市議会は、閉会中の建設環境委員会。注目案件のひとつ。「優先整備路線の検証について」行政報告があったので、坂井まとめです。
これ。2024年第1回定例会で、白井市長が、”はけと野川をこわす都市計画道路"を含んだ市内の未着手路線の検証をすると、施政方針で示し、関連する経費も当初予算に計上したやつです。予算特別委員会でも質疑が集中した1件。
5月20日 行政報告部分の小金井市市議会YouTubeは🐔ここ🐔から
※※以下、坂井の書き起こしで正式な会議録ではありません※※
検証について 市の説明
◆ 1次検証
・2路線も含めた未施行全路線について、外部委託により都市計画道路の役割及び機能から必要性を検証する。
・2024年4月30日付けで株式会社ケーシー・エスと契約した。
・今後、現状の市のまちづくりの方向性や最新の道路関連法規との整合性などを調査し、役割及び機能などの検証を進めていく。
◆ 2次検証
・2路線以外の路線については整備の優先順位を整理し、2路線については固有の課題を整理していく。
・2路線の検証については、2024年度中に総合的な判断を行うため、現在、検証フロー及び検証手法を庁内で検討中。
・次回の建設環境委員会で、全体像や具体的な内容、スケジュールについて説明し、検証業務に着手できるよう業務を進めていく。
・客観的な判断を行い、市民の皆様や専門家の方々からの意見を反映できるよう、検証プロセスの構築を図っていきたい。
坂井の視点
説明を聞いてから、1番目の質問者となったので全体的に質疑しました。
(※ 挙手した委員の中から委員長が指名する仕組み。この時、坂井は、他の委員が挙手しない雰囲気を感じ取りました...)
🐔1 株式会社ケー・シー・エス に決まったということだが応募は何社あったのか?
◆答弁 10社指名のうち、7社の参加があった。
🐔2 「総合的な判断」という一方での「客観的な判断」とはなんなのか?
「客観的な判断を行い」とご説明があった。2路線は、第四次事業化計画で小金井市も関わって策定し選定されたのが優先整備2路線なので、小金井市も当事者です。当事者が「客観的な判断」をする、というのに違和感があり、そんなことは不可能だと考える。3月議会の提出資料では「必要性を総合的に判断する」とあったが、「客観的な判断」とは?
◆答弁 客観的な判断とはその検証の仕方として客観的な事実として確認できる交通や環境などの評価項目について判断を行うという意味。検証結果を踏まえて必要性を総合的に判断する。
🐔3 委託部分について、2次検証も含めて今年度中に完了予定と示されていた。1次検証、2次検証の結果がわかるのはいつか?
◆答弁 全体の委託期間は2025年3月まで。1次検証の結果は、秋頃になる予定。
🐔4 ”具体的な内容”とは?
次回の建設環境委員会、つまりは6月議会で「全体像や具体的な内容、スケジュールを説明する。検証業務に着手できるよう業務を進めていきたい」とあった。市民意向調査がどのように組み立てられていくのかにも注目している。どれくらい“具体的な内容”が示されるのか?
◆答弁
・2路線の2次検証につきましては、現在、検証フロー、検討手法、市民意向調査方法等を検討している。
・6月の建設環境委員会で、ご報告できるよう検討作業を鋭意、進めているところ。
・どの程度、具体的な説明ができるかは未定。
🐔5 3月議会では、2路線の検証は今年度、2024(R6) 年度中に完了予定。とあった。6月の建設環境委員会でも、多様な意見が出ることと思うが、でた意見について反映できるものは反映するだけのスケジュールで組んでいるのか?
◆答弁
・2路線の2次検証につきましては、今後の建設環境委員会で継続して状況を報告する予定
・作業スケジュールと委員会日程の明確な関係は、整理できておりませんが、できるだけ事前に、委員会にご説明するよう努めてまいりたい。
・委員会でいただいたご意見につきましては、反映できるものについては反映してまいりたい。
🐔6 今日時点では報告できる段階にないということと考えるが、現在の進捗で説明できることの説明を
◆答弁
・検討フローについては、都市計画審議会の法的な整理等をしている。
・検討手法については、都市計画道路の見直し手法等の事例を調査している。
・市民意向調査については、新規にヒアリングすることを検討しており、ヒアリング先や調査の時期について検討をしているので未定。
🐔総じて。。。
都市計画課としては重い案件と思います。次の建設環境委員会が要になると捉えていまして、市政をチェックする立場としても緊張します。委員会の仕組みについてうっかり勘違いして、資料要求してしまいました。お恥ずかしい限り(落ち着け、私)。