坂井えつ子の市議会ホーコク

2015年補選で初当選。2021年本選で三選致しました。市議会ホーコクや日々のことを発信しています。

11月27日投開票 小金井市長選に対する見解  

2022-11-18 | 小金井市長選挙

 本来であれば、来年202312月に任期満了による市長選が行われる予定でしたが、1014日の西岡市長辞職により、1120日告示27日投開票で市長選挙(と市議会議員補欠選挙)が行われます。

 西岡市長辞職の概略については、坂井ブログにまとめています。
 10月7日 
市長の専決処分を議会は不承認に/西岡市長、辞職。
 ●10月12日 
西岡市長から”専決処分が不承認になったことに対する措置”が”議会に報告”される~10/12 am10時すぎ

■■■市長選の構図■■■

10月14日に辞職した西岡真一郎さんは、10月7日本会議後、新聞記者に対して”次の市長選には出馬しない"旨、発言をしています。11月17日時点で立候補の表明をしているのは、11月2日に小金井市議を辞職した白井とおるさんです。

直近の新聞報道では、
 自民党は意見集約ができずに候補者擁立を断念した
 共産党北多摩中部地区委員長の小泉たみじさんが立候補の準備を進めている
とあります。

■■■市長選に対する見解 ■■■

 坂井が11月16日時点で固めていた見解は以下の通りです。
 
 小金井市政の重要課題で、市長選の争点は3つあると考えています。はけと野川をこわす都市計画道路、新庁舎建設と“公立保育園の廃園条例“です。

◆ はけと野川をこわす都市計画道路
 坂井が当選してからこれまで11回、市議会から東京都に見直しを求める意見書などを送り続けてきました。そして、2021年の都議会議員選挙では、道路計画に反対する漢人都議を送り出すことができました。今度は市長を送り出すことで、「中止・見直し」の意思を示せるチャンスです。白井とおるさんが、はけと野川をこわす道路計画について「中止・見直し」を明言されている点は評価しています。

◆ 新庁舎建設
 白井とおるさんは「庁舎&福祉会館の早期建設〜財政的課題もクリアした上で、早期建設に向けて動く。」とあります。坂井がこれまで、設計が終わったのに工事に入れない大きな要因として取り上げてきた「16人の議員」に白井とおるさんは入っていました。 「議員としての責任や財政に対する見通し」について、重要な局面で私と判断が異なった点は、市政に対するスタンスの大きな違いであると捉えています。

◆ “公立保育園の廃園条例”
 白井とおるさんは「専決処分の廃園条例は速やかに条例改正(廃園前に戻す)、および廃園ありきの方針の撤回」としています。坂井は専決処分を不承認としましたので、議会の権能を取り戻すためには、市長か市議会が条例を提案することが必要だと考えています。

 議員は、時に時間がない中でも重要な判断を迫られます。
 新庁舎建設という重要課題における判断の違いは、坂井えつ子という議員にとって重要でぬぐい切れるものではありません。全面的に支持する訳にはまいりませんが、誰がなっても大変な小金井市長への立候補を決意された白井とおるさんの決意も重く受け止めていますし、これまで議会において「プロセス」を重視されていた白井とおるさんの今後4年間の市政運営に期待しています。 
 私は、市議会において是々非々で臨み、待ったなし!の気候危機対策や、社会的に弱い立場に立たされてしまう方への福祉・人権への政策にこそ力を入れて取り組んでいただけるよう力を尽くしてまいります。

2022年11月16日
小金井市議会議員 坂井えつ子

 

 

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意見書&決議をピックアップ〜はけと野川をこわす道路はいらない/マイナンバーカードに性別記載欄はいらない/目指せ!脱炭素社会

2020-03-25 | 小金井市長選挙

今回、ピックアップするのは”はけ”と野川をこわす道路3・4・11号線に関する意見書と決議。坂井発信の意見書2つです。

 

”はけ”と野川をこわす道路については、進め方も適切ではないですし、第四次事業化計画から外れるまで、事実上の”計画廃止”になるまで取り組み続ける覚悟です。

 

 

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ほか、坂井発信の意見書は2つ。賛否の構成見ていると、他の議会でも可決できそう。

マイナンバーカードの性別表記は、リアルに切実に困っている人がいるって声を聞いて、地方議会からできることは「国への意見書」だ!と思い提案。

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こちらも坂井発信。賛成多数で可決!

 

 

 

 

 


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視覚障がい以外の身体障がいのある方にも移動支援を利用できるように対応を!〜予算特別委員会2日目

2020-03-17 | 小金井市長選挙

予算特別委員会2日目です。

端的にいうと、
1 視覚障がい以外の身体障がいのある方にも移動支援が使えるような制度変更がありそう

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概要を説明していくと、、

資料で移動支援費の支給対象についてを出していただきました。移動支援(地域生活支援事業)の実施主体は市町村で、対象者は障害者等、市町村が外出時に移動の支援が必要と認めた者となってい増す。つまりは、自治体の裁量に委ねられているのです。小金井市を含む近隣各市では、知的障がい、精神障がいのある方は対象になっていて、身体障害者手帳所持者にかかる要件に違いがあります。小金井市では視覚障がい者に限定されていて、他の身体障がいのある方は対象外です。

ちなみに、厚生文教委員会には、”視覚障がい以外の身体障がいのある方にも移動支援が使えるように”という趣旨を含む陳情書が提出されていて、継続審査をしているところです。
陳情趣旨はごもっともなので、移動支援の対象を拡大するよう、質問しました。

 

坂井が質問した時には、”検討する”という答弁。つまりは、行政的には前向きに考えていきますという内容なのですが、坂井が質問した後に同じ趣旨の質問をした議員に対して、”対応するような方向で検討させていただきたい”と、より明確に前向きな答弁になりました。

同じ日の同じ委員会内で、合計4人ほどの議員が同じ質問をしてたので、”フツウ”は同じ答弁になるはずなんだけれど、最後の答弁が一番良かったってのはどういうことかなぁ。と思っていて。つまりは質問を重ねていったことで、事の重大さを受け止めた行政が、より明確に前向きな答弁をしたいう理解で良いんですよね。諦めずにガンガン質問していこう!ってことと理解しました。必要なことは粘り強く質問していきます。

 

ちなみに、2020年度の当初予算としては、移動支援費の単価アップが計上されています。昨年、市内9事業所からの連名で単価増を望む要望書が提出されていたことも契機となったのでしょう。

 

 

当事者の声は、切実ゆえに説得力が増します。

 


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12月8日投開票 小金井市長選に対する見解  

2019-11-24 | 小金井市長選挙

 12月8日は小金井市長選挙の投開票日です。市長選は、市民が、これからのまちづくりを考え、意思表示する大切な機会です。

◆市長選の構図

 11月24日現在、現市長の西岡真一郎さん、自民党の市議だった河野律子さんと、共産党の市議だった森戸洋子さんが正式に立候補を表明しています。

◆市長選に対する見解  

 私が、初当選させていただいたのは4年前の市長選に伴う市議補選でした。以降、市政に対し是々非々で臨んでいますが、西岡市長の政策意志を読み取るのが困難なため、もどかしい場面が多々あります。私が、いま最も問題視しているのは、学校給食の調理業務をすべて民間委託するという方針です。給食の質や小金井らしさを守るビジョンを示さないまま、直営ゼロを打ち出すような政策形成はあり得ません。    

 一方で、評価していることもあります。来年秋ごろをめざしての「同性パートナーシップ制度導入」、気候変動に対して、「気候非常事態宣言を積極的に受け止めている」「Co2削減を強力に推進する」としていること。2019年度の非常勤職員への待遇改善や、チェルノブイリ事故以降、市民が行っている食品の放射能測定について、老朽化した測定器を30年ぶりに更新したことなど、いずれも市長判断があったからこそ実現しました。  

 そして、“はけ”と野川をこわす都市計画道路について、現職市長として“反対”の意向を示したことは小金井のまちづくりにとって極めて重要です。また、西岡市長は「婦人相談員は、次年度から1名、有資格者の正規職員を配置する」と明言しました。 いずれも、 時間を要しましたが、ここ数年にわたって市民や議員が訴え続けてきたことがやっと伝わったと理解しています。

 まだまだ道半ばですが、現市長は、「市民との対話」や「市議会との合意形成」による開かれた市政運営を掲げています。12月の市長選で求められることは、市民の力を合わせ、かつての閉塞した市政に逆戻りさせないことです。

 全面的に支持することはできませんが、次の4年間も西岡真一郎さんの市政運営に期待し、環境や人権に関する更なる取組みを求めます。私は、誰もが自分らしく暮らせる小金井をめざし、今後も是々非々で臨んでいきます。

2019年11月24日
小金井市議会議員 坂井えつ子


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