後手の工夫として42金
左金で位を守ろうという指し方もあります。77銀53金66銀54金56歩
所司先生は書いていないのですが、後手がこの歩を取らないのも難しいのです。94歩96歩64歩55歩同金同銀同角同角同飛57歩
ただ金銀交換というのは少し効果があり、65銀68金上51飛88角
33角同角成同桂88角22銀66歩74銀25歩
このやりとりも、人間には最善なのかわからないレベルですが、評価値は+275、先手良しというか作戦勝ちです。
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所司先生の解説では56同歩同銀55歩45銀同金同歩
56歩は55歩57銀
(AIに聞くと、この57銀で46銀ならば54金とするのだと。) 57同銀同歩成同金55角66銀
この図の評価値は+213、所司先生は先手十分としています。後手としてはこの図を目指すのが最善のようです。
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本筋とされているのは後手が54銀と打つのですが、解説は48飛56歩68金上64歩・・・難しいです。AIに聞くと54銀には25歩が正しく
33角ならば24歩 (同角には25金) 同歩23金
51角に44歩同歩24金と攻めるようです。後手は5筋から攻める形になっていませんから、この図の評価値は+600を超えます。先手有利。
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56歩ならば47金打
この図の評価値は+472の先手有利です。後手が金銀交換をして54銀と打つのではつまらないのです。55銀同銀同角同角同飛77角22角46金51飛55歩
これは先手が押さえ込んで1歩得する展開です。
後手の工夫は実らず。ただし先手が正しく対抗しないと互角になります。
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