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いわき・うぶすな広場だより

セカンドライフの生き方を書いています。

いわき・恵比寿講膳がよみがえった!!

2010-11-27 04:57:25 | なるほど歴史塾

よみがえった「恵比寿講膳」です。

大盛りの白いご飯。


どじょうも。
「どじょうもふな」も地元で取れたものです。


昨年現代語訳しました
「寛政十一年農家年中行事を読む」です。

昨年
私達「なるほど歴史塾」で、現代語にしました
今から二百十一年前の江戸時代の磐城の農民、長谷川安道さんが書きました
「寛政十一年(1799年)農家年中行事」P11)には、

正月二十日のこととして
「さて、今晩は、戎講と言って商いの神を祝い、分限に応じて、
百姓の料理を作る。
鳥は、平目、かながしら・鮒・どじょう・雉・鳩・鶉・雲雀・
野菜は牛蒡・人参・里芋・大根・豆腐・蒟蒻・干瓢・切昆布など、
これで十分である」・・・原文は漢文体です。

また十月二十日については(P34)で、
「えびす講とて、正月二十日のえびす講に優れ商神を祝う」と
書かれていますようにずいぶんと古くから続けられてきたものなのです。
このように

「えびす講」の料理は
五穀豊穣や商売繁盛・大漁満足の神々に
供えるのに最高にふさわしいものだったのです。
正月二十日のえびす講は、この一年間の繁栄を願う、
十月二十日のえびす講はそれらが達成された感謝の心を
捧げるものだったと考えられます。

今回の恵比寿講膳・・・恵比寿講のお供え膳。

膳内は、
上段には、お吸いもの、白いまんま。
中段には、なます、おひたし。
下段には、お煮がし、魚の切り身と野菜の煮つけ、
膳の下には、左から、がま口を入れた枡、生きたどじょうやふな、生のかながしらを
お供えしました。

今回は、
かねまん本舗さんの恵比寿・大黒様にお供えし恵比寿膳をよみがえらせました。
具体的には
「白いまんま」は山盛りに盛り、赤い大きな尾頭つきの「かながしら」や「あかじ」などの焼き魚二匹。
お平(里芋、にんじん、ごぼうの大切り、こんぶ、生揚げ、しいたけ、こんにゃくなどのお煮しめ)。
お吸いもの、なます、甘酒、お神酒、きんぴら。
生きたふなやどじょう二匹を水を入れたどんぶりに入れてお膳のわきに供えます。
いっぱいお金の入った財布も供え、
お膳は恵比寿・大黒様にお供えしますので、二膳になりました。                

このようにして、
今回かねまん本舗さんの恵比寿・大黒様にお供えすることにより
恵比寿膳として、よみがえさせる事ができました。

よかった。
来年の第二回の恵比寿講が楽しみになりました!!

これから仙台へ。
今回で6回目、最後の講義。
「厚生年金保険法」を90分、4コマ学んできます。
行ってきます。


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