この地図は、国土地理院の2万5千分1地形図を複製・加工したものである。
須川は羅漢山より南にのびる山稜と大将陣山系などに東西を挟まれ、地内を南北に宇佐
川が蛇行してつくる河岸段丘と山麓の緩傾斜地に集落が立地する。
地名の由来は、讃井兼道が山林を切り開いて当地に居住、鎮守として河内国須川より河
内神社を勧請したためとある。風土注進案では宇佐川が石瀬・洲・渚が多いので洲川と称
したためとある。(歩行約2.3km)
錦川鉄道の錦町駅から岩国市生活交通バスが運行されているが、錦川鉄道と生活バスの
併用は日帰りを考えると厳しいので車に頼らざるを得ない。駐車地は大将陣茶屋バス停前
に広い駐車地がある。
宇佐川沿いの道。
大将陣橋の袂にある石造物は、石仏のようだが風化して判別できない。
石造物と対峙して狸が手挽き石臼の上に陣取る。
橋を渡ると石垣が積み上げられた中に民家が建つ。
高台から見る須川の家並み。
向かい側の高台にも民家。
傾斜地の最上部に穀物の神・大歳社。
傾斜地にある佐古谷川。
深須小学校は、1978(昭和53)年深川小学校と須川小学校が統合して創立されたが、
2002(平成14)年休校となる。
1889(明治22)年町村制施行により、須川村と深川村が合併して各1字をもって深須
村となる。これといった史跡もなく、通る車のほとんどが素通りする。
空家が目立つ。
安村とうふ店の裏筋。
宇佐川右岸にある傾斜地の家々。
誰とも会うことなく集落内を過ごす。
国道に並ぶ集落は約400m範囲にある。
大将陣茶屋バス停の山手側に大元神社。鳥居の額束は松尾社とされ、境内社として弥山
神社が祀られている。