「アートという言語」

いたって日常的な関わりの中にも存在している
ヒュンヒュン飛び交う無数の言霊

それぞれが抱えた事情から生れ出る想い

それらは信号となり
まるで幾何学模様をモチーフにしたCGグラフィック動画のように
交錯しながら絡み合う

その絡み合う様をじっと観察しながら
それらの信号の力関係が繰り広げるストーリーの表裏を
「なるべく離れた場所」から見ていようとする自分がいる



目で見、耳で聞いたままを1次元の世界とするなら
その裏側に背中合わせのように存在するものを合わせて感じとることを
２次元の世界と呼んでみる

その絡まった２次元の世界で繰り広げられる事柄を
一人、俯瞰している自分が居る場所

そこが、３次元目の世界、ということになる

この場所は、非常に静かで安定している


但し
この場所では
「日常の意味においての言語」でのやりとりは
非常に困難となる
（だから時として、僕たちは詩の言葉を必要とする）


「日常の意味においての言語」を用いないとすれば
「アートという言語」を用いるしかない、と思う


逆に言えば
その「言語」を修得すれば、どんな相手とも通じ合える
とも言える



そのための道具に磨きをかけたいから
ギターを練習している、
と言ったら
ギターという楽器に対する不遜な発言になるだろうか

「言葉にはしたくない」

言葉にはしたくない
言葉にすると大抵は違う意味になってしまうから



だけど
普段、心の奥に置いてある想いは
やはり外に出たがる



言葉に出そうとおもえば、
できなくもない



けれど
そんな想いに
聞く人が困らぬよう（僕の傍から人が去ってゆかぬよう）
そっと飾りをつけてみる



それは僕にとっての音楽






ロマンチシズムの快楽に浸る時（逃げ込む時）
なにもかもが淡く溶けて
許されてゆく気がする


自分を責めるという行為すら
許される気がするのは何故だろう

『小林真人ピアノコンサート』

7/21に山梨で行われる
ピアニスト小林真人くんのソロコンサート
　
「風詞（かぜことば）　～想いを風に乗せて～」

に参加します


小林くんのユニット『breath(ブレス)』のメンバーであり、
世界的オカリナ奏者でもある大沢聡さんも参加


ピアノとオカリナとアコースティックギターという、
それぞれの楽器の持つダイナミックレンジの常識を
踏み越える（踏み外すともいう）ことから生まれるこの3人の音は


単に心地いいだけのヒーリングミュージックではなく、
命の持つ可能性までも感じさせるような、
魂の演奏になると思います





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小林真人ピアノコンサート
「風詞（かぜことば）　～想いを風に乗せて～」


出演：小林真人（ピアノ・作曲）

共演：大沢　聡（オカリナ）
　　　榊原長紀（ギター）


２００８年７月２１日（月曜日・祝日）

時間：開場１３：３０～　開演１４：００～

料金：一般３，０００円　高校生以下１，５００円　小学生無料
　　　（当日は各５００円増しになります）
　　　（未就学児のご入場はご遠慮ください）

場所：「桜座」　山梨県甲府市中央１－１－７
　　　http://www.sakuraza.jp/ 　
　　　※桜座常設駐車場はございませんので、
　　　　お車でお越しの際は時間貸駐車場をご利用下さい。

お問い合わせ・お申し込み：
　　　岩井様　０８０－２０８５－１５８０　roll@mx3.nns.ne.jp


小林真人くんのブログ；
http://masatokobayashi.blog66.fc2.com/

大沢聡さんのHP
http://www.fruits.ne.jp/~osawaongakukoubou/

『多忙にて候』

忙しい...



とはいえ、
1年のうち（多分）3分の1以上はオフ日である


だけど忙しい…




だって

晴れた日は、
木漏れ日の中でまどろまなきゃだし

雨の日は、雨の匂いに包まれて
恍惚としていなきゃだし

微かな風音には、
耳を奪われて一歩も身動きとれないし

真夜中には、
気配を消していなきゃだし



洗濯する暇も無い...
（正直、パンツの替えもない、と言ってもいい）






こうして今日もまた

限りなくエントロピー減少系の道選びをしながら

多忙にて候

『終わらない小説』～Baby Booツアー後記

音楽を真ん中に置きながら
人が近付いてゆくプロセスが好きだ

絶対に全ては重なりあえないのに
近付こうとする


近付くほど
喜びと共に
切なさも増す


それは終らない小説のようだと思う






Baby Booのツアーが一段落し
あとは追加公演として7/30だけを残すのみとなった


5人のアカペラグループであるBaby Booは
関わらせていただくたび
5人それぞれの個性がまるで違うのを感じる


別々の方向を向いた、そんな5つのベクトルが
一つの方向に向かう時
一気に生まれ出るものがある


5つのベクトルが,本来持っている方向性とは違う、
グループとしての方向性のもとに、まとまろうとすることは、
ある意味では窮屈を抱えこむことでもあるはずだ


その窮屈を突き抜け
5つの言霊が一つになり大きく膨らんだ時
生まれる光は
繊細なバランスの上に均衡を保ち
片時も目(耳も)を離せない状態になる



暖かく
大きく
儚い



その光に包まれながら、僕はただの空箱になって
音だけを寄り添わせてゆく

儚い光が壊れないように
大きな光が、さらに大きくなるように
光の暖かさが増すように
祈るような気持ちで



こうして
7日間14公演が終了した



こうした関わりに触れるたび
僕の中にも光が育ってゆく

そのことに感謝しながら
この先もギターを弾いてゆきたいと思う






Baby Booと
ピアニスト　広田圭美さん
全てのスタッフの皆さん

そして、見に来てくださったお客様

本当にありがとうございました

心から…








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Baby Boo Official Site;
http://www.boobooboo.net/


Baby Booのマエストロこと、瀬川忍くん自作の動画「８ちゃんの大冒険」（You Tube）;
http://jp.youtube.com/watch?v=MQe2BXKBHno


ピアニスト広田佳美さんのユニット、タマトミカのHP；
http://www.tamatomika.com/

広田圭美さんのブログ
http://blog.goo.ne.jp/maroske/