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坂井えつ子の市議会ホーコク

2015年補選で初当選。2025年市議選を経て4期目となりました。市議会ホーコクや日々のことを発信しています。

【2023 建設環境委員会視察】「ごみ減量の取り組み」@蒲郡市

2023-10-25 | 視察

 建設環境委員会の視察で、蒲郡市に「ごみ減量の取り組み」について視察に行きました。

 ごみ減量のために、出前講座のようにお申し出があったから行くのではなく、自ら48の区に出向いて、ごみ減少地域説明会を行い、啓発を行っていらっしゃるとのお話でした。

 蒲郡市の特徴的な取り組みでもあるのが「サーキュラーシティの取組み」。サーキュラーエコノミーに関する車座対話や、アジア太平洋3R循環経済推進フォーラムなどで市長自らサーキュラーエコノミーの紹介をするなど、市長の政策意思が強いので取り組みも進んだんだと受け取りました。

 その取組みの一つで興味深いのが、メルカリShopsへの出品。2022年度実績で49品を売却。およそ655キロのごみの削減になったとのこと。無償譲渡ではなく売却しているのも特徴的。

 サーキュラーエコノミー推進本部を企画政策課に置いて取り組みを進めているとのこと。蒲郡市は、ゼロカーボン宣言をしているのですが、ゼロカーボンの推進本部も設置されているとのこと。蒲郡市の推進本部は、小金井市で言うところの担当課かな?と思いました。

 

以下、こぼれ話です。

蒲郡の特産は、みかん🍊だそうです。これから美味しい季節ですね。

蒲郡市議会の女性議員は20人中3人で、女性議員比率は15%!

ご対応くださった職員の皆さま、ありがとうございました。


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【2023 建設環境委員会視察】 「名古屋交通計画2030の取組」 @名古屋市

2023-10-24 | 視察

小金井市では、地域公共交通活性化協議会で、地域公共交通計画を策定するための協議を始めました。詳細はここ🐔(小金井市ホームページ)から

建設環境委員会の視察で、愛知県名古屋市へ「名古屋交通計画2030の取組について」視察に行きました。

 

名古屋市では、本年3月に、名古屋交通計画2030を策定したところですが、交通事業者や関係行政機関等で協議・調整する場として、地域公共交通協議会を設置し、今年度末に策定予定とのこと。

地域公共交通を「幹(鉄道 地下鉄)・枝(路線バス)・葉(パーソナルモビリティ)」として、整備してこられたそうです。交通局があり、市営バス・市営地下鉄があるのは強みですね。とても充実しています。

「地域との対話」が要

今後も公共交通を維持していく点においては、「どのような交通モードがふさわしいのか」「市民の応分な負担はどの程度なのか」と、どこの自治体も直面している課題は同じだと感じました。二重投資はできないので、利便性と受益者負担を考える。あれもこれもはできないので、「地域との対話」を大切にしていて、空白地域を学区ごとに捉えて、アプローチしていくそうです。

行政側の考えが、地域に馴染むか馴染まないかもあるので、いかに市民に自分ごととして捉えていけるきっかけを作るかが大切だと感じました。

以下…こぼれ話。

昼食時間に、周りを散策していたら、久屋大通公園という、道路の真ん中に公園があって、ひろーい芝生の両脇に遊歩道があり、ポツポツと店舗があり。その公園の両脇に車道と歩道がありました。お天気も良かったので、ピクニックシートを持ってランチされている方もいて、お子さん連れも多かったです。ベンチもいわゆる排除ベンチではないので、寝っ転がっている方もいて、都心にこのような憩いの場があるのは素敵だと思います。

 

また、バス停が、道路の真ん中にあるんですよね。


BRT(Bus Rapid Transit)のはしりが名古屋とも言われているそうです。
BRTは国土交通省のホームページでは、「走行空間、車両、運行管理等に様々な工夫を施すことにより、速達性、定時性、輸送力について、従来のバスよりも高度な性能を発揮し、他の交通機関との接続性を高めるなど利用者に高い利便性を提供する次世代のバスシステムです。」と説明されています。

 

 最後、議場も見学させていただきました。議場が円形なんです。とっても素敵。新庁舎に入る議場も私は「円形が良い」と意見してきたのですが、円形にはならず(円形にするにはスペースが必要なので)。実際に見てもやはり円形って良いですね。
 首長と議会、二元代表制は、視点は違うけれど対峙している訳ではなく、市のために働いているのは同じだと考えますので、対面型よりも断然、円形が良いとの考えです。

ちなみに。視察に伺う自治体議会の女性議員比率をチェックしています。名古屋市議会は、68人中18人で26.5%でした。



建物も趣があって素敵でした。



ご対応いただきありがとうございました。

 

 

 


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【仙台市へ視察】自治体DX

2022-11-08 | 視察

行財政改革推進調査特別委員会での行政視察。2日目は仙台市に自治体DXについて伺いました。

「みんなでワクワクスマートシティ:D-Sendai」という名称とイラストを使ったDXの周知には親しみを感じました。「:D」を時計回りに90度回転させると、人の笑顔に見える、という。


日常業務で多忙ななか、業務改善のために一時的に業務が増えるというハードルはあるようで、庁内で、業務改善プラットフォームなど新たなツールを導入する際は、決裁不要で現場判断で気軽に試せるようにする、各課での取り組みを共有する「デジタル見本市」で事例に触れる機会をもうけるなど、ハードルを下げて成功事例を増やしていく手法は参考になりました。担当職員をおき、各課に出向いた伴奏型でのフォローは必須と感じました。

水田センサーで、スマホで水位が確認できるようなっていたり、中山間地域においては、タブレットを使った町内会の電子回覧板の実証実験に取り組んでおられたり、地域の特性が出ているなと思いました。

 

◆ シリーズ。視察に伺った自治体議会の女性議員比率。
坂井調べでは、仙台市議会議員は55人中女性は13人で23.6% でした。

 


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【亘理町へ視察】自治体DX、公民連携

2022-11-07 | 視察

行財政改革推進調査特別委員会での行政視察。1日目は、亘理町へ自治体DX、公民連携について視察させていただきました。


土地も空も広い。畑の中に亘理町役場。

 

D X推進プロジェクトチームには保育所などを含む各所属から1名ずつ参加し、原則月1回の会議を重ねているとのこと。

保育所では紙中心で手書きが多かったことからアプリの導入で紙をなくしていったり、保護者の方との連絡、、出欠確認などもアプリを活用しているとのこと。
現場にいる方が入ることで業務改善への取り組みが進んでいる様子が伺えました。


また外部人材が常駐し、全職員に「業務内容調査」をし、課題の把握から改善につなげられるようD X推進計画を策定中とのことでした。

民間提案制度を活用したプロジェクトで町の可能拠点となっている”鳥の海エリア”の観光構想に着手するなど、民間企業との連携も積極的に取り組んでおられました。「他にない提案内容」と「予算」も含めた提案をも求めている点には驚きました。

 

視察項目と直接関係ありませんが、

◆ 亘理町は「ゼロカーボンシティ宣言」をされています。

◆ 亘理駅に隣接している町立の郷土資料館と図書館の外観はお城!!


◆ シリーズ。視察に伺った自治体議会の女性議員比率。
坂井調べでは、亘理町議会議員は18人中女性は3人で16.7% でした。

◆ 議会だよりの1面はおおきく写真を使っておられる。手にとってみたくなる工夫、大切ですね。参考にしたい。


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議会運営委員会視察2日目〜京丹後市議会。

2020-01-16 | 視察
 議会運営委員会の視察2日目は、京丹後市議会へ。
 
 
 
 視察項目は3つ。「議員定数等に関する調査」「議会基本条例の改正」「市民と議会の懇談会」
 
 率直な感想は、意識が高い!ということ。(後で個別にお話聞いたところ、やはり改革に時間はかかるようです。。)
 
 総括的にいうと、議員定数の削減するか否か、議会議本条例をどう変えていくか、議会報告会を年何回行うのか、を議論する前に、まず考えるべきは、〝どういう議会を目指すのか〟ということ。議会は執行部とどう対峙していくのか、市民との距離をどうしていきたいのか。
これは先の議員研修会のお話と通じます。
 
 
以下、概要を=============
 
議員定数
 議員定数は、市議会議員の改選前に見直すことが議会基本条例に定められています。議会の評価を議会もするし、市民にもしてもらう狙いがある。前回は定数維持したけれど、今回は2削減で調整がついたとのこと。
 議会改革と言うとどうしても定数削減になるので、まずは講師を招いて、議会の役割を市民とともに学んだそう。その他、懇談会を行ったり、アンケートを行うなどして市民意見を聴取。
 結果、アンケートで55%が削減、40%は維持、数%は増員となったので、半数以上が削減とした市民の声を尊重したというお話も。
 
 思うに、市民の意見聴取は必須です。今、小金井市議会の議会運営委員会でも、議員定数2削減の議員提案条例を審議しています。小金井市の議会基本条例にも、「議員定数の改正にあたっては、当市の現状及び課題を十分に考慮し、市民の意見を聴取した上で定めること」とありますので、条例に則った対応は必須です。
 
議会基本条例の改正
 議会基本条例に(緊張感の保持)において、「反問権」(議員の質問に対して質問すること)が規定されています。質問の意味の確認だけでなく、予算の根拠は?と市長が議員に問い返すこともあるそうです。
 また、都市計画マスタープランなど、小金井市議会では、議決しない案件も京丹後市議会では議決事項です。議決事項になっても、質疑がないものは、議決事項から外すなどしているそうです。
 
 思うに、議員が政策提案する際に、言いっ放しではなく、より考えや質問を深め、政策の優先順位まで考えて質問するようになりますね。そして、市議会の議決事項が増えれば、議会のチェック機能をより果たすこともできます。
 
 
市民と議会の懇談会
 懇談会で得た意見をきっかけに議会発の政策提案になれば!&参加市民が満足し、また来たいと思えるような懇談会を目指していらっしゃいます。
 以前は、議会報告メインでやっていたけど、意見交換に重きをおくように。ひとテーブルに市民5人程度、議員1人のカフェ方式で行っていて、聴取した意見は一定の書式にまとめ、委員会の所管事務調査として審議したり、各議員が質問していく等で活かされていますが、今のところ、予算化まで至ったものはないそうです。
 
 カフェ形式でやるなら、人数が集まった方が良いので、広報して待っているだけではなく、自治会などに直接出向いて、参加を呼びかけているとのこと。
 
 また、ひとテーブルに議員は1人としているそうです。


 
 思うに、広く市民に向け開催する議会報告会で把握した市民ニーズを議会で審議して政策提案につなげていくことも必要と考えます。また、私は、議員がファシリテーション力を高めることも大切と考えているので、その点どうしているのか質問したところ、うまくファシリできなかったことは議員自身が自覚していく、とのこと。場数をこなすことが必要ですね。議員同士でワールドカフェをやったこともあるそうです。
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 最後に、視察先でのチェックを心がけている女性議員比率。
 京丹後市議会、定数22人中女性は3人。(市長選が6月にあるようで。ひとり議員辞職されたので現在1人欠員)女性議員比率は14.64%
 
 
 
 京丹後市議会の議会だよりはA4サイズの24面。表紙写真を公募していて、市民が撮影した写真が使われています。
 

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