つながる小金井通信43号を発行しました。
早いもので、任期の前半が経過しました。2年間を振り返るA3特別号です。
坂井えつ子公式HPでPDFがダウンロードできます。(←坂井HPへ飛びます)
ご入用の方には郵送でお届けしていますので、ご連絡ください。
メール:info(a)sakaietsuko.com 電話:090-1796-7652
※ (a)を@に変えてください
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端的にいうと、医療的ケア児とその家族を取り巻く課題として、
情報、お金、教育の機会、支援者が足りていないというお話でした。
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厚生文教委員会に陳情が提出されたこともあり、医療的ケアを必要とする子どもや家族が、地域で学び暮らしていける仕組みを整えるにはどうしたらよいのか、が私の中でも課題になっています。
医療的ケア児と社会課題を考えてみようという勉強会があったので参加してきました。
主催は、アンリーシュさん。医療的ケア児と家族に役立つメディア。
参加者は、医療的ケア児の保護者の方、支援者、議員。保護者の方の声が切実でした。
情報、お金、教育の機会、支援者が足りていないというお話。
私の理解したところだと、
情報…病院から在宅に移行する際、した後の情報が圧倒的に不足している。ネットで情報を探すのがメインとなる。同じ立場の保護者ともつながりにくい。社会との接触も少なくなり、孤独感が強まる。
お金…在宅でのケアに保護者が関わらざるを得ない。一定間隔での医療的ケアが必要なので、仕事が続けられない。よって、収入は減る、途絶える。
常勤で働く母親の雇用率を、いわゆる”健常児”の母親と障がいのある子どもの母親では、後者の方が低い。
教育の機会…保育園や学校で受け入れてもらえない。訪問学級という仕組みもあるが、時間数が少ない。特に地方では家で過ごす医療的ケア児が多い。
支援者…現状を理解できていない人が多いので、理解してもらうところから始める必要がある。
というところでしょうか。個別に聞いた事例もありますが、公にするのは控えます。外出する時間がないとこのような場にも参加できないですし、誰もが積極的に動けるわけじゃないですよね。聞いていると、制度の間もあるようですが、最低限、情報提供と使用できるサービスの整理は必須と思います。
医療的ケアを必要とする子どもはおよそ1万8000人(2016年)。新生児医療の発達もあって、ニーズは増えています。
まずは現状を知ること、何が不足しているかを把握して制度を整えていくことが必要。
最終的には、地域で学び暮らせる体制を整えることで、地域や社会が育つと考えています。差別や偏見ない社会を目指すのであれば、分け隔てない場が必要と考えています。
投票率は48.8%と、過去最低だった1995年の44.52%に続く低さでしたが(小金井市における投票率は56.68%。3年前の参院選60.3%よりダウン)、改憲発議に必要な3分の2は割りました。
また、れいわ新選組公認で障がいのある方が当選したことも画期的です。施策に当事者の声を反映し、社会的障壁をなくしていけるのかが、問われています。
今回、坂井は、特定政党ではなく、議員活動するなかで出会った方等、信頼できる方を応援しました。石川大我さんが当選。ゲイであることをオープンにした方で初の国会議員です。LGBT施策など石川さんの活動に期待しています。
東京選挙区:山岸一生さん(立憲民主党)残念 次点でした。
全国比例:佐藤かおりさん(立憲民主党)残念
仲村みおさん(社民党)残念
石川大我さん(立憲民主党) 当選
小金井市の新庁舎と(仮称)新福祉会館は、複合で建設するということで基本設計にはいっています。他の自治体の庁舎を見ておこうという呼びかけがあったので、都合のついた3人で出かけてきました。
1か所目:千葉県習志野市役所 小金井市と同じ佐藤総合計画さんが設計。
基本設計の概要版:習志野市新庁舎等基本設計【概要版】(PDF:10,319KB) (←習志野市役所HP内PDFへ)
敷地内に、消防庁舎を建設する予定で、市庁舎と消防庁舎はL字型に配置。広場を建物が見守るような計画にしているということ。小金井も、庁舎と福祉会館はL字型の配置にすることが提案されています。
庁舎案内の動画:まるっとわかる新庁舎(なるほど習志野:H29年5月号)(←Youtubeへ)
習志野は子どもから大人まで音楽に親しむまちということで、ナラシド♪というご当地キャラがいたり、
庁舎すぐ横には、♪ハミングロード♪がありました。
議会施設は5、6階。
傍聴席は6階。議場を囲むように展望ギャラリーが配置されています。ガラス張りなので、眺望が良い。
そのほかに実際に出掛けたからきづいたこと2点ピックアップ。
ひとつめ)入口正面に市役所からのお知らせ、本日開催の会議ご案内、庁舎売店・食堂からのお知らせを掲示しています。特に、会議の案内は「イイね」と思います。
ふたつめ)総合案内のほかに、タッチパネル式の案内がありました。
2か所目: 今年1月15日に開庁したばかりの渋谷区役所。
しぶや区ニュース 2018年3月23日 新庁舎特集号(←渋谷区役所HP内PDFへ)
正面の建物が渋谷区役所。15階建て。
1階総合受付。庁舎というより、オフィスビルの受付のような雰囲気。
最上階は多目的スペース スペース428
多目的スペースを最上階におくという発想がなかったので驚きました。
議会スペースは13、14階。
傍聴席13階部分は、ガラス張りで2室。ベビーベッドがあったり、車椅子が置いてあったり。14階廊下と議場は壁でなくガラスで区切られています。
習志野も渋谷も、子育て関係と教育委員会が同じフロアに配置されていたのが印象に残っているのと、環境への配慮に注目しています。習志野庁舎には、雨水貯留層があったり、トイレ洗浄水には雨水利用していたり。渋谷区役所は、CASBEE(建設環境総合性能評価)Sランク…最高ランクを取得しているんですね。ふむ。
厚生文教委員会メンバー&担当課長で、桜町にある児童発達支援More(←MoreさんHPへ)の見学に伺いました。訪問看護をしているなかで、未就学児で医療的ケアを必要とする子どもの行き先がないことを目の当たりにしたことから、自ら施設を立ち上げた、とのこと。
看護師によるケア、理学療法士によるリハビリ…医療ケアを必要とするお子さんのケア・リハビリを主治医などの連携の下、療育の中で行っておられます。
子どもにとっての幸せとは?多様性ある地域社会とは??私にとって、課題となっているテーマでもあり、とても考えさせられました。
現場の声を聞かないとわからないことってありますね。快く受け入れてくださりありがとうございました。