霧中山歩

近くの山に自然観察をかねて登っています。
自然は新鮮な発見が一杯で、新しい感動が待っています。

天城の遊歩道 毒だらけ。。。

2020-04-20 15:26:13 | 家族

 久しぶりに天城の自然歩道、コビサワラ原生林に出かけて来ました。

場所は修善寺の奥の萬城の滝の少しばかり上の、天城の山域です。

車を林道脇に停めて、沢伝いに林道を遡ります。

林道脇の沢沿いの道には、背の高い樹木が茂っています。

が、林道脇までは高度があるので林道からはその葉を楽しめます。

これは、ブナの若葉です。

普通の場所ではこんなに近くで葉を観察できません。

 

今日の目的地、コビサワラ原生林の入り口です。

コースにはトラロープが張ってあって、迷いなく歩けます。

 

この森の主は根はりの大きなモミの大木です。

ヒメシャラやブナ、イヌシデなどの広葉樹もありますが、ここのモミや

アカガシなどの常緑樹も恐ろしいほど大きいです。

今を盛りのヤマザクラも背丈が異常に高いので、遥か上空に花が咲いています。

風があまり無いのか、ここの樹木は思う存分上空を目指していて背が高いです。

 

樹木も寿命があるようで、大地にひれ伏して土に戻って行く大木があります。

自然の森は、生と死が同居しています。

その樹木の上には、近くから種が飛んできて新しい生命をはぐくんでいます。

 

枯れた大樹の上には、小さなコケが芽生えています。

ひとつの命が尽きて、そこには新しい生命が宿っています。

 

昼食は少し原生林から外れた、シキミの林からです。

これだけ大きなシキミの林は初めてです。

場所によっては白い花が咲いていました。

 

今の季節、この場所のメインのハシリドコロ。

小さな沢に群落を作っています。

 

近くに群落している毒草のヤマトリカブト。

この森にはシカが多いので、毒のある植物が多いのかな。

原生林の林床もシキミが多いです。

 

原生林の登山道に入り口に咲いていたフデリンドウの花。

この森は小さな野草の花が少なくて、大きな樹木が大部分です。

そういえば原生林までの植林地のヒノキの下部には、シカの食害を予防して、

コモが巻かれていました。

天城の森は、シカも食べない毒草と高木だけになるのか。。。

 

帰り道には萬城の滝近くの遊歩道を歩きました。

沢の水は非常に綺麗で、近くの新緑が目を楽しましてくれます。

ワサビ畑も多く、天城の風景を楽しめました。

独りで人気のない山域を歩くことは、新型コロナの予防に最適かな。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 盆まねき を読んで。 | トップ | 定年オヤジ改造計画 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

家族」カテゴリの最新記事