佐渡の翼

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越後屋八十吉     投稿者:メシュラン覆面調査員

2010年07月05日 06時00分23秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記
昨年の12月下旬のとある日、僕は銀座4丁目、丁度歌舞伎座の隣にある、炭火焼干物食堂「越後屋八十吉」にお邪魔した。開店は午前11時だが、僕は11時14分頃にお店に到着した。先客は皆無!店内には6席ほどのカウンター席以外に奥の方に4人掛けのテーブル席が幾つかあった。2階と3階にもテーブル席があるようだった。店に入ると、まずいきなり注文お会計を済ませる方式。まるで観光地の食堂のようだ。ちょっと銀座らしくないが、これも客の回転を良くするための方法なのだろう。メニューは店外に掲示されているが、全国から取り寄せた様々な魚介を使用した干物を炙り、それにご飯、漬物、味噌汁を付けた干物定食のみ。実にシンプルで分かりやすい。店員さんは、旬はめばると寒鰤ですと言ったが、僕は関サバの開き定食(1200円)を注文した。

店の入り口の横の所に魚の焼き台がある。通りに面したオープンキッチン形式だ。鉄製の網の下には備長炭が燃えており、ここに魚の干物を乗せてじっくりと焼き上げる。焼き方はこの道何十年のベテランのようだ。待つこと11分ほどで定食が完成した。まるで築地場内食堂で出される定食のようだが、味もまた素朴で実に美味しかった。大分から直送した関サバは脂が乗り、更に干物にすると、この旨みが一挙に凝縮されるため、えも言われぬ美味さに仕上がる。ご飯と味噌汁がこれまた美味いのだ!

食べ終わるまでの20分間に、常連らしきおじさんが二人とおばさん二人組みが客として来ただけ。無論、めかしこんだデートカップルなどは来なかった。



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