名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-16 居飛車穴熊に66銀型四間飛車(5)

2024-06-09 | 基本定跡の研究

基本図から

51角28玉84角26歩94歩96歩62飛

86歩同歩88飛として

ここで93桂に手こずっています。石井先生はだめだというのですが、73桂の時と同じように75歩を突いてみます。

64歩74歩65歩73歩成

73同角では収まるので、64飛86角

これで駒を取り合います。66角64角88角成53角成同金

先手の駒損ですが、82飛が両取りです。66馬32飛成

31銀打62竜79飛

石井先生は後手良しというのですが、評価値は+93あります。どちらが正しいでしょうか。AIの最善手を追いかけていくと、25桂75角48金打

48同馬同金引同角成同金19竜同玉17金

AIは後手が無理だと見ているようなのですが、28飛16香29銀打

43金64角を入れて27金

18銀同金同飛17銀

17同飛同香成28金87飛

88歩28成香同玉17金39玉88飛成

29香89竜49銀打99竜

ここまで進むと-524の後手有利です。これを「水平線効果」というのでしたっけ? 後手の強襲が利きました。

途中のこの図まで戻って

25桂は働かなかったので、次善策の48金打75角57銀はどうでしょうか。

57同馬同金寄89飛成

この図の評価値は-271の後手良しです。

なので石井説が正しかったわけですが、これらの変化では53金を取る余裕はなかったのですから、もう少しさかのぼって

31銀打に62竜ではなくて82竜が正着です。

どうせ金を取れないのだから、89桂を守ろうということですね。79飛48金打の局面で

評価値は+105、何とか先手ペースです。と金が働けば良くなるのでしょう。

結局この図は (もしくは27歩57銀の形ですが) 先手が互角以上に戦えるようです。

 

 

 


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