ご無沙汰していました。今夏の猛暑と、その後の異常天候により、私も相当体力を消耗し、ブログをしばらく休止していました。ご心配をおかけした読者の方たちに、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ブログを再開するに際し、書きたいことはいっぱいありますが、とりあえず体力が完全に回復するまで比較的軽い話題から始めたいと思っています。
まずみのもんた氏の問題から始めましょうか。
彼の二男で日本テレビ社員(ディレクターだそうです)が窃盗容疑で逮捕され(現在は処分保留で釈放中)、会社を論旨解雇されたことは小学生でも知っている「大事件」ですね。
論旨解雇というのは懲戒解雇と違い、自ら退職願いを提出するよう会社から求められる処分だそうで、退職金も出るんだそうです。自ら「退職願」を提出して会社を辞めるのであれば退職金が出るのは当然ですが、それなら「自己都合による退職」になるはずで、「解雇」というクビを意味する処分とつじつまが合わないと思うんですけどね。
実際公務員などが不祥事を起こして社会問題化した場合、さっさと辞表を提出して「自己都合による退職」という手段をとるケースが後を絶ちません。その場合、組織としては辞表を突き返して公正な処分をするか、黙って受理して自己都合退職扱いにするかの二つになります。
みのもんた氏の二男の場合、窃盗未遂で、スーパーで万引きする行為と犯罪の悪質性においてはそう大差はないように思います。むしろ二男の場合は、酔っ払って寝込んでいた男性のカバンを盗み(拾得 ?)、かばんに入っていた財布の中からキャッシュカードを取り出してコンビニのATMで現金を引き出そうとした行為は、あらかじめ意図して万引きをした行為に比べれば限りなく「出来心」に近いと言えなくもないだろうという気がします。そう考えると、実際に被害も生じなかったこのケースについて警察が長期間拘留したのは、当初二男があくまでしらを切って容疑を認めようとしなかったためとしか考えられません。
二男が捕まった時、すぐ「ごめんなさい。つい出来心でやってしまいました」と自白していれば、警察もその場で家族(奥さんかみのもんた氏)を呼んで引き取らせていたはずです。事件としては本来そんな程度の話です。現在は処分保留中ということですが、事実上被害が生じていない以上検察としても起訴しようがありません。不起訴になるのは間違いないでしょう。もし起訴すれば、「では万引き犯はすべて起訴するのか」という社会的大問題になってしまうからです。ただ騒ぎが大きくなりすぎて検察も不起訴という結論を簡単に出せなくなってしまったというだけのことだろうと思います。
それにしてもみのもんた氏の二男の頭の悪さがはっきりしてしまいましたね。他人のキャッシュカードを使ってコンビニのATMから現金を引き出すことが容易にできると考える頭脳は中学生以下としか言いようがありません。
それとも彼は他人のキャッシュカードの暗証番号を知りうる何らかの方法を熟知していたのでしょうか。もしそうだとしたら、彼は天才的なIT技術の持ち主だということになります。日本テレビなんかにはもったいない人間です。
キャッシュカードの暗証番号は数字がそのまま磁気化されているわけではありません。数字そのものが暗号化されたうえで磁気化されています。それを解読する方法を彼が知っているとしたら、彼のIT頭脳は日本国の安全保障対策にも大いに役立てるべきでしょう。銀行やクレジット会社も彼の頭脳を大いに活用すべきだと思います。そうなれば、彼は父親以上の大豪邸を容易に立てられるでしょうね。まじに、私はそう思います。
それにしても、みのもんた氏の見苦しさは、テレビで見ていて胸糞が悪くなりました。「バカ息子が犯した行為の責任を取って報道番組から降りる」という主張でしたね。
「バカ息子」の責任を取る前に、自分自身が報道番組のキャスター(司会進行)をもともとやる資格があったのかを、自分の胸に問うべきだったのではないでしょうか。
みの氏は二世政治家に厳しかったですね。その問題については正論を吐いていたと思います。視聴者のほとんどは大いに溜飲を下げたことでしょう。私もその一人でした。
しかし、この事件が明るみにでたことで、みの氏は親の七光りで二人の息子をテレビ局に就職させ、天下に冠たる慶應義塾大学の権威を地にまみれさせてしまったことはマスコミでは不問に付されています。
民法の報道番組を見ていても、キャスターやコメンテーターがこの問題にはだれも触れないのはどうしてなのでしょうか。やっぱり触れると自分の身が危うくなるからなんでしょうか。新聞社と同様テレビ局も「村社会」を作っていますから、その「村社会」を敵に回すようなことは言いづらいんでしょうね。わかりますよ、その気持ちは。
もっと深刻な状態に陥ったのは慶應義塾大学です。二男は付属高校か大学かは判然としませんが、在学中に万引きグループのリーダーとして「活躍」して警察に逮捕されたことがあったようです。実際この事件が明るみにでたときのみの氏の最初の記者会見で二男について「番長のような存在だったらしい」と認めています。そのインタビューの場面がいまテレビから完全に消えてしまったのはなぜでしょうか。
もちろん二男が退学を免れたのはみの氏の息子だからであることは疑いを容れません。みの氏が学校に多額の寄付をしたとか、いろいろなうわさがネット上に飛び交っています。
慶應義塾大学ほどの一流大学ではなくても、万引きグループのリーダーで警察に逮捕までされた学生を退学させない学校はあるでしょうか。義務教育の公立小中学校ならいざ知らず、慶應ともあろう名門校が付属高校か大学かはいざ知らず、こうしたケースで退学させなかったことが明るみに出てしまったことで、今後慶應は万引き学生を退学させることが出来なくなってしまいました。当然カンニング程度のことでは停学処分もできなくなるでしょう。つまり何でもありの学校になってしまったわけです。
これから慶應では大変なことが起こると思いますよ。大学や付属の高校・中学で警察に万引きで逮捕され、退学処分になった元慶應の学生がいっせいに損害賠償訴訟を起こしたら、慶應は間違いなく負けます。第一、そういう騒ぎになったら、今のところマスコミはみの氏の進退問題しか取り上げていませんが、大変な社会的問題に発展してしまいます。福沢諭吉以来の慶應の伝統と名誉は完全に地に落ちてしまいました。
みのもんた氏がしたことはそれほどの意味を持っていたんです。
みの氏は「バカ息子の親として責任を取り報道番組から降板する」としおらしいことを言っていますが、慶応の名声を、回復しようがないほど傷つけてきたことについては何とも思っていないのでしょうか。二男が窃盗事件を起こす以前から、みの氏自身が報道番組を担当する資格などもともとなかったと思う人が私しかいないとしたら、寂しいかぎりです。
ブログを再開するに際し、書きたいことはいっぱいありますが、とりあえず体力が完全に回復するまで比較的軽い話題から始めたいと思っています。
まずみのもんた氏の問題から始めましょうか。
彼の二男で日本テレビ社員(ディレクターだそうです)が窃盗容疑で逮捕され(現在は処分保留で釈放中)、会社を論旨解雇されたことは小学生でも知っている「大事件」ですね。
論旨解雇というのは懲戒解雇と違い、自ら退職願いを提出するよう会社から求められる処分だそうで、退職金も出るんだそうです。自ら「退職願」を提出して会社を辞めるのであれば退職金が出るのは当然ですが、それなら「自己都合による退職」になるはずで、「解雇」というクビを意味する処分とつじつまが合わないと思うんですけどね。
実際公務員などが不祥事を起こして社会問題化した場合、さっさと辞表を提出して「自己都合による退職」という手段をとるケースが後を絶ちません。その場合、組織としては辞表を突き返して公正な処分をするか、黙って受理して自己都合退職扱いにするかの二つになります。
みのもんた氏の二男の場合、窃盗未遂で、スーパーで万引きする行為と犯罪の悪質性においてはそう大差はないように思います。むしろ二男の場合は、酔っ払って寝込んでいた男性のカバンを盗み(拾得 ?)、かばんに入っていた財布の中からキャッシュカードを取り出してコンビニのATMで現金を引き出そうとした行為は、あらかじめ意図して万引きをした行為に比べれば限りなく「出来心」に近いと言えなくもないだろうという気がします。そう考えると、実際に被害も生じなかったこのケースについて警察が長期間拘留したのは、当初二男があくまでしらを切って容疑を認めようとしなかったためとしか考えられません。
二男が捕まった時、すぐ「ごめんなさい。つい出来心でやってしまいました」と自白していれば、警察もその場で家族(奥さんかみのもんた氏)を呼んで引き取らせていたはずです。事件としては本来そんな程度の話です。現在は処分保留中ということですが、事実上被害が生じていない以上検察としても起訴しようがありません。不起訴になるのは間違いないでしょう。もし起訴すれば、「では万引き犯はすべて起訴するのか」という社会的大問題になってしまうからです。ただ騒ぎが大きくなりすぎて検察も不起訴という結論を簡単に出せなくなってしまったというだけのことだろうと思います。
それにしてもみのもんた氏の二男の頭の悪さがはっきりしてしまいましたね。他人のキャッシュカードを使ってコンビニのATMから現金を引き出すことが容易にできると考える頭脳は中学生以下としか言いようがありません。
それとも彼は他人のキャッシュカードの暗証番号を知りうる何らかの方法を熟知していたのでしょうか。もしそうだとしたら、彼は天才的なIT技術の持ち主だということになります。日本テレビなんかにはもったいない人間です。
キャッシュカードの暗証番号は数字がそのまま磁気化されているわけではありません。数字そのものが暗号化されたうえで磁気化されています。それを解読する方法を彼が知っているとしたら、彼のIT頭脳は日本国の安全保障対策にも大いに役立てるべきでしょう。銀行やクレジット会社も彼の頭脳を大いに活用すべきだと思います。そうなれば、彼は父親以上の大豪邸を容易に立てられるでしょうね。まじに、私はそう思います。
それにしても、みのもんた氏の見苦しさは、テレビで見ていて胸糞が悪くなりました。「バカ息子が犯した行為の責任を取って報道番組から降りる」という主張でしたね。
「バカ息子」の責任を取る前に、自分自身が報道番組のキャスター(司会進行)をもともとやる資格があったのかを、自分の胸に問うべきだったのではないでしょうか。
みの氏は二世政治家に厳しかったですね。その問題については正論を吐いていたと思います。視聴者のほとんどは大いに溜飲を下げたことでしょう。私もその一人でした。
しかし、この事件が明るみにでたことで、みの氏は親の七光りで二人の息子をテレビ局に就職させ、天下に冠たる慶應義塾大学の権威を地にまみれさせてしまったことはマスコミでは不問に付されています。
民法の報道番組を見ていても、キャスターやコメンテーターがこの問題にはだれも触れないのはどうしてなのでしょうか。やっぱり触れると自分の身が危うくなるからなんでしょうか。新聞社と同様テレビ局も「村社会」を作っていますから、その「村社会」を敵に回すようなことは言いづらいんでしょうね。わかりますよ、その気持ちは。
もっと深刻な状態に陥ったのは慶應義塾大学です。二男は付属高校か大学かは判然としませんが、在学中に万引きグループのリーダーとして「活躍」して警察に逮捕されたことがあったようです。実際この事件が明るみにでたときのみの氏の最初の記者会見で二男について「番長のような存在だったらしい」と認めています。そのインタビューの場面がいまテレビから完全に消えてしまったのはなぜでしょうか。
もちろん二男が退学を免れたのはみの氏の息子だからであることは疑いを容れません。みの氏が学校に多額の寄付をしたとか、いろいろなうわさがネット上に飛び交っています。
慶應義塾大学ほどの一流大学ではなくても、万引きグループのリーダーで警察に逮捕までされた学生を退学させない学校はあるでしょうか。義務教育の公立小中学校ならいざ知らず、慶應ともあろう名門校が付属高校か大学かはいざ知らず、こうしたケースで退学させなかったことが明るみに出てしまったことで、今後慶應は万引き学生を退学させることが出来なくなってしまいました。当然カンニング程度のことでは停学処分もできなくなるでしょう。つまり何でもありの学校になってしまったわけです。
これから慶應では大変なことが起こると思いますよ。大学や付属の高校・中学で警察に万引きで逮捕され、退学処分になった元慶應の学生がいっせいに損害賠償訴訟を起こしたら、慶應は間違いなく負けます。第一、そういう騒ぎになったら、今のところマスコミはみの氏の進退問題しか取り上げていませんが、大変な社会的問題に発展してしまいます。福沢諭吉以来の慶應の伝統と名誉は完全に地に落ちてしまいました。
みのもんた氏がしたことはそれほどの意味を持っていたんです。
みの氏は「バカ息子の親として責任を取り報道番組から降板する」としおらしいことを言っていますが、慶応の名声を、回復しようがないほど傷つけてきたことについては何とも思っていないのでしょうか。二男が窃盗事件を起こす以前から、みの氏自身が報道番組を担当する資格などもともとなかったと思う人が私しかいないとしたら、寂しいかぎりです。