名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-8 四間飛車に57銀左からの急戦のまとめ(7)

2023-05-12 | 基本定跡の研究

次は45の位を取る形です。

このねらいは5筋の位の奪回ですが、56銀44銀36歩64歩37桂63金79角

54歩24歩同歩同角55歩

45銀同銀同桂同飛33角成同飛21飛成

この局面で評価値は+297、ほぼ先手有利です。41歩の受けがあるので面倒なのですが、46歩42飛11竜とすれば駒損は消えます。寄せの勉強で(先手からの52銀を避けて)82玉とすれば53歩

取れば62銀同金71角の筋で寄ります。62金引に51銀

63金52歩成同金53歩

どちらの金で取っても62銀成同金71角の筋で決まります。ぴったりなのですね。

では後手が受けたらどうなるか。79角に22飛ですが

一度29飛としておくのが冷静で、82玉45桂

45同銀同銀同角が飛取りにならないのです。51角に88角

この局面で評価値は+500、先手有利になっています。42飛には24歩ですし、74歩と待てば54歩同金46歩

43歩55歩65金同銀同歩54歩同歩53桂成

こんな調子です。後手から45歩を突くのは、71玉の形でも間に合わないのです。

後手が先に82玉としている形は前に書きました。読み直してください。

 

ということで36歩を突く前に中央位取りにしても問題なしです。

 

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