浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
素敵な小説に出会えると、本当にし・あ・わ・せ。

ノーラ・ロバーツ&ローリー・フォスター … ややこしい日々(笑)

2015年12月06日 | ロマンス・複数作家

以前からお伝えしてますが、基本「図書館利用」を優先している私。 当然人気の作品や新しい本は予約することになります。で、順番待ちをすることになるのですが、今回、まずノーラ・ロバーツの『姿なき蒐集家』の上巻が用意出来たとの連絡があり、借りて来ました。次の予約者がいるので、今回は延長が出来ません。なので、サンドラ・ブラウン読むのやめて(笑)、こちらを読むことに。そうこうしているうちに、今度はローリー・フォスターの『聖母は涙にキスをする』が用意出来たとのこと。内心「エーッ★」でした。下巻はどこへ??(笑) 『聖母は涙にキスをする』は他市からの借受でしたので、この本も延長出来ません。仕方がないので続けてこちらも読むことに。

…と言う訳で、現在『姿なき蒐集家』の上巻と『聖母は涙にキスをする』を読み終わった状態です。そして最近続いている《イヴ&ローク》再読中と言うややこしいことになってしまってます(笑)。 (沢山の人が予約している本は、いつ借りれるか判らないので、重なるときついです。ま、買わずに借りてお金を浮かしているので、贅沢は言えませんが(笑)。)

で、肝心の感想です(笑)。

『聖母は涙をキスをする』。『隣人は切ない嘘をつく』の続編です。 前作は受け付けなかったので、今回のが良かったです。あくまで前作との比較しての話で、今作も私の好きだった頃のローリーを思えば、駄作かなとは思うのですが(笑)。何なんでしょう、言葉で全てを説明するような薄っぺらさと言いましょうか、登場人物の気持ちやら行動やらが今一つ大雑把と言いますか、細かな配慮を感じない。やたら体だったりセックスだったりに焦点があたるのもどうかなと。ロマンス小説の醍醐味は、まずは気持ちでしょ?って思うので、最初にセックスありきみたいなのは興がそがれてダメですね。(ホットなのが嫌いとかでは全然ないですが(笑)。)

それと、唐突に出て来る謎の男トレイス氏だったり、何を思ったか突然表に出て来る秘密組織のボスだったり(前回と同じような展開★)が、さらにあきれる要因。彼らの人物描写も甘くって、やっつけ仕事なのか?と疑ってしまう。それぞれの話で主役にあたるヒーロー達が、みんな大柄でセックス好きでモテるタイプばかりなのも、芸がない感じ(笑)。 でも次作はちょっと気になるカップルなので、読む気でおります♪ 明日、予約して来ます。

ノーラ・ロバーツの『姿なき蒐集家』。ロマンス&サスペンス作品です。まだ上巻のみの感想です。ロバーツ氏の作品ですのでそこそこ読めるのですが、すごく面白かったかと言うとそうでもない。誰にも感情移入が出来ない感じかな。ヒロインのハウスシッターって設定は、面白いです。(日本でもあるのかな?) でも主役二人の親友同士が以前結婚してたってエピソードは、何かちょっと不自然と言うかひっかかると言うか。それと上巻読み終わっても、犯罪者のボスの影も形もないのも気になる。(全く関係ないのですが、この話に出て来る殺人犯が女性なのですが、たまたま再読中の《イヴ&ローク》シリーズの『イヴの捧げた殺人』の犯人(こちらは毒殺メインですが)も女性で、キャラが被って私の中でややこしいことになってます(笑)。どちらも見た目が魅力的で、根っからのサイコパス★)

ま、途中ですので、読み終われば良かったってことになるかも知れませんが、今のところ普通です。

《イヴ&ローク》は、先にも書きましたが、14冊目の『イヴの捧げた殺人』を読んでます。それより気になったのが前作の『薔薇の花びらの上で』。この作品、シリーズの中では、めずらしく面白くない方にはいるのですが、それより何より、訳がちょくちょくひっかかるんですよね~。このシリーズ、尊敬に当たるくらい訳が自然で、それぞれのキャラにマッチしてるなぁと思っているのですが、13巻を読んでいたとき、何だか時々ひっかかることがあって★ でも以前から訳されてる方だし、どうして今回は気になったのか判らないのですが、訳で随分作品の印象が変わるんだろうなぁと、改めて翻訳者の大きさを感じたのでした。