坂井えつ子の市議会ホーコク

2015年補選で初当選。2021年本選で三選致しました。市議会ホーコクや日々のことを発信しています。

さわらび学童。2016年度は直営。2017年度委託に向け検証を行うとのこと。

2016-02-24 | 厚生文教委員会
【2月24日】厚生文教委員会。
 さわらび学童保育所の新年度の運営体制について。厚生文教委員会の開催請求を求め、行われた委員会。
 
 私にとって、初めて審議することになったこの議案。そもそも1、2月に、次年度の運営体制を審議しなければならないというのがオカシナことではないか…と素朴に思った。

 ちなみに、2016年度委託費の見積もりをとったのは一社のみで、金額だけしか出てこない。議案を審議する立場としては、およそ3000万円になる委託費の積算根拠が出ない、そんな不透明な状態では予算を通すこともできないし、否決すると直営になるわけで、どちらにしても大変な状況。

 結果的に議案が撤回されたことについて、適切な判断だったのか問われていた。西岡市長は、将来を見据えて必要な判断だった。2月2日が委託にしても直営にしても本当にリミットだったと答弁。

 昨年11月に受託業者が次年度の受託を辞退すると表明したということ。でも、本来9月までに表明するものだったこと。ひとつひとつさかのぼっていくと、やっぱり事業者選定の在り方をもう一度検討した方が良いと思った。

 2016年度は直営で。正規職員3名、非常勤職員2名を新規に雇用する。面接はもう終わっており、学童全体をみて職員配置をしていくとのこと。指導員がまた変わってしまうと、子ども達は安心できないんじゃないだろうか。

 直営が決まってからも、保護者の方へのお知らせ通知を配ったのみ…ということだけど、喫緊に説明する場を設けた方が良かったのではないか。


 “今回の一件”について、「検証する」「今回のことを教訓にする」「課題があったときは市と対応していく」旨の答弁。今年度行われたアンケートも参考に、労使間での検証、運営協議会での議論をしていく。今年度の委託のスケジュールを参考にすると9月議会に補正予算を上程すると。再発防止策はしっかりと、一定のものを出す。と言っていた。

 市長からは「いち事業者の課題」であるとの答弁もあった。その課題をどうカバーしていけるかが「市の課題」ではないでしょうか。
 そして、2017年度は三所同時(ほんちょう・みなみ・さわらび)の委託になる予定だけれど、それも問題ないと判断している様子。

 これは…どうなんだろうか。9月の補正予算にのせる。それまでの短い時間の中で、しっかり検証し、納得できる再発防止策が出るのか。。疑問。

 今回の厚生文教委員会も開催請求があったから行われたけど、そうでもしないと開かれなかった訳で、市側から議会に説明をして頂きたかったなぁ、と思います。

 しかし。あのとき、ああ聞けば良かったとか、色々悔しい想いをしているので、次に活かします。

(※答弁の内容は、その場でメモしているため、一言一句正しいわけではなく「その旨の発言」とご理解ください)

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H28 年度第1回定例会は2月22日から始まります。

2016-02-16 | 市議会(2016年)
2月22日から3月議会が始まります!一般質問するには「発言通告書」を提出する必要があるのですが、締め切りが明日17日の正午。
 
 主に3つのテーマを考えていますが、1時間以内で聞ききれるだろうか。。


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H28年度第1回定例会 議案が配布されました

2016-02-15 | 日々のこと
10~12時 全員協議会
 小金井市人口ビジョン及び総合戦略に関する説明。総合戦略を策定する必要性やその目的について質問が出る。。「右向け右!」的で策定される印象が強い。。。22日締め切りで会派からの意見を出すことになったので、そちらに書こうと思うけれど、高齢化人口減社会に向かうなか、どんな小金井にしていきたいかって。例えば、空き家対策や貧困対策とか、地域でのつながりを増やしていくとか。。そういう視点があってもいいと思う。

14~16時 議員研修会
 川崎平右衛門について。小金井桜や新田開発に尽力された方。関心の高いテーマだったのか、市民の参加が多かった。小金井の歴史を知るという意味では有意義でした。

16時半~17時半 全議員懇談会
 3月議会で上程予定、5年越しの「議会基本条例」について。最終の話し合い。…条文をみていて、議会報告会の開催回数や反問権など気になるところはあるのですが、制定されて運用していきながら改訂していければと思います。

17時半からはH28年第1回定例会・議案説明。



(配布議案)

 議会の1週間前に議案が配布されるので、議会が始まるまでに目を通します。他自治体の議会では予算委員会に、全議員が参加できないところもありますが、小金井市議会は、一人会派でも参加できます。
 配布資料は、H28年度予算、H27年補正予算や議案など。。。
 議案は、予算に関するものと法令の改訂に合わせて条例を変更するものが多い。あとは、配布された資料のなかには、西岡市長の施政方針もありました。
 議会では、初日2月22日に施政方針がある予定。28日の日曜議会は各議員が施政方針について問います。どちらともぜひ傍聴に。


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小金井市人口ビジョン及び総合戦略

2016-02-14 | 日々のこと
14~16時半まで、小金井市人口ビジョン及び総合戦略に関する市民フォーラムに参加。
 会場いっぱいで入りきらなかったら端っこで立ち見していようと思ったけれど、私が数えた限り参加者14名(うち議員3人)。
11万8000人の市民のうち、市民の参加11名。。

 フォーラムの狙いが達成できたかどうか。今後同様のフォーラムを開催するにあたって改善していかなければいけないと思います。

==市ホームページから引用==
 このたび、『人口ビジョン(案)』及び『総合戦略(案)』がまとまりましたので、内容についてご説明するとともに、市民の皆さんと意見交換を行う機会として、市民フォーラムを開催します。是非ご参加ください。
(中略)
 将来の小金井を見据えた意見交換の場としたいと考えています。学生をはじめとする若い世代、子育て世代の方々のご参加をお待ちしております。
===============

そもそも。まち・ひと・しごと創生法は2014年11月制定。
■急速な少子高齢化の進展に対応し、人口減少に歯止めをかける
■東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で済みたい環境を確保する
事などが目的として書かれています。

 創生法において、都道府県や市区町村の総合戦略策定は努力義務とされていますが、市区町村においては「国や都の戦略を勘案して定めるよう努めなければならない」旨が明記されています。
 ※小金井市では総合戦略をつくるにあたって、上位計画にあたる「小金井しあわせプラン」(今後10年間の小金井市の運営についての基本方針)と矛盾がないようにする必要があると言っています
 ちなみに、国のH28年度予算では、地域創生の為の新型交付金やまち・ひと・しごと創生事業費などの「地方創生関連予算」が組まれています。
 
 「国や都の戦略を勘案」を努力義務としていても、交付金がからんでくると、総合戦略策定にあたり、多くの自治体が向かう方向は決まってしまうのではないでしょうか。
 まち・ひと・しごと創生法は、憲法92条「地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨において、法律でこれを定める」の視点も抜け落ちているように思います。
最後に。市が行っているパブコメは2月21日まで

分からないことがあったら担当課に問い合わせていただきたい。
企画政策課企画政策係
電話:042-387-9800
FAX:042-387-1224
メールアドレス:s010199{a}koganei-shi.jp 
{a}を@に変えてください

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厚文視察/「みんなの学校」@大阪市住吉区

2016-02-10 | 厚生文教委員会
厚生文教委員会の視察2日目。大阪市住吉区「みんなの学校(地域に開かれた学校)」について。



 「みんなの学校」の映画を観て、木村元校長のお話も聞いたことがあるので、大空小学校のファンだったりします。学校が見えた途端、嬉しくなる。



 通学路にはパトレンジャーと呼ばれる地域のオトナが子ども達を見守っている。(…これも映画で観た通り!!やっぱり、通学路に防犯カメラつけるより、地域の人の目で見守るほうが良い。と私は思う)

 到着したのは8時10分ころ。8時35分から始まる「児童集会」まで待機していたのですが、校内移動中すれ違う子ども達は、自ら「おはようございます」と挨拶してくれる。
 大空小学校は毎日が「参観日」。保護者の方や、地域の方が普段から学校にいるし、全国いろいろなところから視察にきているみたいなので、大人がいることにも違和感がないんだと思う。
 本日の児童集会は「バースディメッセージ集会」2月生まれの子どもたちが前にでて、一人ひとり夢を語ります。中には、「大空小学校の先生になりたい!」という子もいたな。
 集会の間、「起立」「礼」とは号令は全くない。その代わりに音楽が流れていた。
 一方的に指示を出すのではなくて、子ども目線にたつ。「なんでそう思ったのか?そうしたのか?」…どういう信頼関係を築いていくかを大切にしている。
 朝の集会の後、5年生が校内を案内してくれた。校長室に「やり直し」をしに行くこともあるみたい。学校は楽しいとも話していたな。
 その後、自由行動となったので、授業の様子をみていると、「授業が進むペース」と違うペースをもっている子どもや、クラスに居続けるのがしんどくなって出ていく子どもは、別の教師が見守っている。「枠」にはめるのではなくて、一人ひとりが尊重されている。
 大空小に赴任してくる教師は、「みんなで子どもをみていく」ということに慣れていなくて、学校の雰囲気に戸惑う人が多いみたい。子どもと接して、うまくいかない場合に、自分を変えていける人は慣れるのも早いという。
 あとは、とにかく「ホウレンソウ」を大切にしていて、何かあったらその日のうちに共有し、抱え込まないようしているとのこと。
 「みんながつくる みんなの学校 大空小」というだけあって、みんなが自分の学校と思って、動いている。
 学校はあるものではなくてつくるもの。

 





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