小林紀興の「マスコミに物申す」

第三の権力と言われるマスコミは政治家や官僚と違い、読者や視聴者の批判は一切無視、村社会の中でぬくぬくと… それを許せるか

コロナを感染症2類から5類に移行させた本当の理由

2023-09-04 09:17:12 | Weblog
コロナが2類感染症から5類感染症に今年5月から移行されたことは皆さんご存じだろう。報道などで知る限り、5類感染症はインフルエンザ並みということのようだ。だからワクチンもインフルエンザ・ワクチンと同様、これからは有料で、打つか打たないかは個人の判断による。(コロナ・ワクチンもこれまでは無料だったが、強制ではない)
が、実際の医療現場はコロナは感染症5類に対応できていない。この稿で、医学的知識皆無の私が専門的知見に基づいた見識を述べることはできないので、とりあえず素人の私にはコロナは病気とはみなさないことに厚労省はしたようだとしか言えないことだけを立証しておきたい。

●私はいまコロナに感染しているかもしれないが…
最近、私は毎日微熱に悩まされていた。発熱以外、咳や痰など、とくに症状らしきものはないし、熱もせいぜい37.5度くらいの範囲にとどまっていた。
「平熱」の基準はいちおう36.5度とされているが、個人差があって私の場合は36.0度前後が平熱のようだ。実際、この稿を書いている今(午前6時過ぎ)の体温計では35.6度である。
私は若いころは低血圧症だったので、平熱体温も低かったのだと思うが、高齢になった今、平熱体温も多少上がっているようだ。が、それにしても体温計で測ると37度を超えるというのは、私にとっては穏やかな話ではない。私は常備薬として風邪薬や下痢止めの市販薬を持っているし、そのほかにサプリメントもかなり多くを毎日服用している。
風邪薬は解熱作用もあるので、それを飲めばいちおういったん熱は下がるのだが、すぐぶり返す。咳や痰は出ないので、素人知識では高熱(というほどのレベルではないが)ちょっと心配になってかかりつけの内科医に行った。
受付で、そういう事情を話すと{ちょっと、お待ちください}と言われ、他の患者を診察中の医師に報告したようで、普通の待合室ではなくベットがある別室に案内された。医師はすぐ診察してくれ、解熱剤と抗生物質の処方箋を出してくれたが、その時、「新型コロナに感染している可能性も否定できないので、薬局かドラッグストアで抗原キットを買って検査してください。それで陽性反応が出たら5日間は外出せず自宅で安静してください」と言われた。
私はすぐ反応した。
「いま先生に検査してはもらえないんですか?」と。
「抗原検査のキットは数種類出ていて、厚労省から健康保険対象としての検査キットはまだ承認されていないので、うちでは検査はできないんです」
私は帰宅後、ネットで調べた最寄りの内科クリニック10か所以上に電話をして「かかりつけの医者から抗原キットを買って自分で検査しろ」と言われたけど、健康保険の対象外の抗原キットを自費で買って自分で検査する気には到底なれない。お宅で検査してくれるのなら行きたいが」と尋ねたが、すべてNOだった。
しかも自費で買った検査キットで陽性反応が出たら「自宅で安静にしろ」。
私は独り身で面倒を見てくれる人はだれもいない。
インフルエンザと違って、新型コロナには治療薬がないことはだれでも知っている。

●政府・厚労省はコロナ治療を行わない方針を決めたのか
「新型コロナ感染の可能性がある」(かかりつけ医の判断)にもかかわらず、検査は自費で薬局やドラッグストアで買って、自分で検査しろ。
検査の結果、陽性反応が出たら「5日間の自宅安静しろ」~~これ、感染症5類の医療対応なのか。
政府・厚労省は、新型コロナをインフルエンザと同様の感染症5類に引き下げた。
が、インフルエンザの場合、内科クリニックですぐ健康保険で検査もしてくれるし、15分くらい待たされるが結果が出たら直ちにタミフルという特効薬の処方をしてくれる。
コロナの場合、検査もできないし、自費で薬局やドラッグストアで検査キットを買って、陽性反応が出ても医療対象にはならない。
もうかなり前になるが、飲み会でこういうことを言った女性がいた。エイズが流行って社会問題になっていたころだから、いまから40年くらい前になるだろうか。
「もし、私がエイズになったら、だれとでも片っ端から寝てエイズをうつしてやりたい」
その時私は「エイズにかかったとしたら、それはかなり自己責任の範囲だろう。それを何の関係もない第3者に意趣返しするのはお門違いもいいところだ」と注意した。
もちろん彼女の気持ちもわからないではない。が、いま私は彼女の「意趣返し」の感情が痛いほどわかる。
私はかかりつけ医師の勧告は無視する。保険適用で買えるのなら抗原キットを買ってもいい。が、仮にそのキットで陽性反応が出た場合、独り身の私に「5日間の自宅安静」なんかできるわけがない。
実は昨年の夏、体調不良で救急車を呼んだ。その年の4月、交通事故で左大腿骨頚部骨折で人工関節挿入の大手術を行い、リハビリを含めて2か月半の入院生活を余儀なくされた。
手術は成功したし、杖をついての平地歩行には問題がなかったが、坂が多い居住環境もあって、退院後2か月足らずで体調不良を生じて再び別の病院だったが入院することになった。そこの病院でコロナに院内感染した。同じ病室でコロナを発症した患者がいて、PCR検査の結果、感染したことが分かったのだ(ほかにも2人感染した)。直ちにその病室は隔離され10日間、病室から一歩も出ることはできなくなった。トイレにも行けず、ベットのそばに置かれた簡易トイレで用を足すしかなかった。病室に出入りするのはその日の担当看護士だけで、常に使い捨て用のビニールガウンをまとっていた。
10日後、ようやく「軟禁」状態から解放されたが、抗体検査すら一切しない。要するに10日間安静にしていれば、コロナは自然消滅しただろうという推測だけが軟禁状態からの解放の根拠なのだ。いまは、軟禁拘束の期間が5日に縮まったようだが、医学的根拠に基づいた理由ではない。
まだ安静期間中の5日間、至れり尽くせりの病院が受け入れてくれるのならいざ知らず、独り身の私がどうやって自宅で5日間の安静状態を維持できるのか。つまり、政府厚労省がコロナを感染症2類から5類に格下げしたのは、「もうコロナ治療は行わない」という宣言に等しいのだ。

●コロナ治療放棄は高齢化社会対策なのか防衛装備予算を確保するためか
確かにコロナ治療の決定打はいまだ見つかっていない。抗原検査とか、もっと精密なPCR検査など検査法はあるが、肝心の治療法がいまだ見つかっていない。ただひたすら安静にして、高熱・咳・痰などの症状が収まれば、人間に備わっている自然治癒力によってコロナは消滅したと、勝手に政府厚労省は決めているだけだ。
だとしたら、すでに報じられているコロナ後遺症はなぜ生じるのか。そのメカニズムすら未解明のままだ。
改めて書いておくが、コロナが移行された感染症第5類にはインフルエンザも入っている。今年の冬に流行するだろうインフルエンザの種類はいま冬の真っ最中の南半球で流行っているインフルエンザが主流になると考えてワクチン開発が急ピッチで進んでいる。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」に近い、賭けのような開発姿勢だ。だからインフルエンザ・ワクチンが的外れになる可能性も低くはない。が、実際に流行期に入らなければ不可能な対策なのだから、あまり科学的とはいえなくても仕方ないとは思う。
ただインフルエンザの場合、かかったとしてもタミフルという絶対的特効薬がある。大人と同量のタミフルを子供が服用した場合、精神的錯乱状態に陥ったケースが頻発して大問題になった時期もあったが、投与量のさじ加減によってそうした副作用は解決したようだ。
問題はコロナの場合、タミフルのような絶対的効果がある治療薬がないことだ。治療法がないからと言ってコロナを感染症5類に入れたのはなぜか。しかも抗原検査すら健康保険対象外だという。抗原検査で陽性になっても医療機関は受け入れないらしい。抗原検査キットも薬局やドラッグストアで自費で買う必要がある。抗原検査で陽性反応が出たら、自宅で静養しろという。
厚労省コロナコールセンターに電話で聞いたら、いまはそういう対応を全国のクリニックに指示しているようだ。だから私のかかりつけ医が特別に冷淡なわけではない。
ならば私もそれなりの対応をすることにした。
抗原キットなど自費で買って検査などしない。
風邪薬や解熱剤で極力高熱化を防ぎながら、マスクもかけずに好きなようにさせていただく。
治療法がないから治療をしないというのが国の方針だから、コロナは病気ではないと私は考える。
病気ではないのだから、自宅で安静にしている必要もない。大災害に備えての非常食の用意もしていないから、5日間も自宅安静を余儀なくされたらコロナ死より早く餓死してしまうからだ。
高齢者がコロナでどんどん死んでいけば福祉予算を大幅に削れるし、その分防衛装備品購入予算に回せるだろうからね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 実質賃金が物価上昇率を上回... | トップ | コロナの感染症5類格下げの目... »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事