坂井えつ子の市議会ホーコク

2015年補選で初当選。2021年本選で三選致しました。市議会ホーコクや日々のことを発信しています。

注目議案&陳情、議員案の採決結果をピックアップ~2019年第4回定例会

2019-11-30 | 市議会(2019年)

 2019年第4回定例会は、最終日の29日に会派代表者会議が開かれた影響で、議事が進まず会期延長して、30日のAM1時半すぎに終了。すべての会議が終わったのはAM2時過ぎでした。

 会派代表者会議では、先日の総務企画委員会で審議のあった2017年市議選で、市長が推薦した候補者が福祉施設の名簿を持ち出したのではないか…という件で開かれたものです。情報の取扱注意としたうえで説明を受けているので、現段階では詳細をお伝えできません。

 議員の仕事で重要なのは”議決すること”です。今定例会で、いくつかピックアップして採決結果をお知らせします。


議案===

◆【不認定】2018年度一般会計決算/坂井は反対

 

坂井は、学務課職員が学校の水道料金等を私費払いした件の対応や、難病者福祉手当で支給対象者を減らしたこと等々を理由に反対しました。
2年連続での決算不認定って、とても珍しいこと。史上初?かもしれません。


◆学務課職員による私費払いを返還するための補正予算(一般会計補正予算第7回)/坂井は賛成

 

 

陳情書====

◆【採択】小金井市道路新設問題に関する陳情書/坂井は賛成

 

◆【採択】都市計画道路3・4・1号線及び3・4・11号線の計画及び概略設計に関する陳情書坂井は賛成


【不採択】議会「ゆるキャラ」の活用によるわかりやすい議会広報実施める陳情書/坂井は反対

坂井は、ゆるキャラ、否定してはいません。いても良いと思いますが、本陳情書では、”ゆるキャラの素材として、一例として市の鳥「カワセミ」や市の虫「カンタン」などをモチーフに募集してください。”、”専門家に依頼するなどの過剰な予算はかけず、作画は広く公募し、採用分への「薄謝」などをもって選定してください。”と陳情項目にありました。やるのであれば、広く市民のアイディアを募集した方が良いと考えたので反対。

 

◆【不採択】市議会主催の議会報告会を定例議会終了ごとに実施することを求める陳情書/坂井は賛成

 委員会では採択だったのに…残念。

◆【採択】天皇陛下御即位奉祝「賀詞」決議に関する陳情書/坂井は反対

 

坂井は、天皇の即位について、市民にも議員にもお祝いの気持ちを持っている方がいらっしゃるのは理解しています。一方、市民や議員にも、天皇の即位ついて、信教や思想等の理由で、淡々とうけとめている方、あるいは抵抗感のある方がいることもご理解いただけると思います。天皇陛下即位のお祝いの気持ちは、憲法19条の「思想及び良心の自由」にも関わる事項で、多様な市民の信託を受けた多様な議員がいる議会で、決議を挙げることは適切ではないと考えているので、反対しました。

 

議員案====

 

 ◆【可決】天皇陛下ご即位に当たっての賀詞決議/坂井は反対

 

陳情採択による決議。陳情書とは違う採決態度となりました。

◆【可決】再審法(刑事訴訟法の再審規定)の改正を求める意見書/坂井は賛成


◆【可決】西岡市長の公約違反と政策の迷走について厳しく責任を問う決議/坂井は反対

賛同できる内容も含まれていますが、はけと野川をこわす都市計画道路について都知事に要望書を提出したことや、来年度から、婦人相談員に有資格者の正規職員を1名配置するとしたことを批判的に捉えているので反対しました。

 

◆【可決】西岡市長やその関係者をめぐる一連の指摘について自ら真相を明らかにすることを求める決議/坂井は反対

 

 総務企画委員会で質疑になっていた件、決議として挙げるものではない事項も含まれているので反対しました。


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12月8日投開票 小金井市長選に対する見解  

2019-11-24 | 小金井市長選挙

 12月8日は小金井市長選挙の投開票日です。市長選は、市民が、これからのまちづくりを考え、意思表示する大切な機会です。

◆市長選の構図

 11月24日現在、現市長の西岡真一郎さん、自民党の市議だった河野律子さんと、共産党の市議だった森戸洋子さんが正式に立候補を表明しています。

◆市長選に対する見解  

 私が、初当選させていただいたのは4年前の市長選に伴う市議補選でした。以降、市政に対し是々非々で臨んでいますが、西岡市長の政策意志を読み取るのが困難なため、もどかしい場面が多々あります。私が、いま最も問題視しているのは、学校給食の調理業務をすべて民間委託するという方針です。給食の質や小金井らしさを守るビジョンを示さないまま、直営ゼロを打ち出すような政策形成はあり得ません。    

 一方で、評価していることもあります。来年秋ごろをめざしての「同性パートナーシップ制度導入」、気候変動に対して、「気候非常事態宣言を積極的に受け止めている」「Co2削減を強力に推進する」としていること。2019年度の非常勤職員への待遇改善や、チェルノブイリ事故以降、市民が行っている食品の放射能測定について、老朽化した測定器を30年ぶりに更新したことなど、いずれも市長判断があったからこそ実現しました。  

 そして、“はけ”と野川をこわす都市計画道路について、現職市長として“反対”の意向を示したことは小金井のまちづくりにとって極めて重要です。また、西岡市長は「婦人相談員は、次年度から1名、有資格者の正規職員を配置する」と明言しました。 いずれも、 時間を要しましたが、ここ数年にわたって市民や議員が訴え続けてきたことがやっと伝わったと理解しています。

 まだまだ道半ばですが、現市長は、「市民との対話」や「市議会との合意形成」による開かれた市政運営を掲げています。12月の市長選で求められることは、市民の力を合わせ、かつての閉塞した市政に逆戻りさせないことです。

 全面的に支持することはできませんが、次の4年間も西岡真一郎さんの市政運営に期待し、環境や人権に関する更なる取組みを求めます。私は、誰もが自分らしく暮らせる小金井をめざし、今後も是々非々で臨んでいきます。

2019年11月24日
小金井市議会議員 坂井えつ子


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つながる小金井通信46号(臨時号)をアップしました。

2019-11-19 | つながる小金井通信

つながる小金井通信46号(臨時号)をアップしました。
坂井えつ子HPからPDFがダウンロードできます。

 



 

 


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つながる小金井通信号外をアップしました。

2019-11-11 | つながる小金井通信

つながる小金井通信号外をアップしました。

坂井えつ子公式HPからPDFがダウンロードできます。

 

 


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気候変動対策に積極的な答弁!~坂井の一般質問

2019-11-11 | 市議会(2019年)

 一般質問で「気候非常事態宣言※」を小金井市でも!と提案をしたところ、担当部長の答弁は、「趣旨は前向きに受け止める。宣言は研究課題」でした。宣言は前向きじゃない答弁だったので、最後市長に見解を求めたら「気候変動対策はまったなし。宣言については、積極的に受け止めている。」と。さらに、「今後、新庁舎・(仮称)新福祉会館の建設や公共施設の長寿命化においても計画的に取り組み、気候変動の取組を強力に推し進めていきたいと考えている。」って答弁もでました。

 西岡市長は、気候変動に対してこんなに関心のある人だったんだ!と驚きました。


 Youtubeの動画はこちらから 本会議 R1.11.11 10:00-11:41 40分30秒ころです

 
 ※ 気候非常事態宣言は、地方自治体に気候非常事態宣言をして、それに沿った政策などの実施を求めるもので、世界1100を超える国や自治体が宣言をしています。日本では、壱岐市が宣言。鎌倉市議会が、鎌倉市に宣言を行なうよう決議を可決しています。



 

 

 

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