いわき・うぶすな広場だより

セカンドライフの生き方を書いています。

今から218年前のいわきの11月・12月行事・・・寛政十一年農家年中行事から

2017-12-01 09:52:46 | なるほど歴史塾

今から218年前のいわきの十一月・十二月行事。
寛政十一年農家年中行事
長谷川安道著より
10月のえびすこうは
この時代にはやられています。


平成21年8月に作りました。


原文と現代訳です。

先日の
「えびすこうを祝おう」でのポーポー焼き風景。
約400個を焼きました。
218年前には
ポーポー焼きはされていたのでしょうか?


一.十月二十日は、
  えびす講とて、
  正月二十日のえびす講に優れ、商神を祝うのである。

一.十一月一日は、
  「諸神のおかえり」とて、村々の神行事を執り行う。

一.四日、十四日、二十四日は太師といって、小豆粥に団子を入れて、
  太師に供えて、家内で大切に祝う。

  そのわけはわからない。

一.  十五日は、定められた諸税(小物成)を完納する日限である。

  かねてより心がけ皆完済することだ。

一.今日は、油じめ、髪置、ひもとき、袴着、元服など、いろいろ様々なお祝がある。

  分限に応じて祝うべきであります。

 ※:十一月十五日は現
   代では専ら七・五・三のお祝いが行われている。

 

 一.十二月一日は、餅をついて今日を祝う。

  俗に川ひたり餅という。そのわけは知らない。

  せちの薪のこり始めともいい、総じて、正月の事始めというわけである。

一.領主の「御厩別当」(馬奉行役人)が、馬喰配下の者を派遣して

 村々の馬をあらためて役銭四十文ずつを取り立てること。

 付けたり、他領の馬を育てていることがあれば、村の馬喰(ばくろう)へ
 役銭と沙(サ)米(コ)祭の費用を渡して置き、
   当日の出入りがないように心掛けなければいけない。

一.今日は、
 吉例により節(せつ)木(ぎ)樵り、あるいは、米つきなどをくり合わせて行うこと。

一.二十七日は、年季奉公人の交代の日である。

  さて、下男、下女」の約束をしたときは、証文をきちんと取って、
      目の前で、印を押して、
  名主の証判と寺請証文に添えて、金子と引き代えに実行すること。
  けっして、口約束だけで、無証文の約束あるいは、
  内々の印判など不心得があってはなおまた、
  下男、下女に決めた場合は何という村の誰それというものを
     召し抱えたということを
  必ず名主へ届けなければならない。
     後日にいかなる問題が生じ、苦労するか予測し難いゆえなのだ。

一.  正月の支度として、なくてならないものには、
  串柿、延紙、鼻紙、桶、柄杓、肴の類、野菜の類、炭、薪、元結、 
     伽羅の油、履き物、あるいは歳暮・年始始の進物などを整え置いて、
     それぞれに門松を迎え、
   (一年間の)帳面のしめくくり(正月の)御飾りまで済ませ、
  歳末の祝儀はめでたく相つとめるべきである。
     歳末の(さまざまなしきたりごとなどいを)失礼することは、
     新年早々から」申し訳け(も立たず)不吉の至りである。

と218年の締めくくりとして書き残しています。

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強風後の庭の冬景色・・・いわき

2017-12-01 09:09:24 | 庭の花

強風後、雨上がり後の庭・風景を撮影してみました。
すっかり冬の景色になっています。


そば用辛味大根、
今年はあまりよくないようです。


「蠟梅(ろうばい)」、
1月には黄色いかわいらしい花が咲くと思われます。
もう1本植えてあります。
画面左下には
切られた「皇帝ダリア」が・・・・
来年はぜひ咲かせたいですね。


「雪柳」も大きくなりました。
これでも剪定しています。
あまり剪定しますと花が咲かないのでこのくらいに。
雨上がりですのできれいです。

強風が吹き、雨上がり後、
朝、庭の掃き掃除に明け暮れました。
葉がかなり散らかっていました。
冬、掃除の定番です。

冬の庭の風景を撮影してみました。
すっきりしてきれいでした。

日めくりカレンダーより
☆欠点を見せてくれる
 親の方が安心する

   神奈川県 主婦の方

酔って帰宅し、玄関で寝込んだ夫。
高校生の息子さんに手伝ってもらい運びました。
その時の息子さんの一言。

 

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