坂井えつ子の市議会ホーコク

2015年補選で初当選。2021年本選で三選致しました。市議会ホーコクや日々のことを発信しています。

公立保育園運営協議会が求める5つのこと

2021-12-18 | 公立保育園廃園

公立保育園運営協議会(以下、運協)の傍聴に行った、坂井メモです。


土曜の朝9時開始にもかかわらず、開始時には、市民の方が3名傍聴にいらしていました。終了時には、市民4名・議員2人(坂井を含む)に。9時開始で、9時47分に終了。

懸案の新たな保育業務の総合的な見直し方針(案)【修正版】も議題のひとつ。

冒頭、委員長より、前回までの確認がされました。
・ 
運協は、廃園案の是非について議論する場には馴染まないので、これ以上議論しない。
・ 廃園容認ではない。
・ 協議したい点をまとめることになっていたため、懸念する各論について話し合っていきたいことをまとめてきた。

ということで資料として提出されたいたのが、   
公立保育園の運営方法の見直しについて(※仮題)
文書の冒頭には、廃園案を唐突に出されたことを遺憾とし、文末では、建設的な協議が行われることを切に望むとあります。文書のなかで要望されている5点は次の通り。

1子どもを第一に考えた、対象園の在園児・保護者への対応について、保護者と市が話し合える場を段階的縮小期間に設けること

2方針案の中でも時期が定まっていないわかたけ保育園については、もし募集を停止する場合には、少なくとも募集を停止する年度の前々年度以前(※時期は仮に設定)から、在園時の保護者に対して説明すること

3くりのみ保育園とさくら保育園は、段階的縮小が開始されれば年々子どもが少なくなっていくことから、児童定員の上限まで募集を行い、少しでも多くの子どもが入園・在園できる環境を整えること

4 該当園の保護者の選択肢を広げるために、転園にあたっての優遇措置を設けるとともに、適用時期については、実際に定員を減らす時期を待たず、方針決定後速やかに年度途中から適用すること

5小金井保育園とけやき保育園は、既に策定している計画等に基づき、適切な時期に改修計画の策定や必要な予算の確保を行うこと

内容については、運協でおおむね確認されました。最終確認をした後に、市役所に要望書として提出される見込み。

その他、委員から「運協で、1〜2年など、期間を区切って話し合いをすることは可能か」という問いに対し、市役所担当職員は「ご要望に対応できることは対応したい。配慮しながらできる限り努めたい。」と回答するなど。

 

次回は年明け1月22日(土)9時開始の予定だそうです。

 

 

 

 


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現時点では、都市計画マスタープランに”はけと野川を壊す”2路線の道路は含まれていない!?

2021-12-12 | ”はけと野川をこわす”都市計画道路

 一般質問した時には、聞き逃していたんですが、市民の方からご指摘いただき、確認したところ、自分が捉え違えていることに気づかされました。

現時点では、パブリックコメント後の都市計画マスタープランに、優先整備2路線は含まれていない!?


(令和3年第4回定例会坂井議員一般質問資料 令和3年12月6日 都市整備部都市計画課より 資料全体はこちら)

 都市計画道路の整備方針の中に記載ある、「今後、長期間にわたり事業化する時期が未定の広域幹線道路及び幹線道路については、社会経済状況及び地域のまちづくりの変化などを踏まえ、東京都及び関係市と連携して都市計画道路の検証を行い、見直すべきものは見直すとともに、必要に応じて、市は課題解決に向けた対応を東京都に要望します。」とある点について、一般質問で取り上げた際は、はけと野川を壊す都市計画道路も含まれていると思っていたのですが。

 答弁を書き起こしたところ、現時点では含まれていない!?”事業化する時期が未定となった場合には”という条件がついているのです。
21日には都市計画マスタープランをテーマに、全員協議会が開催されるので、確認していきます。

坂井の質問部分〜都市整備部長の答弁はここ(Youtube)から

(都市整備部長の答弁)
現在当該2路線は都施行路線として優先整備路線に選定をされております。 しかし、市の考え方を踏まえ、今後長期間にわたり事業化する時期が未定となった場合には当該2路線を含む表現といたしました。 都市計画マスタープランは、都市計画法に基づく都市計画決定や第四次事業化計画において優先整備路線が選定されていることについて踏まえる必要があると考えております。また、当該2路線につきましては、都施行路線であり市としては都市計画決定権限を有しておらず、事業主体である東京都に対して要望しているという立場だと認識してございます。今後につきましても、東京都の動向を注視しながら必要に応じて対応してまいりたいと考えてございます。


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どうする?どうなる??公立保育園

2021-12-09 | 市議会(2021年)

 市議会厚生文教委員会。10時に始まり、夕食休憩を取らずに審議を続け終わったのは、21時過ぎだったような。

 くりのみ保育園、さくら保育園について、再来年2023年4月の0歳クラスをゼロにし、2022年度現在で、在園している児童が全て卒園する2027年度末(2028年3月31日)で廃園にする方針案が出ています。

 16回の説明会を終えました。("第1回目"は10/9~10/30の間に8回開催。 引き続きの開催を求める意見もあったので”第2回目”は、11/13~12/5に8回に開催)
会議録によると、"第2回目"の説明会では、西岡市長から5点、発言がありました。市民説明会市長挨拶(小金井市HP)からざっくり概要を説明。

1 「廃園」が唐突との声について
ある程度説明できる準備を整えてからとなるため、「唐突」という印象を与えることとなってしまい申し訳ない。

2 「公立保育園を減らしてそのお金を庁舎建設に充てるのではないか」などについて
そのような考えは一切ない。保育園も庁舎も小金井市政の大きな課題。それぞれ検討・準備を重ねてきた結果、同じ時期になった

3 いまある公共施設をすべて維持した場合、 1,497億円かかる試算。予算のことは切り離せない。
小金井市の保育事業は公民のベストミックスによって支えられてきた。民間には人材確保や財源確保に優位性があるなか、「選択と集中」という視点から、将来を見据えた判断。

4 「跡地利用」について
売却という考えはない。 今後、検討していきたい。

5「保育の質」について
2020年3月にすこやか保育ビジョンを策定した。保育の質の向上に向けた取組はを強力に進めていく覚悟がある。人材確保が困難で、公立保育園で経験を積んだ職員に、保育園での新たな取り組みなど、小金井市の保育全体に関わる新たな取り組みを担ってもらうことで、保育サービス、保育の質の向上を目指す。「幼保小連携」も、教育委員会と連携しながら、 全力で取り組んでいきたい。

保育園を廃園とすることは、大変苦しい決断でもあり、現在在籍している方、保育 園を卒園された方、近隣にお住まいで今まで保育園の運営にご協力をいただいてきた 方、様々なご意見を頂戴しています。

 とのこと。説明会の中では、引き続きの開催を望む声もあったけれど、市長は「小金井市として判断をさせていただく時期にきている」とも答弁しています。
 市議会の委員会の中で、判断をするのはいつなのか?という質問もしましたが、「判断する時期も含めて検討している段階」という答弁のみでした。
 このはっきりしない感が残念に思います。

  説明会は有意義な場ですが、これをずっと続けていく訳にもいかないと考えます。議員提案条例の「公立保育園の在り方検討委員会設置条例」も審査中ですが、何か議論できる場を設けた方が良いのではないか、と考えています。
  今の状況で、市議会に「小金井市立保育園条例の一部を改正する条例」などを上程されても、厳しいです。

その他、
”小金井市学校給食の指針”の事務的改定は鋭意作業中
私は、三小の学校給食調理業務の予算に賛成したんですが、「”小金井市学校給食の指針”に栄養士1校1人配置」を明記することは事務的に可能である。という答弁がでたことをもっての賛成でした。今年度中にというスケジュールが示されていたので、確認したところ、鋭意作業中のようです。お示しいただけるのを心待ちにしています。

学校施設での省エネ、創エネの取り組みを
気候非常事態宣言により、子どもに環境教育をするだけではなく、オトナが取り組みを進めることも大切。学校施設での省エネ、創エネの取り組みを強化するように要望しました。

子育て支援は現金給付を
18歳以下の子どもへの10万円給付。原則クーポン給付だけど、現金給付も可能。という見解を、岸田首相が示しました。自治体で判断できる案件ですので、必要な支出に柔軟に対応できる現金給付が良いと考える、と見解を述べておきました。


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2021年1月1日、小金井市気候非常事態宣言&市役所本庁舎、西庁舎は再エネ100%に!!

2021-12-07 | 市議会(2021年)

一般質問、終わりました。

今回は大きく2項目取り上げました。

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1 はけと野川を壊す道路はいらない!
 動画(Youtube)→前半 後半
(1)東京都が行った環境概況調査(動植物)について 

①結果を把握しているか  
②市民への周知は  
③環境への配慮について市で分析を行おう
(2)都市計画マスタープランについて 動画(Youtube)はここから
①中間報告(案)のパブリックコメント後、都市計画道路の記述はどう変わったのか
②2020年5月に提出した西岡市長の要望書の内容を満たしているのか
③今後のスケジュールは

2 気候危機対策はまったなし! 動画(Youtube)はここから
(1)小金井市気候非常事態宣言(案)はパブコメ後、どう変わったのか

(2)市役所本庁舎及び西庁舎の再生可能エネルギー100%電力の導入の検討状況は
(3)教育長連名での宣言はおそらく国内初!具体的な取り組みを進めよう

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気候危機対策はまったなし!の振り返りです。
(はけと野川を壊す道路はいらない!の振り返りはこちら

気候非常事態宣言、パブリックコメントで主に2点が変わる。2022年1月1日の発出予定。
 22人の方からいただいた、延べ47件の意見の検討を経て、気候非常事態宣言が整いました。変更点は主に2点。
1点目は、差し迫った気候危機について、より強い直接的な表現でアピールすべきという意見から、直近のIPCC「地球温暖化に関する評価報告書」から、に記「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない」との文言を引用。
2点目は、「小金井らしさ」を表す表現が不足している、との意見から、”本市の豊な自然”が”小金井市のみどり豊かな自然”という表現に変わりました。
 私も指摘していたことが反映されました。1点目は良いですが、2点目は、もっと具体的に「はけや野川、玉川上水」などもっと具体的に書いていただきたかったな。


(建設環境委員会に示された”小金井市気候非常事態宣言”)

教育長連名の気候非常事態宣言は、おそらく日本初!
 可能な限り国内の気候非常事態宣言を見ましたが、教育長連名はおそらく日本初!です。小金井市の宣言の特徴のひとつが、教育長連名&環境教育に触れられている、ということ。教育長によると、宣言を契機に、ハチドリプロジェクトを始動します(南アメリカに伝わる「ハチドリのひとしずく」というお話から命名)。わたしは、20代後半に知って感銘を受けたお話なので、教育長からこの話題が出て嬉しい驚きでした。
 これはこれで良いとして、オトナも取り組みを強化する必要があります。学校施設の長寿命化を検討する時期なので、これを逃すことなく、省エネ、創エネ、エネルギー効率UPなどの具体的な取り組みを求め続けていきます。

積極的な周知と施策の強化を求める!
 周知方法は、市ホームページ、市報、twitter、プレスリリース。市報特集号や垂れ幕などは検討とのこと。
施策の強化は宣言後は目標値以上の更なる高みを目指して、削減の取組を推進していくことが重要であると考えている、とのこと。

2021年1月1日から、市役所本庁舎&西庁舎の電力が再生可能エネルギー100%に。
 坂井も提案してきた市役所庁舎での再エネ100%!2021年1月1日からです。市公共施設全体の年間総排出量の約2%程度なので、まだまだ、他の公共施設にも広げていくよう取り組みの強化を期待しています。

 

さて。
気候非常事態宣言は2019年から何度も何度も提案(議会で取り上げるたびに、市長答弁が低下していったので、何度も取り上げざるを得なかったのです)庁舎での再エネ導入は2020年から提案してきたことなので、カタチになって良かった。引き続き、気候危機対策は力を入れて取り組んでいきます。

 

 

 

 


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【2021.12.12 内容修正】"市でのしっかりした分析は行わない” 議会答弁をひっくり返す市長見解!? 〜はけと野川を壊す都市計画道路

2021-12-06 | 市議会(2021年)

一般質問、終わりました。

今回は大きく2項目取り上げました。

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1 はけと野川を壊す道路はいらない!
 動画(Youtube)→前半 後半
(1)東京都が行った環境概況調査(動植物)について 

①結果を把握しているか  
②市民への周知は  
③環境への配慮について市で分析を行おう
(2)都市計画マスタープランについて 動画(Youtube)はここから
①中間報告(案)のパブリックコメント後、都市計画道路の記述はどう変わったのか
②2020年5月に提出した西岡市長の要望書の内容を満たしているのか
③今後のスケジュールは

2 気候危機対策はまったなし! 動画(Youtube)はここから
(1)小金井市気候非常事態宣言(案)はパブコメ後、どう変わったのか

(2)市役所本庁舎及び西庁舎の再生可能エネルギー100%電力の導入の検討状況は
(3)教育長連名での宣言はおそらく国内初!具体的な取り組みを進めよう

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今回から、使用した資料(PDF)を坂井公式HPにアップしました。
 都市整備部都市計画課提出資料(都市計画マスタープラン)
 本人提出資料

(今回の本人提出資料は、”見せる”ことより”記録性”を重視したので8ページになりました)

 

まずははけと野川を壊す道路はいらない!の振り返りです。
気候危機対策はまったなし!の振り返りはこちら

現状は、東京都が3・4・11に関する環境概況調査(動植物)を終えたところ。

環境概況調査(動植物)では、すべての動植物にとって道路建設の影響があると考察している。
 坂井は、環境概況調査結果報告書を情報公開請求で手に入れました。考察を読むと、すべての動植物に道路建設の影響があることを示唆しています。知人の環境調査会社の方に結果を見ていただきお話したところ、個別の種への対応で守り切れるものではない。ここの場所を残していくことが大切という結論に至りました。本人提出資料にも考察部分をまとめてますのでご覧ください。

小金井市は、東京都が行った環境概況調査(動植物)の結果の一部を把握している。 
 小金井市は、全28ページの抜粋版の情報提供を受けたそうです。抜粋版は、結果のみで結果から導かれる考察は入っていません。資料全編については、情報提供を受けるための手続きを行っているとのことでした。

 ちなみに、北多摩南部建設事務所のHPに掲載されているのも、考察部分が入っていない抜粋版です。全文載せることが必要と考えます。

「小金井3・4・11だより」について、一定の効果があると評価。市としての周知は行わない。

 

 

「小金井3・4・11だより」について、小金井市としての評価は、”調査範囲、環境調査のあらまし等について記載されている。市民の皆様に周知する方法として、一定の効果があると受け止めており、環境調査の結果について、市としての更なる周知は考えていない”とのこと。
 私としては、「小金井3・4・11だより」には、”すべての動植物にとって道路建設の影響がある”という考察は入っていないので、入れていただきたかったです。道路整備を前提とした発行物は控えていただきたいとも考えています。

環境への配慮について市で分析は行わない。
 2019924日の予算特別委員会で、市長は、「この環境への配慮についての考え方は、市としてもしっかりと分析などしていく必要はあると考えております。」と答弁したので、有言実行を求めました。
 すると、今回は、「東京都から示される様々な技術的な方策については、市としても十分な確認や理解が必要。東京都から示される保全対策に注視し、必要に応じて要望などの対応していきたい」という答弁になりました。

 今回の一般質問で、いちばん理解できなかった答弁です。予算審査の際は、「市としてもしっかりと分析」としていたのに、今は「都に示されたものに対する確認と理解」に置き換わりました。 
 議会答弁の信頼にも関わると思うので、質問し直しましたが、「分析する」という答弁はでませんでした。

パブリックコメント後の都市計画マスタープラン、優先整備2路線も含む表現になっている
 都市計画道路の整備方針の中に「今後、長期間にわたり事業化する時期が未定の広域幹線道路及び幹線道路については、社会経済状況及び地域のまちづくりの変化などを踏まえ、東京都及び関係市と連携して都市計画道路の検証を行い、見直すべきものは見直すとともに、必要に応じて、市は課題解決に向けた対応を東京都に要望します。」とあるんですが、この表現の中に、優先整備2路線も含むということでした。
  もう少し、わかりやすく書いてもらえると理解が進むのですが。

【2021年12月12日追記】市民の方からご指摘いただき自己が答弁を捉え違えていることに気づかされましたので、”見え消し”にしました。ご指摘いただいたことからの振り返りは現時点では、都市計画マスタープランに”はけと野川を壊す”2路線の道路は含まれていない!?←坂井ブログ)で。


 都市計画マスタープランに関しては、市議会全員協議会でも協議していくことになるので、またその時に確認していきます。

 

 


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