、自分でしようとはしないのよ。
化粧してもらった自分の顔は、しない状態よりかなり見た目が良くなるということは分かってる。化粧してもらった時は、かなり満足した顔で鏡を見ているし、ニマニマしちゃうくらいだもの。でも、自分ではやらないの。

自分で化粧を始めて、自分で鏡をしっかり見るようになれば、もう少し「客観視」の力が上がってくると思うし、肌に痕を残すカリカリ癖も自分で何とかしようとし始めるように思うのだけど、なかなかねぇ・・。
髪型だって、上手にカットしてもらった剛力さん風ショートカットが、ただの短髪になってる。あぁ残念。

失敗してもいいから、「理想」を描いて繰り返してくれれば、なんだって手は上がっていくのに・・それが隔靴掻痒、むず痒くイライラさせられるんだな。

ご無沙汰してます!

2013-08-19 17:49:51 | 専門学校
パソコンの調子が悪かったり、暑さのためか何となく気合が入らなかったりで、
放置ブログになっていました。
来てくださっていた方すみません。

のんびり娘のその後ですが、まぁいろいろあります。
正直なところ、18歳という年齢まで来ますと、成長を感じる部分よりも、
同年齢の女性との差を感じて焦ったり、イライラすることが多い気がします。
そんな現状も、ブログからちょっと遠ざかっていた原因なのかもしれません。
意識して・・ではなくて、無意識のうちに。

だけど、書いておかないと、振り返りが出来ないし、日々が目的なく流れていくような気がします。
今後どういう風に彼女が人生を歩んでいくのか分かりませんけど、
その時々の現状は、ちょこちょこ残しておいた方が、自分のためにもいいなぁと思いました。

では、現状報告です。

一番書きやすい「勉強」面から。

専門学校のお勉強は「実技系」が多く、補習や再テストなどの態勢も整っていますので、
2,3の教科のみ強くフォローすればよい状態になっています。
1つでも単位を落とすと、1年間留年というルールなので気は抜けませんが、
なんとなく、やりようは分かってきて、3年間乗り越えられるような気はしています。

専門学校自体でも、「読み書き」の力の弱い生徒を対象に、「読み書き」に特化した補習もしてくれていて、私の出番を減らしてくれています。
もう、この年齢になると、鬼母の恫喝で何とかやらせるというのはできなくなりますので、
学校が補習の形で、小学校で習うような感じのおさらいや作文のおさらいをしてくれると本当に助かるんですね。
良い学校に出会えたと感謝しています。


一方で、並行して単位をとっていく形になる、短大の通信教育の方ですが、こちらは鬼母前面に出ての戦いです。
各教科ごとに、提示されたテーマに従って1本1500字のレポートを、1本から2本書いて提出。さらに、記述型のテストも。
という、のんびりチャンにはかなりハードルの高いものになので、現段階では、鬼母登場やむを得ないです。

一応「大学の教科書」を使うわけですから、言葉も文体も難しいのですよ。
それでも、「保育・福祉」という分野に集中しているわけだから、いくつもの教科に重複する部分があって、
繰り返し学んでいくうちに、のんびり娘の脳にも、その手の言葉や言い回しが刷りこまれるのではないかと、
そんなことを思いながらサポートしています。

やり方としては、

まずお題を把握させる。
それに対応する教科書の部分を読ませる。
内容や言葉を、彼女の分かりやすい形に解説する。
お題に対して、どんなことを答えていったらいいか一緒に考える。
それを鬼母が1500字にまとめてパソコンで打ち、のんびり娘が清書して提出。

という流れです。

「鬼母のレポートやん!!」
そのとおり!
でもね、ただの代筆ではないですよ。レポート提出した後に、試験があるので、
のんびり娘が???だらけのまま清書させても意味ないですから。

彼女が理解できるように、彼女が覚えられる言葉で、教科書や参考資料を紡ぎ直し、
彼女が共感できる感想や意見を彼女と一緒に考えてから、彼女の使う文体で書くわけです。
それが、彼女仕様になりすぎて、お題が求めることから外れてもいけない。

そういう制約を自分に課しながら、50を過ぎ少々働きの鈍ってきた頭でまとめていくので、結構時間を食うのですね。

書きあげたものは、かならず読ませて、分からなさそうなところはまた潰していく。
一度にすべてのことが理解できるわけじゃないことは百も承知ですけど、
こうやって一つ一つ取り組んでいくことで、積み上がるものがあると信じてね。


何年もサポートしているのに、こうして、まだまだ手が離せないという現実は重いっていえば重いのですけど、
「読み」の力は確実に上がってきているのは感じるんですよ。
私には理解できないルールで読んでいた漢字の熟語を、普通の感覚で読むようになった。

例えば・・・
「高原」が「ぼくじょう」だったりしたわけのわからなさ(初見が同じような場所であったと思われる)は殆どなくなりました。
「授業」の「業」が、別の熟語に使われていた時、「じゅ」って読んじゃったりすることはまだありますけど、
他人さまから見て、意味のわかる間違い方になりましたし、修正力もついてきてます。
そして、読み方もずいぶんスラスラ続くようになりました。
スラスラ読めれば分かっているっていうものではないけど、簡単な文章もブツブツ切れていた時期の長さを思えば、
よくこれだけの難しい漢字がある文章を、よく読めるようになったなとは思うんです。
以前なら、行をまたいでいた熟語はまず読めませんでしたが、今はちゃんと行をまたいで先まで確認してから
熟語として認識して読んでいるのもよい感じだなぁって思います。

こういう進歩も、「読む」という作業をせざるを得ない状況があって初めて生まれるものだから、
高いお金を払ってはいるけれど、学業を続けていてよかったんだとは思う。
それは、鬼母自身が後悔しないためっていう意味でね。
結果としてどこまで到達できるのかは、わからない。正直、わからない。
それが、彼女の人生にどれだけ役立つようになるのかもわからない。

それはこれからのことだものね。