名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

SS2-8 先手石田流 早石田(14)

2024-01-07 | 基本定跡の研究

最初のほうで軽く触れたのですが、

居玉のまま76飛と浮く形が、「菅井ノート先手編」に出ていました。菅井先生の再発見だったようです。後手は88角成同銀45角としても良くならない、というのは最初のほうで調べた通りです。45角ではなく22銀

あるいは42玉から、玉を囲うのが最善です。48玉62銀74歩

定跡本では72金は疑問手だとあります。73歩成同銀65桂

(AIは73同飛成同金65桂も有力だとしています。) 本に載っているのは62銀ですが、AIに聞いてみると、64銀71角92飛53角成

53同銀同桂成44角

54銀52歩 (打たないと危ない) 63成桂88角成

72成桂87馬43銀成

42金62金41玉42成銀同玉56飛

互いに最善を尽くせば、評価値は+21の互角のようです。

後手としては74同歩のほうが良く

74同飛42玉38玉32玉75飛

86歩同歩同飛78金64角

85飛同飛同桂75飛96角

菅井先生はこれで互角だというのですが、すでに後手有利のようです。94歩86歩55角77歩71金

ここまで進めば評価値は-577、はっきり後手有利になっています。

 

早石田は頑張っても互角くらいで、先手が指しやすい戦法ではないようです。明日からは項目を改めて、升田式石田流を調べてみます。

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« SS2-8 先手石田流 早石田(13) | トップ | 3月の予定 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

基本定跡の研究」カテゴリの最新記事