いわき・うぶすな広場だより

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いわき・「記録」が語る磐城の戊辰史・・・いわきヒューマンカレッジ

2010-10-26 06:48:33 | いわきの歴史

 磐城平城の姿でした。
「戊辰私記 全」・・・味岡禮質編より
今回の講座ではなく以前のいただいたコピーから。


磐城平城の全体図です。
「戊辰私記 全」・・・味岡禮質編より

   
磐城における戊辰戦争時の記録が日記やメモの
形で残されています。

   
小野先生が丹念に集められ解読されたものです。



今回の講座ではなく以前いのしし君が調べたときのもの。
官軍の戊辰戦争の時の磐城の記録です。
「復古外記 平潟口戦記」・・・太政官編・・・192Pあります。
ですから、上記の資料とこの資料を読みますと
磐城における戊辰戦争の戦い方が、
時間を追って敵味方がリアルにつかめる史料です。
すごい史料たちです!!

ヒューマンカレッジ いわき学部 第5回


記録」が語る磐城の戊辰史

・・・藩士たちの「日記」をひもといて・・・


講師は
小野一雄先生(いわき市文化財保護審議会会長)

 

戊辰戦争の解説と戊辰戦争略年表のお話を最初に解説。

すなわち

慶応三年(1867年)の大政奉還から、

慶応四年(1868年)の九月二四日で磐城三藩が降伏して、

磐城のおける戊辰戦争が終了するまでのお話。

その中における磐城の藩士たちの今まで語られることのなかった史料を

小野先生は集め、

今回ヒューマンカレッジのいわき学部で話されました。

 

1)「戊辰日乗」・・・泉藩士・瀧川 済(わたる)

  輪王寺の宮を

泉藩主本多忠紀の命令で藩医だった瀧川 済が

平藩を通り会津へ行って帰ってくるまでの日記

 

2)「戊辰戦争見聞記」・・・湯長谷藩 名前不肖

  戊辰戦争における官軍と幕府軍の戦いを幕府軍から詳しく書き残しています。

 

3)「戊辰書留」・・・・・平藩士 中村 茂平

  磐城平藩の落城の様子をメモ書きで書き残しています。
私たちではなかなか読めない。

 

4)「出城箚記(とうき)」・・・平藩士 神林 千次郎(惺斎)・・・神林復所の二男 

  磐城平城が落城して城を出て仙台まで落ち延びる時の記録

 

5)「戊辰私記」味岡 禮質編・・・明治35年に書かれた

  幕府軍から書かれた戊辰戦争の記録。

  磐城平城の図面が6枚ほどかかれています。

  などを小野先生は
丹念に
古文書として残っています日記、メモ、走り書きを

何人か読み説きながら、

戊辰戦争における藩士たちの姿を浮かび上がらせました。


前に磐城における戊辰戦争時の官軍の記録

「復古外記 平潟口戦記」太政官編・・・P192

も上記の写真に加えてみました。

小野先生
緻密な史料の発掘と解読を
私たちに話していただいて、
ありがとうございました。
今後も聞きたい内容です。 

 


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