お正月の楽しみの一つは元旦に行われる
ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート
今年は能登地震で放送中止になったが6日に行われた
指揮:クリスティアン・ティーレマン
今までの流れるような演奏ではなくとても個性的
この美しいピッコロ奏者は誰かな?
頻繁に映しだされていたのはご愛敬
そして私の楽しみは
バレエ
音楽に合わせて素晴らしい踊りを披露して下さる
建物・景色・衣装の美しさは
また生花も今年は赤が基調で華やかなものになっていた
戦争や憎しみ
そして自然災害
打ちひしがれている方々に元気を出すためにもふさわしいアンコール曲と
ヨハン・シュトラウス2世の「美しく青きドナウ」と紹介された
どう言う意味があるのか調べて見ることに
世にはコレラが流行り、ケーニッヒグレーツの戦いではオーストリア軍がみじめな敗北を迎え、
世の中はグレー一色
そんな時にヨハン・シュトラウス2世はウィーン男声合唱団から作曲の依頼を受け
それに警察官であり合唱団員でもあったヨーゼフ・ヴァイルが歌詞を
ヴァイルは勇気をもって当時の政治を批判し、その世を揶揄する気もあって、面白い歌詞をつけました。
喜びをもっていこうよ、ウィーンのみんな」「え、なんで?」「周りを見てみて」「だからなぜ」「かすかな光が見えるよ」「そんなもの見えないよ」とバスとテノールが、掛け合い問答のようになって続き、後半には世の苦しい人々は、お金がないのに国に税金をもっていかれるし、政治家や評論家がワルツを踊れば、台無しにしてしまう(よけい政治が悪くなる)とからかいつつ、「腹立たしいことばかりだが、このような世の中だから踊るしかない、踊ろうよ」
そうなんだ
シェフも私も明るくて元気の出る大好きな曲にはそんな意味があったからなのかもしれない
今いっぱい 悲しい出来事がありすぎて心が壊れそうに
でも音楽を聴くと
何もかも忘れてに安らぎが
これをビデオに残しとおけば
心が不安で苦しい時にはまた聴けて
に安らぎが戻ってくるから