坂井が、4月中旬〜5月末にかけて行った”コロナお困り事アンケート”では、WEBとハガキで55件の回答をいただき、小金井市への要望書や、市議会での質問に活かしてきました。
6月議会で審査したコロナ対策の補正予算にもいくつか反映されたものがあるので、アンケート概要と合わせて振り返ります。
アンケートの回答を参考に、小金井市に提出した要望書
→ (2020.04.27)新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書 (坂井公式HPへ)
→ (2020.05.11)新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書 (坂井公式HPへ)
要望書や議会での質問が、”市の施策を後押しした”と思う案件が複数あるので、いくつかピックアップします。要望が叶わなかったものももちろんあります。
・相談体制の強化
民間が行なっている相談電話も電話が鳴り止まず、国や都の相談窓口も繋がりにくい状況。コロナ専用の相談窓口をフリーダイヤルで設置するよう求めました。
→フリーダイヤルではありませんでしたが、相談窓口が設置されました。
・公園など日中の居場所での“三密”を防ぐ周知を
当時、公園を使用不可としている自治体もありました。居場所がなくなっているなか、公園は貴重な日中の居場所なので、公園は閉鎖せず、密にならぬ周知啓発をするよう求めました。
→公園は閉鎖しないこと&密にならぬ呼びかけが市HPに掲載されました
・障がい福祉事業所や介護事業所へのサポート
→補正予算で事業所への運営補助金20万円(居宅介護事業所、介護予防事業所は5万円)が予算化されました。
・就学援助世帯への速やかな昼食費補助と希望する児童生徒への給食提供を
学校休校に伴い、給食がなくなったことで、とりわけ就学援助世帯への負担増が大きかったのです。給食費の補助を受けている就学援助世帯に速やかに給食費相当分を支給するよう要望し続けました。
→手続きに時間を要しましたが、対応されました。
・ひとり親への支援
→給付金やカタログギフト(食料品)が予算化。
・妊産婦への孤立を防ぎ、新生児のいのちを守るサポート強化を
子育て以前の妊産婦支援が不十分という切実なご意見がありました。
→間もなく、両親学級の動画が市のHPに公開されました。また、補正予算では、育児支援パッケージが入りました。
・市民交流センター、コロナを理由にキャンセルする場合はキャンセル料がかからぬように
→コロナを理由とするキャンセル料はかからないようになりました。また、定員制限を設けている間は、制限に応じた利用料金となりました。
要望せずとも小金井市が検討していたこともあるでしょうし、他の会派からの要望内容と重複していることもあります。よって、”私が実現しました”という表現は使いませんが、アンケートでお困り事を把握し市に伝えられた&”市の施策を後押”した項目があったことは良かったと思っています。
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最後に。アンケートの結果概要です。
50歳代を中心に20~80歳代まで幅広い世代にご回答いただきました。
性別:女性が多かった。
生活状況:単独世帯は少なかった。
お困り事や不安で一番多かったのが「感染の不安」で全体の70%でした。続いて、「通勤・働き方」「精神的ストレス」が35%で同率2位。4位は、33% の「収入の減少」。
感染が広がっています。東京都は、状況が悪化したら独自の緊急事態宣言も発さざるを得ないともしています。感染症対策を講じて、よく食べよく眠り、免疫力維持&向上に努めましょう。
→不安に思う場合は、
新型コロナコールセンター 0570-550571 (9〜22時 土日休日含む)
→症状がある場合は、
かかりつけ医か、
多摩府中保健所 042-362-2334(9〜17時 平日)
へご連絡を。