これは種です。たぶん、おしろいばなの種。
さて、この種ですが、今日、意外な所から出てきました。
妹ちゃんの右耳の奥深くから、耳鼻科の先生がとり出してくださったの。
妹ちゃん、昨年秋から耳垢が詰まって、チョコチョコ耳鼻科に行ってたんです。
初診時、お医者様は器具を使って取ろうとしてくださったのですが、
「かなり固まっているので、しばらく点耳薬をいれて、ふやけたところで取りましょう」と、作戦を立ててくださいました。
5日ほど点耳薬を入れたところで再度受診するつもりだったのですが、週末にあたるなどタイミングを逃し、元の木阿弥。
せっかくの点耳薬を無駄にしてしまって、申し訳ないとは思ったのですが
たかが「耳垢」ですのでね。私の気持ちの中には、
「そのうち自然に取れるんじゃないの」
というのがあって、そのまま放っておいたんです。
痛みとか、聞こえの悪さについて確認しても大丈夫だというし。
ところが、
「そのうち取れるだろう」
と思った「耳垢」は、しぶとく彼女の右耳奥に居座り続け、
そのうちに、テレビを見る時など、顔の右側を前に出すような動きが見え始めたので、
「これは、やっぱりプロに頼まなきゃなぁ」と、夏休みが始まった途端に連れていきました。
その時は、
耳にお湯を入れる。
掃除機のような器具で吸いとる。
等等。
手を替え品を替え、15分程も格闘してくださいましたが、
「う~ん。丸くて、すっぽり耳の穴にはまってしまっているので、難しいですね。今度は、来られる日に合わせて点耳薬を朝夕差して頂いて、また来て貰えますか。」
となり…。
どうせプール学習もあるので、充分ふやかしから再度挑戦を…と頑張って、満を持しての再々受診だったのです。
同行したパパによると、
取り出した先生が、「あっ。これは…」といって、驚いた様子なんで、何だろうって除きこんだら、種だろ。恥ずかしかったぞ。
それからカルテを見て、
「いやぁ、これ、去年の10月から入ってますね。色が黒いからわからなかったけど、耳垢の下にずっとあったんですよ。いやぁ、芽が出なくて良かったですねぇ」
と、言われて、
「持って帰りますか?」って渡されたぞ。
笑いました。
皆さんもどうぞ腹を抱えて笑ってやってください。
妹ちゃん、バレエを習う小学校4年生です。