霧中山歩

近くの山に自然観察をかねて登っています。
自然は新鮮な発見が一杯で、新しい感動が待っています。

三島から鎌倉古道を登って箱根旧街道西坂を下る。

2015-09-18 07:25:04 | 登山

鎌倉古道や箱根旧街道は歴史の道なので普通の登山道より名所史跡が多く、

写真が多くなります。

編集が面倒なので私のホームページの材料で製作してあります。

 

今年の夏は酷暑でようやく低山歩きが出来る季節になった。
運動不足を解消するには歩く事が一番。
家の玄関から歩ける箱根西麓の鎌倉古道から箱根旧街道西坂を歩く。
伊豆縦貫道は平日の朝なので出勤車両が多く混んでいる。

 

鎌倉古道はゆったりとした尾根道。
山麓は大根やトウモロコシなどの畑が広がっていて気分が良い。
最近設置されたウォーキングコースの茶臼山展望台に寄り道する。
箱根火山の流山のような茶臼山は孫たちとのハイキングにピッタリ。

 

山中の旧関所を通過するとコースは分かりづらくなる。
場所によっては藪こぎの場所があった。
厄介なのは蜘蛛の巣。
箱根竹を拾って露払いをしながら歩く。
ご褒美としてクリを拾う。

 

これもご褒美。
登山道の真ん中に立派なタマゴダケ。
食べようとしたが今日は籠を持っていない。
結局写真に収めただけで諦める。

 

鎌倉古道の上部は植林地の小道。
斜度もゆったりで足元の土壌もふかふか。
農道から古道に入って最後まで誰とも会わなかった。
が、ここで鹿の足跡を発見。
箱根西坂で初めて見る鹿の足跡。
私が箱根を歩き始めた頃は鹿を箱根で見ることは無かったのに。。。

 

今回の最大のご褒美。
たぶんイヌ科の動物。
タヌキの可能性が一番あるがただ今鑑定中。
下顎の無い頭骨だが、付近を良く探して犬歯が1対と裂肉歯を見つける。
子供の個体のようで、あまり磨り減っていない。

 

鎌倉古道の終点は芦ノ湖高原別荘地。
標高が800mを越えているので吹き抜ける風が快い。
ススキの原っぱの向こうには駿河湾の海が広がる。

 

約30分程の舗装路のトラバースで箱根旧街道の西坂の入り口に到着。
江戸まで25里、京都まで100里となっている。
江戸まで24時間、約3日?。

 

西坂を下り始めて約1時間、山中城址入り口の雲助徳利の墓。
終生酒を愛し酒を楽しみ、酒の中で一生を終わった雲助の頭役の墓だと言われるが異説もあるようだ。

 

山中城から上長坂までは、国道パイパス工事と三島大吊橋の工事で国道を迂回しなくてはならない。
三島大吊橋とは、日本一の長さの有料歩行者用の吊橋。
橋の機能より、富士山の展望台の観光用の吊橋だ。

 

東坂の石畳は有名だが、西坂にも往時の石畳が眠っている。
最近補修された石畳と違って、1日1万人もの旅人の往来があった事実を物語るように石の角が丸い。
たくさんの物語が聞こえてきそうな歴史の道。

 

早朝6時過ぎに家を出てから約8時間後、三島の街の家並みが見えて来ると錦田一里塚。
この一里塚は道路の両側に一対の塚が現存している。
間に国道一号線が通っていて、旧箱根街道は上り線の下になってしまった。
ここから家まであと40分の道のり。どっと疲れが出る場所だ。
さすがに重くなった足を前に出して歩みを進めた。

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは。 (usako)
2015-09-18 14:19:10
腰はもう大丈夫ですか?

箱根旧街道は三島に下ったので覚えていますが、鎌倉古道の遊歩道もあるのですか。

私はとりあえずブログをアップして、ホームページビルダーなので、コピー、ペーストしています。
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腰は大丈夫そうです。 (霧中山歩)
2015-09-20 11:44:44
 鎌倉古道は推定の域を出ていないようです。
箱根越えの碓氷道が富士山の噴火で閉鎖された時、クローズアップされた道です。
箱根旧街道が開かれて忘れられた存在になっています。
歩いてみると分かりますが鎌倉古道は今も超マイナーな道です。
へたな藪ルートより難度が高いです。(特に下部)
地元民でも迷いそうです。
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