のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

夏休みの宿題 自由研究

2008-08-30 21:13:00 | 理科
結局、今週いっぱい宿題に追われることになってしまいました。

先日、「読書感想文」については書きましたので、今日は「自由研究」について。
中2の理科の宿題は「理科1、理科2どちらでも構わないから、自由研究してレポートを提出」
というものでした。

本人は、小学校時代に体験していた「果物電池」(どんな果物が電気をよく通すのか実験する)をやりたがったのですが、電極をどうするか等、こちらの準備がなかなか整わなくて後回しになっていました。
田舎から帰ってきたその日、庭に変な形のイモムシくんがいっぱいいるのを見つけたので、
「ねぇ、これそのまま観察して自由研究にしちゃおうよ。」
と、バシバシ写真をとっておいたのですが、
(ちなみに、のんびり娘は虫を含めて生き物好きなので観察系は得意です。)
翌日降った雨があがると、7,8匹いたそのイモムシが見事にいなくなっていました。
「たくさんいるから、庭に置いたままで観察しようよ。」
と言ってしまった私のミスです(家の中に入れたくなかったんだもん・・・)。

それで、何にしようかと彼女の教材をあさっていると、光合成の実験が目に付きました。
昔皆やったでしょ。葉っぱにアルミ箔をまいておいて、エタノールで色を抜き、ヨウ素液につけて染め出すやつです。
のんびり娘の学校はどうやらあまり実験をしないようで、この単元も教科書やプリントで終わってたんですね。言葉よりも「見て覚える」のが得意なのんびり娘は、特に「エタノールにつけて何をしたのか」がわかりにくい様子でテストなどでは良く間違ってたんです。
(実験さえしてくれれば・・・)
と以前思ったところでしたので、家でやれるものならと、そのページで手が止まったんです。

よく見るとこの実験かなりシンプルです。
庭には「斑入りの葉」をもつ植物があります。アルミホイルももちろんあります。
エタノールは、薬局で消毒用のが売っているでしょう。
後はヨウ素液が手に入ればできそうだぞって思いました。
で、ふと洗面台を見るとそこにはうがい薬が・・・
もしかして、使えるかも。
原料を見るとどうやら薄めてあるらしいので、濃度が充分かどうかが気になるところ。

薬局にいって、
「すみません、うがい薬とかヨウドチンキとかで,ヨウ素が一番濃く入ってるものが欲しいんですけど・・・。」
と、訳のわからないであろう相談をして、ヨウドチンキを買っててきました(もちろんエタノールも)。

家に帰って、ジャガイモで試してみるとちゃんと色が変わります。
使える事がわかったので、夜のうちにアルミホイルを葉っぱにまいて翌日実験。
このところの変な天気の合間の晴れを縫っての実験でしたのでうまくできるかどうか心配でしたけど、ちゃぁんとできましたよ。

取ってきた葉っぱを、まず熱湯に入れ(冷めないように丼使いました)、ころあいを見て、温めたエタノール(熱湯をはった鍋にステンレスのボウルをいれ、その中で温めました)の中に入れます。
熱湯にも本の少し色がつきますが、エタノールにははっきりと「緑色」が溶け出していくのが見えるので、何でエタノールに入れたのかが視覚的にわかりやすいです。
厚手の葉を使うと、この脱色が難しくてその後のヨウ素液のところで色がわかりにくくなるのですけど、ホウセンカとか柿の葉とかは、かなりうまくいきました。

我が家にあった「斑入りの葉っぱ」は、蕗だったので、厚くて脱色に手間取ってしまいました。短気な母は、上記のエタノールを鍋ごと湯煎にして、エタノールに火を入れてしまったりしましたが、「フランベってことよね。」と、サッと蓋をしておしまい。主婦は強いですねぇ。
あと、ガス探知機を鳴らしてしまって慌てました。エタノール(つまりアルコール)は気化しやすいので、もし試される方は充分お気をつけください。

アルミ箔をはった部分も、斑入りの部分も見事に色ぬけして染まりましたので、
実験としては成功。
まとめも、学校教材の中にあった(でも実験やってないから殆ど使っていない)「実験研究レポート」というワークシートのスタイルをそのまま使って、写真をふんだんにつける形でまとめました。

例によってまとめたのは私です。のんびり娘は清書。
実験の主導権も私ですわね。
でもね、彼女の中であやふやだった知識が実験によってクリアになったし、
途中で足りなくなったエタノールを近所の薬局に一人で買いに行ったことで、
「エタノール」という言葉と「消毒に使う」という事も頭にしっかり入ったし、
彼女のわかる言葉で、実験の内容とそのとき彼女が気付いて口にした言葉を
まとめてあるレポートを清書したことで、
彼女自身が体験を整理する事が出来たし、
そこまでで充分だと思うんですよね。
我が家の自由研究は、小学校時代からこんな風に、
「この活動を通して、今の段階で何をつかんでもらえればいいか。」
というのを考えてやってきています。
それ以外は、時間の余裕に合わせてこちらの請負比率を調整しちゃうのです。

今回は切羽詰ってしまったので、請負比率が高くなりました。
もう少し早くこの実験を思いついていれば、
妹ちゃんも巻き込んで、もう少し遊べたのになぁと
ちょこっと残念には思ったりはします。
なんたって、東京は今週半ばからゲリラ雨ちゃんに襲われていますので
1日で仕上げなきゃいけなかったんですよね。
自由研究、日にちの余裕は大事ですねぇ。



追記 ヨウ素液は薄めて使うので、うがい薬でも良かったかもしれません。
まずジャガイモで試して(黄褐色のヨウ素液はでんぷんに反応して青紫色になります。紫が濃いと黒っぽくなります)から、買い物にいけば良かったなと思っています。






今時の漫画本

2008-08-25 01:28:18 | 日本って・・。
昨日、私と娘ふたりはパパの実家にお泊りにいったんです。
従兄妹のチビ達が遊びにくるというので久々に。

出かける前、のんびり娘と妹ちゃんは
お泊り用の衣類の仕度は私に任せ、
おばあちゃん家に持ち込む、自分達のお宝をあれやこれや
バッグに詰め込んでいたのです。
特にのんびり娘は、必要以上にバッグを気にする素振りがありあり。
(何かあるなぁ・・)
とピンときてはいたんですけど、
DSとかね、無駄遣いして買ったガラクタ類とか、
そういうのかと思ったんですよね。

ところが、彼女が隠し持っていたのは3冊の漫画本。
これがねぇ・・・。

以前、書いたことなかったかなぁ。
のんびり娘が小学校の頃から、どう見ても「小学校高学年から高校生」向けの漫画本に、かつてのビニ本、エロ本を彷彿とさせるようなものが見られるようになり、
それも、コンビ二などで簡単に子ども達の手に入る事を、何とかならないものかと嘆いてきた、まさにその手の漫画本が、のんびり娘のバッグの中から、それも3冊も出てきたときの気持ちといったら・・・・。

いえ、彼女がこの手のものに好奇心を持った事はごく当然だと思ってるんですよ。
私なんて、もっと早くから活字とはいえいろんなものを読んでましたしね。
ただ、興味を持ったのんびり娘が最初に触れる情報がこの手の漫画というのがどうもねぇ・・。
と言っても、今の子ども達の中に結構深く広く入り込んでいるという実情も見えますから、これを取り上げて「この手の本は買うな、見るな!」と命じたところで、いずれどこかで目にするでしょうし・・。
(行動範囲が狭く情報キャッチ力の弱いのんびり娘が買ったということは、
この手の本の存在を誰かに教えてもらったか、お友達同士の会話の中に出ていて興味を引かれたかっていうことですもんね。周囲に持ってる子がいると考えるのが順当ですよね)

一応、本を見つけた事はのんびり娘に話し、
気持ちの迷うままに、こちらの危惧を率直に話して、
「おばあちゃんの家では読まないでね。」
という話で締めました。
あっ、それと、
「妹ちゃんには見せたの?」
って確認しときました。
のんびり娘、私に隠れてなにかやる時には妹ちゃんを巻き込む(と言うか、妹ちゃんの度胸に頼る)事が多いんですよ。
するとね、見せたんですって。
「ばかもの!小学校3年生に見せるもんじゃないでしょ。」
妹ちゃんは、たいして影響されるタイプじゃぁないんだけど、
中2のお姉さんの行動として、何が適切なのか、
そこまで教えないと行けないのがのんびり娘なんだな。



で、そのあと3冊の中身を確認したんですけど、
やっぱり読ませたくないわぁ。

何が嫌かって言うとね、
もう、「そのためだけ」の漫画なんですわ。
主人公は、中高生っていう感じのとっても可愛い女の子で、
出てくる男の子ももちろんかっこいいのだけど、
その昔、やぁらしいおっさんが読んでいた
「エロ・・・」とか言う漫画本(知ってる私って・・・)と
大差ないだろという感じの内容なんだなぁ。
絵自体は、それほどどぎつくないけど、
出てくる子達はそれしか考えてないのかい!、
それしかすることはないんかい!っていう感じね。

なのに、外側や設定は「学園もの」なの。
これが何より嫌なのよ。

エロ本ならエロ本らしく、ビニールかけてあったり、
手に取るのも恥ずかしいという風にしてくれてあったらいいのに、
当たり前に子ども達の手に入る状況も嫌だし、
性に附属する、暗い側面がすっぱり落とされて
やたらキャピキャピと明るく紹介されているのも嫌なのよ。
こんな本を「少女向け」として出版し、
本屋に並べておく日本の大人って、いったい何を考えてんのよぉ!!!



特にねぇ、言語面が弱く、視覚入力が強いのんびり娘。
なんでも素直に受け止めてしまうのんびり娘。
その彼女の脳に、こうした漫画はどんな風に入っていくのか。
それを考えるとね、ただ見過ごすっていうわけにもいかないしねぇ。
頭がグルグル回ってしまいましたわ。


ということで、
まだ数年後かと思っていた性教育第二段階を発動させることにしました。
性交渉におけるリスク。
これが、私の考える第二段階。
キャピキャピ漫画に洗脳される前に、
感染症のこと、妊娠のこと、中絶のこと、その他。
言葉の弱いのんびり娘にも想像しやすいように、
想定できる色んな状況をなるべく具体的に。
リスクと、それを引き受ける覚悟について話す事にしました。

といってもね、面と向かって懇々とじゃなくて、
義父母宅から自宅までの1時間少しの車の中で、
運転する私と、後ろに座る二人の娘との掛け合いでね。
私は大事な話の時には、よくこの手を使うんだけど、
面と向かってじゃないから、お説教ぽくならなくて、
質問しやすいし、のんびり娘の隣に座る
お喋りで好きないもうとちゃんの突っ込みが
話しをわかりやすくしてくれるの。
そう、まだ小学校3年生の妹ちゃんも、必然的に
第二段階突入でございます。


話してみるとね、
(こいつ本気で私に赤ん坊を押し付ける気でいたな・・)
なぁんてのがわかったりしてね、
この段階で、第2段階に入っていけたのは良かったのかもなと思いました。
でもなぁ・・・親って疲れるわ。










性教育?

2008-08-25 00:22:13 | 母の作戦、考え
数日前の事になるかな。
「生理があるっていう事は、あかちゃんのベッドができてるっていうことでしょ。
じゃぁ、私、あれしたら赤ちゃんできるの?」

突然何を!!

と思いはしたけど、そこは常日頃あらゆる局面を予測しながら生きるのが好きな鬼母ですもん。

「そうだよ。」

と、横で聞いていた妹ちゃんがさっそく突っ込み。

「あれって、なに?」

きたか・・・。

「動物で言う交尾のこと(二人とも、動物番組好きなので、この手の言葉が通じるのよ)。人間でいうと、エッチね。」
(生命誕生のしくみについては、どちらにも4,5歳頃から折に触れて「生物学」的に話してます。お互い気まずくなる前にベース作りはしておこうと思って、そうしてきました)

ここで、なんだかいやにニヤけるのんびり娘に、少し不安を感じまして・・・

「そうなんだよ。もう体は少しずつお母さんになる準備をしてるけど、
もしも、今赤ちゃんできても中学生のあなたには育てられないでしょ。」

「私は育てられないけど、お母さんなら育てられるよね。」

えっ!!こっちに任せるってか・・では、少々作戦変更ね。

「あのね、赤ちゃんってどこからでてくるんだっけ?君のそのほそぉい体から出てくるんだよ。痛くないと思う?」

「いたい。」

「でしょ。痛いんだよ。ママみたいにこんなにデンとしてても死ぬほど痛いんだからね。」

これは、かなりしっかりのんびり娘に届いたようで、その後は、

「ママ、私でよかったね。私は頭が小さいでしょ。もっと大きい赤ちゃんだったら大変だったね。」

と、自然に話題が逸れていきました。


ですが、この時、

(あれっ、何かちょっとこれまでと違う引っ掛かりがする。何かしらのんびり娘の中で、
こういう事に対する感じ方が変わったようだぞ。)

という感触があって、

(我が家の性教育も、そろそろ次の段階に入らにゃいけないのだろうか・・・)

と、うっすらと感じはしたのですが、

昨夜さっそく、「こりゃ、どうしたものか。」

と、直面する事態になってしまいました。



漢検です。

2008-08-22 12:20:11 | 中学校のお勉強
宿題に追われる中、とうとう漢検の当日になってしまいました。
勉強できたのは、昨日の2時間ほどだけ。焦るわ(私が・・)。

漢検の6級、彼女は『画数』『書き順』は、まぁそう心配が無いの。
あと、『部首』も結構いける。
なにせ、真面目なのでね、教わった事を覚えこむ事はそう苦手ではないし、
視覚記憶はそれほど悪くないから。

『音と訓』に関しては、昨年夏補習をした後は非常に得点率が高かったのだけど、
今年最初の試験ではボロボロ。
『音』と『訓』、どっちがどっちかわからなくなってたのね。

苦手なのは『類義語』『対義語』。
あと、熟語の組み立て(その熟語は、反対の意味を持つ文字の組み合わせか、似た様な意味を持つ漢字の組み合わせか・・・など)。

つまり、「漢字」一つ一つの意味(もっと言うと、その漢字一つの読み方も)がつかまえられなくて苦手としてるんですね。
熟語はそのセットとして覚える。バラになると別物。
読み方も、意味もなかなかつながっていかない。

そういう風に書くとね、
「だから、漢字は意味が大事だから、文字の形とか書き取りするんじゃなくて、意味を教えてあげればいいのに」
という声が聞こえそうですけど、
当然、そんな事はやってますわ。

ただ言葉で教えるだけでなく、絵にしてみたり、実物に貼り付けてみたり、
漢字から「意味」が見えるようにあらゆる工夫はしてきましたけど、
それを彼女の脳が受け止めて溜めていくかどうかはまた別問題なんですよね。
のんびり娘の脳に合う教え方はないものかと、漢字の教材に関してはあらゆる種類のものをそろえましたけど、なかなかでしたのよ。
彼女には彼女の、ものを覚える道筋というのがあって、こちらで誘導しようとしてもそうはいかない。のんびりというより、なかなかの頑固者でもあるのです。

さて、その娘がようやくこちらの手の内に入ってきたぞ。
そう思えるようになったのは、ここ1年くらいのことです。
昨年夏の漢検の補習で、熟語の組み立てを学んできた時、
私は(まだわからないだろうな。)って思いました。
この「わからない」のレベルが伝えにくいのですけど、
個々の漢字の意味がわからないのは当然のこととして、
そもそも、問題の意味がわからないだろうというのが私の読みでした。

「同じ様な」というのと「同じ」の違い、
「上の漢字が下の漢字を修飾する」の「修飾」の意味。
これは「詳しくする」というように言い換えてわかるかというと、そういうもんではないですからね、のんびりちゃんは。
例えば、
「銅板」という熟語があって、
「銅の板」だから、上の漢字が下を修飾する。
となればいいけれど、
のんびり娘の場合は、
「板が銅?」なぁんてやってしまって、
下から上に読むほうが意味が良くわかる。
なんていうのを選んだりするのよ。
この違いをどう捉えさせるか、難しいのだ。

やはり、のんびり娘苦戦はしたけど、
私の読みと違ったのは、
「何をしたらいいか」までは掴んできた事。
定着までは行かなかったけど、
もともと持っている語彙が少ないから、
問題を解くにはまだまだ力は弱いけど、
少なくても、先生の教えてくれる「解き方」を掴んでくる事はできた。
漢字ひとつずつの意味を考える。
その取っ掛かりになったのね。

さて、1年後の今年は残念ながら漢検対策の補習がなくて、
昨夜、ガミガミ母さんと勉強する事になったのだけど、
かつて、ほぼ全滅だった『読み』がずいぶんできる様になっていました。
『書き』も、出来るのが増えたね。
これは、
「2年で何とか追いつかせます」
と、毎日漢字の宿題を課す、国語の先生方(チームで意志を共有してくださってます)のお蔭ですね。

そうして、自分の頭の中から取り出せる漢字が増えてきたことで、
彼女の脳に少しゆとりができたというか、結びつきとか、共通のものとか、意味とか、
そちらに、頭を動かす事ができるようになってきたのを感じるんですね。

といっても、一つ一つの意味や読み方を思い出すのにものすごく時間がかかりますし、
意味の取り違えも多いです。
今現在、彼女の持っている語彙と、彼女が覚えた漢字とでは、漢字のほうの量がずっと多い。だから、自分の言葉でその漢字の意味を説明させるとどうしたってわかってないものの方が多いのね。
わからないのを答えようと考えて、全然違う言葉をあてはめちゃう事も多い。
それを少しずつ修正したり埋めていかなきゃならないというのは、大変なのは大変なんですけど、こうして、考えかたの道筋が、こちらによってきてくれたのはありがたいです。
この道を歩いていけば、少しずつでも先へ進んでいけると見込みのつけられる道だから。


ここまできてようやく、買い溜めた「漢字本」が役に立ちます。
ドラえもんシリーズ、ようやく役立つねぇ。
と、中2の娘に持たせる母なのであります。














追い込みです。

2008-08-19 22:52:37 | 中学校のお勉強
昨年度より楽!
と、ちょっと気を抜いたら、追い込まれてしまいました。
夏休みの宿題。
滅多にいけない田舎の家ですので、庭や畑で
かえるや虫を追いまわしているのを多めに見たこと。
読書に思い切り時間をさいた事。
後悔はしてませんけど、ここへきてかなり響いてます。
大変。

今夜中に税の作文を書き上げて、明日清書。
22日の登校日までに提出する宿題の見直しをして、
漢字の宿題をあと少し片付けて・・。
そうそう、登校日には漢検のテストもあるのです。
漢検はまだ6級が受かっていないの。
漢字はだいぶ入ってきたけれど、音訓とか、類義語対義語など、
彼女の苦手な部分は、本番と同じスタイルでの強化が欠かせないのです。
だのに、時間はない。だから今回は見送るつもりだったのに、
6級は1年生で合格してなきゃいけないところだから、受かるまでは受験しなきゃいけないんですって。2000円捨てるのもおしいから、前日に少しあがいてみます。
その時間も作らなきゃね。

本人は、田舎で過したのんびりペースが恋しくて
「遊ぶ時間が無い」
などとほざいておりますが、
「さんざん遊んでおいて、今更それはないだろう!」
と、鬼母貫くつもりでおります。
夏休みの宿題が全て終わるまでもう手は抜けませんわ。
そして、夏休みが終わったら2週間で期末テスト。

のんびりモードではいられませんね。
さぁ、税の作文書き上げるぞ!!!


妹ちゃんの読書感想文

2008-08-17 16:15:48 | 家族のこと(主に妹ちゃん)
ハリーポッター死の秘宝を、わざわざ田舎の家にも持っていった妹ちゃん。
おばあちゃんに薦めて、おばあちゃんも読み始めたけど、
「カタカナの名前が多くて大変」
だって。
そりゃぁ、いきなり最終巻を読んだら、人間関係つかめなくて大変よね。
早々とリタイアしてました。

妹ちゃんは、何度も繰り返し読みをする子なので、もう3,4回は読み直したでしょうか。
でも、読書感想文はどうやらポッターでは書きにくそう。
「3枚とか4枚じゃぁ終わらなくなっちゃうよ」
そうね。

で、おばあちゃんが出してきたのが
下村湖人の「次郎物語」
懐かしい。子どもの頃、これと「にんじん」はよく読んだわ。

「どう、これで書けそう?」
「うん。これなら書けると思う。」
で、一気に書き始めて原稿用紙2枚ちょっと。
彼女の作文や感想文は、すでに
「彼女なりのスタイル」が出来ているので
手早いのよね。
で、それを私が読み返して、
「読んでない人にはわかりにくいところ」
を指摘して、補足させるだけで済む。

ただ、今回読んだ「次郎物語」は、彼女の年齢では
どうしても読みきれないところがあって、
その部分は、
「ここ、もう少し書き足して欲しいんだけど・・」
と読み聞かせしてみます。
私には40数年の人生の溜めがあるわけで、
当然、彼女とは違う読み方ができるから、
それを聞きながら、
「あ、そうか。」
って、勝手に気がつく部分も多いのね。

で、気がつかなければ、それはそれでいいとも思う。
小3でわかること。小6でわかること。
中学校になって見えること。大人になってから感じる事。
その違いこそを面白がれればいいと思うから。

田舎の母は、「優秀児」だったので、ついつい100パーセント理解を求めて
誘導しようとするのだけど、
言葉で説明してもらってわかったつもりになるのと、
自分の心がうなづくのとは違う。
妹ちゃんは「言葉」の理解が強いから、かえって「わかったつもり」が邪魔になることもあると思うの。
「よくわからない」ことを、楽しんでくれればいい。
そのうちに、
「あぁ、そういう事か。」
って感じる楽しさがついてくる。それが読書の、そして人生の面白さだもんね。


「次郎物語」、読んだころって、たぶん私は「人生の不幸をひとりでしょっている薄倖の少女」だと、自分を思い込みたかった頃。
あの頃は、同じ文章をきっと違った思いで読んでいたのだろうなと、
そんな事を思いながら、妹ちゃんの感想文に付き合ったのでありました。


読書

2008-08-17 02:27:47 | 中学校のお勉強
夏休みの宿題の作文2本。一本は税金の話。もう一本はいくつかの課題からの選択制。
手の出しやすいものをと考えて、読書感想文に取り組む事にしました。
課題は「ベルナのしっぽ」。盲導犬のお話です。
のんびり娘、動物は好きですから、取り組みやすいかなって思っての選択でしたが、水を向けてもなかなか本に手を出そうとはしなくって・・・決して小さい字ではないんですけど文庫本で300ページ超、ちょっと気が重くなっちゃったかな。

それでも、提出期限は近づいてきます。
文章を書くお手伝いは出来ても、「感じる」お手伝いはできませんので、
読んでもらわないとどうしようもありません。
内容、文体、使われている語彙。時間はかかるかもしれないけれど
今の彼女に読みとおせないわけでもないと踏みまして、
1週間ほど前からプレッシャーをきつくして、ようやく本を手にとってもらいました。

最初の日、田舎のリビングの片隅に置かれているマッサージチェアに寝そべるようにしてゆっくりゆっくり読み進めて行きます。
たった300ページ。字は大きめで会話文多し。妹ちゃんが3,40分程で読み終えるその本を、2時間読んで10分の1。
それでもね、
「ママ。こんなに読めたんだよ!」
と報告にくるのんびり娘。
そう、自分で読める事を体感していく事が今は大事なんだよね。
もともと大好きな「犬」のお話だから、理解も感情移入もしやすいはず。
毎日毎日、読み続けられる時間も伸びていって、
田舎で過す最後の日には時々痛くなる目を休めながら、3時間以上も読んでいたね。
そうして、その進み具合を毎回、
「すごいでしょ。」
って報告してくれる。

英語の問題集も、数学のプリントも気になるんだけどね、
そうして本の世界に入っている時間を邪魔したくなくて、
「さぁ、勉強するぞ!」
という、いつもの掛け声はかけなかったよ。
貴方が将来独り立ちしたとき、本を読む力、読みたいなと思う気持ちは
何かしら役に立つはずだと母は思うからね。
自分の力で知識を得なければならない時、
自分の寂しさを、ひとりで埋めなければならない時、
貴方を助ける手立ての一つになってくれると母は期待するのだ。

そして、毎日、嫌がらずに読み始められるということは、
チンプンカンプンではなくなってきているっていうことだから、
猫のようにゴロゴロしながら本を読み進めている姿を見るのが、
母は実に嬉しかったのだ。

そうして5日、田舎では読み終わらなくて、帰宅してからも読んだから、
のべにして12,3時間はかかったけれど、自分の力だけで読み上げた。
私の読み聞かせが丸きりなかったのは、
夏休みの宿題感想文では始めての事だね。

と、ここまではのんびりちゃんペース。
そして今日は鬼母ペースで一気に書き上げです。

何年にも渡って二人三脚をしてるのでね、のんびり娘も
途中途中で自分の心にひっかっかったところを、
忘れないうちに私に話してくれるようになったよう。
といっても、かのじょらしい
「本文丸々読み上げ」
なんていうやり方だったり、
指差しだけで「ここ、ここ。ここでなんだか涙が出ちゃう」
なんていう伝え方だったりするんだけど、
それでも、後でどこを膨らましたらいいのかの情報になる。

のんびり娘の琴線触れるところ。
のんびり娘の感じ方。
それは当然私と違う。

例えば今回の本では、彼女が感情移入しているのは「犬」。
面白いなぁ・・・。


ポイントが絞れれば、足りない部分を聞き出して、
話しをしながら膨らまして、彼女の目の前で書き取っていく。
彼女が最初に話す事。たくさん自分の意見を言おうとするところ。
そこを中心に流れを作る。
なるべく彼女の言葉のままに。
こった事はしない。
のんびり娘は、物事の順序にそって考えるから、
感想文も本の内容の順に進めていく。
行ったりきたり、全体から部分、或いは部分から全体などという展開もしない。
A4のコピー用紙が、私の書き取る字でどんどん埋まっていく。
ずいぶん、スムーズに言葉が出るようになったねぇ。
本の中にある言葉も、よく覚えて口にする事ができる。
どこの部分を書きたいのか伝える事が出来る。


ある程度までまとまったら、パソコンで打ち出して(私の字はすごく雑なので・・)、彼女に渡し、原稿用紙に清書させます。

自分で読み返して、納得いかないところは自分で少しずつ替えて清書。
まだ、大きく組替える力はないけれど、この「書き換え」も少しずつ
大胆にできるようになってきています。
そうして、この1年での大きな変化は書写のスピード。
一文字一文字確認しながら写すスタイルからようやく抜け出して、
ある程度まとまった文章で、写し取る書きかたが出来るようになってきたのが大きいです。







乗馬

2008-08-15 00:16:31 | 娘の事・謎
携帯サイズで撮ってしまったので、とても小さいかもしれませんが…のんびり娘、乗馬中です。

5月の連休中に見つけた乗馬牧場ですが、「ひき馬」とか「体験乗馬」ではなくて、最初からしっかり乗らせてもらえたんです。たっぷり教えてもらって、お世話をさせてもらって、それでいて相場よりかなり安い(これは前回帰宅後、ネットでチェックしてわかりました)。味をしめて、この夏休みもとやってきました。

昨日の夕方の予定が、突然のにわか雨で駄目になってしまって、今朝9時からになりましたが、他にもお客さんがいるのだろう…と思ったら、あにはからんや。のんびり娘のためにだけ馬の準備をしてくれて、のんびり娘のためにだけついて教えてもらえた1時間少し。実に贅沢な時間でした。

今回は最初から一人で馬に乗りました。
初めの内は、馬に指示がしっかり伝えられず、自信無さげなのんびり娘でしたが、馬場を何周もする内に少しずつ「らしく」なってきてました。

降りてからは馬のお世話。今日は暑かったのでホースで水をかけたり、タオルでふいたり…これは妹ちゃんも手伝わせていただいて、二人で馬の尻尾に叩かれながらやりました。楽しい時間でした。

明日、東京に戻ります。

暑いですねぇ。

2008-08-09 21:34:01 | 中学校のお勉強
伊豆の山から下りてきましたら、暑さ半端でないですねぇ。
私の実家は、田んぼに囲まれ割合涼しいところなのですが、
それでもエアコンがないと辛くなってきました。
昼間は自然の風通しでしのぎ、夜寝苦しい時に使うという感じなのですが、
今日は午前中から、あまりの暑さにエアコンを頼りました。
年より二人、熱中症になっても困りますのでね。

さて、そんな実家で着々と夏休みの宿題を消化する日々。
昨日は古典、今日は数学を集中的に進めています。

古典は私かなり得意にしていたんですけど、
「類推」とか「想像」とかの力が助けになってたんですね。
辞書を引かなくても、前後のつながりから言葉の意味をつかんでいく。
どんなことが書いてあるかを理解する。
それが自然にできていたから、勉強らしい勉強はしなくても
テストで困ることはなかったんだなぁと、改めて思います。

のんびり娘の場合、この「類推」がほとんど機能しません。
それがどれだけ大変か。つくづく感じています。


2008-08-06 10:49:08 | 娘の事・謎
昨日は海でした。
日差しが程よく蔭ってくれたお陰で、快適な海水浴になりました。
伊豆の海はかなり温かいので、魚の種類も豊富です。岩場近くにはカラフルな魚達が群れているので、3年位前からはシュノーケリングの道具一式も持参しています。

で、最初はパパが子ども達を岩場へ連れて行ってくれるのですが、間もなく、魚を追いかけることに夢中になったパパが、唇を紫に震わせるのんびり娘をほったらかしにしたり…というような事がおこるので、荷物番しながら昼寝を決め込むママの出番になります。

実は私、若い頃ダイビングにはまってまして、潜水士の免許まで持ってるんです〓

妹ちゃんはマスクを嫌がるので、バケツの底にガラスが入った、「覗きメガネ」を抱えて海に入ります。
そこに水が入らないように腕を押してガイド。
群れている小魚を追いかけるように泳いだり、岩場に隠れているウツボをさがしたり…
出来るだけ「魚目線」の体験が出来るように泳がせますが、妹ちゃん、その間ずうっと喋りっぱなし。

「あれはゴンズイ?」「あの魚、お食事中でしょ」
「わぁ、ママ、青い魚、宝石みたい!」
と、まるで魚君のような高い声で話かけてきます(こっちはシュノーケルくわえてるんだっちゅうに…)。

妹ちゃんがこれだけ興奮するのだからと、砂浜で貝を拾うのに熱中しているのんびり娘も誘ってみます。

去年はマスクとシュノーケルをして海に入ってたので、そうしてもらおうと思ったら妹ちゃんと同じがいいと、「覗きメガネ」を持ちました。

妹ちゃんと違うのは、のんびり娘は怖がるところ。
泳げるはずなのにビクついて体を固くする。ちょっと波がくるとしがみついてくる。
足が付きそうになるとジタバタ立とうとする。
で、えらい疲れました〓
それでも、水面近くを泳ぐイカをみたり小魚の群れを捕食する大型の魚のように追いかけてみたりは、生き物好きののんびり娘にも楽しかったようで、寒がりなのに2回ガイドの依頼がありました。
妹ちゃんは3回。

ママ、日頃の運動不足も五十肩も忘れて頑張りまして…今まだ腰が痛いです。