のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

しつこく「考える授業」について

2005-04-02 22:24:22 | 先生方に②参考になれば
「教える」授業というのは、マニュアル化が出来ますよね。
また、「教えた」事がどの位できるようになったか、計る事もある程度容易に出来ます。

でも、「考える授業」って、その辺どうなんでしょう?
「ユニーク」な考えが良いのか、「道筋に沿った」考えが良いのか、「とにかく考えようとする姿勢」が良いのか。
受け止める人によって、随分と違ってくるように思います。
すると、一体どうやって教育の効果を計るのでしょうか。

私は、もともとが教師では無い職業婦人(ふっるーい言い方!)だから、自分の仕事の結果がどのような成果をあげたのかが気になります。で、成果が思った程でなかった場合には、原因を探って改善できるポイントを探します。

学校で仕事をしていても、同じような考え方で子ども達一人一人に当たっているのですが、「考える」って評価しにくいんですよね。
実際には、担任の先生が考えている筋道に、それとなく子ども達を誘導するような事をしているのですが、その時間が勿体ないような気がするのは、私が「せっかち」だからでしょうか。

私が見ているあるクラスの先生は、
「言葉で説明できてはじめてわかったと言えるのよ」が口癖で、何でも子供達に意見を求め説明させるのです。
そうした授業の中で、確かに子ども達の発表能力や発表態度は伸びていると思うし、大人受けする「いい意見」を連発する子供も出てきています。
だけど、私が気にしている数名の子供達や、算数は得意でも言葉にするのが苦手な子はというと、ただ静かに聞いているだけ。
聞いていて得るものももちろんあるとは思うのだけど、
50分授業の大半がこうした時間に当てられ、
「さぁ問題を解きましょう」が3分とか5分とかでは、どうにもならない子ども達が結構いるのだということを、こういう先生にはわかってもらいたいと思うのです。

「考える授業」だって、きっと、素晴らしいものから私がつい不満に思ってしまうものまでいろいろあるんだと思うのです。
だから、私の経験だけをもって「考える授業」=「悪い授業」だというわけではないのだけれど、最初に書いたように「考える授業」は計るのが難しい。だから、先生の自己満足に終わる危険も、より多くはらんでいるように思うのです。