浪漫日和~ロマンス小説に癒されて~

時間があれば、ロマンス小説に浸る日々。
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《狼たちの休息》シリーズ…ビバリー・バートン★&《ブキャナン》シリーズ… ジュリー・ガーウッド♪

2015年12月20日 | ロマンス・複数作家

以前、「負のスパイラル」にはまった時に、救ってもらったビバリー・バートン。 せっかく手元にあるので、《狼たちの休息》シリーズを読もうと第1作の『裏切りの一夜』を読みました。 ヒロインは、上流社会の一員、対してヒーローは町の厄介者。ヒロインは地元で亡き父親の会社相続しており、ヒーローは町を追い出されて軍に入り、今ではボディーガードとして働いています。 そんな二人が11年ぶりに再会するところから始まります。

ちなみに11年前に二人は一度結ばれているのですが、ヒロインはヒーローを愛していましたが、ヒーローは別の女性に振られたばかりで、慰めを求めてのこと。その結果ヒロインは妊娠してしまいます。それを知った彼女の父親がヒーローを町から追い出します。

父親の行動を知らないヒロインは、ヒーローが彼女を捨てて町を出たと思っている。ヒーローは、ヒロインが父親に告げ口をしたために、追い出されたと考えている。その誤解がいつ、どうやって解けるかが読みどころで、面白そうではあるのですが、いかんせん、私の嫌いな作品に良くあるように、同じ感情の吐露やセリフが繰り返し出て来る。ヒロインの場合は、ヒーローへの恨みで、ヒーローはその逆。同じ様な言い回しが出て来るたびに、さっきも聞いたけど、とか先へ進まんかい、とか思ってしまう。 そして最終的には、ただのページ数稼ぎでは?と思えてしまう。

そこにヒロインの弟(実は息子)が絡んで来るのですが、実情を知っている母親がなぁ。良い人役なんですが、ヒロインに自分の夫のしたことを伝えていないのが納得出来ない。だから誤解が解けなくて、こじれてるんだし。ヒロインに色々言う前に、まずあなたでしょ!って感じです。

ただ全体的にはそう悪くなかったです。そこそこロマンスしてるし、事件もまぁ悪くはないです。浅い感はありますが、ハーレクインだしね(笑)。次作は、『天使と野獣』。おもしろいかな?

 

今は、ジュリー・ガーウッドの『氷雪の眼差しに灼かれて』と『最後の朝が来るまえに』を同時進行しております★ で、判りました、私「ブキャナン兄弟」シリーズの2と3を持ってませんでした。3の『魔性の女がほほえむとき』が一番好きだと思ってるんですが、自分で持ってなくてビックリ。で、今は7と8を読んでる状態です。

なぜこのシリーズ、順番が判りにくかったかと言いますと、ブキャナン兄弟、6男2女と言う大所帯なんで、ロマンスの主役はこの兄弟が順番になるかと思いきや、そうでもなく、彼らの親友、仕事の相棒、義理の兄弟など派生した人間関係で繋がった人物が主役になったりするので、つながりを把握するのが邪魔くさかったりする(笑)。のでほってたのですが、今回新刊も出たことだし、再読しつつ整理しようかとは思ってます。(今、イヴ&ローク、休憩中(笑)。)

上記を書いた後で判った、このシリーズの順番が判りにくい一番の原因は、本のどこにも記載されていないからでした★ わりと他のシリーズだと、裏表紙のあらすじのところに何とかシリーズの何作目みたいに書いてくれていたりするのですが、このシリーズ全然なくって。だからだな、判り難いのは。その上、人物紹介が大雑把。今見た『心うち砕かれて』でのヒロイン紹介が、「本編の主人公」って。普通、職業とかを書かない?ブキャナン兄弟も本文読まないと、何番目の兄弟なのか、全く判りません★

一応、《ブキャナン兄弟》シリーズの順序など…

1 : 『心うち砕かれて』(これのみ、二見書房刊)  

 ヒーローは、ブキャナン兄弟の次男でFBI捜査官のニックと彼の親友の妹のロマンス

2 : 『標的のミシェル』(ここからはヴィレッジブックス) 

 ヒーローは、長男で検事のテオと、女医(彼女がミシェル。ちなみに前作の主人公の親友もミシェル★)のロマンス

3 : 『魔性の女がほほえむとき』 

 ヒーローは、1作目のヒロインの兄で、元海兵隊員とFBIの職員のロマンス (ブキャナン関係ないです(笑))

4 : 『雨に抱かれた天使』

 ヒーローはブキャナン兄弟の三男でこの時はシカゴ市警の刑事のアレック。(のちにFBIの捜査官になり、続編に良く出てきます。)ヒロインは、名門財閥のご令嬢

5 : 『震える夜が終わるまで』

 ヒーローは四男のディラン。ボストン市警の刑事。ヒロインは妹の親友

6 : 『嘘はオアシスに眠る』 

ヒーローは待ってました(笑)のノア。FBI捜査官でブキャナン兄弟の次男の相棒。ヒロインはパソコンおたくの長女、ジョーダン

7 : 『氷雪の眼差しに灼かれて』 

ヒーローは、FBI捜査官で三男のパートナー。ヒロインは、三男の妻の親友。(また出た!横広がり(笑)!)

8 : 『最後の朝が来るまえに』

 ヒーローは、前回アレックを救ったらしい(まだ読んでる途中なので、その場面は出てません★)FBI捜査官と、次女シドニーの親友

9 : 『傷痕に優しいキスを』 

こちらは先月出たばかり。(…ってもう今、12月も末ですね…。あとちょっとでお正月?!早い★)

上記を書くのに本調べてたら、『嘘はオアシスで眠る』の登場人物紹介では、ブキャナン兄弟、しっかり説明がありました。(早分かり♪) 私の様に、人物紹介に文句を言うやからがいたのかも(笑)?!

 

さてさて、ほぼ内容を忘れている(笑)このシリーズ、とっても気になるので、再読予定中ではありますが、でもこんなに再読ばっかりしてたら、新しく読む本が貯まって行く……。