最近、佐渡の翼教の教祖様を盛んに中傷していた輩が、教祖様に一度でいいからお目にかかりたいと言い出してきた。中傷相手にラブコールを送るとは一体どういう心理状態なのだろうか?可愛さ余って憎さ百倍なのかそれとも憎まれっ子世にはばかるなのか?ま、いずれにしても教祖様のご尊顔を拝したいと願う人々が増えているのは間違いがない。これだけもてもての教祖様である、佐渡でも東京でも女性信者がほおってはおかないだろう。
さて、2月上旬のとある日、筆者は、あらかじめ予約した上で、ANAインターコンチネンタルホテル内にあるミシュラン★★のフレンチレストラン、「ピエール・ガニェール」を訪ねてみた。午前11時半丁度に36階にあるこのレストランに到着した。すると、夏目漱石ばりの巻きひげを生やしたフランス人支配人氏が現れ、新宿御苑、パークハイアット東京、NTTドコモビルなどを見渡せる、窓際にしつらえられた一人席へと案内してくれた。ほどなくして筆者の右隣席に30代後半とおぼしき夫婦が着席した。奥さんは開口一番「どうして、こんな入り口に近い席にしちゃったんだろうね。奥の方の席にしてくれればいいのに。舐められたもんだ」と愚痴をこぼした。確かに巻きひげ支配人氏が客を先導するたびに、その姿が目に入るため、やや落ち着かないが、眺望は抜群である。筆者は、前菜、メイン、デザートから成る「レ・セゾン」と言うコースを選んだ。
アミューズは、ツナとマスカルポーネ、生姜風味クッキー、黒ビールとウイスキーとメープルシロップで作製したゼリー、ヘーゼルナッツの4種類。いずれも手が込んでいて大変美味しい!パンは自家製パンを含めて4種類供されたが、いつものミルクパンだけを食べて終了。前菜は、少量づつ5種類が出てきた。一品のお料理に複数の皿が供されるのがこのレストランの特徴だ。真ん中に、「菊いもの磨り潰し、鶉(うずら)のポーチドエッグ、カカオソース」が置かれ、その右隣に、「カジキマグロハムとたらば蟹」、左隣に「人参のロワイヤル、甘エビのタルタル」が置かれた。そして東南アジア系のウエイター氏はそれらの上に「和牛肉のポアレ、柚子胡椒風味のリコッタ」と「バターナッツのアイスクリーム」を置いた。お料理の味について細々述べても退屈するだけなので、これらはまとめて美味しい!とだけ言っておこう。メインには魚料理を選んだ。メニューには様々なごたくを並べてあるが、早い話が「黒ムツのソテー」と「黒ムツの燻製を煮戻した物」である。ややバター味がしつこいが、それなりに美味しかった。デザートは3種類!これでもかと言うくらい出てきたが、週に1回の甘味である、全量を食べた。最後に紅茶を飲み干して終了。お代は6599円!カードで支払うと、支配人氏が流暢な日本語で「ANAマイレージカードとかお持ちでしょうか?」と問うてきた。すると右隣席にいたご主人が「しまったマイレージカードを忘れてきた」と小声でつぶやいた。筆者は「マイレージなんて、そんなもの貯めてどうするのか?」とつぶやきそうになったが、彼女と二人で海外旅行をする時に役立つかもしれないなと思い直し、そっとカードを財布に収めた。
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