のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

いける・・・と思う。

2007-01-31 23:20:11 | 中学受験
今夜が最後の家庭内模擬試験。

国語の記述問題は、やっぱりボロボロだったけど、
前半の漢字と語句は「いける!」という感触になってきました。
(なぁんて、凄そうですけど、目標点は20点ですからね)

国語で20点越えれば、あとは算数で40点とって滑り込み。
それが私の中で立てた計画ですが、
今日の様子を見ていると、どちらももう少し上積みしてもらえそうです。

あとは「平常心」。
ありがたいことに、志望校ではもう3回も模擬試験を体験させてもらってます。
同じスタイルで嫌になるほど家庭内模試もしてきました。
無理なチャレンジをしなくていいところまで力はついているので、
親が無用なプレッシャーをかけずに済みます。

明日もいつもどおり6時半に起きて、
いつもどおり7時20分に家をでて、
いつもどおり 学校に行く妹ちゃんと一緒に
いつもの電車に乗って志望校に向かいましょう。

「平常心」でいるのに、努力をしなくていい状況。
ありがたいなぁ。

では、私もいつものように「オーラの泉」を見てから眠る事にしましょう。
おやすみなさい。



前日

2007-01-31 07:17:19 | 中学受験
いよいよ試験が明日に迫りました。

志望校からは、「前日と当日の過ごし方」を書いた葉書が、
校長先生の「頑張って!」のメッセージと共に届きました。
それによると、
「前日はいつもと同じように・・」

だからというわけではないのですが、
「早く起きなさい!!」
「さっさと着替えて!」
鬼母の怒号ではじまる「いつもの」朝なのでした。

昨日は、算数の一行問題に取り組んでいました。
1問でも多く答えられるように、最後の最後まであがいている母です。
といっても、「作戦」は忘れません。

のんびり娘は状況判断が弱いです。
出来る問題だからといって、立式や計算に時間がかかる問題の解き方を教えてしまうと、「これできる!」と時間を忘れて取り組んでしまいます。
「どれができそうか?」なんて考えはじめたら、それだけで5分10分ロスする子です。

だから、問題は最初から。ひとつも飛ばさず基礎計算をやり遂げて、
その後の余った時間で「一行問題」に取り組む。
その後の問題はキッパリ捨てる。
そういう作戦です。

模擬テストの形で基礎計算を繰り返し、自信とスピードを育てながら、
(スピードはそんなに早くはなりませんけど、自信がでてくると迷う時間が減っていきます)
様子を見て1行問題に少しずつ取り組んできました。
1行問題でも、まずは単純なものからはじめます。
ここに取り組む時には時間はもうあまりないはず。
だから、パッとみてパッと計算できるものをしっかり出来るように。
それから、少しづつ手間のかかる問題に向かっていきます。

この順序を間違えると、のんびり娘の試験はひどい事になってしまうから、
彼女が自信を持ってパッと飛びつく順番が狂わないように、
刷り込みの順序にも気をつけてきました。


今日は帰宅後、時間どおりに国語算数の模擬テストをして、
答え方、取り組み方がぶれてきていないか、
最後のチェックをするつもりです。

あと1日。最後まで頑張る人間に天は微笑む。
あなたの頑張りはきっと伝わる。
娘にはそう話してあります。






我慢の仕方。(意地悪篇)

2007-01-30 05:58:06 | 先生方に③ 親の思い 
夕食中、のんびり娘がこんな話を切り出した。
「国語の時間、少人数で席をかえるのね。
私はそれが面倒臭くて嫌なの。自分の席で受けたいの。」

いじめられ経験のけっこう長い母は、こういう時ピーンと来てしまうのだ。
「ふーん。どうしてよ。」
「私がすわると、嫌な気持ちになるこがいるでしょ。それが悪いから。」

「誰、それ?いってみ。」
と、あっけらかんと聞いてやる。
のんびり娘はいい奴だから、なかなか言おうとしないので、
こちらから「○くんか?」って、水を向けてあげる。

「ううん。○君の席には座らないようにしているから。」
「ふーん。で、なにされるの?」
「あとで、机を拭いたりしてるのね。だから悪いかなぁと思って・・」
またまた「遠慮」「我慢」モードに入っているなぁ。

「その子、お馬鹿だねぇ」って、大きな声で言ってあげる。
「机拭いたぐらいで残った菌が消えると思ったら大間違いだよねぇ。
アルコール消毒ぐらいしないと意味ないじゃん。
それに、君の学校で、君以上に清潔好きな奴はいないのにねぇ。」
ここで、妹ちゃん合流。
「そうだよ、おねーちゃんの手洗いは、長いもんねぇ。
いっつも、あらってるもんね。」
「そうそう、そのおねーちゃんよりきれいな手の子がいるなら見せて欲しいよねぇ。」

こういう話の流れだと、のんびり娘も安心なのか、今日あったいやな事を
「ひどいでしょ」というトーンで話してくれる。「我慢」モードが少し緩むのだ。
今日は、机拭き事件の他に、筆箱事件というのもあったらしい。

「○君(いつものやんちゃ坊主)の筆箱を、□君(去年○君とつるんで意地悪を良くしてたお調子者)が私の机の上に投げたのね。そうしたら○君が「きもい」って嫌がって、それを△君に投げたの(この子は先日紹介したターゲット君)。そしたら△君もそれをなげたの。ひどいでしょ。」

「ふーん。そういう時ね、対処の仕方は二つあるな。」
「私ね、我慢したよ。」
「ううん。我慢じゃなくてさ、もうワンワン泣くのよ。めそめそとかシクシクじゃ駄目よ。ウワーーーッて大声あげて泣くのさ。」
「私泣かないで無視したよ。」
「うん。無視するのもいいんだけどね、我慢してるでしょ。嫌な気持ちになったでしょ。
でもあなたは何にも悪くないでしょ。だから我慢するのは変なのよ。
嫌だったら、大泣きすればいいの。」

「なんで?」とこれは妹ちゃん。

「そうするとね、先生が飛んでくるでしょ。
いたずら坊主達は,『やばい。怒られる。』ってビクッとするでしょ。
それで本当に怒られるじゃない。
そうしたら、『ざまぁみろ!』って、隠れて舌だしちゃえばいいの。」
ここで、実際に大泣きと舌だしの実演をして見せたので、姉妹2人大笑いでした。

「言いつけたりすると後で何かされるかなって、気になるでしょ。
でも、泣き出しちゃえばこっちのもんよ。
周りの子達も『なんだなんだ』って寄ってくるし、先生にはばれるしで、
困るのは意地悪した方になるからね。」

「でも、やっぱり泣けないよ。」

「それなら、『いざとなったら泣いてやる』って思って無視すればいいよ。
この間△君の事を話したとき、△君は『いざとなったらやっちゃうから』って思ってるって言ったでしょ。だからね、意地悪されてもけっこう平気なんだよ。
T君もそうだよね。
5年の時、ずっと意地悪されててついに爆発したら、それに懲りて○君ぱったり意地悪やめたでしょ。最近また懲りずにはじめているみたいだけど、T君、お母さんに『またきれてもいい?』って聞いてるんだって。
『いざとなったらまた切れてやればいい』って思ってるから意地悪されても余裕でいられるんだよ。」

「そうなんだ。」

「そう。
あなたが少しも悪くない事で、あなたが我慢することはないの。
いざとなったら大泣きして、意地悪な子達が先生に怒られてるのを「ざまぁミロ!」って思えばいいの。だって、向こうが悪いんだから。
無視する時も『ったくもう、しようがないなぁ。先生に怒られたらかわいそうだから、まだ泣かないでいてやるか』って思ってればいいのよ。」

調子に乗った意地悪坊主達のためには、一度大泣きしてあげたほうがいいのではないかと
密かに思う母なのですが、たぶんのんびり娘はそうしないでしょう。
それでもね、「いざという時には自分のほうが優位にたてる」という気持ちがもてるかどうかは、けっこう大きいと思うんですね。



言語の習得について(姉と妹)

2007-01-30 04:53:44 | 娘の事・謎
一昨日の朝食で、ホットケーキにフルーツカクテルを添えて出したら妹ちゃん、
「わぁー。ママ、私イルミネーションして食べてもいい?」って。
「??・・・・あぁ、デコレーションのこと?」

こういう間違い(勘違い)は子どもには良くあって、
自分で使ったり、人のを聞いたり、何かを読んだりして、
自分の脳の引き出しにしまわれた言葉を直していくのだと思うのです。

で、妹ちゃんの場合、一度ミスするともう二度と失敗はしません。
その場で即座に訂正されて脳みその中にしまわれていきます。
これが「普通」だとすると、
何度指摘されてもなかなか直らないことの多いのんびり娘。
ついさっきいっしょに読んだばかりの漢字の読みを、もう忘れてしまうのんびり娘。
それは確かに、「本人が大変だ」という意味において「障碍」なのでしょう。

先日の漢字の読み方といい、
普通にいれたのでは入っていかないということは、
どこかで何かが滞っているのだと思うのですが、
それは一体なんなのか。
ぱっと見てわかってつなぎ直せるならどんなに楽かと思います。

人生、確かに寄り道や苦労が人間を育ててくれる事はあります。
それに、言葉の獲得に苦労しなかったからといって、苦労せずに人生が終わるわけでもありません。(私なんぞ、40代になってこんなに勉強する羽目になってるもんね。)
でもねぇ、他の人がらくらく習得していく基礎部分の言語について
こんなに苦労する事はないのになぁって、
そんな事は時々思います。

ひらがなや数字を覚えるだけで2000枚を越すプリント学習をしたのんびり娘。
(因みに、小さい「つ」や小さい「や」「ゆ」「よ」、カタカナは今でもちょっと怪しい)
そんなもの何にもせずに、どんどん本を読むことでいまや大概の漢字は読めてしまう
妹ちゃん(お菓子の袋に書いてあった「保護者のかたへ」なんていうのも読んでました。)。

学校の行きかえりに目に飛び込んでくる看板。教科書の中身。児童館で読む漫画本。
お菓子の外袋やチラシの類まで。
ありとあらゆる所に「文字からの情報」が溢れている人間社会。
妹ちゃんは、毎日存分にその刺激を取り入れながら生活しています。
そのことでまた、自分のなかの「言語の引き出し」を増やしていっています。
でも、のんびり娘は「読めない」から「見ようとしない」「読もうとしない」。
そうして「言語の引き出し」は、なかなか埋まっていかないのです。

やっぱり、のんびり娘はなんだか損をしている気がするなぁ・・・。

見えてきたもの(学習の中で・・)

2007-01-29 13:45:10 | 娘の事・謎
苦手を承知で、取り組んでいる「読解」や「文章題」。
嫌がっても、無理やり続けてきた事で見えてきたこともあります。

まだ、整理がつかないので覚え書きになってしまいますが、
今感じている事を書いておくことにします。

受験用の問題文は大概長いです。
質問のほかに、答え方の指定がされているので、1文が長くなるんですね。
ともすると娘は、質問よりも答え方についての条件の方に引っ張られます。
質問があって、答えがあり、その答えをどんなスタイルで表すかが条件なのに、
条件を読んで、条件に合う答えを探す。
という形になってしまうのです。

答えを探す時にも、「惜しいなぁ・・・」というものが良くあります。
ほぼいいところを探してくるのに、なぜ「惜しい!」になってしまうのか。
見ていると「主語と述語」を対応させることがしっかり出来ていないんですね。
それで、何か足りない答え方になってしまうようです。

3年生くらいまで「拾い読み」を卒業できなかったのんびり娘ですから、
無理もないといえば無理もないのですが、文意をつかまえるための基礎部分が
本当に弱いです。

漢字の読みは、ずいぶん良くなりました(スタート全滅からですからね)。
読めない漢字でも、粘って読むコツがわかってきました。
でも、そこで流れが止まってしまうから、文全体の中身が良くわからなくなってしまう。
読み直しても、同じ漢字でまたしばらく止まるので、結局流れがつかめないんです。

受験が終わったら、「漢字」というストレスがかからない文章で、
主述の対応からゆっくりじっくり進ませてあげたいと、今はそう思います。

漢字。これは謎の多い分野です。
熟語が読めないとき、半分隠す方法を娘には教えています。
景観が読めない時は、まず下半分を隠して、「景」はなんと読むのかを考える。
彼女の頭の中には「風景」という熟語が入っていますから、
「景」をみて、「風景(ふうけい)」が浮かびます。
で、すぐに「けい」とでるかと言うと、それが違うんですね。
「ふう?」と言ってしまって、私が「上下どっちだっけ?」と問いかけて、
しばらく考えた挙句に「けい」ってでてくるんです。
「観」のほうがもっと面白かったです。
この字をみて、自分で「観光客」って言うんですね。
「そうだね、こうだよね。」って、私が目の前のノートに大きく
「観光客」と書く。
それが目に入っているはずなのに、
「こう?」「きゃく?」ですから・・・・。
「観の字はどこ?」と問い掛けてしばらくすると、
「あっ!」と気がつく。
そういう感じなのです。

1度入ってしまうと、するっと読めるようになるので、
覚えられないというのでもないようです。
いったい、何処で配線が切れているんでしょうね。

算数の文章題も謎の間違えが多いんですが、
特に「これは・・・」と思ったのは、
彼女の中で「あわせる」が何算か自信をもって答えられなかったという事です。
「増える」は足し算だという事には自信がある。
確かに、彼女の足し算(指折りです)は「増える」ですから、
これに迷いはないんです。
でも、あわせる(昨日は絵を書いて見せました)という事が
足し算なのか、引き算なのか、絵を書いて見せられても、
実は彼女には自信が無かったんだそうです。






姉妹2人

2007-01-27 23:53:16 | 母の作戦、考え
のんびり娘と妹ちゃん。
二人並べてお勉強を見ているときのママは忙しい。

のんびりちゃんには、
「ていねいなのもいいけれど、あなたの課題はスピードアップ。
早くする事を考えなさい!」と声を荒げ、
妹ちゃんには、
「ほら、また急いだ。お手本を見てゆっくり書けって言ってるでしょ!」
と怒鳴りつける。

うちの子どもはたった二人。
同じ両親から遺伝子を受け継ぎ、同じ母親に育てられ、同じ女の子だというのに
どうしてこんなに違うのかって思うほど両極端な姉妹だから、
私の注意も両極端。
たして2で割ることが出来たのなら、どちらもそこそこの注意で済むのにねぇ。

でも、こういうふたりだから、余計な気をつかわずに済んでいるのかもしれません。

昨日、妹ちゃんとのんびり娘を乗せた車の中で、私は妹ちゃんに
こんな事を言いました。
「もっと、字がたっぷり書いてある本を読んでご覧よ。」

読む力は、あなたの得意技。
だったらその力を伸ばさなきゃ。
簡単な本ばかり読んでいると、せっかくの力が伸びないよ。

後部座席ののんびりちゃんにも、こんな形で同意を求めます。
ねぇ、ピアノだってさ、一曲弾けるようになったら
それより少し難しいのに挑戦していくんだよね。
いつまでも簡単なのばかり弾いてたらうまくならないんだよね。
得意なものはそうやって伸ばしていかないとつまらないよね。

「そうだよ。」とおねえちゃんらしいひと言。

うまくかけないけど・・
みんな違って皆いいと心から思っているのなら、
妹がおねーちゃんを軽く抜き去る分野があっても
私は一向構わないと思う。

そんなことしたらおねーちゃんが傷つく
というのは違うような気がするの。

よぉくみれば、おねーちゃんにはおねーちゃんの得意なことがあるのです。
それをキチンと評価していく事。
それが、受け止める力をつけると私は思う。




困った・・・。後日談。

2007-01-26 21:44:51 | 先生方に③ 親の思い 
困っていたクラスの事。
娘は1日休んで気持ちが落ち着いたのか、
「先生には言わなくていいよ。」と言い出しました。

土曜日には卒業対策の打合わせで、他のお母さん達と会う機会があります。
「改めて」よりも「さり気無く」切り出せたらいいので、
それまではアクションを起こさずにいようかと思いました。

と、昨夜、ターゲットになっている様子の男の子のママから電話。

主役クラスのやんちゃボンズは、どうしてもそういう事が止められないらしくて
ちょくちょくあるんだけど、本人はもうあまり気にしていないそうなのです。
「だって、あいつの方がむなしいだろ。」って、これはそのお母さんが
昨年、話し続けてきたことがしみ込んだんでしょうね。
それに、
「いざとなったら、あいつのこと、やっちゃうから。」とも言ったそう。
これなら、大丈夫ね。

尻馬にのって、からかいの言葉を投げかける脇役の子ども達と、
この男の子は塾が一緒なの。それもちょっと心配だったんだけど、
塾では普通に友達として過ごしているんだそうです。
学校でも、常に意地悪されているっていうんじゃなくて、
けっこう仲良く遊んだりするときもあるらしい。

このクラス、東京都心の子ども達とは思えないほど幼くて単純な子が多いのよ(特に男子)。
それが、誰かに引っ張られると「いじめ」にもなるし「学級崩壊」のほうにも向くの。
あんまり深くものを考えていないから、「そんなことしちゃいけない」っていう力があまり働かないんだな。
でも、深く考えていないから、
別の場面では、平気で仲良く楽しく遊んでたりするのね。
いんだか、わるいんだか・・・。

いずれにしろ、のんびり娘が苦にする程、当人は大変になってはいない。
それは良かったのだけど、
でもね、「目が腐る」だの「こっち向くな」だの
「ふーん、いじめられてるんだってぇ。かわいそうだねぇ(からかい口調)」
なぁんていう言葉はね、使わせたくないのよ。
というか、そういう物言いや態度が、非常に自分を醜く卑怯者に見せるんだっていう事をちゃんと教えてあげたいの。

今、勤めている学校でも思うんだけど、
こういう、人を傷つけたり人を嫌な気分にさせるためにだけ発せられる言葉が、子ども達の世界にかなりはびこっているのよ。
そういう言葉を使うときの心のハードルも実に低い。
それが、気になるのよね。

さて、最後に少し笑えた事。
昨日の電話でそのママはこんなことも話してくれました。

「昨日さぁ、『フィアンセってなに?』って聞かれたから、
説明して、どうしたのって聞いてみたら、
『今日、掃除の時間に『のんびり娘とフィアンセだろ!』って言われたけど、
何のことかわからなかったから。』だって、からかうほうも手ごたえなくて困っちゃうよねぇ。」

のんびり娘にもきっとわからなかっただろう。
知らないっていう事は「平和」だ。

アンバランス

2007-01-26 20:52:28 | 中学受験
受験まであと5日。
ママ模擬試験の成果(だとおもう。パターンの繰り返しが効果的なのだ)もあって、
ママの計算問題の間違えを指摘するまでになったのんびり娘。分数計算はもう大丈夫。
少数だって、混合計算だって殆ど間違えません。

でもね、昨日の話。

気分転換に入ったファミレスで(マンションの部屋からは外が見えないので、時々景色のいい所に勉強場所を移すのです。煮詰まり防止ですね。)、ガチャポンを見つけた娘。
自分のおお小遣いでやるからと許可をもとめてきました。
でも、お財布には100円玉と50円玉が1個ずつ。ガチャポン代は200円。
「ママが、カンパしようか?」
と聞くと、50円玉をだして、
「じゃぁ、これ。あと、こんどこれがあったら、ママにあげるからね。それでいいんでしょ?」

こういう時私は、けっこうストレートに娘に話します。
「大したもんジャン。ちょっと前まではさぁ50円が2個で100円だってわからなかったのにねぇ。わかるんだ。」

素直な娘は、「うん。どういうわけか、わかるようになっちゃったのよ。すごいでしょ。」だって。

さて、そののんびり娘。今お風呂前に一休みに、妹ちゃんが借りてきた本を読んでます。
黙読じゃなくて音読ね。
以前に比べたら、つかえなくなりました。
言葉の意味どおりに切れているところを見ると、内容もつかまえられるようになったんでしょう。
進歩進歩。

でもね、読んでいる本は何かというと、
かいけつぞろりシリーズなのよ。
覗いてみれば、漢字は「大きい」とか「子」とかしかないの。
しかもルビつき。カタカナにもていねいにルビが振ってあるのよね。
そのレベルの本を、黙読ではなくて音読するの。

さっきまでやっていた勉強では、
「世界遺産」だの「原爆」「核兵器」という言葉を読んでいた娘だけど、
今の「ちょうど」は、きっとこれ位なのよね。





おもちゃ

2007-01-25 01:23:28 | 中学受験
受験目前なので、当然
のんびり娘と鬼母は『お勉強』に明け暮れている。

で、パパはと言えば・・・
このところ毎晩、リモコンヘリ(クリスマスに自分で買ったの。小型で超軽量)で遊んでいるのだ。

パパの帰宅時間は、このところ少し早くなって10時前後。
のんびり娘の就寝時間とほぼ重なる。
子ども達の寝室とリビングは隣同士。
親としては少しでも娘の睡眠時間を確保したいところなのに、
帰宅後リビングで、
『ブーーーン』と音をさせながら、
リモコンヘリを飛ばす奴。

あっきっれちゃうでしょ。

ハエの親分みたいなのを、私の近くでぶんぶん飛ばすんだから
鬱陶しいったらありゃしない。
「鬱陶しいから叩き落すよ」と、脅してはみるんだけど、
飛ばしているときの表情が、実に無邪気に嬉しそうなのよ。
これで本当に叩き落したら、すっかり私が悪者じゃない。

仕事のストレス抱えて、カリカリブツブツされるよりは
こちらのストレスも少なくて済むわけで、
まぁいいか。

それにしても、あと一週間なのよ。受験生の父よ、いいのかそれで!!


概数

2007-01-24 22:13:23 | 4年算数
概数を習う時には、同時に色んな言葉を学習します。
「言葉」の弱いタイプののんびりちゃんには、大変なとき、
出来れば家で少しずつでも慣らしておいてあげたいです。

さて、どんな言葉がでてくるかと言うと、
そう。まずは「がい数」ですね。
これは「だいたいの数」と説明するのですが、
のんびり娘にこれを説明するのは至難でした。

「だいたい」っていってもねぇ。
23456円を、23500円にしてみたり、23000円にしてみたりでは、
そりゃあ訳わからんですわ。
でも、四捨五入はルールで出来ることなので、こちらはそれ程苦労せずに身につけていました。

さて、
学校では、数字を数直線に書き込ませるところから始めます。
243563と246809の二つの数字を、240000と250000の書き込みのある数直線に、矢印で書き込みます。
その矢印から、240000と250000のどちらが近いかを見せるんです。
「こっちに近いね。だから『だいたい』こっちだよ。」
なんて風に、子ども達が見ているものと「言葉」を結びつけるように心がけています。

でも、やはりこの段階だとまだまだ理解は弱いです。
あっちでもこっちでも『わからない』や『大間違い』が発生します。

このわかりにくい状態を整理するのが『四捨五入』です。
これを使うと、「だいたい」が「すぱっと」にかわります。

でもその前にもうひとつの言葉の壁がありますね。
がい数は「何の位までか」というのが大事です。

問題は、こんな風に出されます。
『四捨五入して10万の位までのがい数にしなさい。』

困っている子には、こんな風に教えます。
~までって書いてあったら、~のお尻で区切っちゃえ。
そこからあとは、全部0になるの。

さて、難しいのはここからよ。
線の前は、そのままか、1増える。
(理由は数直線を見せて説明します。これでスキッと理解できる子も多いので・・)
どちらか決めるのが四捨五入なの。

四捨五入に使うのは、さっき区切った右隣の数字。
言葉だと分かりにくいので、毎回下線を引いてます。
区切りの線の横に下線。問題を読んでこれがすぐ引けるようになるまで見守ります。

そうそうい『四捨五入』も、新しい言葉ですね

4は捨てて5は入る。(これもノートなどに必ず手書きして刷り込みます。)
4っていうのは、4より小さいのね(と、四捨の下に0,1,2,3,4、って書いちゃう)
これは捨てるから、そのまま。
5っていうのは、5より大きいのね(と、五入の下に5,6,7,8,9、を書き込む)
ここで、まだなんだか不安そうな子には、先ほどの数直線を見せて
真ん中の5のところで左右に分かれちゃう事を確認します。
完璧にわからなくったっていいんです(と、相変わらずいい加減な私)。
本人がそのやり方を不安に思なければ、繰り返しで身につきますから。

このパターンが身についたら、このあと色んなバリエーションに対応できるように
していかなくてはいけません。

『千の位を四捨五入して』と言われたらどうするか。
「四捨五入」するところにはいつも下線を引いてきたので、
それを使って、千の位に下線を引かせ、四捨五入。
すると自然に「1万の位」までのがい数になります。

『上から二桁のがい数に』と言われたら、
「うえ」というのが一番左だという事を教えます。
ついでに「下」も教えます。
で、最初のパターンと同じ、区切りを入れてその右隣に下線、四捨五入です。

ここでは「以上、以下、未満」などの言葉も学習します。
難しく感じる言葉ですので、「い は はいる。み は はいらない。」なんていう単純な形にしてあげると、覚えやすいようでした。


区切りとか、下線とか、それは学校や塾の先生の教え方にあわせればいいと思うのですよ。
ただ、言い方が色々にかわっても、やり方がかわらないように、最初にこの後の学習を予想して教えることが大切だと思います。
方向転換、臨機応変が苦手なのがのんびりちゃんですから、混乱させないようにしてあげたいですね。