2年生の国語です。
まとめの時期に入ってきまして、各クラス教科書の最後の
長文に取り組み始めました。
うちの学校の2年生は、本物のねずみと玩具のねずみが出て来るお話。
スーパー先生は、例によって「読み聞かせ」からこの単元に入りました。
最初はただ「聞く」ことで、お話の全体の流れを掴み感じさせるのだと思います。
先生の読み方もお上手なので、子ども達は静かに集中して聞いています。
そうして、読み終わったらすぐに「どうだった?」と問い掛けます。
だまって聞いていた子ども達は、言いたい事がいっぱい。
先を争って、口々に、色んな意見が出ますよね。
それを先生は、実に楽しそうに、
「そうだったよね。何でそうなったんだっけ?」
と、問いかけ返し、
その反応をまた拾って、
「最初はどうしたかったんだっけ?」
と、また返す。
このやり取りの中で、実はそれほど深く読み取れていなかった、
或いは意味の取り違えをしていた子ども達にも
「そうだったんだ。」
という気付きが生まれてきます。
しかも、心理的な負担は一切無し。集団で学ぶよさが生かされている部分だと思います。
そのあと、スーパー先生はこれも「恒例」のイラストチェックに入ります。
各ページに書かれたイラストをみながら、
「何が書いてある?」
と問い掛けていくことで、お話の流れをたどる作業をするんですね。
以前にも書きましたが、スーパー先生はこの「イラスト」の使い方が非常にお上手です。
絵の変化から、お話の展開を追っていくという事に使うのはもちろん、
文章だけでは読み取りにくいところ、読み飛ばしてしまいそうになるところを、
イラストや写真に書き込ませることで、しっかりと意識させたり、
子ども達の知らない語彙を、絵と結びつけて覚えさせたり、
その単元ごとに実に上手に利用しています。
さて、今回のイラストには2匹のねずみが登場します。
よく似たねずみですが、片方は足のついた本物のねずみ。
もう片方は車輪とぜんまいのついた「ぜんまいねずみ」
名前は「アレクサンダ」と「ウィリー」です。
横文字の名前、覚えにくいし、混乱しやすいですよね。
スーパー先生は、イラストみながら、
「これは、アレキサンダ?それともウィリー?」
とやっていきます。
何ページにも亘ってイラストはありますから、
見分けようとする子ども達は、自然とその特徴の違いに注目するようになりますね。
何ページにも亘ってイラストはありますから、
「これは?」「これは?」とやっていくうちに、見分けるのも、長ったらしい横文字の名前を口にするのも、いつしか自然にできるようになっているのです。
最後には、どちらがどちらかわからなくなった
(お話は、捨てられそうになった玩具のねずみを魔法の力で本物のねずみに変えてもらうという結末です)2匹のねずみがダンスを踊っている絵がでてきます。
これはもう、大人の力では判別不能なんですけど、
子ども達は、色々な理由をみつけて、
「左が・・・で、右が~だ。」
といろいろ考えるんですね。
ここは先生特に止めも諭しもせず、
「そっかぁ。なるほどねぇ。」
と感心してます。
アレキサンダとウィリーの特性の違いに注目できて、
それがどう変化したかがわかればいいのですから、
それ以上の部分で、
「本当はこうだ。とか、それじゃぁおかしいだろ」
とか、厳密にする事の意味はないから。
ただ、こうした発言の中で、もしも
理解のベースで間違っている、ずれているというものがあれば
「そうかい?そうかいてあったかい?」
と、しっかり文章を読むように仕向けますし、
集団の中で、上手に修正されるように持っていきます。
このようにして、新しい単元は始まりました。
スーパー先生の授業は、いつも私が思っているよりはるかに深いところに
子ども達を連れて行きますので、今回もこのクラスの子ども達がどこまで深く
お話にもぐりこんでゆくのか、楽しみに授業に参加させてもらおうと思います。
まとめの時期に入ってきまして、各クラス教科書の最後の
長文に取り組み始めました。
うちの学校の2年生は、本物のねずみと玩具のねずみが出て来るお話。
スーパー先生は、例によって「読み聞かせ」からこの単元に入りました。
最初はただ「聞く」ことで、お話の全体の流れを掴み感じさせるのだと思います。
先生の読み方もお上手なので、子ども達は静かに集中して聞いています。
そうして、読み終わったらすぐに「どうだった?」と問い掛けます。
だまって聞いていた子ども達は、言いたい事がいっぱい。
先を争って、口々に、色んな意見が出ますよね。
それを先生は、実に楽しそうに、
「そうだったよね。何でそうなったんだっけ?」
と、問いかけ返し、
その反応をまた拾って、
「最初はどうしたかったんだっけ?」
と、また返す。
このやり取りの中で、実はそれほど深く読み取れていなかった、
或いは意味の取り違えをしていた子ども達にも
「そうだったんだ。」
という気付きが生まれてきます。
しかも、心理的な負担は一切無し。集団で学ぶよさが生かされている部分だと思います。
そのあと、スーパー先生はこれも「恒例」のイラストチェックに入ります。
各ページに書かれたイラストをみながら、
「何が書いてある?」
と問い掛けていくことで、お話の流れをたどる作業をするんですね。
以前にも書きましたが、スーパー先生はこの「イラスト」の使い方が非常にお上手です。
絵の変化から、お話の展開を追っていくという事に使うのはもちろん、
文章だけでは読み取りにくいところ、読み飛ばしてしまいそうになるところを、
イラストや写真に書き込ませることで、しっかりと意識させたり、
子ども達の知らない語彙を、絵と結びつけて覚えさせたり、
その単元ごとに実に上手に利用しています。
さて、今回のイラストには2匹のねずみが登場します。
よく似たねずみですが、片方は足のついた本物のねずみ。
もう片方は車輪とぜんまいのついた「ぜんまいねずみ」
名前は「アレクサンダ」と「ウィリー」です。
横文字の名前、覚えにくいし、混乱しやすいですよね。
スーパー先生は、イラストみながら、
「これは、アレキサンダ?それともウィリー?」
とやっていきます。
何ページにも亘ってイラストはありますから、
見分けようとする子ども達は、自然とその特徴の違いに注目するようになりますね。
何ページにも亘ってイラストはありますから、
「これは?」「これは?」とやっていくうちに、見分けるのも、長ったらしい横文字の名前を口にするのも、いつしか自然にできるようになっているのです。
最後には、どちらがどちらかわからなくなった
(お話は、捨てられそうになった玩具のねずみを魔法の力で本物のねずみに変えてもらうという結末です)2匹のねずみがダンスを踊っている絵がでてきます。
これはもう、大人の力では判別不能なんですけど、
子ども達は、色々な理由をみつけて、
「左が・・・で、右が~だ。」
といろいろ考えるんですね。
ここは先生特に止めも諭しもせず、
「そっかぁ。なるほどねぇ。」
と感心してます。
アレキサンダとウィリーの特性の違いに注目できて、
それがどう変化したかがわかればいいのですから、
それ以上の部分で、
「本当はこうだ。とか、それじゃぁおかしいだろ」
とか、厳密にする事の意味はないから。
ただ、こうした発言の中で、もしも
理解のベースで間違っている、ずれているというものがあれば
「そうかい?そうかいてあったかい?」
と、しっかり文章を読むように仕向けますし、
集団の中で、上手に修正されるように持っていきます。
このようにして、新しい単元は始まりました。
スーパー先生の授業は、いつも私が思っているよりはるかに深いところに
子ども達を連れて行きますので、今回もこのクラスの子ども達がどこまで深く
お話にもぐりこんでゆくのか、楽しみに授業に参加させてもらおうと思います。