結婚してお嫁さんとクリスマスに来て下さってから
もう何年も音沙汰無し
メールを送っても年賀状もお返事なし
ず~っとずっとどうしているかな?って心配していた彼
今日ひょこりと訪ねて来てくれた
名前を言ってくれるまで誰かも解らず
確かに彼だ
幼いころから母親と我が家に食事に来ていたが黙々と食事をするだけ。
ジビエが好きな彼
22歳になった寡黙な彼が
「これ書きました」と消え入るような声で
差し出されたのは
元は『切手のない手紙』(改題『ずっと逢いたかった。. 』
松本幸四郎主演でテレビ放映された
書籍
25歳で文芸社U‐30大賞を
『誘拐の長い午後』(文芸社)で受賞
きっと彼は作家になるんだろうなって
でもそれと同時に料理にも関心があり
又々か細い声で
「料理教えて下さい」とシェフに
何故かシェフも彼とは気が合って
「時間のある時なら」
その後、食の新聞社に勤めた事は聞いていた
今も
こちらで頑張っていた!
良かった
立派になった彼が
今回差し出したのはスマートフォン
可愛い8ヶ月の女の子の写真
お父さんになったんだ
そりゃー以前と違いハキハキとした口調で話し、的確な会話をされるはずだ
彼曰く
「光陰矢の如し」
あっと言うまに時間が過ぎていただけだったのですネ
良かった良かった
「子供にパイ包みをたべさせたいのでそれまでお店を頑張って下さい」
アララ
又々お店閉店時期が伸びました