名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS4-5 ノーマル中飛車に袖飛車(11)

2024-10-05 | 基本定跡の研究

では袖飛車の新研究を発表します。手順を省略しますが、

後手はエルモ囲いで62金型の陣形を作ります。61の金を62に上がっているから、これまでの舟囲いに比べて1手遅い動きですが、後手番で使っても問題ないです。後手中飛車に比べて、先手は2手分の余裕があります。まずは79金の反撃策ですが、

先手陣が低い形のほうが難しいので、46歩~36歩を96歩~95歩にして説明します。75歩同歩同飛78飛74飛65歩

これまでは77角成同飛に75歩としていたわけですが、76歩のほうを採用しましょう。

76同銀には22角なので、76同飛同飛同銀57角

さてこれまでは88角が難物だったわけですが、79角成同角78飛

88角打76飛成11角成、これが詰めろではないので79竜

駒得で後手優勢です。

戻って

ここでの最善手は77飛同飛成同桂78飛

57角77飛成66角打

思い浮かびにくい手順です。76竜11角成22銀12馬11金同馬同銀

この図の評価値は-103の後手ペースです。香歩と銀桂の交換なので、次第に後手がよくなるでしょう。

もう少し戻って

従来はここで69金も難しかったのですが、66角成71飛に99馬

81飛成89馬 (57桂があるので) 58金左15歩

この図の評価値は-354の後手有利です。舟囲いだと22角などがあるのですが、エルモ囲いでは生じないので、寄せ合いで勝てます。

ということで、79金の大山流の対抗策は問題なし。

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