佐渡の翼

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割烹「中嶋」のお料理の数々    投稿者:佐渡の翼

2015年06月25日 04時27分28秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

先付は、「白菜と蕪の酢漬け、牡蠣、鮑、蛸の柔らか煮、お野菜の白和え(柿入り)」である。いずれも旬の食材を使用した調理法で大変に美味しい!次いで煮椀は「スッポンの甲の部分の包み焼と栗麩のみぞれ仕立て」で、白い粒粒は自然薯である。一番上には木葱が乗っている。御造りは、京都の伊根産の中トロ、九州産のくえ、鯖のきずし、すみ烏賊である。ウィキペデイアに寄れば、「きずし(生寿司、生鮨)とは、青魚を塩締めにしたもので、使用する魚は概ね鯖であるが鰆など他の魚を用いる場合もある。鯖の場合はしめさばと類似する。概ね西日本できずし、東日本でしめさばと言うようである。ただ、西日本の「きずし」は東日本の「しめさば」とは酢の浸かり具合に差があり、西日本の「きずし」は酢の浸かりが深く、何もつけずにそのままで食べるのが一般的であるのに対し、東日本の「しめさば」は浸かりが浅く、わさび醤油または生姜醤油で食す」とある。中嶋の御主人は醤油を付けずに食べろとおっしゃったので、このお店のきずしは関西風なのだろう。

焼き物は鰈の「はぶて焼き」。はぶて焼きとはウィキペデイアに寄れば「広島県の郷土料理で、煮魚を焼いた料理で「嫁のはぶて焼き」とも呼ばれる。身が柔らかくなっているので、それを上手く焼くにはコツがいる。料理経験が少ない若い嫁にとって上手く焼くのは難しく、失敗して「はぶてる」(広島弁で「ふくれっ面になる」の意)ことからこう称されるようになった」のだそうだ。この文言をそっくりそのまま印刷した紙片を、いちいち説明するのが面倒なのかどうか知らぬが、板さんは料理と一緒にそれをカウンターの上に置いた。はぶて焼きの付け合わせは今が旬の、真ん中が空洞になった堀川牛蒡、蓮根、赤ピーマンである。

揚げ物は、海老真薯と舞茸の天麩羅で塩味が付いていた。次いで中休みに、ずわい蟹、畑のキャビアとも称されるトンブリ、エノキダケ、ほうれん草の酢の物が運ばれて来た。コースの最後は蒸し物(トップ画像)で、トロ湯葉の下には鯛、銀杏、百合根が隠されており、表面には京人参、隠元などをあしらい、トロミの餡の中の白い粒粒は雑穀のヒエだそうだ。蒸し物の後はするいめ烏賊の胆を練り込んだ烏賊の塩辛が出され、お食事は昆布締めしたひらまさの胡麻だれ茶漬けである。デザートは蜜柑のシャーベットとラフランスの洋梨であった。ぴったりと1時間でコース料理を食べ終えた筆者は、お酒と税サ込のお代16,599円をカードで支払い、このお店を後にした。

先付三種盛り

白菜と蕪

鮑・牡蠣・蛸

白和え

煮椀

御造り4種盛り



くえ

鯖のきずし

すみ烏賊

鮪は京都の伊根産

鰈のはぶて焼き

はぶて焼きの能書き

揚げ物

酢の物

烏賊の塩辛

胡麻だれ茶漬け

香の物

デザート、前ボケが大きくなり過ぎたので、絞り優先モードにし、F値を3に上げて被写界深度を深目にしてから撮影し直せば良かったと思う。



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