Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

09/8/24

2009-08-21 | SUI(大地穂)

大地 穂(おおち すい)ちゃん




沢山、出演、お世話になってます赤坂グラフィティーさんに、ちょっと久しぶりの出演

いつもみたいに僕と二人、デュオの形です

対バンありなのでスイスイは20:20の出演






今日、ウチでリハしました



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2009/9/19 新宿 白龍館

2009-08-21 | 過去のスケジュール記録

小林真人 Piano Live




~夏の終わりと秋の訪れ~

季節の移ろいを音で感じる夜



小林真人(ピアノ)   榊原長紀(ギター)



18:00 OPEN/19:00 START

料金 3000円(1ドリンク付き)

場所 新宿 白龍館
   東京都新宿区西新宿6-21-1 アイタウンプラザB1

予約     白龍館  03-5323-6550
問い合わせ E-mail    tamayura000@gmail.com 






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スタンドバイミー

2009-08-20 | 記憶の風景







もうすぐ夏が終わるな...
















昨日、夫婦そろって仕事だったので

僕の母に1泊してもらって息子をみててもらった


その年老いた母がさっき帰った



玄関で見送ったあとも
気を付けて帰ってね、と心で思う

その途端、郷愁に引きづり込まれた





夏は何故か僕は感傷的になる

秋よりもずっと












ウチの実家から歩いて5分

バス通りに出てすぐの、はす向かいに神社がある


親がお宮参りを、その神社にしてくれたってことで
僕はその神社の氏子なんだそうだ









小学生の頃、季節は必ず夏だったと思う
毎日のようにその神社で草野球をしていた

テニスラケットをバット代わりにしたもので
そのラケットは、ダイちゃんと呼ばれてた同級生が持って来てくれていた

彼は野球が上手なのに、下手な奴も打てるようにってラケット野球を考案したのだ

僕は球技は全然音痴だけど
ダイちゃんのおかげで野球が楽しく感じられ、下校後に毎日参加してた

太っていて走るのが一番遅いトンベ~っていうあだ名の同級生も
楽しそうに毎回、その野球に混じっていた
当時は気付かなかったが
それは明らかにダイちゃんのラケット野球が楽しかったからなのだ


4時半だったか5時だったかのベルが街のスピーカーから流れるまで
毎日たくさん汗をかいて、ヘタクソな野球をした




ダイちゃんはラケットの淵の細い部分でよくホームランを打った

淵で打たれたその打球は、もの凄い回転が付いて
楕円になって軋みながら神社の本堂の屋根まで飛んでいった

僕はそのホームランに憧れたものだった




ダイちゃんは僕等が高校のとき
バイク事故で頭を打って生死の境を彷徨った

その後、バスで偶然会ったことがあり
事故のことはもう大丈夫なのかと聞いたら
頭が痛いのが取れない、と苦い表情で言っていた

今は元気だろうか..



そんなことをボンヤリ想いながら草野球のことをまた考える





神社だから、手を洗う柄杓置き場があって、その近くに水道もあった


汗だくになった顔を水道の水でジャブジャブ洗うと
鼻の奥に汗と水が入って、ツ~ンとした

洗った顔は拭かず濡れたままいる
すると急に風が涼しく感じられてス~ッと汗が引いて行った



その感覚を今でも鮮明に思い出す

それら全てが心地良くて、ずっと遊んでいたかった

そしてたまに門限を過ぎて母に叱られた




こういう遊び場の中に
子供にとっての成長の宝物が、どれだけ詰まっているか大人は知らない

知らないけれど子供を心配し、心から愛してゆく

そのギャップがお互いを苦しめることもあるけど




会わなくなった友達

だけど忘れないで残っている、そこに流れていた優しさ

愛情の中から生まれた沢山の擦れ違い



僕の中の郷愁

スタンドバイミー






昨日、歌いに来てくれた忍くんの子「Hくん」を抱っこして髪の毛にチュってしたら
子供の汗の潮っぽい良い匂いがした

その匂いがまた、あっという間に僕を郷愁の中に連れてゆく


それが忘れられなくて、ウチに帰ってから息子の頭の匂いを嗅いだら同じ潮の匂いがした





草野球

友達

鼻の奥がツ~ンとする感覚

子供の頭の潮っぽい良い匂い


親に見放されたら生きていけないくらい小さかった頃
自分が叱られて逆らう事も知らず泣いたことや


記憶の中の風景も現実も一つに混ざって
僕の中のいろんな郷愁が夏の中で揺り起こされる



何故だか郷愁の全ては、夏の中の出来事だったように思えて来る







蝉が外で鳴いてる







妻と息子は昼寝をしている














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ちょっとの時間

2009-08-20 | 竹斎先生

会わない時間がちょっとでも

先生はなんか雰囲気が変わっちゃう


プチ里帰りから帰って来た先生は、妙に落ち着き感が増して
あまりバカはしゃぎしなくなってました






今までは、小ささで先生に勝る奴は居なかったんだけど
報告によれば、妻の実家のご近所に、ついに先生より小さい奴が現れたらしい

自分がもう兄貴分になってきたのを察知しての落ち着きぶりなのか...




僕は、先生が帰ってきて嬉しいので
チュッチュして顔をスリスリしてるんだけど
先生は特別喜ぶでも無く、嫌がるでもなく、冷静な物腰



昨日はライブの後、メンバーとファミレスに行って
だいぶ遅く、というか朝方帰宅して
忘れないうちにってブログを書いては
なんか違うなって消してを繰り返して
やっと書き終え、もうだいぶ明るくなってから布団に入った

薄暗い部屋で先生の寝てる姿を覗き込んでたら
ちょうど眠りが浅い時だったのか、寝返りした..
でも
その寝返りは普通の寝返りじゃなくてハイハイの動きだった

眠ってるのに足で床を蹴って、うつ伏せの姿勢で何度も腰と背中を持ち上げていた


え?これ、起きてるんじゃない?って思ったけど
やはり先生は眠っていました

こんなシーンに出逢うととてもキュンとなって泣けちゃいます

寝てるのに、ハイハイ...してる...んだ...




今日起きてから抱っこしても
僕の腕の中でしきりに足を蹴っている


数日前まで先生は
うつ伏せ状態で足で蹴ると
腕で上体を支えきれずに前に突っ伏してしまってたのが
腕で支えることが出来始めてる

ほんの数日でそんなに筋肉が付くものかなぁ...


でも先生は、今
寝てる間、夢の中でもハイハイなんだもんな

まだ小さな筋力を駆使して
何度も転がりながらバランスを覚えながら
ハイハイに向かって一直線なのだ

それはパパと遊ぶよりもきっとずっとエキサイティングなんだろうな

だって自分の力で移動出来るんだもの


まだ言葉も喋れないから「何処に行きたい」って伝えても
親もなかなか理解してくれないし
泣いても放っておかれたりするし

「もう焦れったいんだから
一刻も早く自分の力で動けるようになって
好きなところに行きたいんだもんね」

きっと先生はそう思ってる



先生
ずいぶん落ちついた笑顔ですね




あっ
この顔、パパに気使って笑ってるだろ
絶対、何%か作ってる

いいよいいよ無理して笑わなくて








あっ...やっぱり自分の手は一番美味しいんですね?

良いお顔で..





おじいちゃん おばあちゃんとたっぷり会ってくると
先生はやっぱり甘えん坊になる

勿論、それで良いのです

しかし
父とは近いうちにまた、ハードボイルドで男らしさを取り戻そうな

先生んとこに気だての良い可愛いお嫁さんが来てくれるように
今から男を磨くのだ










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09/8/19 gigi

2009-08-20 | 過去のライブ後記


何の気負いもなくステージにあがれるのは
僕の音に反映された僕の生き方を
認めてくれるメンバーが居るから出来る事


視界から入って来る情報をオフにして
音だけ追って

いつもみたいにお客さんの存在さえ忘れて

遠い過去からずっと紡いできた風景の中で遊んで..


そして目が覚めたら、もうステージは終わっているのです






あ...      終わっちゃった



夢   見てた   みたい



遊びに来てくれた忍くんは歌いづらくなかったかな...
綺麗なハイトーンが聞こえてたけど


お客さん大丈夫だったかな... つまらなくなかったら良いんだけど...



自分を開けてたのかな..僕
なんか今、少し泣きたい..





恥ずかしいから、黙々と片付けをする






その後、話しかけてくださった方々の言葉やら表情やらがまた
演奏直後でホカホカに茹ってる僕の心にジンワリ染み込んで
もうそれで今日の自分は完全に柔らかに融けてしまいました




こういうこと全部に対して「感謝」という言葉で表すので良いのでしょうか...




いや...なんか違う...



やっぱり..





「愛してる」


ってことなんだなって


思う


















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5ヶ月

2009-08-19 | 竹斎先生

先生っ!





あっという間に
生まれて5ヶ月経っちゃったなぁ







生まれた時、こんなんだったんだぞ~









こっちのは1週間後くらい


こっちは2週間目くらいかな



毎日見てるとあまり気付かないけど
こうやって並べると、随分顔が変わったんだなぁ




先生は明日
母とともに里帰りから戻って来るのである


おじいちゃん、おばあちゃんに可愛がってもらって
また進化したかな..





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里帰り

2009-08-17 | 竹斎先生

妻と竹斎先生が里帰りして2日目

一人で好きに過ごせるっていうのは
たまには良いもんだなあ、と
クーラーの効いた部屋で何~にもしないで自堕落に過ごした

ホントは仕込みが一杯控えてるんだけど何~にもしたくない
(あとで追いつめられるのは解ってるんだけど..)



夕方になってきてビルの側面が西日に照らされるのを
いい感じに見てるまでは良かったんだけど
夜になって、やっぱりテレビは極つまらなくて
間が持たなくなってきたら、ちょっと寂しくなってきた


だいぶ寂しさにグンニャリした頃に、お里から写メが届いた




早く帰ってこないかな..




クスン...


















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季節の彩

2009-08-17 | ギターの栄養

ちょうど今くらいの深い夏が好き

まだ浅い夏って、梅雨が明けたか明けないかギリギリくらいから
夏を待ちきれなかった人の心達でごった返すでしょう

それがこのくらいの時期まで来ると、夏を堪能する人はだいたい堪能し尽くして
落ちついた、諦めに似た空気が漂い始めて
夏は熟れきって、そこまで秋が近づいてきてるのを感じながら
静かにちょっと切なく余韻に浸っていられる



真夏の日差しは強くて、その彩は白に近い、って思う
けど今の日差しは濃い黄色

この先、秋につながって日差しの彩は 段々と橙色になって行き
茶褐色にまで下降して行く
その下降ラインが好き

茶褐色がもっとくすんで濃い灰色になる頃には 赤や緑の電飾が綺麗に映える

そこまで下降したら、今度はまた明るい彩が恋しくなる


そうやって、現状に満たされ切ることの出来ない生き物の僕等だから
手に入らない物をずっと追いかけて生きてく


季節の彩が巡るのの、数を重ねた分だけ切なさは増して












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リハの日

2009-08-17 | 参加ユニット『Kaolune Cafe』


今月の19日にお台場のgigiに出るので久しぶりにKCのリハをした


最初、さぐりさぐり

ちょっと演ったら、ぐぐぐっときて

ほどなく整った頃には、以前より良くなってた



こうやって「生」の演奏っていうものは、人と伴にあるから
離れていてもそれぞれが成長していたり
お互いを求める心が働くと、ぐぐぐっと良くなるもんだなぁ
と、つくづく思った






今日はリハに出掛ける前
ベランダにクッキリ日差しと影が出来てるのが
なんか良い気分にさせてくれた
昨日のライブの手応えが良かったから、まだ気分が良いのだ



空がもう高くて、鱗雲
カラッと晴れてるけど、もう日差しは真夏のピークを越えて秋っぽい柔らかさをかもし出していた



光が柔らかいからか、川面の色も深みが増していて



団地のエントランス
この木漏れ日を見るだけで、ス~ッと今日はリラックス出来た



最近、こんなふうに感じられなくなってたのは
やっぱり新生児の育児で、熟睡出来ない日々が何ヶ月も続いていたからなのかもな
自分じゃ客観的になれなかったけど、かなり夫婦そろって疲れてたのかも




皇居をかすめてメンバーのハーヤンちのstに向かう




今日のリハにハーヤンが、何やら...な人を、遊びに誘っていた

その男は「s」と呼ばれている男で
僕も良く知っている男なのだが
遠い遠いところからハーヤンちまで、1時間半もかけて自転車でやってきた

そしてKCのリハに混じってちょびっと歌って、遊んで、バカ話しして、ご飯食べて、、、
(僕は車で帰ったから、その後の事はよく知らないのだが、、多分...)
また自転車で1時間半かけて帰って行った
(のだと思う..)









この男...もしかしてgigiにまで遊びに来ちゃうつもりなのか...

それは当日、蓋を開けてみるまで誰も知らない...







そして今日は、出産後初めて妻と息子が里帰り

おじいちゃんとおばあちゃんに可愛がってもらっておいで


寝冷えしないように、ちっこいジャージをはかせてもらったようで
ちょっと中年のオヤジにも見える...


相変わらず何処に行ってもお得意のポーズを披露してるようです


僕はといえば
これから、本当~に久しぶりに
15時間ぐらい熟睡しようと思います








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良かったライブのこと

2009-08-17 | ギターの栄養
あらためて昨日のJJでのライブは良かった
気付くと昨日のことを考えている…

ピアノの小林くんには独奏の世界があり
僕にも独奏の世界がある

まだまだ未熟かもしれないけど、
お互いが自分一人で完結出来るある程度のスキルを持ちながらアンサンブルを組むわけだから
たとえ片方がプレイを止めたとしても、もう片方は描き続ける力を持っている

慌ててサウンドを埋めようとするのではなく、音は自分を語り、描き続けている
だかからホントに演奏中に、僕がプレイを休んでも成立するのだ


この「演奏を休む」っていうことについて...


二人で話し合う時間の中で、ふと一人が黙り聴き手にまわる
究極、二人とも黙ってしまってもかまわない
だって日常の会話の中にはそんな瞬間は沢山あるわけだし

ギタリストの僕にとって永遠的な相方であるピアノという楽器との関わりの話し
そして幸せな演奏のための考察

喋り続けなければならない という使命感に囚われながら喋り続けたら苦しい

別に黙ってしまっても良いのだと感じながら喋りたいのだ

本番中に黙ってしまっても良いと感じられたなら、精神状態は柔らかく自由になり
むしろ良く喋るようになるだろう

そういう自由な精神状態で演奏をしたい




そしてもう一つ
そのためには、その自由な時空間を提供してくれるリズム体がいてくれないと成立しない
どんな料理が乗っても美味しそうに見せてくれる器   お皿

料理が乗る前から、この皿に料理を盛ったらさぞかし美味しそうになるだろうと思わせてくれる皿
そして食べ終わった後まで その料理がどれぐらい美味しかったかを想像させてくれる皿
こういう皿があって初めて上物である歌やギターやピアノは自由になれる

自分のgtが、最高食材を使った手の込んだ料理として皿に乗っても良いし
そこらで買って来たタイヤキとして、ゴロンと無造作に乗っかってても良い
その自由が許されるのは「皿」次第だと思う

こういうあり方は話し合って出来ることではないように思う
やはり感じあうことなのだと思う

感じ合えるには日頃の生き方のセンスが反映するのだと思う

そして更に そんなふうに放出した「気」の玉をキャッチして投げ返してくれるオーディエンスがいてくれて
初めて全てが完成する

沢山のワガママを寄せ集めて煎じ詰めたら調和が生まれるなんて…
いつも思うけど
音楽は…いや音楽っていう道具をここまで使いこなしてる人間そのものって(演奏者もオーディエンスも)
ミラクルで愉快な生き物だなと思う


こういう、幾つもの要因を重ねて
重ねる間に、間違った方に行かないようにアンテナの感度を全開にして
ほとんど奇跡のような確率で良いライブって生まれるのかもしれない

でも決して偶然じゃない
必然なのだ


何ヶ月ぶりだろう

久しぶりに、演奏で心が晴れたライブだった





(ドラマー:チャーリー茶谷)




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09/8/15 立川 J J

2009-08-16 | 竹斎先生




え~と...ここのシワを伸ばして...と...









あ?パパ、どこ行くのさ?






え?立川まで行くの?




まさか..本番?







え~っ!
オレも連れてってほしい...






...









連れてかないつもりでしょ















くくくっっっ....






>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>




音楽は水物

とはいえ、毎回、深いとこまで手が届くようにギリギリまでやれる事をする

それでも届かない事はしょっちゅうある


それに、音楽は主観の産物だから
いろんな感じを持つ人がいるだろうけど


今日は、今日は
心から楽しい音を紡ぐことが出来ました



明日からまたガンバレル

ありがと~










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巡るということ

2009-08-13 | ギターの栄養





この先の仕事ライブ用に
久しぶりに、ちゃんとエレキを弾いてる

勘を取り戻してるところっていうか






久しぶりに弾いたら、エレキは楽しかった

昔は苦しかったんだけど...





それは
「自分がここに居るんだ」っていう音を
エレキでいくら築こうとしても得られなかったから当時苦しかったのだ


三十代の半ば過ぎから、自分の中でメイン楽器をガットに絞り込んだ

僕が物心付く前から、趣味で父が弾いていたのを聴かせていたというガットという楽器は
持って鳴らせば不思議に「向かいたい方向」がスッと解った
そういう感覚はエレキには無かった

うまく言えないが
僕の後天的な努力を越えた深いところに摺り込まれているのだと思う

こうして僕のメイン楽器となったガットは
自分の深層心理にまで関わってゆくような、僕にとっては物凄く濃い楽器となり
そう簡単に「楽しい」などと言えなくなっているんだな、と
そういうことをエレキを弾いて思い出した

逆に言えば
もう、自分の中ではガットがちゃんとそこまで深く成立したから
そこに「居場所」を確保できて
だからかつては苦しかったエレキが、今はある意味
気楽に弾けるから楽しいのだろう


でも気楽だからといって適当に弾いてるのではない

音楽のもつ楽しみ方は様々だから
ちゃんとその中に入るようなプレイにはなっている

でも、かつての僕はそれだけでは嫌だったんでしょうね

他人には理解されなくても、自分の深層心理にまで届く楽器
自分だけの言葉
自分だけの居場所、が欲しかったんだろうと思う

僕にとっての音楽とは
そこが存在しなれば、無いも同じ
今もそう



そのガットの音を掻き消してしまう大きな音量の楽器に対しては
本当に毛嫌いして遠ざけてきた

ガットを、よりベターに響かせたくて、僕が
大きい音量のドラムと一緒に演奏することを避けるようになってずいぶん経つけど
それがまた、えらく久しぶりにドラムと一緒にライブをやる
ぼくはエレキじゃなくガットのままで

8/15
@JESSE JAMES 立川

今回の立川で御一緒させていただくドラマー、茶谷君からは
音の中にはっきりとしたリスペクトを感じ
リハでサウンドも心地良くまとまった

楽器の持つ大小の音量差だけの話ではなく
やはり音楽は「人」、「心」、「リスペクト」、
シェアしあう行為であった

自分を目一杯膨らませることが
相手も膨らませることになる不思議で素敵な行為

音がしっくりこない時は必ず
メンツの中に「音のエゴイスト」が混ざり込んでる



結局、エレキをまた弾いたように
今回またドラムと演奏をともにするように
この世にあるものを自分勝手になど排除出来ない

もうこりごりだと思っても続けることで時が一巡し
以前と状況が変わって行く


こんな体験をすると
この先、ただ楽器を慈しみながら弾き暮らすだけで心から満足

そう思えてくる










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この時期の成長メモ

2009-08-12 | 竹斎先生


さっき、母親を追っかけて、ちょっとずつ移動してゆく竹斎先生の写真を沢山載せたのだが
また新たに先生が激しい動きをして
それがまた、なんともいい動きだったもので...
また写真に収めてしまった



なんというかここ最近、本人が「むずむず」してる感じが、すごい伝わってくる



自分の行ってみたい方向へ、ハイハイで行けそうになってきてはいるのだが
結局まだ筋力が足りないから、イライラして
結構な野性的な雄叫びを発しながら、破れかぶれな感じのアクションをする

あと、僕が飲んでるコップを喰わえたがるアクションも徐々に過激になってきていて
膝に抱っこして水を飲むと、下から手を伸ばして来て強引にコップを持ってこうとする

で、喰わえると、淵をゴリゴリと噛んでいる

氷が口に入りそうで危険なので、適当なところでコップを取りあげると
すかさず手を伸ばして取り戻そうとする

その動作が、かなり素早い



こういうふうに、ワガママ度が上がってくるほど僕はワクワクする


育児の勉強をたいしてしていないが
これから動き回るようになってゆくにつれ、沢山発生してくる危険に対して
なるべく「ダメ」と、言わないで育ててみれたら、なんて思う

先生の、動く事への情動を見ていると
僕はとても「ダメ」などと言えない気がするのだ


「ダメ」という信号を送るのでなく
「待て」と、、、それから「別のもっと面白い方向に好奇心の向きを変える」の二つで育てられないだろうか..



「待て」は今でも既に出来ている

名を呼び、こちらを向かせ、目を見て「シ~~~ッ....」とやると
バタバタをやめて、じっとこちらを見ている

たまに妻と二人で小学校などに行って「スーホの白い馬」の朗読と演奏をするのだが
お話の中の静かな場面などを小さな声で語りかける時のように
なんというか、ジッと目を見据えて内緒話しするような
息を殺して忍び足するような緊張を醸し出しながら「シ~~~ッ」とやると
ちゃんとこちらに集中してくれる

因みに「待て」とは
本当に放って待てせておくのではなく
「待たせる事を親子で共有する、れっきとした対話」なのだ



このまだ無垢な情動にこの先
親である自分が横やりを入れたくないのだ


音楽という堅気ではない道で
随分好き勝手に生きてるように見える部分もあるかもしれないが
1年中、自分の中の「壁」と向きあいっぱなしなのだ

押しても押しても動かない壁

知らずのうちに自分で決めている「限界」

本当は動くはずだということを
後天的に知識学習して知っているのに
理屈を知っていても動かない壁

それは絶対に、深い部分に摺り込まれた呪いの呪文みたいなものなのだ

そして誰の中にも必ずある

ある事に気付いてない人も、気付きたくない人も
それは勝手だが
必ずある



だから「ダメ」と言えない






























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皆既惑星食

2009-08-11 | 過去のスケジュール記録



内なる声に耳を澄ませることが

やがて他の存在との間に、繋がりがある

という実感を導き出す



(ジョン.P.ミラー著  ホリスティック教育より)









僕はもうずっと長い間そうして生きているよ...




だけど、なかなか他の存在と繋がれない...けどね







ギターを弾いて生きて行きたいと決まったのは高校の時

思い返せば、決まったその時から描きたい色は何一つも変わっていない
(それで仕事になろうがならなかろうが)


一緒に音楽をする仲間は移り変わったし
今の仲間と将来、道が別れる事もあるかもしれないけど
僕の描きたい色はずっと変わらない


それは言い換えれば
僕が変わって行かないから「関係性」が変わるんだろう



けどね
地球と土星と金星と冥王星が
同じ速度なんかで手を繋ぎながら太陽の周りをまわれるかい?

こないだの皆既日食のように
ほんの時たま、線上に重なることはあるかもしれないが...




「バンド」という
擬似的家族、擬似的恋人に、自己一致という愛を求めるなら、

自己一致は、真実とか純粋さと同義語として扱われるなら、

僕はこういう言い方をしたい




いたって私的尺度ではありますが

僕が描きたい色を変えない以上

惑星達は同じ速度で恒星のまわりを廻れるはずもなし

いったん軌道が逸れたら

多分今生で再び軌道が合わさる事は無いでありましょう


只今、奇跡的にバンド存続中

8/19にライブ  有り





お台場にあるCAFE gigiにて

8/19 水曜日 

1st 19:30~  2nd 20:30~ (入れ替え無し)

ミュージックチャージ 無し



ちょっと規模でビックリゲスト惑星  有り








因みに...

ある人に訊いたところによると
太陽系の全質量の98%は太陽が占めているそうだ

そして残りの2%は、木星だそうだ


じゃぁ他の惑星達は、っていうと
宙に浮かぶ塵のようなもの
太陽系の中で語るなら、限りなく0%に近いのだそうだ



これを知って気が楽になるのは僕だけだろうか?


















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あと一歩

2009-08-11 | 竹斎先生



えっ?

...何があと一歩だって?








ぽいっ



もしかして、これのことかい?












ぁぁあああ~~りゃぁ~~~~っっ


バタンッ!



ぐぐっ...



ん~~...



むん



あっ
あっちにママが居る...



あっちに行きたい



あっちに行きたい



あっちに行きたい



くるんっ



ママ...?



あっ...ママっ!



ママ...



首が回らないよぅ
ママが見えない...



ママ?
そこに居る?



そっち行きたい  そっち行きたい



行きたいっ 行きたいっ 行きたいっ



たぁりゃ~~~~っ



ぐぐっ..



ぐぐぐぐっ..




ママ...?



近づきたい 近づきたい



もっと近づきたいっ



もっと



もっと



...



...



...



...



ママ?



ほっ..やっとママんとこ来れた





「先生、汗の粒がこんないっぱいだよ~」





「しばらく抱っこしたあと先生は
動き疲れたのか、すぐ寝てしまいました

安心するのはやっぱりママの近く...」










Zzz..










「先生


ハイハイまであともう一歩じゃない?



すごい急成長だねぇ


嬉しいよ」












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