- 一. 今月二月の彼岸というものは、節分も明けて四十一日目に当たる。
農業しつけ物の口伝がある。
まず、
菜す苗・辛子苗・藍苗・冬ネギ苗・タバコ苗・きゅうり
・なたまめ・ごぼう・大根の蒔きつけなど、
その陽気に従い、巧者なる人に聞き合わせ、肥しのやりかたなどは、
百姓の根本(基本)である。
播いたものがうまくできない時は、
不作の年になる時と心得て油断してはいけない。
また今月は、
遊山、山の神、無常講、伊勢講、観音講、ばくろうの馬療冶、出銭講など
さまざまの会合もある月なので、
会合にかまけて 大事を忘れて、播く時期を遅らせてしまっては、
貧乏の先がけとなる。
耕作のできふできは心がけしだいだ。
特に、からからに畑が
乾いている時は注意し、会合をしてはいけないと。
それは延期して
雨が降ってから、会合をやるべきだ。
晴天の時には、土は細かくして、蒔きつけにそなえよ。
日数を重ねるとも、雨が続く時、土がぬれている時は、
種をまくことはできない。
貧乏草が生えて、雑草が大きくなり、土が痩せて、損をしてしまい、
将来は、他人の家来となってしまい後悔してしまう。
雨の日に遊山、会合するといっても酒・さかな・など贅沢をし、
酔っぱらって
仲間喧嘩をしてはいけない。
人にご法度、あるいは手錠、あるいは戸じめ、
あるいは、
世間様の笑い物のタネになったり、一生人に見下されるのは口惜しいことだ。
妻子に麦飯を食わせて、おのれは、遊山・会合に明け暮れ、
料理、大酒を飲んでいけば報いを受けると知るべきだ。
一.二月十五日は、
お釈迦様の入滅の日。
涅槃講といって団子を備え、念仏の講中が集まって供養する。
と「農家と人の心構え」の基本を書かれています。
2月は載せてませんでした。
コロナ蔓延防止も、
福島県やいわき市では
3月6日まで延長になるようですので
3回目のワクチン接種が終了しても
気を付けたいですね。
日めくりカレンダーから
☆一人でないから
一人でいられる。
鹿児島県 無職の方
一人で映画を見てそう思ったと。
一人遊びが好きなのも
多くの人が周りにいてくれるからだと。