名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS4-5 ノーマル中飛車に袖飛車(8)

2024-10-02 | 基本定跡の研究

先手中飛車を生かすならば

すぐの反撃は見送って、47銀 (または36歩) 75歩同歩同飛76歩74飛36歩73桂35歩

中飛車側も袖飛車で攻めようという指し方があります。35同歩38飛には、44銀45歩33銀引

後手は右銀で受けるのが良さそうです。加藤先生の解説では、46銀34銀35銀同銀同銀同飛33歩

39飛14歩48金13角35歩

この図で先手もちだというのですが、評価値は-374の後手有利です。65歩16歩55歩

65歩を取れば同桂から攻めますし、この55歩まで突ければ75銀から飛を捕獲されることもありません。拠点ができていれば飛を切っても良いようで、先手は受けれません。銀交換は先手が損をしているようです。

途中の手順としては、後手は34銀とする前に14歩を突いておく方が優るようです。

16歩ならば34銀35銀同銀同飛33銀

39飛65歩

この図の評価値は-411の後手有利です。例えば48金42金寄68角55歩

55同歩66歩同銀56歩

67銀65歩75銀57銀

57同金同歩成同角47金79角75飛同歩37歩

飛を切って攻めてしまえば後手優勢です。

戻って

16歩を突いても先手に得はなかったので、受けずに35銀と出ると34歩同銀13角

33銀成同銀35歩

37歩同飛46銀39飛35角

この図の評価値は-242の後手良しです。75銀を打たれたら同飛同歩37歩

47銀成~38銀をねらいます。58銀などの受けには34銀~45銀の応援もできます。37同桂には36銀38歩47銀直成

これで後手有利です。

先手の袖飛車は恐れる必要が無いのでした。


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