のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

春休みです。

2009-03-30 15:55:09 | 母の作戦、考え
せっかくの長期休みなので、パパの単身赴任先のマンションに
家族で押しかける事にしました。しばらく更新滞ると思います。

この前の2記事が政治ネタなんですけど、
私はやっぱり『関係ある』って思っちゃうんですね。
何がって、政治とのんびり娘たちの将来が。私たちの老後が。
だから、子ども達にも「自分で選択する事」の意味をしっかり伝えたいと思いますし、
私なりのものの見方で、まだまだ狭いのかもしれませんが、
それでも「自分で情報を読み解き、判断する」
という事については伝えていきたいと思っています。

色々な考えはあると思いますけれど、
私は「選べる事」そして「選んだ事に責任を持つこと」
を、自分の中で大切にしています。
そういう考えかたで行くと、やはり
「政権交代」が可能であるという状況が、好ましく思うのですね。

一党だけの政権が何十年にもわたって続いていけば、
それは「選択の権利」が名ばかりになってしまったということだと思うのです。
選挙も何もないまま、小泉さんから安部さんへ、福田さんから麻生さんへと、
総理がどんどん替わっていくことの不可思議。


うちの夫は銀行員です(ヒラの・・)。
2年か3年おきに、突然転勤します。
「次は○支店」
といわれた翌日からは、新しい支店にいって引継ぎをするのですから、
本当に突然です。

なぜか?
別に確かめたわけじゃありませんけど、
何時転勤があるかわからない状況にしておく事で、
人間の弱さをおさえているように思うのです。
他人様のお金が、目の前にザックザックとある会社ですからね。
緊張感が欠ければルーズになったり、誘惑に負ける人間がでる事は
多いに考えられると思うのです。

国だって、運営するのが人間ならば、一緒だろうと、
私はそんな風に思います。
長いこと、同じ様なメンバーが波風立てずに過していたら、
その影で色んな「誘惑」が生まれてしまう。
年金問題などでは、顕著にそれが表れたと思うのです。
責任感のない、あまりにルーズなやり方がまかり通ってしまう。
是正のチャンスがこないから、気が付いた時には
あまりに多くの国民の財産が失われている。
「国のお金」っていうけれど、それって「わたしたちのお金」なんですよね。
失われた何億、何兆ものお金で、のんびり娘みたいな
「もう少しのフォロー」で伸びていく子ども達に有効な支援もできたはず。
郵政の問題にしたって、
何億ものお金をかけて作った施設を、100円で売って(買った人は直後に6000万で転売してるっていう事は、せめて数千万では売れたって事よね)しまうなんて、
あまりにルーズだけど、誰も責任を問われない。

こういうことも、
政権がひっくり返る事が前提ならば、
「誰がきても大丈夫」「いつ見られても大丈夫」
にしておこうという風に自然となっていくのではないかと思うのです。
それだけでルーズさ、無責任さがだいぶ減っていくのではないかと
期待してるのですけど、今回の小沢さんへの風当たり次第では
それもまた先の話になってしまうのかもしれませんね。
無駄遣い体質があらたまらないと、かなり近づいてきた感のある
我々夫婦の老後も心配なんですけどね・・。



松本サリン事件

2009-03-28 13:26:53 | 日本って・・。
地下鉄サリン事件が日本中を震撼させるすこし前、
長野県の松本市で、サリンがまかれました。
離れた場所の何人もの方が被害を受け、なくなったり後遺障害をもたれた事件。

事件が起きてすぐ、新聞もニュースもある一人の人をターゲットにし始めました。
もちろん、最初は名前は出ません。
ただ、その人が結構な資産家であること。化学関係の仕事をしていた事があること。
家には農薬があったこと。近所ではちょっと浮いた存在であったらしい事。
毎日毎日、どの新聞の記事を読んでも(当時、複数の新聞を購読してました)、
どう見てもその人が「犯人だ!」と思えるような記事が毎日出ます。
あの頃、日本中が「河野さん」を犯人だと、でなければ
自分で農薬を作ろうとして何かおかしなものを混ぜてしまったのにそれを認めようとしない奴だと、そう思っていきました。

結婚したての我が家でも、「フツウ」感覚の強いパパは、
「こいつ、どう見てもおかしいよ。普通じゃないと思う。」
と言っていました。
ちょっとひねくれたところのある私は、もう少しひいてはいましたが、
パパのそのコメントを否定し納得させるだけの思いももっていませんでした。

あの頃の「河野さん」は、サリンのために寝たきり(意識もない)になった奥様と、
警察やマスコミの攻撃にさらされるお子さんたちを抱え、どんな思いですごされたかと思うと、今でもなんだかじわっと涙が出ます。
そして、あの時皆が「河野さん犯人説」に流れていなければ、捜査は別の方に拡がって、もしかしたら「地下鉄サリン」はとめられたのではなかったかと、そういう思いもあります。

当時、洪水のように流れてきた情報は、やっぱり警察関係者の口から出なければわからないようなものが殆どでした。だからこそマスコミも含めて皆が「正しい情報」だと思い込んだ訳ですよね。今考えたらおかしな話です。
「サリンというのは、農薬をちょっと混ぜたぐらいで簡単に作れるようなものではない」
と、後で化学者の方が話しているのを見たときには、
なんで警察はそのことを早くいってくれなかったのだろう。
そんな特別なものなら、作る材料とか施設とか、そっちから攻めてたどっていった方が確実だったろうに・・とも思いました。

河野さんの容疑を完全に払拭した「地下鉄サリン」は、
のんびり娘を出産後間もなく、退院して数日後の出来事でした。
パパが通勤に使うまさにその路線。パパの降りる駅で被害が起きていて、
上空からのカメラが、たくさんの救急車や消防車、担架に寝かされる人を映していました。
まだ首の据わらないのんびり娘を抱っこしながら、不安な思いでテレビを見ました。
パパがあと5分遅い電車に乗っていたら・・・そういうタイミングでした。

そんな経験があるものですから、「松本サリン」事件の時の「関係者によると・・」
は特に心に残っているのです。
もう二度と、ああいう風潮には流されたくないし、根拠のない噂のような事で世論が動いていくのを見るのもすごく嫌な感じがします。

噂の中に真実が隠れている事もある。
でも、噂を聞いたなら、それが真実でない場合の事もやはり考えておきたいのです。
「関係者によると・・」
という記事やニュースを見たならば、
「反対側の関係者はどう言ってるわけ?」
と調べたくなるのです。


なんだかかなり横道にそれてしまいました。

ちなみに、「フツウ」の感覚のパパは、
先週の「小沢、お前もか!」というところから、
「検察もちょっと変だよね。」になってきているようです。
単身赴任中ですので私は洗脳していません。
パパは早寝ですから、朝まで生テレビなど見ません。
(タモリ倶楽部は見ますけど・・)

ということは、世論の動きも変ってくるのかな。




朝まで生テレビ

2009-03-28 12:28:26 | 日本って・・。
昨夜遅くの電話が気になって(名前と年齢を知られているというのがなんだか嫌な気分でしたの)、夜遅くまでネットで調べていたら、朝まで生テレビが始まって見てしまいました。

ちなみに、電話のほうは、最近盛んになっている(そうです)
「資金運用と言いくるめて強引にワンルームマンションを売りつけちゃおう!」
という電話セールスのたぐいらしいです。次の記事で手口を紹介しますので
皆さんどうか引っかからないように・・・。

朝まで生テレビには、もと検察の側の方もでていらして、法律的な問題をわかりやすく説明していました。
この問題にはやはり、「法律的にどうなのよ。」
という問題と「道義的にどうなのよ。」
という問題があって、どうもそれをごっちゃにして論じるからわけがわからなくなっているように思ったのですけど、法律的な面については、結構整理してお話してもらったなと思います。
途中で寝ちゃいましたので、私がわかった範囲でと言う注釈をつけて“法律的な部分”についてだけ、ちょっとまとめてみます。


「政治資金規正法」というのは、出口入り口をしっかりと記録に残し、それをたどる事で国民全部にお金の流れがわかるようにしてある法律だそうです。
そこに記載しない、はいらなかった事になっているお金があるとしたら
それは「裏金」であって、それは徹底的に取り調べてもらわなきゃいけない。

と、ここまでは当然ですよね。隠さなきゃいけないっていうこと自体。それはもういかがわしいお金ですし、どのように使われているかわからないのですから。

今回、それは問題ではないのだそうです(もちろん、検察は調べたはずですが、でてこなかったのでしょう)。
全てのお金の流れを法律に基づいてキチンと記載している。
西松建設からのお金を、西松建設の作った政治団体を通して寄付されているのだけれど、
法律で決められたとおりに、自分のところに直接寄付をしてきた団体の名前を記載してあった。

では、なぜ逮捕、起訴されたのかというと・・。

お金を出した西松建設のほうに、あたかも自分のところの社員がそれぞれ自分の意向で政治団体に献金しているように見せかけながら、実は企業が丸抱えで出していたという『嘘』があり、
それを小沢氏の秘書(お金を受け取った団体の金銭についての責任者)は知っていた。
つまり、西松建設の作った政治団体は実体のないダミー会社で、直接西松建設からお金を受け取っていたのと同じなのに、それを知って隠していたから「悪質である」という事なのだそうです。

ですが、昨夜出演された方がいっていましたが、
ダミーとされた政治団体(これも“ダミー”とするには無理がある。活動実績からして“実態はある”といわざるをえないだろうという方もおおいようですが・・)の事務所は西松建設の中にあったそうで、つまり、キチンと記載された団体の詳細情報(事務所住所など)をたどれば、
誰でもが「西松建設」にたどり着けるようになっており(それこそが、政治資金規正法で狙った“金の流れを明確にする”という意図なのだそうです)、
「隠す」という意味では何の効果もないという事でした。

政治家の中には、自分でいくつもの政治団体を作り、その団体の中でお金を回して、どこから来たのかがわからないようにしてから自分のところに寄付させるなんていう手を使う方がいるそうなのですが、小沢さんのところはそういう事をせず、寄付行為者の名乗る団体名をそのまま記載していただけだということらしいです。

現在までのところ、逮捕された秘書は、
「その政治団体がダミーであり西松建設からの献金だったという事を知っていた」
という事についても否認を続けているという事ですが
(これも、一時NHKが「認める供述をした」と報じていましたが、拘置中の秘書に直接あっている弁護士側は否定しています。捜査関係者は守秘義務があるためこういう情報を出せないはずですから、秘書側からでないということはNHKの「誤報」ということになります。少なくとも確認を取らずに流したニュースですね)、
もし、知っていたとしても、これまでの例からしてそれは
「おいおいここが間違っているよ。」
「そうでしたか。」
「ダメだよちゃんと書き直してね。」
「はい、わかりました。」
で済んでいるような類の話だそうです。

先日、私も確定申告を出しましたが、
そういえば昨年、出した申告書について間違いが見つかり
電話をもらいました。
「報酬」と言われていたので、「報酬」として「事業所得」にした
パートタイムの先生による収入が、「給与」にしなきゃいけないものだった
といわれ、いろいろと修正しなければならなくなって困りましたし、
正直なところどきどきしました。
「間違った」ではなくて「嘘を書いた(虚偽記載)」と思われたら、
なにかペナルティがあるんじゃないだろうか。
そんなことも思ったからです。
私の収入なぞは微々たるものですから、結局修正して申告しなおしてそれだけでしたけど、なんだかあの時のドキドキを思い出してしまいました。

では、なぜ検察は秘書を逮捕したのか。

インターネットの中では「自民党の陰謀」説が人気がありますけれど、
その説よりも私は、昨夜出演していた方が話された
「検察勇み足」説のほうが説得力があるなと思いました。

西松建設のあれやこれやを調べていたら、結構まとまったお金が
あの「オザワさん」のところへ流れている。
西松側からはそこそこ色々な事が出ているし
「政治資金規正法」を取っ掛かりにして、
政治家逮捕起訴まで持っていけるものがあるのではないか。
「政治資金規正法」の時効が近い。
とにかく身柄は抑えてしまえ。

踏み切るに当たっては、今出ていることより確実性のありそうな情報が何かあったのかもしれません。でも、24日の拘留期限までに他に広げられるだけのものは何もでてこなかった。逮捕どころか「聴取」という形ですら、本丸の小沢さんに届かなかった。
かといって今更、
「実は逮捕するまでの事はなかったんです」
とは言えるはずもない。
だから、先ほどあげたNHKのニュースのような
「出るはずのない情報」をリークして、世論を味方につけているのではないか。

諸々意見の出る中で、この読みが一番私のつぼにはまりました。


私より若い方々はあまり記憶にない話かもしれませんが、
今回のように「関係者によると・・」
という前置きが付いてたくさんの記事が書かれ、ニュースが流れた事件を
私は記憶しています(小学校の時からのニュースウォッチャーなので・・)
それは、「松本サリン事件」です。私と同じか上の方は
すこしほろ苦い記憶と共に心の奥底にしまっていらっしゃるのではないでしょうか。

長くなったので続きます。







思うようにいかない一日。

2009-03-28 00:03:52 | 母の作戦、考え
のんびり娘の事ではありません。今日の私です。
春休み中に単身赴任のパパの所に家族みんなで1週間ほど押しかけようと計画しておりまして、その前に「あれや、これや」も済ませてしまおうと、今日一日いろいろと予定を盛り込んでいたのですね。それがことごとくうまくいかなかったのです。
車の点検をしてもらっている間に、以前調べてもらってそのままになっていた皮膚科の検査結果を聞こうと思えば、なんと2時間待ちの1分診療。
診察終わって、慌てて車を取りにいったら、なんと支払いと預けた保険証を受け取るのを忘れていて、午後取りに行く羽目になりました。
おかげで、予定していた家事は進まず、夕飯の準備も出来ないまま、妹ちゃんの予防接種を受けるために学童に向かいます。
途中の駅で降りて、これも懸案事項だった妹ちゃん用携帯電話(特別な時だけ持たせてます)の書き込みのため電話ショップへ。
短時間で終わるはず(と、電話では説明された)のに、いろいろとトラブルあって時間はかかるし、そもそも電話だけで出来た事だったと聞いて、何だかイライラ。
コールセンターに担当さんが悪いので、ショップの人に八つ当たりしてはいけないとグッと自分を抑えましたが、おさえたためか余計に腹の中でふくれます。
妹ちゃんの予防接種は無事終わり、気持ちを切り替えて今度はのんびり娘の携帯の機種変更に向かいます。
こちらは2日前に既に予約済み。いったらすぐに端末を出してもらえるはずでしたが・・・なんだかなかなか出て来ないの。
今日は特別キャンペーンで(携帯買うと2000円の商品券くれるの)忙しいからかと、
静かに待っていると、
「大変申し訳ありません。発注の時に色を間違えまして・・・」
えーー。色に関しては店頭でお話した時も、その後の電話予約のときも3回も確認したのに・・のんびり娘のそこだけは主張だったのに・・。
「明日の夕方には、ご希望の色をおとりよせしますので申し訳ありません。」
しょうがないよね。ないものはないんだから。
一つ一つは、どうでもいいようなつまらないことなんだけど、積み重なっていくとなんだかジワジワ効いてきますよね。がっかりの多い一日でした。

あげくに、コタツでウトウトしかけた夜10時過ぎ、電話の音に驚いて受話器を取ったら、
「○○さんお願いします。」って、パパの名前をあげるから、てっきり会社の人だと思って渡したらセールス。
「そういうの結構ですから」
ときっぱりパパが切ったのに、またかけて来るの。
うちのパパ短気だからね、出さずに私がでてやんわり断ろうとしたんだけど
これが変な相手で・・・
「もうこんな時間ですし、・・」
といえば、
「まだ10時ですよ。○○さんは土日がお休みじゃないんですか。」
「はっ・・(土日が休みならその前の晩は10時でも遅くないといいたいらしいときがつくまでしばし時間がかかってしまいました)」
「いえ、とにかく結構ですので。」
といえば、
「御主人いらっしゃるんでしょ。声聞こえてますよ。出してください。」
(短気なパパが、『どこの会社だ!何考えてるんだ!』って怒ってるの)
「ですから、主人はお断りしましたし、怒ってますので。」
といえば、
「だしてください。大丈夫です。だまらせますから。」
「はぁ・・」
「どちらの会社の何さんですか」
と聞いても名乗らない。
「資産運用のお話だったんですよね」
と尋ねても、
「そのつもりだったんですけど方針変えました。」
と、ホント訳わからなさが不気味で、
「とにかく、我が家は結構ですから」
と切ると、またすぐベルが・・・。
パパは出させたくなかったけど、
カンカンになってるから、出ちゃうのよね。
「なんと言う会社なのか?」
「なぜ名乗れないのか?」
と問い詰めて、あげく
あぁ怒鳴っちゃった。
結局、向こうが切っちゃったんですけど、
なんだったんでしょうね。

パパが交わした会話から、
電話番号、パパの名前、パパの年齢
は持っていて電話してきていたようです。
でも、資産運用で不動産をかく事を持ちかけたらしいので、
こちらの仕事や資産(見事に貯金ないぞ!)に関しては
データが無いらしいです。
話している青年の後で、やはり電話するような声が聞こえたから、
たぶん、どこかで入手した名簿を元にセールスをしていて、
たまたま、この担当の人間がかなりおかしい人だった(当初の目的を忘れて、
こちらをやり込めようとしてた)というだけだったんだろうと思ったのだけど、
何だか嫌な感じです。





音読(国語の補習より)

2009-03-26 10:29:38 | 中学校のお勉強
春休みに入りましたが、のんびり娘の学校では4日間の(基本全員参加)の
英数国、3教科のゼミがあります。
そして、のんびり娘にはその他に英語、国語の補習つき。
休み前よりたくさん勉強させられております。

さて、他ではあまりやらないでしょう「国語の補習」。
のんびり娘他、特に力の弱い子を集めて、来年度の学習内容を先取りして教えているらしいです。
先生が綴ってくれたコピーは2単元。
かなり長い詩と、小説が題材でした。
で、宿題が当然出るのですが、これが「音読」なんですね。
「小学校時代のように、お家の人に聞いてもらってサインをもらってくる。
サインがなければ、先生が直接お母さんに電話して確認します!」
と言われてきたらしく、毎日一生懸命読んでます。

「音読」は学習の基本。
とよく言われます。小学校入学前からそれは意識して取り組んできたものでもあります。
でも、彼女の「音読」は、初期のうちは「丸暗記」だったり、
ブツブツと、一音ずつ切れたものだったり。
単語がつながるようになっても、学習内容はどんどんレベルが上がっていきますから、
一文の内容までにそった切り方ができなかったり、
読めない漢字でつまづいては、意味の繋がりが取れなくなってしまったり、
非常に「大変」でした。
自分にとって「大変」な学習だから、なるべくやりたくないし、
間違ったところを指摘されるのもすごく嫌がりました。
アドバイスを批難ととってしまって、苛立ちが暴走するのを止められない娘と
本来の学習目的に戻したい鬼母との間で、どれだけのバトルを繰り返したことか。

これを避けるために、「音読」の前に「読み聞かせ」を繰り返すよう試みたりもしましたが、それでもなかなか難しいのが「音読」でした。

それがね、今回は結構読んでるんですね。
難しい漢字ではやはり躓きます。
「これ、わからない!」
と声を荒げる事もあります。
でも、以前のように「ほぼ全ての漢字が読めない!」
ということはなくなって、イライラの頻度は確実に減りました。
そして、読み方が変ってきています。
以前のように
「とにかく字を音に替えればいい!」
といった読み方ではなく、と中で考えるような、
中身を自分に納得させていくような読み方が見られるようになりました。

読めない漢字、読み間違う漢字も、私が指摘しようとすると、
「ちょっと待って!自分で考えるから!!」
と、私を止めて自力で直して行きます。

パッとはわからなくても、自分で口に出したものがどうも違うな・・
でもこれ知ってるかも・・・と脳が動いて、記憶の仲から引っ張り出す作業をしているのがわかります。
記憶の中にはそれはもう色んな字が入ってますものね。
(なんたって、2年の国語の先生は山積みになるほどの漢字プリントを渡してくれたし、
漢検担当の補習の先生も、嫌になるほどプリントを寄越したし、
鬼母はまた更にそれをコピーしたりたり、手書き複写したりしてますもん。
地球環境には大変申し訳ないことです。)

長い小説は半分までが宿題。このあたりの量の設定も、先生が娘たちの力をしっかり読み取っている事の表れのようで嬉しいです。ちょうどそのあたりで力尽きました。

補習じゃなくてゼミの方では、国語の問題集をといています。
こちらでは「類義語」「対義語」を選ぶ問題が出てるのですけど、
最初はまるきり埋められないんですね。
そもそも「対義語」「類義語」どちらがどちらかがわからない。
漢検のテストで何十回も取り組んで、そこそこ得点できているのですけど、やはり
「それはそれ、これはこれ」が動いちゃうのんびり娘の脳なのです。
でも、頑張って積み上げてきた事はやっぱり無駄ではないんです。
「反対」の「対」をキーワードに「対義語」の意味が取れれば、
「類義語」がどっちだったかを思い出せる。
そうして取り組んでみると、少しずつ漢検でやってきた事が頭の奥底から浮かんでくる。
そんな漢字でひとつずつわかるものを潰していって、結局最後まで取り組めました。

1度で、すんなり出来はしないけれど、以前のように完全に「頓珍漢」でもない。
取り組み方が見えてくれば、彼女の中にある物を引っ張り出してこられるところまではきたんだなと、そんな感想を持ちました。






政治ネタです。長いし、偏ってるかも・・です。

2009-03-25 11:40:59 | 日本って・・。
以前少しだけ書いたけれど、私の姉は郵便局員でした。
民営化に向かう仕事の洪水の中で、
せっかくつながったがんセンターでの受診タイミングを逃しました。
死に至った原因が全てそこにあるなんていうことは思ってはいませんが、
まだ50歳前でのガンを抱えた1ヶ月間、仕事のために受診が遅れた事は
人生の長さには大きく影響したとは思っています。

そのためでしょう。私はおそらく他の方よりも「郵政」関係のニュースに敏感です。
少し前、自民党の総務大臣である鳩山さんが、
かんぽの宿他、土地や施設の一括売却先が、
関係者ともいえる人が代表の会社なのは、
国民感情から見るとおかしい。
と言い出した、「かんぽの宿」もんだい。
気になったのでずっとウオッチングしていたら、出るわ出るわ。
「競争入札」と言っていたのに、一般に「入札」と言われるようなやりようではなかったとか、
値段のつけ方がそもそもおかしいとか(固定資産税よりもずっとずっと低い額をつけてるとかね)。
雇用を確保するために安くても条件のいい方をとったと言いながら、
もう一社の方が実は雇用をしっかり守る条件を出していたとか。
以前の事だけど、100円で売却した施設が、買い取った企業から6000万円で転売されたとか。
「なんやそれ!」っていうことばかり。
しかも、この不動産がうまく売れるために1ヶ月1000万も外国企業にお金払って、
成約に至ったら6億円もはらうって、「フツウ」に考えたらわけのわからないお話がどんどん飛び出してくるの。

なのに、新聞では最初のうち、
鳩山さんの発言は、民間になった日本郵政がやる事に国が口を出すことだから「横槍」でおかしいという論調だったんですよね。
この論調はその後、
日本郵政という会社は確かに民間になったけど、その株式はいまだ全部国が持っているという事で、
「国民の財産を守るために、口を出さなきゃおかしい。法律的にもそうなっている。」という事になったんですけど、そこから新聞やテレビが少しずつ方向転換していく感じになったときに「小沢議員の秘書逮捕!」
で、「かんぽの宿」問題はすっかり吹っ飛んじゃったんですよね。
がっかりしました。
こうして突っついてみれば胡散臭いところのいっぱいでてくる民営化を巡るあれこれ。
色々な人に調べて欲しかったのに、ニュースは一気に「小沢包囲モード」になっちゃうんですもん。

悔しいので、こちらもずっとウオッチングしてたんですけど、
なんだか妙な展開になってきましたよね。

最初に、これは民主党の方の鳩山さん(お兄さんの方)が
「国策捜査だ!」
といったニュアンスの事を言い出したときには、
「マンガじゃあるまいし・・」
と思ったんですけど、その後の動きを見ていると
確かになんだか変でした。

新聞やテレビを見ていると、すぐにも小沢さんに
「お金をもらって国や地方の工事を請け負わせた」
というような嫌疑がかかるような話だったのに、
結局は、「聴取」という形でも小沢さんが警察に呼ばれることも無かったし、
昨日起訴された秘書の容疑も「政治資金規正法違反」から広がる事は無かった。
これから裁判が始まるから、結果としてどうなるかはわからないけど、
検察の会見を見ている限りでは、当初新聞が書きたてていたような「収賄」とか
「斡旋」とかにはいかないような気がします(あくまで今の段階の感想ですよ)。

法律に詳しい方々のブログを読んでいると、
秘書の「政治資金規正法違反」だって、成立するかどうか微妙のようだし、
このケースで逮捕できるとしたら、実際に権力を持っている側の自民党の中にも
ぞろぞろと逮捕しなければいけないケースがでてくると書いている方も多い。
(なのに、政府高官は最初の段階で「自民党には捜査はおよばない」って言い切ってしまって、のちに「記憶にない」を連発してるのよね)

と、「陰謀説」にすっかりはまり込んでしまっていたら、パパから
「俺が嫌なのは、そういうことじゃないんだよな。
法律に違反してるとか、他の奴が捕まらないのは変だとかそういうことじゃなくて、
特定の企業から、なんであんなにたくさんお金をもらうんだよっていうことなんだよ。
自民党だけじゃなくてお前もかっていう感じがするんだよ。それが嫌なの。
大体なんでそんなにお金がかかるんだ。どうしても必要なお金っていうんだったら税金で出せばいいだろ。クリアに使うお金ならそれでいいじゃないか。企業からお金もらうのがおかしいんだろ。」
と言われました。

後半の「税金」っていうのは違うと思うんだけどね(個人献金とかそっちでしょ)、
でも前半はそうだなぁって思った。
細かい事に入り込みすぎて、「フツウ」の感覚を忘れてしまう事が私の弱み。
それに気付かせてくれるので、パパの存在はありがたいわ。

でも、それでもなお残る気持ち。
今回の事で、イメージを大きく崩した小沢さん。
それが、起訴された「秘書の政治資金規正法」に関しての批難だけであるのなら
ある意味仕方が無いと思うし、裁判の中でおいおい明らかになっていく事だと思うんです。
ですが、新聞やテレビなどではその範囲を大きく超えて
「小沢氏が地元の建設業界を仕切っていて、上納金のように献金しなきゃいけない構図が出来上がっていた。」という印象は、印象であるだけにどうやって払いのける事が出来るでしょう。
それについては、結局聴取される事も逮捕、起訴されることもなかったのに、
パパが持っているようにイメージだけはしっかりとみんなの心の中に残ってしまった。
裁判にもならないから、潔白を証明するチャンスもない。

なんだか、やっぱり片方だけが得をしたような、そんな思いが残るなあ・・。


小沢さんにしても「続投」は難しい選択だったと思う。
「秘書に疑いがかかったというだけでも公党の党首として失格」とか
「古い体質というイメージがある自分より若くいメンバーでこの国のしがらみを断ち切ってもらいます」とか、
国民受けする理由をつけて、クリーンなイメージのある人にバトンを渡した方が楽な選択かもしれない。
でも、こじ付けみたいな罪の責任をとって代表を辞めるという例が出来てしまっては、
今後も何が起きるかわからない。つまり、政権にとって都合の悪い人間がでてきたらこの手を使って排除すればいいとなっては困る。そう思う気持ちもあったろうなと思う。
でも、そのことがまた民主党のイメージを下げ、せっかくあと一歩のところまで近づいた
「政権交代」がここでまた遠のいてしまっては・・・
と、その思いもあったと思う。

悩みつつ迷いつつ、色々な人の意見に揺れながら、最終的には自分で下した決断。
それが成功しても失敗であっても、自分で背負うしかないんですよね。
少なくても小沢さんという人は、そこがわかっている人だとは思います。


と、ここまで書いて公開するかどうか逡巡しましたが、
「こんな考えかたもある」
という意味で、興味のある方に読んでいただいてもいいかなと・・。

法律というのは素人にはわかりにくく、一体今回何が問題でどんな罪に問われるのかという事の説明は少々荷が重かったので、弁護士の方のお書きになったブログのアドレスを貼り付けておきます。

http://www.sasaki-law.com/message.html#62

その方も書いていらっしゃいますが、結局は我々選挙する側の人間が決める事。
判断材料として、キッチリ情報を出してもらえればいいんですよね。







パスポート取得

2009-03-25 00:25:37 | 娘の事・謎
のんびり娘の中学校は三年生で語学研修に行きます。
10日ほどの日程で、行き先はカナダ。
7月の出発なのですが、4月の初旬にはパスポートのコピーを
学校に出さなきゃ行けません。
もちろん、のんびり娘にとっては初の海外旅行ですので、
パスポートを取得するところからスタートです。

去年だったら、おそらく私が殆ど全てを整えたと思うのですが、
このところ、色々な面で成長がみられるのんびり娘に、
一連の流れを体験しておいてもらいたくなりました。

旅行会社が事前に配ってくれたパスポートの申請用紙に、
自分で記入をするところからスタートです。
自分の名前でさえ、ローマ字標記に自信のないのんびり娘ですから
(英語の授業で何十回も書いてるのにね)
横についてはいますけれど。

本籍を記入する欄まできて、
「本籍とは何か」を説明し、そこで私が逡巡。
本籍、確かここに越してくる前の住所地にしてあったんですよ。
越してきたのは14年も前ですからね、正確に記憶している自信が無いの。
戸籍謄本を取ってから記入してもらう事にして、そこは開けておいてもらいました。

続いては写真の準備。
これは、近所のドラッグストアに証明写真の機械がありますので
それを利用しました。今の機械はすごいですね。
以前のように椅子の高さの調整だの、顔の位置の調整だのはいらないんですね。
ちゃんと機械の方で、顎と頭頂の位置を読み取って、ピッタリのサイズの写真にしてくれるんです。
という事で、問題なく一回できちんとした写真が撮れました。

ここまでの準備をしておいて、後は(戸籍謄本の取得とパスポートの申請です)、
のんびり娘が学校から早く帰ってくる日にまとめてやってしまおうと計画しました。
昼までで帰宅する事がわかっている月曜日、ピアノのレッスンが始まるまでの間に
都心部にあるパスポートセンターまで行って帰ってくる計画です。

月曜日、昼までで帰宅してきたのんびり娘が着替えて昼食を済ませるのをまって
まずは車で最寄り駅近くの区民事務所へ。
戸籍謄本を取ろうと思ったのですが、ここで問題発生。
戸籍に関するものって、本籍のある場所でないと出してもらえないんですね。
知らなかったぁ・・・(というか、戸籍謄本とる機会って滅多にないですから・・)

のんびり娘に事務手続きをさせようと意気込んできたのですが、
そういう事で仕切りなおし。
車に戻って、以前の住居地の区役所に電話して、
今居る場所から一番短い時間でいけそうな区民事務所<または区役所)を教えてもらいます。
そこから、パスポートセンターまで回ってこなければいけないので、
移動に便利な場所という事も考慮に入れて、JRの駅構内にある場所に向かう事にしました。
この辺の判断は、まだまだのんびり娘には出来ないです。
でも、「ママが何をしていたか」を横で見ている事がいつか何かにつながるのではないかと思うのですね。

地下鉄に乗ると間もなく、彼女は持ってきた漫画(エースを狙え)を読み始めました。
私は少々眠くなり、うとうと・・。
するとね、のんびり娘が起こしてくれたんですよね。
漫画本を読んでいても、「降りる駅」は意識していられる。
ママと一緒にいるのに、「お任せ」にしないで
自分で、周囲の情報を取っている。
これも、小学校一年のときから8年に渡る電車通学のおかげでしょう。

乗換駅の構内では、更に彼女の力が発揮されます。
私の視力では読めない「乗り換えの案内」をいち早く読み取ってくれるんです。
これも、彼女の中で「字を読む」力が上がってきての事。
(全部の漢字が読めなくても、ポイントになる字で判断しているようでした)
小学校時代から目的にしていた、
「せめて、看板にかいてあることの大まかな意味ぐらいは取れる力をつけたい」
というのが、少しずつ出来るようになってきてるなと感じました。

そうこうしているうちに、戸籍謄本を取る場所に到着。
時間がなかったのと、未成年者は受け取れないので、
ここでは私が紙を書いて申し込み。
でも、やっぱりそれは見ていてもらいました。
謄本を打ち出してもらっている間に
またまた漫画本を読み始めた娘。
時間の潰し方も身についてきましたね。

受け取りと支払いは彼女に任せて、私は携帯を使って、
パスポートセンターへ一番早く行くルートを探します。
これも、彼女に見ていてもらいたいことのひとつ。
今はね、その機能を使わせていないけれど、
「こういう事も出来るんだ」
という事だけでも知っておいて欲しいの。

途中、
「喉が乾いた」
というのんびり娘に、駅構内の自販機でパスモを使ってジュースを買わせました。
その場で少し飲んだあと、しっかりと蓋をしめバッグの中にしまって、それから歩き出しました。
このあたりの行動もキチンと身についてきているようです。

パスポートセンターでは、勝手のわからない私のほうが少しウロウロしてしまいましたが、貼ってある紙を読みながらあっちへ行ったりこっちへ行ったり判断する私の姿をみた事は、それはそれで役に立つように思います。
物事って、すんなり行ったときよりもそうでない時の方が記憶に残りますもんね。

最初に並んだ窓口では、必要な書類が揃っているかを確認され、
貼らずに持っていた写真を、機械できれいに切り取って貼ってもらいました。
そして、「この字は自分で書いたんですか?」と確認され、
のんびり娘が自分で返事をする場面がありました。
外国に行くのは自分。パスポートは自分のもの。申し込むのも受け取るのも自分。
そういう意識が、こうして大人の人から直接問い掛けられることで、
彼女の中に生まれてくることを期待する鬼母なのであります。

さて、その窓口で申請書と引き換えに整理券をいただいて、
次の窓口で整理券の番号を呼ばれるまでしばし待ちます。
ここでも、
「マンガ読んでいていいかな?」
と私に聞き、読み始める娘。
それでも、番号が新しく呼ばれると目を上げて確認してますから
自分で受け取るという意識は持てているんですね。

彼女の番がやってきて、かかりの人の前におかれたひとつしかない椅子に座るとき、
「私がすわるの?」
と少々心細げな目つきで聞いてきましたけど、
「当たり前じゃん」と座らせました。
申請を受け付ける係りの人も、当たり前に彼女に話し掛けます。
身元を確認する書類をふたつ(保険証と学生証です)出すように求められ提示。
申請書のサインが自書であるかどうかをここでも確かめられ返事。
何を聞かれているか、ちょっと考えてから返事をするので
ポンポンとはいきませんが、それでも初めてパスポートを取る人間として
違和感のない範囲で返答は出来ています。

困ったのは、渡航の予定を聞かれたときです。
「海外に行く予定があるのですね?」
「えーー、はい、あります。」
までは良かったのですが、
「いつからですか?」
で、
「えっ」
といって、後に控える私のほうを困った顔で仰ぎ見ます。
いつからなのか本人把握してないんですよね。
なんたって、暦の感覚がまだ体に染みてない子ですもん。
ここは仕方が無いので手助け。
でも、係りの人に直接言うのではなく、彼女に向かって、
「7月でしょ。」
係りの人にも聞こえてるんですけど、一応ね。

さて、次の質問。
「期間はどれくらいですか?」
前の質問に答えられなくて少々焦り気味ののんびり娘、
これには更に困った様子で・・・
これ以上困らせる事にも意味が無いので、
「10日間ね。」
と言った後、直接係りの人に
「中学校の語学研修なんです。」
困った顔ののんびり娘と、テキパキママとのやり取りが面白かったのか、
係りの方もニコニコ笑いながら対応してくれます。
おかげで、のんびり娘には「出来なかった」「恥ずかしかった」という想いは
のこらなかったようで、表情は明るいまま。
なので、ここで鬼母から突っ込み。
「自分の旅行なんだから、いつから行くか。どれくらい行くか位はわかってないとねぇ。」
係りの人がもう一笑いして、受け取りについて説明してくれます。
私に対してではなく、のんびり娘に向かって話してくれるので、
娘も緊張しながら一生懸命聞いています。

受け取りには、今もらったピンクの紙が必要な事。
だからその紙は絶対に無くしちゃいけないこと。
30日を過ぎたら受け取りが出来ること。
受け取りには本人(のんびり娘自身)がこなければいけないこと。
受け取る時に印紙証紙が必要な事(これは良くわからなかったかも)
印紙証紙はここで買えること。

こうした事を自分で聞いて、
「わかりました。ありがとうございました。」
と言って帰ってくる事が出来ました。















積み重ねてきた事。

2009-03-22 22:10:34 | 母の作戦、考え
最近ちょっと思うこと。

例えば、新学期になって、新しいクラスを持った先生が、
「この子達、なんにもできてないわ。
これまでの先生達は、親はいったい何してきたのかしら・・」
などという感想を持つ。

そうして、その先生の受け持った1年間で徐々にその子が
「何かの出来る」子になったとする。

「ほうら、やり用次第でこの子は伸びるのよ。」
と、思う先生がいたとしたら・・・。

「違うよ。」
といってあげたい。

先生の指導が入っていったのは、その指導がはいる素地を
これまでの先生方や親御さんや、或いはその子自身が作ってきたから。
「なにもできていない。」
ように見えていたとしても、その子の中には確実に
これまでの経験や働きかけがたまっていたのよ。

その先生はもしかして、その子の中にたまっていたものを上手に外に出せる方だったのかもしれない。
でも、もしかすると、ただその時期がきたからでてきただけなのかもしれない。
どちらにしても、その子の中のこれまでの積み上げがなかったら、でいぇこなかった力だということには気付いて欲しい。

人間って、ちょこっと賢くなるとすぐに
「こうだからこうなった。」
と、単純な原因と結果を繋げたくなるようで、
「この子は、こういう教え方をされてきたからこんなになった。
とか、
「親御さんが何もしないからこうなった。」
とか、実に無責任に簡単に言う人がいるけれど、
それぞれの子どもには、もって生まれた遺伝子の持つ特性の他に
生まれてからの年数分の違った経験が積みあがっていて、
そんな風に単純化できるわけもないのよ。







歯医者さんまでの道程

2009-03-21 21:37:25 | 娘の事・謎
以前も書きましたが、のんびり娘が通っている矯正の歯医者さんは
都内の中心部<オシャレなM区)にあります。
自宅最寄の駅から1度乗り換えて一駅。そこから7,8分は歩きます。

今かかっている矯正の先生は都心の医院が本拠地なんだけれど、
実家(やっぱり歯医者さんで、今は弟さんがやっているの)の方で、
週に2回程患者さんを見ていらしたの。
のんびり娘のママ友に紹介されて行き始めたのが4年生の時だったかな。
しばらくは実家の歯医者さんのほうで見てもらっていたのですが、
そちらがだんだん混んできたので、中心部の方で見てもらうようになったんです。
たまたま、この歯医者さんと、私の土日の仕事先(不定期ですが頼まれると仕事するんです)が近いので、私の仕事と予約日を合わせて効率良く通う事もできたんです。

矯正は、3週間置きぐらいの通院、調整が普通のようですが、
我が家は「お勉強」と「部活」とフルで出る事になる「補習」とのからみもあって
予約していてもいけなかったりという事も多いです。
今回も、1ヶ月以上開いてしまって、
「ねぇ、私虫歯が出来たかなぁ・・」
と、のんびり娘が心配するほどになっていました。
そろそろ見ていただかなくてはなりません。

今日は、私が仕事です。午後3時間での予定ですので、後処理含めても
4時以降の予約なら一緒に行けます。
でも、のんびり娘は午前中部活で学校。
電話とメールのやり取りだけで、ちゃんと落ち合えるのかどうか
少々心配でしたが、チャレンジしてみる事にしました。

「予約が取れるかどうか歯医者さんに電話で聞いてみるから、
部活が終わったら電話して。
仕事中ででられそうにないときは、メール入れるか、メッセージで残すから
必ず、携帯をチェックしてね。」
と、出がけに確認。

4時半からの予約が取れたのが10時。
10時半から12時半までは
電話をかけたり取ったりする事が出来ませんので、
この時点で、
「歯医者さんの予約が取れました。テニス部が終わったら、
どこかでお昼を食べて(○駅のマックでもいいね)、
△駅に、3時半から4時頃にくればいいからね。
3時頃電車に乗ればいいと思います。」
とメールをし、

メッセージには、
「予約取れたから歯医者に行きます。メール入れたけど
電話もしてね。」
と入れておきました。

12時12分から1,2分おきに3回。公衆電話から着信がありました。
「公衆電話」ということは、携帯を使えない学校から。
きっと、「部活終わった。」の報告でしょう。

12時26分には着信が「携帯」からに変りました。
学校をでて、学校近くのバス停に着いたのでしょう。
バスに乗って○駅まで向かうのだと思います。
それが帰りのルートでもありますし、△駅にくるのにも
同じ地下鉄を使いますから。

メール読んでくれたかな。意味わかったかな。
こちらもハラハラはしますが、なにせ仕事中です。
でるわけにはいきません。

心配ではありますが、グッと我慢です。

12時35分には珍しくメールが入りました。
(うつのに時間がかかるのでのんびり娘はあまりメールしないのです)
「今、バスの中にいるよ

休憩時間に入ったので、急いで電話をしてみますが、
バスの中だからなのか、気がつかないのか
でてはもらえません。
「メール読んだのか。わかっているのか」
確認したいところですが、「謎」です。

ところが、12時42分にこんなメールがきました。
「○駅で、ホントに買い物して大丈夫かなぁ」

○駅は学校からのバスが着く駅で、我が家の最寄り駅からひとつ隣です。
我が家の最寄り駅では、ちょくちょくマックやミスドによっていますが、
○駅ではそうした事がありません。
真面目で慎重なのんびり娘のことですから、
「先生とか、他のお友達に見られたら・・・」
なんていうことも心配しているのでしょう。
電話は相変わらず通じないので、こうメールしました。


「いいよ。でも、まだ時間あるから□駅(我が家の最寄り駅)までいって、
そこで時間まで買い物しててもいいよ。」

とりあえずは、こちらのうった内容が伝わっていると安心しました。

そして1時から午後のお仕事。3時までの予定でしたが、2時頃5分ほど時間が出来たので
携帯チェックするとメールが入ってました。
「マックで持ち帰りにしてしまいました。今バスの中にいるよ。」

えっ!バスって・・・。
文面からすると、どうやら家に向かっているらしいです。
慌てて自宅に電話しますが誰も出ません。
そこへタイミングよくのんびり娘からの着信。
「今、家を出たとこ。」
「帰ったの?」
「うん。着替えてきた。」
「じゃぁ、△駅まできてね。ママ3時まで電話に出られないけど、
△駅に着いたら電話してね。」
で、仕事に戻ります。

3時20分、のんびり娘から着信。
「ついたんだけど・・」
「じゃぁ・・・どうしようかな。ママあと少し仕事があるからどこかでまっていて欲しいんだけど・・・」
「ついたんだけど、ここでいいのかな?」
「え、△駅じゃないの?」
「それって、こういう字?」
「そうそう。で、1aの出口だけど、みえる?」
「ううん、3,4って書いてある。違う方かな。」
〈△駅には改札が2箇所あるのですが、いつもと違う方にでてしまったらしいです)
「じゃぁ、駅員さんに1aはどこですかってきいてみて」
「ううん。自分でわかるよ。」

7分後、自信満々な声で
「でたよ!」と電話。
ちょうど仕事も終わったところだったので合流いたしました。
待ち合わせの、地下鉄出口付近に立っていたのんびり娘は、
服装も、持ち物も真っ当。
顔がかなり小さくて細身。足も長いので、
オシャレなその街にもそれなりに溶け込んでおりました。


こまごまと書いちゃいましたが、
こちらの意図を正確にとることや、
メールを打つ事でさえとても難しかったのんびり娘が、
これだけの事ができるようになった事を記録しておきたいと思いました。

1鬼母からの指示メールを読んで、
お昼を買い、バスで家に戻り、バスの中からママにメールで状況を伝え、
誰もいない家の鍵を自分であけて帰宅。
お昼を食べて、着替えをし、
学校の鞄から、私服用のバッグに定期券、お財布、鍵、
ミュージックプレーヤーなどを移し(しかも1時間程度で)、
鍵を掛けて家をでて、ママに電話し、
またバスに乗って最寄り駅へ。
それから30分地下鉄に乗って、比較的大きな駅で乗り換え。
一駅先の目的駅でおりて、
「いつもと違う」と感じたら、改札をでる前にママに電話して、
駅名を確かめてから、もうひとつの改札にむかい
正しい出口で待ち合わせ。

かなりのスキルですよね。

もちろん、何度もかよった駅です。
これまでも一人で通院させてもいます。
その他の事も、バラバラでなら何度も体験している事です。
だけど、こうしてまとまって力になっているのを感じられた事に
なんだか感動してしまう鬼母なのでした。



















因数分解

2009-03-20 00:39:19 | 数学
テストでは、そこそこ回答できていた「因数分解」なのですが、
至近で見ている鬼母には、「わかってないなぁ」
というのがわかりましたので、授業のない春休み前までの時間を使って
ボチボチ取り組んでおります。

「わかっていない」段階では、のんびり娘の抵抗が大きいので
バトルも増えて大変ですが、この単元はおそらく何とかなるとおもうので
あきらめずに取り組んでいきたいのです。

さて、因数分解の公式って覚えてますか?

と、ここに書こうとしたら、二乗を表わす小さな2をどうやって式に書き込んだらいいかがわからない・・・。
このあたりが、我流を押し通すおばさんブロガ―の弱みですね。
ワードで、「ルビ」機能を使って書いてみたんですが、
ここに写すと、自乗ではなくて、×2になっちゃってました。

どなたか、書き方ご存知でしたら教えてください。
ちなみに、我が家のパソコンはかなり年季が入っていまして
WindowsのMeです。