坂井えつ子の市議会ホーコク

2015年補選で初当選。2021年本選で三選致しました。市議会ホーコクや日々のことを発信しています。

【視察ホーコク】公共交通のデザインは、すなわち ○○○○○ なのだ!!〜多摩市

2024-04-24 | 視察

建設環境委員会の視察で、多摩市に伺いました。
テーマは「地域公共交通計画・交通マスタープラン」

 

公共交通をデザインするということは、すなわちまちづくりである。
 ご説明の通りと思います。公共交通を考えていくと、つまるところ、福祉、地域商店、観光などなど、どのようなまちづくりをしていくのかにつながるお話なので、ビジョンを持つことが大切。坂井視点は「移動は権利」。行きたい時に、行きたいところに、移動できるのは人権。福祉とかユニバーサルデザインの視点を持って取り組んでいきたい課題です。
 多摩市は、高低差があるまちなので平面的にみてもわからない移動の困難さがあるとのこと。乗合タクシーは、全国的に見ても乗合率が上がらないので、別の形で、個人のニーズに応じた交通の検討も必要とのことでした。

 

市民のニーズ調査 アンケート調査 現状調査!

多摩市交通マスタープランの冊子の分厚さが写真では伝え切れないんですが、そして全355ページのうち、計画部分はP82まで。以降はすべて資料編で調査結果などが掲載されています。計画策定に向けた調査を密に重ねてきたことがよくわかりました。

 

 

視察先の状況を調べている女性議員比率。多摩市議会は議員定数26のところ女性は11人、女性議員比率は42.3%でした。

 


こぼれ話。

聖蹟桜ヶ丘駅経由で伺ったんですが、そうです。「耳をすませば」のまち。駅前にはファンの方が作ったというポスト(郵便物は投函できません)があります。


「耳すま」、アオハルの象徴みたいな作品ですよね。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【視察ホーコク】 「ムトス」? 市の最上位概念は「環境文化都市」〜飯田市

2024-04-19 | 視察

建設環境委員会の視察で、飯田市に伺いました。
テーマは「地域環境権」と地域公共再生可能エネルギー活用事業・環境モデル都市の取り組み

 

「結い」と「ムトス」

 飯田市の語源は「結い田」とも言われていて、人々がつながり合い、互いに助け合ってひとつのことを成し遂げる仕組みのことを「結い」としています。 
 で。ムトスとは。〜しようとするという意味の飯田の地域づくりの合言葉。行動への意思や意欲を表す言葉だそうです。

 飯田市には自治基本条例もあるんですよね。
 市内20 数カ所に分かれているごとにまちづくり委員会があり地域ごとに基本構想を持っているという、すごいまちです。

 

「環境文化都市」が市の最上位概念!(環境と文化の都市という意味ではない)

「環境文化都市」とは、環境への取組や意識が人々の文化になることを目指している、市の最上位概念!素晴らしいなぁと思ってお話を聞いていました。
 すべての施策を行う基礎的な環境が地球ですが、あまりに人間中心な生活を続けてきてしまったのではないかと。環境、気候危機対策が最優先課題だと坂井は考えているのでとても共感しました。

 

飯田市民は「地域環境権」を有すると条例に規定。

 飯田市民は、再生可能エネルギー資源を利用し、調和的な生活環境の下に生存する権利を有する。と規定しています。
  大企業によるメガソーラなど大手資本が地域の資源を活用するのではなく、お日さまのエネルギーや森林、河川は地域や市民生活に密接な関わりを持つモノなので、再エネと住民自治をつないでいくという狙いもあり。
 事例としては、市所有の施設に、地域自治会が太陽光パネルを設置し、売電収入の使い方や設置費用の返済などを考えて行く。など。地域発信の提案を事業者や市がサポートする形で取り組みが進められています。

取り組みが進んだ背景には、このような経緯と高い住民自治力があったからなんだと納得。
小金井でも脱炭素の取り組みとあと、地域と市民をもっとつなげる仕組み必要ですね。ムトス!


水引の産地でもある飯田。議場にはとても大きな水引!

おなじみの坂井調べ。飯田市議会の定数23のうち女性は2人、女性議員比率は8.7%です。

 

最後に。視察後、帰りのバスに乗るまで時間があったので近くにあった「りんご並木のエコハウス」の見学に行きました。

 

晴れの日も、雨の日も、風の日も エコハウスは毎日が快適ライフ
自然エネルギーを上手に活用した住宅。

小金井市内にある環境楽習館(環境配慮住宅型研修施設)は、当初、雨デモ風デモハウスと呼ばれていました。施設の目指すところは同じなので、とても親近感があり。環境楽習館にあるペレットストーブはもはや使用できなくなりオブジェ化しているようですが、りんご並木のエコハウスにあるペレットストーブは現役だそう!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【視察ホーコク】驚異の自治会加入率90%!?市民と、地域とともに脱炭素!〜岡崎市

2024-04-18 | 視察

建設環境委員会の視察で、岡崎市に伺いました。
テーマは脱炭素先行地域の取組について(どうする脱炭素?岡崎城下からはじまる、省エネ・創エネ・畜エネ・調エネのまちづくり)


驚異の自治会加入率90%
 気候危機対策は、行政だけではなく市民も共に取り組むことで進んでいくものだというのが坂井の考えですが、岡崎市の特徴のひとつが自治会加入率の高さで約90%!小金井市では30~40%くらいなので倍以上!です。

 自治会加入率の高さの背景には、古くからの城下町ということ、新しい方も受け入れる風土がある。賃貸物件でも、不動産屋が紹介していているので活動はせずとも加入している方もいるとのお話もあり。
 加入率の高さゆえに、横のつながりで口コミで情報が伝わっていく。7町・広域連合会との連携で、戦略地区内での取り組みが進められる、民間事業者とも協定を結びイベントも協力しながら取り組んでいく…と地域のつながりが強みになるというのを改めて認識しました。

休日は市民や観光客とカーシェアリング!?
 私が気になった事業のひとつが「公用車をEV(電気自動車)などに変えていく取り組み」・・・小金井市でも庁用車のEV化は取り組んでいるのですが、考えが及ばなかったのが「休日は市民や観光客とカーシェアリングする」ということ。
 市の財産を市民と共有する!?ってどんなだろう、とイメージできなかったんですが、公用車の一部にレンタカーを使っている、”わ”ナンバーの車を公用車として使っているってことですね。他の自治体の事例もあるとのことでしたので、調べてみたところ、東京都の自治体でも実践例がありました。個人的にももう少し掘り下げてみたいところ。

 そのほか、市域の60%が森林ということから、剪定枝や伐採木をチップ化して均一にしてからバイオマス発電に。石の産地であることから、岩石蓄熱発電の試みがあったり、地域での資源循環の取り組みが多いのも特徴的だと思いました。

視察を受け入れ、ご対応いただいた職員の皆さまありがとうございました。

あと、視察に伺った先でチェックしている女性議員比率!37名中5名で、13.5%(坂井調べ)でした。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つなこがツーシン78号!!

2024-04-06 | つながる小金井通信

つながる小金井通信78号を発行しました。3月議会のホーコク号です。



坂井公式ホームページでPDFデータがご覧いただけます。→ここ🐔

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4,5月の市議会日程(予定)

2024-04-01 | 閉会中の委員会

小金井市議会は、年4回(3.6.9.12月)に定例会を行っていますが、議会閉会中も委員会や視察などの議会日程が入っています。4,5月の予定をまとめました。

市議会案件以外の日程もあります。坂井で言うと、例えば、浅川清流環境組合議会や土地開発公社評議員会など。あと2024年度の議会報告回実行委員会メンバーになったので、その会議も入っていたり。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする