名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS2-5 先手三間飛車に65歩急戦その2(1)

2023-12-05 | 基本定跡の研究

新しい項目を立てますが、また65歩急戦に戻ります。というのは

後手が94歩を突いて、3歩突き捨て急戦をねらったときに

先手は9筋は受けません。47金とする形を見てきたのですが、互角~後手良しでしたね。先手が47金としなければ3歩突き捨て急戦は成立しないのです。57銀として65歩

この形の65歩急戦を取り上げます。後手番で端に2手掛けているので、仕掛けは3手遅れています。それを左銀を42のままにして1手分はカバーしようというのですが。68飛73桂47金

先手からの変化は後で見るとして、一番自然な順を追いかけましょう。66歩同銀86歩

86同角は後で調べるとして、86同歩65歩

65同銀も後で調べるとして、57銀77角成同桂86飛

この図の評価値は-193で後手良しです。65桂同桂同飛89飛成(87飛成もある)

AIによると、77角と打たれたら22桂と受けるのが良いと。33角同角成同銀45桂44銀63歩・・・というのはちょっと損なようです。定跡本に書いてあるのは、64桂53金72桂成63銀

桂を打つ攻めには金銀を上にかわすのが受け方です。62成桂64銀68飛

この図の評価値は-600、後手有利です。候補手は77角、87角、65桂(これを定跡本で掘り下げている) など、どれも後手有利なのでここまで知っていれば良いでしょう。

というのがこの定跡変化の流れです。高美濃は横からの攻めに強いとは言い切れず、舟囲いは42銀の形が案外に堅いのです。( 今ならば31金とする手を考えるかもしれませんが。)

明日からは先手からの変化を考えていきましょう。

 


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