9月26日の講義の様子。
脱線するところのお話が面白い。
そこは本を読むだけでなく講義のライブのよさです。
記憶に残るし、
自分で講義の後、調べる楽しみもある。
前回はこんなお話も。
「めっぱりこ」とは:いわきの方言にあると。
その意味を知らないと本当の解釈が出来ないと。
大須賀筠軒著「磐城誌料歳時民俗記」の10回目を迎えました。
今回は1月20日の恵比寿講のお話を中心に。
明治25年(1892年)に書かれる。・・・2年後には日清戦争始まる。
なるほど歴史塾で現代訳しました、長谷川さんの本。
1799年(寛政十一年)に書かれましたいわき・農村の恵比寿講の様子。
「今晩は(一月二十日)、は恵比寿講(戎講)と言って商いの神を祝い、
分限に応じて
百姓の料理を作る。魚・鳥は、平目・かながしら・鮒・どじょう・雉・鳩・鶉・雲雀、
野菜は牛蒡・人参・里芋・大根・豆腐・蒟蒻・千瓢・切昆布など、これで十分である。
奢れるものは、衰微の基である。酒は少し買って飲むべし。
酒、沢山は、喧嘩の基となり、又、翌朝頭が痛くなるものだ。」
と二百三年前のいわき・農村の恵比寿講の様子を書き残しています。
大須賀筠軒の百年前のいわき・農村の恵比寿講は豪華ですが
段々簡略化かされてきているのがこの記述でわかります。
昨夜
夏井芳徳先生によります
いわき学・筠軒講座・・・いわき地域学會(代表幹事 吉田隆治先生)が
五月三十日開講から十回目を迎えました。
この講座は
大須賀筠軒(おおすがいんけん)・・・天保十二年(1841年)~大正元年(1912年)が著しました
「磐城誌料歳時民俗記」をテキストにし、
夏井先生のわかりやすい解説を加えながら読んでいます講座で、
江戸から明治のいわきの民族や歴史について
夏井先生の博学な江戸といわきの関連あるお話などが聞けますし
昨日などは
日本全体の言語学・日本人とは何かなどまでグローバルな
お話まで広がる面白い講座となっています。
5カ月過ぎまして、
1月の末までですので2~3年は読み終えるのにかかると思いますが、
楽しみながら参加していきたいです。
夏井先生ご苦労さまですが、
よろしくお願いします。