のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

怒る先生その後2

2012-10-22 21:36:17 | 学校や先生について
もしも私が、この学校の管理職であったり、
後進の指導に当たるべき教員であったりしたのなら、
この先生に対して働きかけできることはあると思う。

職員室でのさりげないお喋りの中で
時間をかけてこの先生の気持ちをほぐし、
少しずつ、「叱り方」についての感覚を修正するとか。
他の先生方のやり方に触れさせるよう、別学年の
トラブルの場面にうまく立ち合わせるとか・・。
或いは、機会を見つけてじっくりとこの先生の
心に溜まっているものを吐き出させ、
先生自身が抱えているものを軽くしていくことさえできるかもしれません。


(管理職に訴えても、たいして進展がないので、
できる範囲で、上記のような働きかけもしていなくもないのですが・・)

でも、私は先生達のためにこの仕事をしているわけじゃないのです。
教室の中で心細い思いをしている子供達のサポーターとしてここにいるのです。

それを忘れちゃいけないなと、最近強く思います。

この先生の心をほぐしていくためには時間が必要だけど、
頭のいい方だから、きっと時間をかければ
自分の心と向き合って一段上に上がることも可能だとは思うのだけれど、
そうして時間をかけている間も、教室の子供達は
この先生の嵐のような怒りに振り回される。


怒られている子どもたちは、意外と大丈夫なんです。
叱られ慣れているというか、右から左というか・・
でも、それを見ている「叱られつけない子」=「良い子」は
おびえ、緊張を強いられ、必要以上に「良い子」でいようとし始める。

そのことの害を、もっと考えなきゃいけないのだと思います。

殴られてるわけじゃない。いつもいつも怒っているわけでもない。
授業はメリハリがあって、楽しい事もたくさん盛り込んである。
だから、子供たちだっていつもいつも萎縮しているわけじゃない。
たまに来る「怒りの嵐」の時だけだから・・・。
だいいち、言っても聞かないし・・・。
そういう立場じゃないし・・・。

といった、「大人の事情」が優先し、実害を受けている(と思われる)
子供達の事を後回しにしてこなかったか。


だから、先生を育てるなんておこがましい事は考えず、
怒りの嵐が起きないように止める。
或いは、嵐が過ぎ去るまでの時間を短縮する。
または、嵐の勢いを和らげる。
それも無理なら、せめてその嵐の中に私もい続けて、
子供達に「大丈夫だよ」というメッセージを発していよう。

と、今はそう考えています。









怒る先生その後 1

2012-10-20 08:21:08 | 学校や先生について

人物特定がされるのはどうかと思うので、
あまり詳しく書かずにきたのですが、去年耐えきれずに
何度かこのブログにも書いた「怒る先生」。
実は、今年も同じ学年でご一緒してるのです。

去年は、「病的」と思われるほどの「怒り方」にハラハラし、
私もだいぶ疲弊しました。
「まずいな・・」
と思えば、主任先生や管理職に耳打ちして止めていただいたりもしましたが、
その場が収まったとしても、根本の考え方が変わらないので、
きっかけがあればまた「怒りモード」のスイッチが入っちゃう。

そして、この「根本の考え方」というのが、
どうやらこの先生の成育歴に根ざしているもののようで、
手ごわいのです。
管理職の先生方や諸先輩が優しくアドバイスして
かわれるようなものではなく、また、
強く注意すれば「逆切れ」されるだけで、やはり届かず。

私は、私の立場でできる、
「ジワジワとした洗脳」を試みて去年、今年と、
過ごしてきたつもりなのですが、
「怒りモード」の時に、この先生から発せられる言葉の
端々から、そうした周囲の働きかけが、見事に跳ね返されているのを感じます。

今年は「良い子」(或いは「叱られると大人しくできる子」)が
殆どのクラスに当たったので、去年より「怒り」頻度は減っていますが、
強烈さはたいして変わっていません。
管理職が「体罰になります。」と言い続けてくれたので、
廊下に長時間出したりするのはさすがにだいぶ収まってきた気はしますが、
注意を繰り返させる子供に対して投げつける言葉は、
とことんとがって攻撃的、しかも叱責時間が長いのです。


どうしてこんなに・・・と思っていましたが、
雑談の中で、この先生自身が親御さんからそうして育てられてきたということが
わかってきました。

参観日に家に帰ったら、
「行かなきゃよかった。おまえは親に恥をかかせた。もう2度とお前の参観日には学校に行かない!」
と言われたとか、
「うちの子はお姉ちゃんだけで十分だ。おまえなんかいえのこじゃない。でてけ!」
と言われて、どこに言っていいかわからなかったから夜8時くらいに学校に行った。」
とか・・

漏れ聞くエピソードはかなり強烈で、「精神的虐待?」と思われることも
多いのです。
子供達を叱りつける文言の中に、
「お前は、親に恥をかかせたんだ!親がどんな思いかわかるか!」
といった、20代女性とは思えない言葉が混じるのはこうしたせいなのでしょう。

「良い子」だった姉と比べて、「悪い子」だった自分自身が
母親から常に、とことん追いつめられるように叱られてきて、
そうしてそこを通りぬけ、大学を出て教師という職を得ているのですから、
自分の通ってきた道と同じように子供を叱りつけることに迷いがないのでしょう。
「悪い子」をしつけるためには必要な叱責なのだと思いこんでいるのでしょう。

また、子供時代に逆らえず溜めこんできたうっ積が
「怒りモード」に入った時に知らずにあふれだし、とめどなくなってしまうという面も
あるように思えます。


と、彼女を理解することはできるのですが、
教室という、狭い世界の中で、逆らいようのない子供達しかいない場で、
そのおかしさに気付いてもらうのは、至難です。






「わかる」と「できる」。

2012-10-15 22:15:03 | 娘の事・謎
一人で国語の宿題に取り組んでいたのんびり娘。
・・「山月記」を読んで、自分の中の猛獣について書くのが宿題だったらしい・・

宿題が終えてお風呂に入る前にこんなことを言っていた。

「私も、大人っぽい事を書くようになったよね。
脳が成長してるんだよね。遅咲き?
たまにさ、ちゃんとしたことも言うでしょ。
できてないけど・・。」

おぉ、少々自分に甘いけど(これ、家系かも・・)、
これって「客観視」の始まりかなと、
口元がほころぶ鬼母でした。

「わかる」から批判的な物言いが増えて、不満が増えて・・
それでいて「できる」未満だから、軋轢も(主に鬼母との間でね)発生する。
でも、「わかる」がなければ、「できる」も目指せないものね。
もうしばらく、バトルしながら一緒に成長していこうかね。



融通がきかない?

2012-10-09 21:22:30 | 娘の事・謎
先日行われた文化祭で、その学校の理事長さんにばったり。
のんびり娘が中学に入学する時からずっと「校長先生」だった方で、
最近「理事長先生」に昇格されたのだが、
以前と変わらず腰が低く、向こうから私達夫婦に話しかけてくださった。

「お嬢さん、進路が決まったそうでおめでとうございます。」
「ありがとうございます。お陰さまで・・」
と、当たり障りのない会話の後に付け加えて話されたこと。
「○○さん、あとは融通といいますか、そういうところが伸びてくれるといいですねぇ。
まっすぐというか、正面だけをみるというか、そういうところがありますからね。」

実によく見てくださっていると、そう思います。

「融通がきかない」
では、「融通」って何でしょうか。

私は、「状況判断」だと思うんですね。
ある場面では「正しい」行動も、周囲の状況によっては「正しくない」行動になるかもしれない
ということを理解し、状況に合わせて、自分の行動を調整できる能力。
それが「融通」だと思うのです。

確かに、のんびり娘はこの部分が弱いです。
我が家でのバトル(いまだに起りますよ)のほとんどは、
この「違い」を教えようとする鬼母と
[正しいことをしているのに文句を言われた」と思うのんびり娘によるものです。

この辺りの「融通」=「状況判断力」を身につけるまでには
まだしばらくの時間が必要なようです。




友達。

2012-10-07 22:19:20 | 娘の事・謎
のんびり娘にとって、今の学校での文化祭は今年が最後。
高校3年生は、文化祭にも自由参加なのだけど、
進路も決まり、他にすることもないのんびり娘は参加することにしたようです。

そして、例年のごとく、小学校時代からのお友達にお誘いメール。
大学進学組は受験勉強中だし、バイトに忙しい子もいるのだけど、
「一応・・・」と。
・・・実はかなり期待してメールしているのを鬼母は知っているのだ。

案の定、断りのメールが殆どの中、たった一人だけ男の子がきてくれた。
嬉しいねぇ。

最後の1時間ぐらいだったけど、2人で一緒にまわって、
帰りにはファミレスでちょっとお茶して・・。

そういう「ふつーー」の友達づきあいを、
「ふつーー」にできるのっていいよね。

小学校からの幼馴染君達は、のんびり娘の宝物。
皆がそれぞれの願う道に進んでいけますように。







指ならいつでもお貸ししましょう。

2012-10-03 20:58:46 | 1年算数
ひらがなに苦戦していたLD君がだいぶ力をつけてくれて、
連絡帳などは自力で写しきるようになりました。

彼のサポート時間が減ってきたので、
今度は、算数のサポートにシフトして
3クラスののんびりさん達を見るようにしています。

まだ、繰り上がりは出てこないのですが
10を超える数の足し引きですでに躓いている子が6,7人。
結構多いです。

今年の特徴は、つまづくとかなり滅茶苦茶な答えを書いてくる子が多い事。
つまり、まだ自分なりの計算方法を持っていないということなんですよね。
これから残りの数カ月で、しっかり身につけてもらわなければいけません。
頑張ろう。

2組さんには2,3人このタイプがいます。
幸い、席がかたまっているので、殆ど同時に見られます。

16+2
で止まっている子は、指が足りなくて困ってますから、
「先生の指貸してあげる」
と、10本開いて出します。
子供は続きの指を操作すればいいから
6出して、後2増やします。

「先生の指、忘れないで」
と言えば、
「10と8で18!」
と言える子もいれば、
私の指の最初から
「いち、にぃ・・・」
と数えだす子もいます。

こうした時の数え方で、その子の数量感覚のレベルがわかりますから、
それに合わせて少しずつ段階をあげていくようなサポートをします。

しばらく実物の指を貸してあげて、
本人に自信が付いてきたように思えたら、
「じゃあ、先生の指10本あると思ってやってごらん」
と言ってみます。

何問かは見守って、「10」を忘れてしまいそうになったら
「先生の指も入れてね」
と声掛けします。
これで、そのあとちゃんと自分でできるようになる子も多いんですね。


頭の中には、増えも減りもしない先生の10本の指。
自分の指はその続き。
そういう体験を積んでいくことで、
頭の中に数量感覚を育ててもらえればいいなと
あちこちで
「先生の指貸してあげる」
をやっている毎日です。




鬼母の実力。

2012-10-03 17:38:41 | 母の作戦、考え
先日妹ちゃんの保護者会に行ったら、
妹ちゃんのクラスメイトのお母さんに、
「わかってるから、授業中もあんな態度なんですよね。」
的な事を言われました。
お嬢さんから、どんな妹ちゃんの悪行を聞いているのやら・・・。

テストの結果に関しては、だから私のおかげなんですって。
と言ったら、謙遜と取られたらしいです。
笑っちゃうなぁ。


今回感じたのは、
「やっぱり鬼母の準備には抜かりがないわ。」
ということです。

妹ちゃんが準備にあてたのは、大した時間じゃありません。
「積み重ね」なんてなかなかできない子だし、
音楽とか家庭科とかは、殆ど話しも聞いてないんじゃないかというのが
ありありでした。
それでも、直前の数時間で結果が出せる。

鬼母のテスト対策はやっぱり完璧なのですわ。

と、自画自賛の記事にしようというのではないのです。
同じようにわたしの全面的な支援を受けながら、
いえ、二人三脚の時間はずっと長かったのんびり娘は、
常に「赤点」との闘い。
やっぱり本当に大変だったのだなぁと、
そんなことを思ったのです。


違いのポイントがどこにあるかと言えば、やはり「読む力」なんだと思います。
同じ対策プリントを用意しても、進むスピードが全然違う。
「言葉」を覚えていくまでにかかる時間が大きく違う。

そういうことを考えました。






妹ちゃんのテスト結果。

2012-10-02 23:49:15 | 母の作戦、考え
期末期間中に我慢できずに漫画の立ち読みで数時間を使ってしまうという
相変わらずの行動は見られましたが、鬼母がギッチリ横についた時間分は
頭にそこそこ入ったらしく、全教科では学年トップの成績でした。

妹ちゃんの場合、その「態度」が災いして(自業自得なんですけど・・)、
小学校の成績は決して良くなくて、自分では「頭良くないし・・」と思っている
ところがあったんですね。
そして、「都合の悪いことはなかったことにしちゃう」のが実にうまいので、
苦手な教科には手を付けず「できない」を溜めていく。

それを、どこかでひっくり返してあげたかったんです。
でないとずっと、
「どうせ私は出来ないんだから・・」
って、自分で逃げをうってしまう方に行きそうだったから。
そういう奴だから。

中学1年スタート時の定期テストを方向転換の機会と考え、
鬼母かなりしっかりお尻叩きをしました。
幸い、のんびり娘が「自力取り組み」の段階い入っていましたので、
短い時間ではありますが、横についてしごくことが可能でしたから。

本人が見てみないふりをしようとしている
積み上がった「出来ない」をつきつけて「やれ!」と強要もし、
流し読みしている部分は問題集で確認させ・・、
「まだ大丈夫。まだ時間はある。」
ってさぼり続ける妹ちゃんを放っておいたら
とてもじゃないけど範囲の広い中学のテストには
太刀打ちできなかったですもん。


で、結果が出たら、やっぱり妹ちゃん嬉しいの。
隠そうとしても二マニマが見える・・。
初めてだからね。「お勉強」で実力を認められるのって。

そう、それを一度味あわせたかったのよ、鬼母は。
「どうせ私は・・・」じゃなくて、
「私って、けっこう・・・じゃん。」
という方向の方が人生楽しいと思うから。

まんまと鬼母の作戦に乗って、いい気になっている妹ちゃん。
「優等生」になることはないのはわかってるけどね、
(相変わらず、教科書ノートのあちこちに「お絵描き」してるし・・)
あのまま野放図にしてたら、どっちに行くかわからなかったから、
何でもいいから自信(プライド?)を持って欲しかったのよ。
それがあればね、目の前の誘惑にめっちゃ弱い妹ちゃんの
歯止めになると思うから。







調査書を取りに行きました。

2012-10-02 22:52:02 | 進路の事
色々あった時期に重なってしまって、ちゃんと記事にしなかったのですが、
のんびり娘、8月の最初にAO入試で希望の専門学校への進学を決めました。
その学校の場合、AO入試は作文も面接もなしの面談のみ。
早々に合格証書を手に入れると、
鬼母「相手の気が変わらないうちに・・」と、
大急ぎで諸費用を入金。無事に「入学許可証」をゲットしています。

入学を決めた専門学校では、プレカレッジという「入学前教育」を
1カ月に1度くらいの割合で行っています。
早々と入学を決めた生徒の意欲を持続させるという意味合いと、
初めて顔を合わせる仲間と、なるべく早くに打ち解けさせよう
という意味合いがあるようです。

保育科に入るのんびり娘のプレカレッジは、体験的な色合いが強く、
この間は、子供達と一緒に遊ぶおもちゃを作ってきました。
新しいクラスメイト達と、そのような時間を共有していくことで
徐々に馴染んでいってくれればいいと思います。


さて、この専門学校では、AOでの合格が決まった後、12月くらいまでに
出身高校の調査書を提出することになっています。
(合否を決める前の提出じゃないので、成績はAO合否に関係しません。よかった・・)
こうした必要書類については、高校の担任の先生からも
良く説明はしていただいたようで、
「10月に入ったら、事務室に行って500円払ってもらってくるんだよ。」
と、報告してくれていました。

入れることが決まってホッとしている鬼母は、
次のプレカレッジで提出すればいいから、そのうちに・・・
と、のんびりしていたのですが、今日帰宅したのんびり娘が
「調査書、自分でお金払って貰ってきた。」
と、渡してくれました。


なんかねぇ、こういうところに進化を感じるんですよね。
ちょっと前までは、こういうのは鬼母がおぜん立てして、
ああしなさい。こうしなさい。と世話やいて、
或いは、担任の先生あてにお手紙して・・・
そんな風にして何とかさせてきた事だったから。

スケヂュールとか時間配分とか、日にちや時間の捉え方の弱さから
まだまだ先の見えない不安な部分はいっぱいあるんです。
喋り方とか、態度とか、変な癖とか、気になるところも
それはもう、ここには書ききれないほどあるんです。
でも、こうやって自分から動き出しているのんびり娘がいる。

自分で動けば、言われて動くのとは違うものが見えるはず。
その事が、のんびり娘を育ててくれることを期待しちゃう鬼母なのです。